2021年2月27日土曜日

Eテレドラマ「ハルカの光」黒島結菜:第3話 ~ユーモア&ペーソス~

 第3話は、いきなりの「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲をバックに、ボクサー「左京」のトレーニングシーンから始まった。ブログを読む時のBGMにどうぞ。

白黒映像なので、きっと回想シーンなんだろう。試合開始のゴングからのノックアウト勝ち。リングに上がった黒島結菜さんのマイクパフォーマンス。両手持ちはあざといの基本だ。黒島結菜は、何をやっても可愛い。

・・・からのカメラ目線?番宣?!

で、映画「ロッキー」のロゴに似せた。「ハルカの光」のタイトルロール。

何だこりゃ。回想じゃ無くって、ただの妄想じゃないか。しかも、ロッキーへのオマージュと云うより完全にパロディーだ。もう何でもアリ。前話のピタゴラスイッチだって、ただ、やりたいからやっただけなんだろう。お金と時間をかけて遊べるんだから、作っている側は楽しくて仕方ないに違いない。

「駿河太郎」さん演じる「左京」は、元日本チャンピオンという設定だ。そして、ドラマで紹介されていた、ロッキーが午前4時に起きて、生卵を5個飲むシーンがこれだ。きっと制作スタッフの誰かが、この動画を見つけたんだろう。

このシーン、日本では、醤油が欲しいなぁ、程度のインパクトだが、卵を生で食べるのは、新鮮で衛生的な卵が流通している日本だけの風習なんだそうだ。外国では、これは野蛮で命知らずな行為であり、スタローンは、この撮影が危険であるという理由で特別手当を要求したらしい。

イサム・ノグチ氏は、アメリカの彫刻家で日本人とアメリカ人のハーフ。戦時中は混血児ということで、母国アメリカと日系人社会の双方から弾圧を受けたとあった。

ドラマで紹介された「あかり (Akari)」シリーズは、岐阜提灯とのコラボで誕生した「光の彫刻」だそうだ。っていうか、提灯にしか見えない。現在でも1つ1,2万円ほどで、購入できるようで、本物かニセモノか分からないけど、温泉旅館とか、ちょっと気の利いたホテルの客室などに置いてあるのを見る。本物は、職人さんが竹ひごと和紙を使って1つずつ手作りしているらしい。ならば提灯で良いだろう。

今回も気になる台詞がいくつかあった。

1つ目は、「楽しんで下さい」だろうか。頑張っている人に向かって、頑張っては云わない方が良いというのは、震災当時よく云われたことに思う。僕は「楽しんで下さい」も、この場では合わないと思うし、本当に苦しいときは、何を言われてもツラいはずだ。大切なのは、表面的な言葉でなくって、話し手の思い。気持ちが伝われば言葉なんて何でも良いと思う。まあ、左京は何も頑張って無い男だったから、どんな言葉も意味は為さなかったわけだけど・・・。

「逃げ出したい過去ほど、向き合わざるを得ないときが必ず来る」これは格好いい言葉だ。それから、「元チャンピオンって云ってくれる人は、もういない。だから自分で言うしかない。」この2つは、脚本家を目指している良太郎君には、是非ともメモして欲しい。

「内田滋」さんが演じているのが、ボクシングジムの会長の娘で、トレーナーをしている「愛子」。飾りっ気が全く無いけど、格好いい大人の女性である。愛子の前では、ハルカがヒヨコに見える。

ハルカは、愛子から、プロボクサーは37才になると自動的にライセンスを失う(強制的に引退となる)ことを知らされる。(そうだったんだ)もう一度チャンピオンになるなんて、大嘘だったのだ。

僕的に一番良いなぁと思ったシーンは、愛子の話から左京の正体を知って、幻滅したハルカが耳飾りを外すところ。こういう黒島さんをたくさん見たい。

今回紹介されたもう1つの照明は「吉岡徳仁」氏が制作した「TOFU」(豆腐ってこと?)。吉岡徳仁氏は、名前だけ聴いても、勉強不足の僕にはピンとこなかったけど、東京オリンピックの聖火トーチをデザインした方だった。

