2019年6月26日水曜日

「松浦亜弥」さんの33歳の誕生日に

ファンになってから6年たちました。松浦亜弥さんも33歳だそうです。
ファンになって6年ということは、休業してからも6年と云うことになります。
僕は、彼女のファンを自称していながら、ライブには一度も参戦したことがありません。


ブログを開設してからは、5度目の誕生日でした。
一週間ほど前から、何か気の利いた文章をと思っていました。
昨日も、パソコンの前に座れば、何か出てくるだろうと思っていました。
それなりに、想いは浮かんでくるのですが、以前にも書かせていただいたようなことばかりです。
動画をあれこれと見ていたら、25日が終わっていました。
まあ、それも彼女の誕生日の過ごし方としては、悪いモノではないように思いました。

松浦亜弥さんが歌うYouTubeの動画群は、増えることはないけれど、かといって、削除されるわけでもなく、ここ数年間は、ほとんど変っていません。視聴回数のカウンターの数字が、時の流れを表しているかのようです。僕が昔投稿したコメントの上には、新しいコメントが幾つも積み重なっていました。


動画をきっかけにして、新たに彼女の魅力に気づいた人も少なくはないようです。
先輩ファンから僕らへ、そして新しいファンの方々へ、想いは確実につながっていました。
完全休業のタレントに、ファンは存在しえるのか僕には分かりません。でも、2年前の記事を読んだとき、僕の想いは、何も変っていないことに気づきました。

ファンというのは、タレントとは独立した存在でもある。
ジョン・レノンは、もうこの世にはいないけれど彼のファンは存在するし、そのファンの大部分は、彼のライブになんて行ったこともないはずだ。子どもの時、友人に借りた「ヘイ・ジュード」のシングル盤に衝撃を受けたけれど、ビートルズは、もう解散した後だった。

勿論、僕だって、ファンの端くれとして、再び歌ってくれることを希望している。松浦亜弥って、こんなに凄いんだって、世間をあっと云わせて欲しいし、僕は、ずっと前から知っていたんだって、周りの奴らに自慢もしたい。大人になった彼女が、どんな歌唱を披露してくれるか、楽しみにもしている。
僕らは、期待はしないけれど、絶望もしていない。彼女の動向は、彼女の意思によるモノだけど、僕らの存在は、僕らの意思によるモノだ。そして、その存在は無意味では無いはずだからだ。

とは云っても、テンション上がらないし、新しい刺激が欲しいのが正直なところなんですけどね。

2019年6月23日日曜日

「黒島結菜」と NHK土曜歴史ドラマ「アシガール」の世界観

ここのところ、暇さえあれば「アシガール」を見ていました。何周見たか分かりません。オンデマンド月額972円の元金は、完全に取り戻した気分です。
物語の深読みに関しては本物の「アシ・ラバ」さんに敵うわけもありませんが、まあ、ライトな立場で感じたことを書いていきたいと思います。

まずは、ファンの方が作成した動画です。楽曲は奥華子さんの「ガーネット」。タイムトラベルつながりということもあって、世界観はピッタリ。まるで主題歌のようですね。


コミック第1巻は、ドラマでは1・2話に相当するようで、ここまでがタイムワープ1往復分になっていました。で、本編12回の放送分は、コミックでは8巻までになっています。さらに、本編の1年後に放送されたSP版は、コミックの9巻から12巻の序盤までに相当するようです。

公式の紹介動画は、こちら



SPと云うと、オリジナルストーリーの後日談が多いと思いますが、アシガールに関しては、本編終了後に連載で進んだ話を、SPとしてまとめて制作したようです。原作とドラマがここまでリンクしている作品も珍しいことだと思います。
そして、コミックのネタバレサイトを見て思ったのは、このドラマが、原作に沿って忠実に制作されていることでした。登場人物でいくつか省略されているところはあるものの、あらすじに関しては、ほぼ変更点が無いようです。あるとすれば、速川唯の母親が開業医なことでしょうか。その方が、瀕死の若君が現代に送られたときに、救急車に乗せることなく自宅で治療できますからね。便利な設定であります。あとは、駆け比べをした時期と、若君の母親が幼いときに亡くなっていること、それから・・・あれぇ、意外と多いかもです。

