2022年8月25日木曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台を巡る その6 ~「三嶋大社」と頼朝公旗挙げ行列~

三嶋大社の夏祭り「三嶋大祭り」が、3年ぶりに開催されました。大社の夏祭りは、毎年、曜日関係無しの8月15・16・17日の三日間。今年は平日開催となりましたが、天気に恵まれたこともあって、のべ57万人が集まったそうです。

「源頼朝」が打倒平家の兵を挙げたのは、治承4年(1180年)8月17日。これは、その日が三嶋明神の祭りで、山木館の警固が手薄になるのを狙ったからとされています。つまり、800年以上経った現代でも、ずっと同じ日に祭りをやっているわけです。凄いですよね。

大河ドラマでは、江間次郎が八重姫を祭りに誘う場面もありました。江間からだと往復18kmですから、昔の人の足って強いですね。ちなみに、山木判官「平兼隆」の館までは、片道たったの3kmですから、急を知った兼隆の郎党が、三島から慌てて戻ったとしても、間に合わなかったでしょう。


さて、三嶋大祭りの最大の呼び物といえば「しゃぎり」であります。戦国時代から続くという伝統行事で、旧市内の町内会が、それぞれ山車を持ち、大人も子供もしゃぎりをします。夏が近づくと市内のあちらこちらから、しゃぎりの練習の音が聞えてきます。未就学児も摺鐘を持って、わけもわからずチャンチキします。子どもの時に仕込まれますから、大抵の三島市民は「しゃぎり」ができます。

6年毎に回ってくる当番町の年は、特に気合いが入ります。どの町内にも、この日のために生きているみたいなオジさんがいます。夜になると、当番町の山車が大社の門前に集まって「競り合い」を始めます。競り合いは、相手のしゃぎりを自分たちのリズムに巻き込めば勝ちというルールなので、門前は極度のカオスになります。

大社前の通りは歩行者天国になっていて、「農兵節」とか「三島サンバ」とかのパレードが連日行われます。流鏑馬や手筒花火もあります。大社の夏祭りは、神様が喜ぶことならば、何でもアリの市民参加型の祭りです。三島市民は郷土愛が強く、街おこしのイベントが盛んで、何をやっても取りあえず盛り上がります。これは、しゃぎりの存在が大きいと云えましょう。


その中でも多くの人が集まる催し物が、頼朝公旗挙げ行列です。三嶋明神の祭りの日(8月17日)に旗挙げをした故事にちなんで、戦後すぐに始まったそうです。でも、なぜか行列は17日ではなく、中日の16日に行われます。30年程前から頼朝役にタレントさんを呼ぶようになって、夏が近づくと、今年は誰が頼朝をやるのかが話題になります。最近来ていただいたタレントさんで印象に残っているのは、「柳沢慎吾さん」「神保 悟志さん」「筧利夫さん」「木下ほうかさん」「滝藤賢一さん」でしょうか。

それが、今年は、NHK大河ドラマで源頼朝を演じた「大泉洋さん」が来るというではありませんか。しかも、ドラマと同じ衣装をNHKが貸してくれるとのこと。さらに「野添義弘さん」「迫田孝也さん」「高岸宏之さん」まで呼ぶとあれば、見に行くしかありません。

後ろの方から、少しだけでもと思って出かけてきました。すでに通りには、人垣が何重にもできています。出発の時刻は、とうに過ぎているはずですが、まだやってきません。SNSの情報によると、進んでは止まるの繰り返しで、時間がかかっているようです。

のぼり旗が見えてきました。頼朝様の降臨です。皆さんスマホで撮影しようと、一斉に手を伸ばし始めました。何かの宗教みたいですね。

これが僕の撮った写真です。ダメ元で出かけて、このくらい見られれば良しとしましょう。

続いて、源範頼役の「迫田孝也さん」が来ました。こちらは、ネットから拾った写真です。仁田忠常役の「ティモンディ高岸さん」は徒での登場です。長刀を持っています。コロナ禍ですから、声援なしとのことでしたけど、それは無理というものです。