TOFUは、四角いアクリル樹脂にLED照明が組み合わされた作品で、格好いいこと此上無い。縁が光っているのは、樹脂の中を光が乱反射しているからだろうか。ネットで検索したら、販売価格が181,500 円とあった。イサム・ノグチが20個買える。メルカリにも何個か出品されていたけど、全てSOLD-OUTだった。

今回は、名作照明とボクサーとの関わりに、ちょっとムリヤリ感があったり、ハルカのお説教がしつこいかなと思ったけど、ドラマとしては一番面白かった。

再起(?)をかけてトレーニングをする左京。ランニングシーンで流れるのは  Queenの「We Will Rock You」だ。Queenと云えば「We Are The Champions」だろうが、元チャンピオンというプライドを捨て去った左京には相応しくないだろう。「We Will Rock You」は訳すと「やってやろうじゃねぇか」だ。イサム・ノグチの反骨精神ともつながってくる。素晴らしい選曲だ。

今回のオチは、ハルカたちが、左京の現役最後のスパーリングに招待(?)されたこと。でも、試合でも無いし、公開スパーリングでも無い、ただの練習。しかも、ジム内で見学はできないから、隣のビルの屋上から眺めるだけ。元日本チャンピオンのあまりにも寂しすぎる引退のシーンだった。スパーリングをちらりと見た愛子の表情が、なんともイイ。この二人って、そういう関係だったのか?

冒頭のロッキーのパロディとの対比。正にユーモア&ペーソス。

#黒島結菜 #駿河太郎 #ハルカの光 

2021年2月24日水曜日

Eテレドラマ「ハルカの光」第2話 ~「禁断にも程がある」の真意?!~

 ある程度予想してたことではあるが、「ハルカの光」公式ブログがユルい。しかも、頻繁に「アシガール」と云ってる。ってことは、アシガールはNHK的にNGワードでは無いってことか・・・。だからと云って、アシガールを検索したところで、配信停止では話にならない。悲しい。公式ブログって、いったい誰が書いているんだろう。


「ハルカの光」第2話は、「塩見三省」さんが演じる老教授と「渡辺大知」君が演じる良太郎くんの「同性カップル」と、「インゴ・マウラー」氏のテーブルランプ「One from the Heart」の物語でした。

で、いきなりのピタゴラスイッチ始まり。

Eテレの幼児向け番組ですね。名前だけは知っていました。これを聴くと赤ちゃんが泣き止むことで有名なんだそうですよ。でも、何でこの曲なんだろう。壮大な伏線になっているとか。

今回も、「田牧そら」ちゃんの出演があり、嬉しい限り。東北訛りの台詞は難しそうですけど、なかなかのお芝居だったと思います。ハルカの少女時代のエピソードを毎回挟む構成なのようですね。ハルカの過去と、母とのわだかまりが、少しずつ明らかにされてきました。

「インゴ・マウラー」氏は、光の詩人と賞賛されているドイツの照明デザイナーだそうです。一昨年の秋には、日本とドイツで展示会があったそうですけど、その直後にお亡くなりになられたとありました。ドラマで取り上げられたのは、1989年に制作されたハートをデザインしたテーブルランプ「One From The Heart(心からの贈り物)」で、ネットで検索しましたら、12万円ほどで購入できるようです。この番組が始まってから、名作照明の問い合わせが増えているそうですよ。

この照明からは3つのハートが映し出されています。光るハート型のシェード、ミラーによって反射したハートの光、もう1つはミラーに遮られて映し出されるハート形の影です。

良太郎君は可愛いとか素敵とか、教授は斬新なオブジェと云ってましたけど、僕にはSF小説に出てくる火星人に見えちゃうんですよね。まあ、ユニークなデザインであることは確かです。