ラブコメディーとはいえ、NHKの時代劇班が本気で制作していますから、見応えはあります。関連記事のリンクは、こちら。


そして、物語の舞台は永禄2年・・・ってことは、大河ドラマ「麒麟が来る」と同時代ですね。関連記事のリンクです。


コミックはファンの要望を受けて、今後も連載を続けるそうですが、最新の12巻をもって一応の結末を迎えています。12巻では、新たに古文書が発見されて、それによると戦国時代に戻った二人は結婚し、若君は母方の実家である御月家を継ぎ、名君として彼の地を治め、生涯側室を持たず、子宝にも恵まれ、小藩ながら家は明治維新まで続くことが紹介されています。映画ならば、エンドロールで流したくなるような内容ですね。SP放送時には、12巻は発売されていませんでしたから、きっと幸せに暮らしているんだろうなぁ、と思わせる場面でドラマは終了しています。
御月家の人々と速川家が会ったら、「お宅のご先祖はウチの娘なんですよ」って会話が成立するわけですから、凄い結末です。
                                   
原作が完結していないのですから、続々編のドラマ化も有り得る話ですけど、速川唯は若君と結婚しましたから、今後は、2人で協力して国を治めていくという、全く別の物語になっていくと思います。まあ、殿様とその奥方を、大人になった「伊藤健太郎」君と「黒島結菜」さんが演じるというのは自然なことですから、とことん続編を作り続けていけば、子役が大人になっていって「北の国から」みたいになるかもしれません。

タイムトラベル物は、「時をかける少女」のように、最終的には元の世界に帰らざるを得なくなり、恋愛は悲しい結末になるのが普通かと思います。それと比べると「アシガール」の終わり方は、異色の超ハッピーエンドです。12巻の後書きによると、原作者の「森本梢子」さんは、連載を始めるに当たって、悲しむ人のいない終わり方を目指そう、と決めていたようですから、その通りの結末と云えましょう。二人揃って現代にタイムワープさせたのも、彼女の実家に二人で挨拶にいったみたいなもので、唯の両親が、納得の上で娘を戦国の世に送り出すためには、必要な伏線だったのだと思います。


さて、アシガールは、物語としては連続していますが、テレビ放送的には、本編からSPまで1年の隔たりがあります。で、この間には、出演者の方々にも変化があったようです。

弟、尊役の「下田翔大」君は、芸能事務所との契約が終了して、既に芸能界から引退していたのですが、この作品限定で復帰したとありました。(現在は、ソニーミュージックに所属)

そして、黒島結菜さんにも、大きな変化がありました。
アシガールの収録期は、彼女にとって、アイドル系若手俳優から、大人の女優への過度期にあたります。彼女にとっての2017年は、だいぶ辛い時期だったようで、東京暮らしと、女優業と、学生生活の両立が困難になり、精神的にも追い詰められていたとありました。10代を無我夢中で走り続けたタレントが、二十歳を迎える頃にアイデンティティー・クライシスに陥るのは、よくある話ですが、彼女もだいぶ追い詰められていて、女優を辞めようかとも考え、心配した両親が沖縄から駆けつける事態になったそうです。

彼女が通っていたのは、日大芸術学部写真学科です。プロフィールで、得意教科は数学と物理と紹介されていますが、女子で物理が好きと言い切るのは、なかなかのことですので、かなりガチなリケジョのようです。
講義を聴いていれば単位が貰えるような文系学科と違って、写真学科のような技能系の学科は実習とかレポートとか忙しいでしょうから、仕事と両立させるのは、かなり大変だったと思います。しかも、通っていた大学では、学生生活に馴染めなくって、いつも独りぼっちだったとありました。最終的には、大学を中退することで心の整理をつけたようですが、休学ではなくって中退であることに事態の深刻さを感じます。

そして、多くのファンが指摘しているように、SPでの黒島さんの容姿は明らかに変化しています。番組掲示板に「人って着飾れば良いのではない。たとえ汚れた姿でも、気持ちが元気なら魅力があるんだと。」という書き込みがありました。
薄汚れた足軽姿、汚しを入れたメイク、そんな唯之助をなぜ可愛く思えるのか。それは、女優「黒島結菜」の気持ちが元気だったからと云うことになります。そして、そういった内面から出てくる魅力には、どんな名演技も敵いません。
SPでの唯之助が、悪いわけではありません。ただ、前編を見てしまったファンからすると、やはり物足りなさを感じてしまうのは、致し方ないことだと思います。
黒島結菜さんにとっての2017年というのは、唯之助を演じることが出来るギリギリの時だったと云えましょう。


