日曜劇場「ごめんね青春!」の無料配信が終了しました。で、現地巡礼もついに最終回。今回は、菰池と白滝公園の湧水を水源とし、三島市街地のド真ん中を流れる「桜川」「御殿川」についてであります。
「桜川」は、街の北側にある菰池を水源に、白滝公園からの湧水を合わせて、三島大社方面へ流れる農業・生活用水です。「水上の小道」と名付けられた川沿いの歩道には、柳の並木や花壇が整備され、三島ゆかりの文学者「井上靖」「大岡信」などの文学碑も建てられていて、観光客や地元住民の散策路になっております。 先月、聖火リレーが、この通りを走りましたけど、人が集まってきて、かなりの密状態だったようです。
「太宰治」や「司馬遼太郎」「若山牧水」の碑もあります。
「桜川」は、ドラマでは、重岡大毅君演ずる「海老沢」君が、森川葵さん演ずる「あまりん」に突き落とされた川として登場します。また、水上の小道は、ドラマに登場する高校の通学路に設定されていて、波瑠さん演ずる「蜂矢祐子」が、錦戸亮さん演ずる「原平助」に声を掛けられ、泣き崩れるシーンなどが撮影されました。
三島駅前通りを下ったところにある「白滝公園」は、何処にもありそうな都市型公園ですが、最大の特徴は公園内に湧水があることでしょう。通りの向かいにある「楽寿園」の小浜池湧水が枯れ気味(今月は、豪雨の影響で2年連続の満水)なのに対して、白滝公園の湧水は、減ったとはいえ、今も枯れることなく湧き続いております。湧水は、園内に数カ所、溶岩の隙間や、大きな欅の根元から湧き出ていて、桜川に注いでいます。
菰池公園と白滝公園は、市民の普段使いの公園です。午前中は近所のおチビちゃんが遊び、お昼時にはサラリーマンが暇をしています。
湧水の上、川に張り出して建てられているのは白滝観音堂で、お婆ちゃんたちの憩いの場になっています。観音堂の脇には、「あまりん」が「FMみしま」にごめんねの電話をかけた電話ボックスが、今も残っています。
そんな白滝公園ですが、コロナ前には、京都の貴船にあやかって、川床茶屋がオープンしました。あんな所で仕出し弁当食べて何が楽しいんだろうって思ったんですけど、地元のレストランや料亭が日替わりでデリバリーしてくれて、なかなかの盛況だったようです。
何でも思いついたことをやってみて、そのノリに市民がついてくるってのが、三島の良いところでしょう。