黒島結菜さん演じるハルカは、店長さんが仕入れてくれたこのランプが、殊の外お気に入りのようで、店長さんの忠告も耳に入りません。黒島さんは、こういった人の話を聞かないキャラをよく演じるんですけど、見ているこっちが、ハラハラしてしまいます。

購入を即決しようとした良太郎君に、教授と相談したほうが・・・と云ったのも、売りたくないからですよね。しかも、2週連続でお客さんの気分を害してしまいましたから、困った店員です。さらに「禁断にも程がある」の爆弾発言。

「~にも程がある」という言葉は、度が過ぎていることを「たしなめる」言葉ですが、ハルカの使い方は、ちょっと違うようです。「可愛いのにも程がある」「美味しいのにも程がある」というように、驚嘆の意味を持たせているんですよね。二人が大変レアなカップルであることに、無邪気に驚いているんです。

ただ、いずれの意味でも、お客さんに対して使うべき言葉ではありませんから、店長はハルカをたしなめましたし、良太郎君には、決して悪気があるわけじゃない・・・つまり否定をしたわけでは無いと弁明しているわけです。それに対しての良太郎君の反応は、「メモして良いですか」でした。良太郎君は、脚本家を目指していて、気になった言葉はメモすることが(恋人である)教授の教えでした。つまり「禁断にも程がある」と言うインパクト満点の言葉は、教授と良太郎君のプロファイルを紹介するためのフリになっています。

前後の文脈や、ハルカのお芝居の表情から考えるとこのようになるのですが、これを同性愛者に対して「禁断にも程がある」と発言した、という部分で捉えると、トンデモナイ問題発言になります。最近よく云われている「切り取り」ってやつですね。

その直後に「二人の事を応援したい」とフォローを入れるんですけど、「禁断にも程がある」のインパクトが強烈ですから、白々しく聞こえちゃいました。


今回の見所は、教授とハルカが家族についての話をしてる場面でしょうか。

「お二人を見ていると、とても幸せな気持ちになります。」とハルカ。「そんなふうに言ってもらえるなんて、こんな嬉しいことはない。」と教授。それに続く、教授の「ご両親を大切に」との言葉で表情を曇らせるハルカと、そこから何かを察した教授の「余計なお世話だったら、ごめんね」の一言。少ない台詞で多くのことを感じさせるお芝居だったと思います。まあ、店員とお客が交わす言葉ではありませんけど、ドラマですから。


今回のオチは、スタンドの土台にワニが潜んでいる意味を紹介し忘れたこと。ワニは「結婚には危険が潜んでいる」ことを表しているんだそうです。で、幸せそうに肩を組んで歩く二人の後ろ姿・・・。第一話に続いての、思わせぶりな終わり方で面白かったです。僕は「結婚は障害を乗り越えて実現させること」でも良いと思うんですけどね。


さて、良太郎君の「一緒になろうよ」という台詞から、このカップルは同性婚を願っているようですが、実は、日本では同性婚は認められていません。

法律的に婚姻が認められていないのですから、ここで云う「結婚」とは本人たちの意識の問題に過ぎません。だとすると、彼らの結婚記念日とはなにをもってあてているのでしょう。自治体が証明する「パートナーシップ制度」を申請した日か、身内になるのであれば養子縁組という裏技もあるようですが・・・。

ごめんなさい。素敵な同性カップルに対して、野暮な理屈話をしてしまいました。

2021年2月21日日曜日

パイナップル農家の孫娘「黒島結菜」の好きな果物は「梨」らしい

バラエティに滅多に出ない黒島結菜さんが、「ハルカの光」の番組宣伝のために、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる」に出演するという。僕は、圧倒的にカネオ君派なので、チコちゃんはほとんど見ないのだが、推しが出演とあらば視聴しないわけにはいきません。ニュースの後も、チャンネルをNHKのままにしておいて待ってました、ところが・・・

「静岡スペシャル~中井精也のてつたび~」とか云う番組が始まったではありませんか。日時を間違えたかと思って調べてみましたら、静岡県だけ放送が違っているんですよ。これはショックです。だって・・・

