今年の総括として、丸山純奈さん(すーちゃん)が今年路上ライブで歌った曲を振り返り、独断で10曲をセレクトし、順序不問で貼り付けさせていただきました。ちなみに、独断とは僕に馴染みのある曲が選ばれるってことであります。
①「One more time one more chance」6.13新宿
路上ライブを始めた頃は、中学生の時に歌っていた曲を、よく歌ってました。で、それらが彼女の進化を実感できるものだったかと云うと、正直どうなのかなぁという印象がありました。まあ、久しぶりに出てきたんだし、環境だって違いすぎますから、致し方ないんですけど、やっぱり微妙ではありました。
そんな時に聴いたのが、このテイクでした。山崎まさよし氏の楽曲は今の彼女だから歌える、そう思うと、ちょびっと嬉しくなりました。歌唱の進化と云うよりも、すーちゃんの成長を感じさせるテイクです。街の音がガンガン入っていますが、それも路上ライブっぽいかと。
VIDEO
前奏が始まっているのに、オジサン(?)が話しかけてきましたね。初めは、動画に声が入り込んでしまって邪魔だなぁって思ってたんですけど、路上ライブというのは、観衆との距離間がゼロで、コミニケーションがあってこそ。頑張っている子に声を掛けるオジサンの行為って、むしろ自然なことじゃないのかって考え直したんです。
YouTuberさんたちが、高画質高音質な動画をアップしてくださるのは、ライブを見に行けない僕らからすると大感謝なわけだし、無観客に近かったライブを動画で拾ってくれなかったら、今のすーちゃんの活動もなかったでしょう。だからと云って、オジサンの行為に対して「煩い黙れ」ってなったら、悪い撮り鉄と同じじゃないかって自己反省した次第です。ここはコンサートホールじゃなくって公共の「路上」なんですからね。
②「みんな空の下」9.30歌舞伎町
絢香さんのカバー曲「みんな空の下」については、このブログでも取り上げさせていただきました。
みんな空の下
9月30日に歌舞伎町シネシティ広場でのライブは、すーちゃんが活動再開を宣言した記念すべき(?)ライブです。緊張気味な歌唱が多かったように思いますが、その中でも良いなぁと思ったのがこのテイクになります。
VIDEO
この曲は、中学生の頃から歌っていました。ただ、怖いものなしに地声を張り上げていた中学生の頃と違って、最近は、裏声を使うことが多い印象があります。そんな中で、珍しく(?)地声で勝負してきたのが、この日のテイクでした。でも、最後の方で、一カ所だけ詰っちゃうんですよね。知らんぷりしていれば分からない程度の事だったんですけど、「やっちゃった」みたいなリアクションをしたのでバレバレです。で、この動画の凄いところは、ずっとアップで撮っていたのに、この前後の画が引きに編集されているところにあります。これ、偶然とは思えません。さらに画質も良くって、観衆のぼかしも自然ですのでセレクトさせていただきました。
③「炎」7.11新宿
7月11日のライブは絶好調だったようです。歌うのも聴くのも撮るのも気合いが入ってきて、最初の頃の場末感は皆無になっています。やはり、歌は立って唄うべきものであります。このまま配信しても良いんじゃないかって云うくらいの、充実したライブに思います。
VIDEO
僕は、鬼滅の刃はアニメも映画も見てなかったんですけど、この歌は知っております。同じ日に歌った「secret base 〜君がくれたもの〜」もデキが良くって、どちらにしようか悩んだんですけど、こちらにしました。如何にも「すーちゃん」らしい歌唱のテイクに思います。
④「雪の華」7.11新宿
雪の華については、先日のブログで書かせていただいた通りです。
雪の華
今回、たくさんの動画の中から貼り付けさせていただいたのは、縦画面のこちらになります。小学生の頃から歌ってきた「雪の華」の、完成形と云えるテイクに思います。
VIDEO
⑤「I LOVE YOU」8.3新宿
すーちゃんと云えば、この曲。2017年12月3日(日)に放送された第1回「中高生制服チャンプ」の決勝曲でした。僕が彼女を知ったのも、この時であります。当時は、いろんなイベントに呼ばれる度にこの曲を歌わされていましたから、もうイヤになっちゃったんじゃないかと思っていました。だから、路上で歌っているのを聴いたときは、ちょっと意外だったんですよね。
当時は、初めての恋を失ったという感じの、縋り付くような歌唱だったんですけど、今は一歩引いて、終わった恋を振り返っているような情景が浮かびます。路上でも何回か歌っているんですけど、セレクトさせて頂いたのは、8月3日のテイクになります。
VIDEO
で、折角ですから、昔のテイクも貼り付けさせていただきましょう。中学3年生の夏休み、宮古島のロックフェスに参加した帰りに、沖縄のイオンモールで歌った時の動画になります。中学時代の絶頂期のテイクですけど、今思えば、ちょっとオーバーワークだったんでしょうね。
