2015年7月1日水曜日

初音ミク「桜の雨」 VS音楽の先生

 知らない人は全く知らないと思いますけど、初音ミクのオリジナルに「桜の雨」という有名な?、卒業ソングがあります。とりあえず貼り付けますね。



 で、この楽曲が映画化されるそうです。ネット記事をそのまま引用させていただきますと。

 人気ボーカロイド曲「桜ノ雨」が実写映画化され、年内に公開予定であることがわかった。同曲は、2008年にhalyosy氏が、「ニコニコ動画」で発表し、初音ミクが歌う卒業ソングとして人気に火がついた。
 同曲の関連動画再生数は、2500万超を記録。さらに、ファン有志により合唱を披露する企画がスタートし、09年、10年春と合わせて200を越える中高校の卒業式で合唱されるなど話題となった。
 実写映画は、12年に刊行された小説版を基に制作される。halyosy氏が原作・原案として参加し、VOCALOIDキャラが通う学園の合唱部を舞台に展開。女子高生の未来(ミク)や、鈴(リン)、蓮(レン)などが登場する青春群像劇になるという。 (引用終わり)

 詳しい話は、全然出てきませんので、分かりませんけど、そういうことのようです。

 ただ、この曲のブームは過去のことになりつつあって、最近の卒業式で歌ったという話は、あまり聞きません。そもそも2年間で200校って多かったんでしょうか?
 で、ここにきての映画化ですから、余程キャスティングに凝らないとヒットも難しいのではないかと思います。

 さて、卒業式で歌いたい曲を決める時、最大の障壁になるのが、昔も今も音楽教師のようですね。
 僕が中学生の時も、昼の放送で、放送委員が流行の歌を流すと職員室から音楽教師が怒鳴り込んできて、強制的終了させられたりして。今となっては,笑い話ですが、僕の中学って「レッドツェッペリン」はアウトでも「クイーン」はスルーだったんですよ。

 で、この曲も、歌う・歌わせないで、もめたという話が当時の各コメントに出ています。教師VSボカロファンVSアンチボカロの三つ巴の戦いだったようです。
  しかし、「初音ミクだから歌いたい」、とか「初音ミクだからダメ」というのは、本当はおかしな話で、実際歌うのは、卒業式で卒業生が歌うのですから、その場面をイメージして考えなければならないのに、まるで、ミクが学校に来るかのような議論になってるんですよw

 でも、この曲ってそんなにムキになって歌いたくなるほどの良い歌なのかなって思うんです。いかにも中学生ウケを狙ったような歌詞とかも、僕がこの曲に今ひとつ好感できないところなんですよ。ボカロ使って発表すればウケるだろうって感じで・・・。
 まあ、それはひねくれた大人の見方で、純粋な中学生には、素敵な卒業ソングに聞こえるのでしょう。

 合唱曲は、こんな感じです。お手本のデモ合唱でしょうか。


 合唱部でもない一般の中高生がここまで歌うことは難しいと思いますが、いろいろな学校で合唱しているテイクを聴いているうちに、それなりに感動している自分に気がつきました。

 卒業式の合唱で、聴衆が感動するのは、歌にでなく、一生懸命歌っている君たちに、だったんですよね。

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