この映像を期待していたら・・・・


これが出てきたんですよ。小さい子だったら、泣き出してしまいますよ。

番組そのものは、面白かったんですけどね。でも、何故この時間帯で放送するかなぁ・・・で、翌日の再放送と、オンデマンドで視聴した次第です。

番宣以外では、バラエティに出たことが無いという黒島さんでしたけど、何でも良いから適当なことを喋っちゃえば良いのに、真剣に悩んで沈黙しちゃうんですよね。やっぱり向いて無いのかなぁ。

共演ゲストは、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さん。スカパラの宣伝をすることもなかったので、事務所が同じSMAってことでのバーター出演なんでしょうか・・・なんて云ったら谷中さんに失礼ですね。黒島さんがバラエティトークが苦手な分、代わりに喋ったりして盛り上げてくれました。

こういう番組って、どんな質問があって、誰に振られるのかとかは決まっているでしょうけど、回答については、どうなんでしょうか。

で、黒島さんが「好きな果物は何?」って聞かれたときに「梨です!」って答えたのには驚きました。実は僕も梨が一番好きだからです。そしたら、チコちゃんも梨が好きで、珍しいわねえ~って流れになって・・・って、そこは、

パイナップルだろ!!

石垣島しまかろいファーム

パイナップル農家の孫娘が梨が好きって云っても、話題が膨らまないじゃないですか。その後、お祖父さんとお祖母さんがパイナップルを作っているんですよねっていうフォローが入って、パイナップルも好きですってなったんだけけど、何か不自然な流れになっちゃいましたね。

僕が構成だったら、絶対「パイナップル」って答えるように台本を書きます。で、そこからパインの缶詰の話になって、缶詰の問題・・・って、普通そうだと思うんですけど、こういう番組って、どう回答するかは、タレントさんに任されているってことなんでしょうか。

まあ、黒島さんらしさは溢れていましたし、彼女の魅力は伝わったのかな。また暫くは、バラエティ番組の出演もなさそうですね。

「ハルカの光」も地味ではありますが、なかなか好評のようで何よりです。番組感想がまとまりましたら、また投稿させていただきます。なんて云っているうちに次回が始まりそうですけど。

#黒島結菜 #チコちゃんに叱られる

2021年2月20日土曜日

玉山鉄二&黒島結菜「サントリー黒烏龍茶」

 「黒島結菜」さんと「黒烏龍茶」の字面が似ているということは、以前からSNSなどで話題になってはいました。ですから、1年前にサントリーが黒島結菜さんをCMに起用されたときは、なかなかのヒットだと思ったんですけど、CMの主演は玉山鉄二さんでしたし、字面のことを特に強調することもなかったように思います。近所のスーパーの飲料売り場でも、エンドレスでCMが流れていましたけど、インパクトって、あったのかなぁ。

黒島結菜  黒烏龍茶

その後、サントリー健康茶のCM出演者が勢揃いして、「健康茶統合」CMなるものが制作されました。最近では、戦隊モノでも、ジェンダー平等(?)から5人組の少なくとも2人は女性であることが普通なんですけど、黒烏龍茶からは玉山さんが出演しましたので、黒島さんの出番はありませんでした。まあ「紅一点」という言葉もありますからね。伊藤沙莉さんの魅力が前面に出ていた好CMであります。

年が明けてからは、賀来賢人さんと上白石萌音が出演する「伊右衛門 特茶」のCMが話題になりましたね。こちらは人気俳優さんの共演ということで、かなりのインパクトになってます。

で、黒烏龍茶なんですけど、この度、新CMの放送が始まったようです。新CMと云っても、映像を再編集しただけで、ちょっと見ただけでは、どこが違うの?って程度のものです。黒烏龍茶というと居酒屋ってイメージですし、コロナ禍で飲料メーカーも大変でしょうから、撮り直す余裕もなかったってことなのかなぁ。