あれ?安達盛長役の「野添義弘さん」がいません。で、騎馬武者が来たので、慌ててカメラを構えたら、北条時政に扮した三島市長でした・・・。さらに、東レのバレーボール選手や一般公募で選ばれた人たちによる武者行列が続きます。今年は、コロナ対策として行列を短くしたそうですけど、タレントさんを4人も呼んでるんですから、何の意味もありません。


結局、野添さんは見られず終いでした。家に帰ってから分かったのですが、徒で頼朝の馬を曳いていたようです。高岸さんは長身なので徒でも見られたんですけど、野添さんは完全に人垣に隠れてしまって分かりませんでした。最前列に陣取っていれば見られたかと思いますけど、炎天下の中、一時間以上も待つ気力と体力は、さすがにありませんでした。

おそらく、安達盛長と仁田忠常が馬に乗らなかったのは、史実に合わせたのではないかと・・・って、何で源範頼がいるんだ?

ドラマの名場面の再現でした。来年も同じメンバーでという意見が出ているそうですけど、納得です。その時は、野添さんも馬に乗っていただきたいですし、時政は市長でなく「坂東彌十郎さん」でお願いしたいです。

広小路で折り返してきたら、大泉さんがビデオを回してました。どこかの祭りでは、行列を撮影禁止にして大炎上してましたけど、ここでは互いに撮りっこです。ちなみに、記録映像や報道により、観衆が撮影されることは告知済みであります。

行列は、予定時間の倍近くかかって、無事終了しました。例年、頼朝行列はたくさんの見物人で賑わうのですが、今年は、平日にもかかわらず10万人集まったそうです。

大社の通りは旧東海道ですから、車道も歩道も広くはありませんし、テキ屋さんもありますから、これが限界でしょう。来年は「小栗旬さん」も、みたいな話もありますけど、とんでもないことになりそうですから、たとえ逆オファーがあったとしても、受けてはいけません。「片岡愛之助さん」や「小池栄子さん」もパニックになりそうですね。

僕の密かな願いは、いつの日か「加藤諒さん」に頼朝をやっていただくことです。静岡県出身だし、適任だと思うんだけどなぁ。

2022年8月4日木曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台を巡る その5 ~「鎌倉国宝館」「大河ドラマ館」「寿福寺」「和田塚」~

かんなみ仏の里美術館の「阿弥陀三尊像」が、「鎌倉国宝館」の特別展(北条氏展)で公開されているとのことで、陣中見舞いに行ってきました。阿弥陀さんは、主賓扱いで中央のガラスケースに展示されていました。仏の里では見ることができない後ろ姿を拝観することができましたが、まあ、特に変わったところはなかったです。この阿弥陀さんは、鎌倉時代の慶派仏師「実慶」の作で、石橋山の合戦で討ち死にした「北条宗時」の墳墓堂に祀られていたという、北条氏所縁の仏像であります。

右手のケースには、修禅寺の大日如来像も飾られていました。こちらも実慶の作で、北条政子が2代将軍「源頼家」の7年忌に造らせたと云われています。実慶の大日如来は、運慶の大日如来と比べると腕の張りも控えめで、温和しい印象を受けます。像内からは、銘文と毛髪などの納入品が発見されて貴重な資料となっております。現存する実慶の仏像は4躯ですから、ここに全てが揃っていることになります。

詳しくは、過去ログ 

北条宗時と仏の里美術館の阿弥陀三尊像

今回の収穫は、鎌倉「光触寺」所蔵の重要文化財「頬焼阿弥陀」を拝観できたことです。光触寺は、拝観寺院ではありますが、10名以上の予約制という敷居の高さから、未拝観仏でありました。事前のチェックをしてなかったものですから、仏の里の阿弥陀さんと並んで展示されていたのは、嬉しいサプライズでした。

この阿弥陀さんは、「頬焼阿弥陀」の名で知られ、盗みの疑いをかけられた法師の身代わりになり頬に焼印が残ったという話が伝えられています。そう思って頬の辺りを見たのですが、漆のヒビ割れしか分かりませんでしたです。寺伝では、運慶作となっていますが、イメージ的には快慶の「安阿弥様」に近いように思います。鎌倉時代前期の作ということですから、慶派仏師の作であることは、間違いないかと思います。顔が小さくてスタイルが良いし、細かいところまで良く彫られている素敵な阿弥陀さんでしたよ。