(いろんな意味で)あまり変わってないかもです。
⑥「Y」8.3新宿
この時は、声も絶好調だったようで、観客からのリクエストで歌ったもう1つの曲「Y」もなかなかのテイクでしたね。「Y」は2017年にリリースされた、男性ボーカルユニットC & Kの15枚目のシングルとありました。歌唱力をアピールできる楽曲なので、路上シンガーによく歌われているみたいです。男性ボーカル曲ではありますが、かなりのハイトーンですので、女性にも歌いやすいのでしょう、YouTubeには「三阪咲×富金原佑菜」さんのテイクなどもありました。
VIDEO
この曲は馴染みがなかったんですけど、すーちゃんが歌うスローバラードってやっぱり良いなぁと、改めて思った次第です。あと全然、本家に寄せませんね。何を歌っても丸山純奈って感じです。
それから、動画のタイトルが、ちょっと盛り過ぎですよね。確かに、動画は再生されてナンボ。インパクト大のタイトルで、多くの人に聴かれて新たなファンを獲得する一方、読みたくも無い批判的なコメントを誘発しているかもしれません。まあ、多くのファンを獲得するためなら、少々の不快感は我慢ってことかな。
⑦「僕が死のうと思ったのは」11.16新宿
本家に寄せないってことで云うと、この曲もです。amazarashiというよりも中島美嘉さんのカバーを意識して歌ったのでしょう。何を歌っても丸山純奈ってテイクです。曲については、以前のブログに書かせていただいた通りです。
僕が死のうと思ったのは
VIDEO
この時以降、今日まで路上ライブは行ってません。たくさんの観衆が集まるのは嬉しいことですが、無許可で多くの人を集めてしまうのは、いろいろと問題があるでしょうから、路上での活動はこれで最後になるかもですね。
⑧「KissHug」11.4横須賀
11月に開催された「横須賀ジャズロックフェスティバル」のライブは、今年最高のライブだったと思います。本人は、花粉がヤバいと云って、喉の調子もイマイチだったようで、だましだまし歌っているような素振りも見せましたけど、全然気になりませんでしたよ。オリジナル曲もカバーも良い歌唱ばかりでしたし、雰囲気も明るくって可愛い動画ばかりでした。「KissHug」については、11月24日の記事で書かせていただいた通りです。
KIssHug
VIDEO
⑨「落ち葉」11.4横須賀
横須賀のライブでは、オリジナル曲を3曲披露してくれたようです。3曲とも良い感じの曲ですよね。この中で「この街」と「落ち葉」は、すーちゃんが高校3年生だった、2021年11月に 渋谷gee-ge.で開催された「ウダガワガールズコレクション」でも披露してくれました。この時は、コロナ禍での配信ライブ。5人のアーティストによるジョイントで、すーちゃんだけがアーカイブなしの配信料2400円。聴き逃したらアウト、すーちゃんにドタキャンされてもライブが中止になるわけではないので返金無し、というリスク有りまくりな2年8ヶ月ぶりのライブでした。高校を卒業したら、本格的に活動を再開するんだろうなって誰もが信じてました。披露してくれた6曲が全部オリジナル曲でしたので、この路線でいくのだろうと思ってたのに、路上ではカバー曲ばかりだったのでびっくりしましたよ。
VIDEO
あの時は、ギターの弾き語りでしたけど、今回は、打ち込み伴奏になってました。すーちゃんのソングライターとしての才能は未知数なんですけど、オリジナル曲や共作曲、提供曲やカバー曲など、いろいろ取り混ぜて歌ってくれると良いなと思っています。
⑩「Gold~また逢う日まで~」12.10渋谷
お終いは、渋谷区北谷公園でのサイレントライブからです。この曲は、歌舞伎町でも歌っていますけど、楽曲とライブの雰囲気が合っていると思ったので、こちらをセレクトしました。
VIDEO
宇多田ヒカルさんを大好きなアーティストと云っていて、路上ライブでも何曲か歌っています。この「Gold~また逢う日まで~」については、「こんな曲もあるんだ」くらいの気持ちで聴いてたんですけど、これって、最近リリースしたばかりの新曲だったんですね。ご本家の宇多田さんは、歌い方に感情を詰め込まない方ですから、もっと軽快な感じで歌っています。15才でデビューしてから25年、今でも、映画やドラマの主題歌とかを提供し続けているなんて凄いですね。
以上、独断で10曲選ばせていただきました。他にもオリジナル曲や「やさしさで溢れるように」「secret base 〜君がくれたもの〜」「悪魔の子」など選びたかった曲があったのですが、あっという間に10曲を超えてしまい選外とさせて頂きました。
みなさんは、どんな曲を選びますでしょうか。