変更点は良いところと悪いところが1つずつ。悪いところは、ラストで黒島さんが旗を落とすシーンがカットされたところ。良いところは、玉山さんが指を舐めるシーンがカットされたところです。それぞれのカットした秒数は、商品を写す尺に使っているようですね。

僕的に、玉山さんが指を舐めるシーンは、見ていて大変不快でしたので、カットされたことは大いに評価したいと思います。そりゃぁ僕だって指を舐めることはありますけど、CMで見るのは嫌です。きっと、クレームもあったんでしょう。

黒島結菜さんは、CM出演は多い方ではありません。CMに起用されるってのは、どういうことなんでしょうか。もし僕が担当者で、黒島結菜さんと伊藤沙莉さんとだったら、伊藤さんを選ぶかもしれません。伊藤さんだったら、いろいろとアイデアが浮かんでくる気がします。まあ、黒島さんの泰然自若とした魅力が、マイナスポイントってところでしょうか。CM向きとバラエティ向きってどことなく共通点があるように思うんですよね。docomoのCMは好評でしたけど、カルピスウォーターってどうだったんだろう。

docomoは具体的な商品よりもイメージCMって感じでしたけど、こちらは商品を売るためのCMですよね。

買って下さいオーラが弱いって云うか・・・で、本編よりもメイキングの方が良いってことは、やっぱり根っからの女優さんってことなのかなぁ。

2021年2月13日土曜日

「なんでだろう」feat.上國料萌衣 ~マクドナルド最高益更新とハロヲタの貢献度~

コロナ禍で外食業界が大変だが、マクドナルドは好調のようだ。このご時世で、創業以来の大幅な増収増益というから凄い。

上國料萌衣さんのマックフル-リーのCMも、なかなかの評判のようで、先日もネットニュースで取り上げられていた。SNSでは、ハロヲタ君たちの「マックフルーリー食べました」の報告が投稿されている。中には、「どっちも買いました」などという猛者もいるが、一度に2つ買うよりも、間隔を空けて2回買った方が、体にも良いんじゃないかと心配になってしまう。もっとも、マックの増収益の要因は、ドライブスルーと家族分まとめ買いの持ち帰り需要だそうだから、ハロヲタ君たちの体を張った行動が、どれだけ業績アップに貢献しているのかは不透明と云える。

それにしても、インパクトのある好CMに思う。ナイツ塙さんが出演した「ごはんマック」もそうだったけど、マクドナルドはターゲット層の心を掴むCMを作るのが上手い。

見ている僕も食べたくなってきた。期間限定のキットカットも捨てがたいが、選ぶとすれば「超オレオ」だろう。

此処に来て、マスメディアも取り上げ始めてきたから、「上國料萌衣」さんのブレイクは確かなことのようだ。彼女の強みは、モデルさんとしての評価も高く、若い女の子たちからの支持を得ていることだ。女の子から可愛いと云われ、好感される女の子は最強。これを機に、様々な分野からのオファーが来るに違いない。デビュー時から応援し、世間に見つけてもらえる日を夢みてきたハロヲタ君たちも、今までの苦労が報われて万感の思いってところだろうか。

昭和にタイムスリップしたかのようなライブ動画を貼り付けさせていただこう。振っているのはサイリュームだったりして。

来週には、ハロヲタ君の青春を描いた映画「あの頃。」が公開される。あの頃も今もやっていることは大して変わらないようだ。「マックフルーリー」を食べに行くのも、「あの頃」を見に行くのも、オジさんには高いハードルであるが、是非とも実現させたいものである。松浦亜弥さん関連の記事をそろそろ投稿しないとマズい気もするし。

応援上映とか、あるのかなぁ。

#上國料萌衣

#マックフルーリー

2021年2月11日木曜日

Eテレドラマ「ハルカの光」~名作照明に照らされる黒島結菜の横顔~

Eテレドラマ「ハルカの光」第1話を視聴いたしました。映像の撮り方や画質が、ちょっと昔の映画っぽい印象。短編映画を観ているような気分になりました。1話で25分ですから、展開もサクサク進みますし、気軽に視聴することができます。録画で2回、オンデマンドで2回も見ましたよ。