さて、大河ドラマ館の入館料は1000円ですけど、ドラマ館のパンフレットを見せると国宝館の入館料が無料になります。あと、鎌倉歴史文化交流館も無料になりますから、ドラマ館の実質入館料は400円であります。ただ、先に国宝館に行ってしまうとドラマ館では返金してくれませんので、巡る順番に要注意であります。

鎌倉のドラマ館は、伊豆の国市のドラマ館の数倍はあろうかという規模でした。(伊豆の国が小さいんですけどね)展示物のメインは、衣装と小道具なんですが、文書類が面白かったですね。アシガールの時にも思ったんですけど、ドラマに登場する手紙などは、デタラメじゃなくって、ちゃんとそれらしいことが書かれているようです。和田義盛の手紙とか、義経の腰越状などが展示されていました。

鎌倉は、仏像巡りで何度も行きましたので、拝観可能な寺院はほとんどお参り済み。特に当てもないので、ノープランで歩き始めます。「寿福寺」は鎌倉五山第三位の寺院ですが、静かな佇まいのお寺さんです。裏山に、北条政子と源実朝の五輪塔があるそうですから行ってみましょう。

裏山一帯は墓地になっていて、檀家さんの多いお寺のようです。五輪塔は「やぐら」内にありましたが、控えめな感じ。檀家さんの墓石のほうがずっと立派です。誕生からお墓までということで、伊豆の国市にある「産湯の井戸」も貼り付けさせていただきます。

寿福寺は拝観寺院ではありませんが、御朱印は庫裡で受け付けているようです。納経済みかと思ってスルーしましたが、帰って調べてみましたら未だ頂いてませんでした。

今小路を下って「和田塚」を訪ねます。「和田義盛」と「北条義時」が争った「和田合戦」は、新田義貞の鎌倉攻めをのぞけば、鎌倉最大の市街戦でありまして、大河ドラマでどう描かれるのか今から楽しみであります。和田塚は、もともとは古墳だったそうですけど、明治時代に大量の人骨が発掘されたことにより、和田一族を葬ったところと推定されて、以後「和田塚」と呼ばれるようになったそうです。

住宅地にある小さな公園です。一番大きな石碑は忠魂碑か何かだったように思います。予想通り、何も無いところでした。何も無いところに佇んで思いを馳せるというのも、楽しみ方の1つなんですけど如何せん暑すぎます。江ノ電の線路際にある有名なあんみつ屋さんで涼んでいきましょう。

「和田合戦」は、通説では義時が義盛を挑発しまくって、反乱を起こさせたことになっていて、後世で義時が不人気であることの理由の1つであります。和田義盛は、今のところイメージ通りの描き方ですが、ブラック義時をどのように演出すのかも楽しみです。巴御前はどうなるんでしょうね。

2022年8月1日月曜日

可愛いだけじゃない。台湾チア「峮峮」(チュンチュン)は何故ヲタクを惹きつけるのか。

2019年に話題になった、台湾プロ野球のチアリーダーが、再びブームになっているらしい。先日、僕のスマホにもYouTubeからおすすめ動画が送られてきた。断っておくが、僕は普段から若い女の子の動画ばかりを見ているわけではないので、YouTubeのアルゴリズムが、なぜ台湾チアの動画を送りつけてきたのかは不明である。


台湾チアといえば、「峮峮(チュンチュン)」こと「呉函峮(ウー・ハンチュン)」さんであろう。彼女は、台湾のプロ野球チーム「中信兄弟(ブラザーズ)」のチアチーム「熱情姐妹(Passion Sisters)」に所属するチアリーダーで、現在32歳。台湾では、チアの人気は高くって、次々と可愛い子が出てくるそうだが、7月にSNSで行われた人気投票では、上位4人の中で得票率48%というぶっちぎりのトップだったそうだから、人気は健在のようだ。チアリーダーの他に、タレント活動も活発で、バラエティ番組にも出演しているらしい。「チュンチュン」とは、ずいぶん可愛い響きだが、台湾では峮の字を名前に使うのは珍しいとのことである。


台湾プロ野球は、現在5チームで運営されているが、過去には、野球賭博・八百長問題で大量の逮捕者を出したり、球団が無くなったりして、大変な時期もあったそうだ。そんな中で、各球団がイメージアップを図って導入したのがチアリーダーだったらしい。日本でチアリーダーというと、アクロバティックで、スタイルが良くって「ダンサー」のカテゴリーに入ると思うが、台湾では、いつでも会える身近なアイドルという存在のようだ。応援風景は、野外で開催された地下アイドルのライブって感じ。撮影OKだし、目が合えばレスポンスしてくれるし、ついでに野球観戦もできるという、ヲタクにとっては天国みたいなところである。日本のチアリーダーでは、ヲタクは怖じ気づいて、声もかけられないだろう。


お分かりかと思うが、センターで帽子をかぶっているのがチュンチュンである。応援スタイルは、学生野球や社会人野球に近いように思う。高校野球のチアでは、カメラ小僧とかが低いアングルから写真を撮ったりして、過去には、女の子が泣き出してしまうようなトラブルがあったが、台湾のチアはプロなので撮られることも仕事のうち。カメラを見つけるとポーズをとってファンサービスもぬかりない。

トランペット隊は、動画によって、生演奏の時と録音アンプの時がある。生演奏の時のトランペット隊は、バックネット裏の上の方にいるようだ。で、日本との大きな違いは、内野席の一塁側にも三塁側にもホームの応援団がいることだろう。だから、チアリーダーたちも両側のダグアウト上にいる。一方、ビジターの応援団は外野席という雑な扱いだから、アウェーの疎外感は此の上なく大きい。まあ、日本がビジタ-に優しすぎるんだろうけど。

チアは攻撃の時にダンスをして、守備の時は基本的に休憩。試合の前半と後半で場所を入れ替えるので、一塁側三塁側のどちらに座っても、差が無いようになっているらしい。彼女たちはビジターの試合には同行しないそうだから、「峮峮」に会いたければ、中信兄弟の本拠地「台中洲際棒球場」に行くしかないということになる。

チュンチュンは大学院卒で経営学の修士号をもつ、いわゆる高学歴タレントである。学生時代からタレント活動をしていたそうだが、大学院の進学時には、1年間活動を休止していたとあった。チアリーダーのオーディションを受けたのは、大学院卒業後の2016年だから、遅いスタートと云える。当時は、ダンスの経験も無く、野球のルールも知らなかったそうだ。2017年ころの動画がアップされているが、確かに、可愛いけれど、ダンスは上手とは云い難い。彼女が日本でバズったのは2019年で、そのころの動画が質的にも量的にも充実しているように思う。

チュンチュンは、チアとしては小柄である。彼女の魅力は、その小さな体をフルに使って踊るところにある。チアダンスは、誰でも真似できるような単純な動きの繰り返しだ。高いダンススキルは必要ないかわりに、魅せるのは難しい。あの振り付けで人を惹き付けられるのが、彼女の凄いところ。彼女の称号は「可愛すぎるチアリーダー」だが、それは「ダンスする姿が」という意味である。

僕は、「元気をもらう」という表現が、あまり好きでなかったけれど、チュンチュンには、この言葉が似合うし、この言葉しか思いつかない。チアリーダーの仕事は、応援すること。彼女の動画を見て、ヲタクが元気づけられるのは、彼女が天性のチアリーダーだからである。

実は、彼女は2年前に悲しい経験をしている。このことがなければ、つまり彼女が可愛いだけのチアリーダーであったなら、僕はこの記事を書くことはなかっただろう。

彼女は、2020年の6月に、台湾の人気タレント「小鬼」こと「黄鴻升」さんとの熱愛を報道された。小鬼さんがチュンチュンのマンションに14時間滞在していたというものだ。両方の事務所が「お友達宣言」を出したものの、彼女たちの仲は公然の秘密だったらしい。チュンチュンも当時30歳、結婚引退説も出ていたそうだ。

ところが、黄鴻升さんは、報道の3ヶ月後に自宅の浴室で転倒し亡くなってしまう。司法解剖の結果は、転倒したことによる急性心筋梗塞。その日の深夜、彼女はインスタグラムを更新し、彼に対する想いを綴った。