物語の舞台となる、名作照明の店「eclat」のオーナーは、カウンター越しのマスターがハマリ役の「古舘寛治」さん。チョッキが似合いすぎです。「黒島結菜」さんは、そこで働く照明ヲタクという設定でした。1話ごとにゲスト出演者と名作照明が登場するオムニバス形式のドラマですけど、使いたい照明が先に決まっていて、それに合わせてストーリーを構築したんでしょうね。

照明やインテリアに詳しい方だと、ツッコみたくなるような場面もあるのかもしれませんけど、僕みたいな素人には、勉強になるシーンも多かったです。ノジマで照明器具を買うときに、価格と消費電力しか見てなかったことを少し反省した次第です。


まずは、物語のラストに流れてくる「ムーン・リバー(Moon River)」が印象的でしたね。照明を見つめる黒島結菜さんの横顔と、バックに流れる「ムーン・リバー」がこの回の最大の魅せ場かな。とにかく、黒島結菜さんの横顔アップシーンが目立ちました。(多分、カメラさんが意識的にやってる)照明に照らされて、陰影が強調されているとはいえ、こんだけカメラが寄っても耐えられるんですから、やっぱり美人さんなんですね。


「ムーン・リバー」はドラマのテーマ曲なのかな。だったら、次回も流れてくるかもしれませんね。ドラマで流れていた音源は「小野リサ」さんのカバーによるものだったようです。

僕が子供だった頃、家に中古のエレクトーンがあったんですけど、初級の教則本にこの曲が載っていて、よく弾いていたのを思い出しました。「ムーン・リバー」は、歌手でない「オードリー・ヘップバーン」のために、狭い音域で簡単に歌えるように作られているそうですから、初心者の練習曲に最適だったのでしょう。そういえば、「ローマの休日」はテレビの洋画劇場で見ましたけど、「ティファニーで朝食を」は見た記憶がありません。で、今思ったんですけど、ティファニーってカフェでしたっけ?

第1話は、女将を亡くした寿司屋の大将と、フィンランドの建築家・デザイナーである「アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)」」が制作したペンダントライト「ゴールデン・ベル」の物語でした。ゲスト出演は「イッセー尾形」さん。相変わらず、おチャらけると「植木等」になってしまいますが、一人芝居のシーンはさすがです。

この店で電球を求めるのは、お寿司屋さんのカウンターでタピオカを注文するようなもの、っていう台詞がありましたけど、その例えは、ちょっと極端ですよね。大将にアボガド巻きを頼むようなもの、くらいが適当かと思います。

子ども時代のハルカを演じた「田牧そら」ちゃんも、登場シーンはちょっとだけでしたけど、良かったですよ。また出てくることもありそうですね。

お話の最後に、お寿司屋さんに食べに行ったら、大将が心の充電中でお休みだった、というオチも余韻があって面白かったですし、ハルカと母親との伏線が、5話でどのように回収されるのかも楽しみです。

でも・・・ハルカちゃんって、保険の契約を取るために、あの男とお酒のみに行っちゃったってことなのかなぁ。契約が取れなくて落ち込んでいただけなら良いんだけど・・・。大丈夫ですよね。Eテレなんですから。


今回のドラマに出てきた「アルヴァ・アアルト」のランプは、1937年に、彼がヘルシンキのレストラン「Ravintola Savoy」のためにデザインしたものだそうです。ネットで見ましたら、現在はArtek社から真鍮製の復刻版(A330S Golden Bell SAVOY)が販売されていて、5万円代で購入できるようですよ。大将も、1つとは云わずに、寿司屋のカウンターにずらりと並べても良いのにって思ったんですけど、このライトは亡くなった女将の代わりでしたね。


視聴率は計測不能かなぁ。ドラマを見るような時間帯じゃないし、ほとんど番宣してないし、全然お金かけてなさそうだし。でも、民放の人気ドラマの主流は、相変わらずの警察ものばかり。人を殺さなければドラマが作れないというのも、寂しいことに思います。まあ、
Artek社とか、ヤマギワが100%スポンサーにでもならない限り、こんなドラマ、民放では絶対作れないし、NHKだってEテレだからやれたのかもしれません。

「ハルカの光」は、黒島結菜さんが出演するArtek社のプロモーションビデオみたいなところもあるので、面白いですって断言はできないし、周りの人たちにお勧めするって感じでもないけれど、演じている役者さんは本物だし、後からじわっとくる不思議なドラマです。最初に見たときは、ふ~んって感じでしたけど、2回目に見たときは、泣きそうになりました。

気が重くなる月曜日ですけど、楽しみができました。

#黒島結菜

#ハルカの光

2021年2月8日月曜日

黒島結菜が「ハルカの光」の番宣で「チコちゃん」に出演だって!?

先日、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ヒロインの発表がありました。今回のヒロインは、母娘3世代になるそうで、出演順に「上白石萌音」「深津絵里」「川栄李奈」の3人の女優さんが演じるそうです。深津さんはオファーのようですけど、あとの2人はオーディションとのことでした。大阪放送局制作ですから、もしかしたら・・・という期待もあったのですが、やっぱりダメでしたね。(オーディションで落ちたのかな)


で、NHK専属(?)女優「黒島結菜」さんが主演するEテレドラマ「ハルカの光」が、いよいよ始まりました。公式ブログも開設されて嬉しい限り。けど、ホームページでは無いのがちょっと微妙だったりして。

Eテレでドラマというのは、初めての試みだそうです。ネット記事によると、ドラマ仕立ての教養番組ということで企画したそうですが、進めていくうちに、もうドラマにしちゃえってなったようです。

放送時間は、月曜日の7時25分から。総合チャンネルでは「7時のニュース」と「鶴瓶の家族に乾杯」にまたがる時間帯ですから、裏番組もいいところ。リアタイで見るのは、余程の信念をもった人か、物好きに限られそうです。

先週、「突撃!カネオくん」を見ていたら、番組終了直前に「ハルカの光」の番宣フリップがいきなり出てきて、ビックリしました。しかし、出ていた時間は3秒足らず。「サブリミナル番宣」と呼ばせていただきます。「カネオくん」で日直アシスタントをしている「田牧そら」ちゃんが、黒島結菜さんの子ども時代を演じることになっているんで、その関係で番宣をしたみたいです。だったら、ちゃんとやれば良いのにって思いましたよ。

僕は「チコちゃん」よりも、圧倒的に「カネオくん」派なので、田牧そらちゃんの出演が楽しみで仕方ありません。10年前の黒島結菜さんを、田牧そらちゃんが演じるなんて嬉しすぎです。

「田牧そら」ちゃんの伝説のCMを2本、貼り付けさせていただきますね。まずはヤマザキ。

こちらはニコン。6年前のCMだそうです。次期大河ドラマ主演俳優「小栗旬」さんとの共演だったんですね。で、バックに流れている歌は、まだ無名だったころの「米津玄師」さん だそうですよ。

そらちゃんは、この半年間で急に大きくなったような印象があります。お芝居をちゃんと見たことがないので楽しみです。

それから、公式ブログによると、黒島結菜さんが、2月19日放送予定の「チコちゃんに叱られる!?」に出演するそうです。これも番宣ですね。でも、19日ってことは、もう放送半分終わっちゃってるじゃないですか。いくらオムニバス形式のドラマだからって遅すぎです。って、ここは「チコちゃん」よりも「カネオくん」にゲスト出演でしょう。

サブリミナル番宣とか、遅すぎるゲスト出演とか、ブログのクオリティとかを見ていると、どうも、やっつけ仕事に見えて仕方ありません。当初は宣伝をするつもりなんて無かったのかもしれませんね。