当然のことであるが、原文は中国語である。ネットにはいくつかの日本語訳が投稿されているので、引用させていただこう。


毎日 どうしてこんなに幸せなんだろうと思っていた。 

毎日 どうしてこんなに合う人に巡り会えたのだろうと思っていた。

毎日 あなたに出会えたことを天に感謝していた。

2人の時はいつも家で過ごしていたけど退屈でもなく、喧嘩もしないで楽しかった。それでもバレてしまったけど。あなたは私たちの関係を公表しない方がいいと思っていた。だから私たちは「良い友達」だった。

でも、私には、もうどうしようもなく辛すぎる。メディアやネット民がなんて書くか、気にしないなんて私にはできない。もう装うことはしたくない。ごめんなさい。約束を破ってしまって。

これまでずっと私を守ってくれて、可愛がってくれてありがとう。私がどんな要求をしても、無理難題でもあなたはしてくれた。どこに行っても、何をしていても、誰が居ても、いつも私に写真や動画を送ってくれた。仕事以外、シャワーを浴びてても寝ていても、いつも「秒」で返事をくれた。私を安心させるために。この一年半近くの間。ずっとそうだった。

でも昨夜、私はどうしてもあなたと連絡が取れなかった。これまではいつもあなたが私のところに来てくれた。携帯以外、私にはあなたと連絡を取る手段がなかった。自分が本当に無力だったことに気づいた。

二週間前、あなたは突然「僕たち、結婚しなくてもいいよね?」と言った。「どうして?」「結婚しなければ、この先何があっても君に迷惑は掛からない。君は白紙の状態で誰かと結婚できる。」と。

でも、黄鴻升 私はあなただけが必要だった…

人生 真的太難太難了…(人生って本当に難しい)


どうやら二人の交際は、小鬼さんがチュンチュンのマンションを訪ねるかたちで行われていて、チュンチュンは小鬼さんの自宅へ行くことはなかったようである。小鬼さんは、翌朝、彼を心配して訪ねてきた父親によって発見されている。

36歳という若さでの突然死ということ、直前に彼女に意味深長なことを話していたことなどから、自殺説も飛び交ったらしい。コロナ禍で、日本でも多くのタレントさんが将来の不安から自ら命を断っていた時期であるから、そのような噂が出てくるもの無理はないと思う。

彼女が、彼との約束を破って、交際を公表したことについては、「売名行為」という批判も受けたらしい。これに対してブチ切れたチュンチュンのコメントが、ネットに紹介されている。


誰も好き勝手に他人を批判すべきじゃない。あなたたちは私たちが歩んだ道を歩いたことはないし、私たちの生活も経験していない。もし、私のことを売名と思うなら、これ以上私にはつきまとわないで欲しい。

みんなそれぞれの考え方がある。言論の自由は、人を傷つけていいという意味ではない。


さらに、チュンチュンは、交際を明かした理由を「彼の最後を全部見送りたかったから」と説明した。

彼女は、3日間にわたって行われた「お別れの会」にすべて出席し、火葬、納骨にも「黄鴻升」さんの家族らと共に参列したらしい。納骨などは、日本でも台湾でも肉親だけで行うことだろうから、彼と彼女が公認の仲であったことが分かる。

確かに、「良い友達」が納骨にまで参列していたら、「何で?」ってなる。彼女は堂々と参列して、ちゃんとケジメをつけたかったのだろう。


チュンチュンは、2021年のシーズンも、2022年のシーズンもチアリーダーとして、ファンの前に立っている。2019年の笑顔と2022年の笑顔の間には、悲しい出来事があったわけだけど、チュンチュンはプロのチアリーダーとして、変わることなくずっと皆を応援してきたのだ。

台湾のプロ野球もコロナ禍で無観客試合になったりして大変だったようだ。先週末には、3年振りにオールスターゲームが開催されたらしい。動画には、ちょびっとしか観客がいない球場が写っていることがあるが、コロナによる入場制限下のことであり、決して台湾プロ野球の人気が無いわけではないとのことである。念のため。