まあ、付いて来る奴だけ相手にする、みたいな番組を制作しちゃうのがNHK(と、テレビ東京)ですからね。大いに期待したいと思います。この続きは、放送を視聴後に。

2021年2月6日土曜日

幾田りら&丸山純奈「ひまわりの約束」「I Love You」

 「YOASOBI」の「幾田りら」さん(ikura)絶好調ですね。僕の周りにも、あの透明感のある歌声が大好きって云ってる人が何人かいます。シンガーソングライターや、セッションユニット「ぷらそにか」の活動も注目されて何よりです。

彼女が3年前、高校2年生の時に、テレビ朝日の「音楽チャンプ」に出演していたことはご承知かと思いますけど、その時の映像の一部がSNSに投稿されていました。貴重なお宝映像ってところでしょうか。音が小さいので再生時注意です。

カラオケ92.219点+審査員72点で一回戦敗退とありましたけど、丁寧な歌唱は好感度大。育ちと性格の良さが感じられます。この時の対戦相手は、ぶっちぎりで優勝した個性派シンガー「琴音」さん。勝ち抜きの歌合戦では、インパクトに欠けていたのかもしれませんけど、歌詞がはっきり聞き取れるのは幾田さんの方でしたよ。

彼女の歌を聴いていると、すーちゃん(丸山純奈)を連想します。いろいろと共通点があるように感じられるんですよね。で、同じ、「秦基博」さんの「ひまわりの約束」の動画がありましたので、貼り付けさせていただきます。こちらは音が大きいので気を付けてくださいね。

すーちゃんが中学3年生の時の歌唱です。すーちゃんは、この頃、体調を崩して、入院と自宅療養で学校を3週間お休みしていました。この動画は、復帰した直後のライブになります。木曜日に久ぶりに登校して、金曜日がUSJへ遠足、土曜日がこのライブだったようです。町内のカラオケ大会みたいですけど、児童福祉施設「鳴門子ども園」さんの地域開放型学園祭「にこにこまつり」のスペシャルライブとありました。

同じ透明な歌声といっても、軽快な「幾田りら」さんに対して、すーちゃんは質感があるので、3つ年下のすーちゃんの方が年上に感じます。でも、奄美民謡を連想させるようなコブシとか共通点も多いですよね。最近は、日本人が日本語の歌を歌っているのに、巻き舌の外国訛りみたいな発声をする子が多いんですけど、日本のスローバラードを、日本語の歌として普通に歌っているというのが、最大の共通点かと思います。

では、もう1つ。音楽チャンプでの動画です。公式のフルバージョンのほうは再生数が1,700万回を越えたようですけど、番組の雰囲気を感じられるこちらの方で。

神懸かってますねぇ。聴き手を歌に引きずり込むような感じ。選曲が声質にぴったりだったってこともあるでしょうけど、歌声に感情が見事にのっていると思います。

こちらは「ぷらそにか」の「I Love You」です。

すーちゃんが聴き手を引きずり込む歌唱とすると、幾田さんは聴き手に寄り添うタイプ。聞くほどに癒やされていきます。声質的に云うと、スローバラードならすーちゃん、疾走感のある楽曲ならikuraさんってところでしょうか。「夜に駆ける」をすーちゃんがカバーしてくれたら、どんな感じなんでしょうかね。

順風満帆な「ikura」さんは心配ご無用として、すーちゃんのこれからが気になります。TikTokに投稿し始めたようですけど、何のフリなんでしょうか。東京の高校生として過ごしている2年間で、どのくらい進化しているのか確認できないのがもどかしいのですが、まあ、出てくるときには、バーンって出てくるって云ってましたから、気長に待つしかないですよね。

あっ、大事な共通点忘れてました。どちらも、お母様が一生懸命ってこと。

もっと大事なことを忘れてました。すーちゃんは、POLUのラストライブか何かで、5年後には紅白歌合戦に出たいって云ってたんですよね。で、数えてみましたら、それって20才の時なんですよ。幾田りらさんが、昨年紅白に出場したのも二十歳の時。これは是非ともあやかって頂きたいものです。