物語の終盤では、未来の尊に、二人用の新型タイムマシーンを製作してもらうためのメッセージを送る場面があります。それは或る意味、禁じ手でありまして、それが通用するんなら、何だって出来てしまいます。ちゃんとしたSF小説であれば、こういう手法は使わないと思いますが、アシガールは、ラブ・コメですから、良しとしましょう。

さらに、若君の墓石が発見される場面では、屋根に突き刺さった刀の絵が刻まれているんですよね。それは、戦国の世でのラストシーンなわけです。つまり、最初から、唯がタイムワープすることが前提で歴史ができていたことになります。

実は、物語の冒頭部分でも、羽木家の滅亡について、羽木家が歴史から消えたのは確かだが、その経緯は郷土史の長年の謎になっているとされています。つまり唯がタイムワープする以前から、滅亡に関しては、含みを持たせているんですよね。

そもそも、御月家は、唯がタイムワープする以前から、歴史的に存在していたわけで、その御月家の初代藩主が、唯の産んだ子だというのだから、歴史が完全にループしている。
つまり、尊が未来の自分に製造させた新型のタイムマシーンで、唯がタイムワープして若君を助け、若君は御月家の礎を築くという、一連の行為は、この世界の歴史では折り込み済みの事柄だったことになります。

この世界観は、独特のものです。従来のタイムマシン物というのは、歴史を変えることに関して、もの凄く慎重です。そこには、タイムワープで歴史を変えてしまうと現代が変ってしまう、それは決して行ってはいけないことであるという思想があります。だから、「時をかける少女」みたいに、違う世界の者同士は、一緒に暮らしてはいけないという結論になっていく。

ところが、アシガールの世界観は全く違う。タイムワープで歴史を変えることもまた、歴史的事実として内包されているのです。

唯には、歴史を変えようなんて気持ちは更々なくって、今を全力で生きているだけです。彼女にとっての今は、平成とか永禄とか関係ない、目の前の「今」なわけです。そして、最初から、歴史は、それを受け入れて出来ている。ですから、そこには「歴史を勝手に変えても良いのか」などという批判は成立しません。

この宇宙が、誕生してから消滅するまでの百数十億年は、すでに完成されたモノとして存在し、僕らはそれを時間軸に沿って再生しているに過ぎない。

こういった運命既決定論は、ともすれば無力感を伴ってしまう可能性があります。ただ、僕らは、最終的にどうなるかなんて分からない中で、与えられた一瞬を生きています。これらは、DVDでドラマを見たり、スポーツ番組で録画放送を見ている状況に似ています。既に結果は決まっているのだけれど、ネタバレしてない限り、僕らはハラハラ・ドキドキしながら全力で応援できるわけです。

この独特の世界観が、従来のタイムトラベル物では有り得なかった「スーパー・ハッピーエンド」を支えているといえましょう。

タイムトラベルに関する考察です。長文ですが・・・。



さて、「黒島結菜」さんですが、年末に公開される周防正行監督の新作映画に、ヒロインとして出演するとのことで、大人の女優としての仕事も順調のようです。

そういえば、来年の大河ドラマは「明智光秀」ですよね。僕的には、明智光秀の娘「細川ガラシャ」を彼女に演じて欲しいです。最高のキャスティングだと思いますよ。で、夫となる、名門・細川家嫡男「細川忠興」は「伊藤健太郎」君にお願い致します。話題作りとして、これ以上のネタはありませんでしょ。

戦国時代のNo.1カップルと云われた「細川ガラシャ」と「細川忠興」ですけど、その夫婦関係は、だんだん微妙になっていって、ガラシャが信仰に傾倒していったのも、イマイチな夫婦関係が要因の1つとされています。ただ、物語は明智光秀の生涯までですし、あとは脚本の力でどうにでもなりますからね。きっと素敵な戦国カップルとして描いてくれるのでは無いかと、勝手に期待している次第です。

2019年6月15日土曜日

「黒島結菜」超時空ラブ・ストーリー No.2「時をかける少女2016」×「変らないもの」feat.丸山純奈

NHK大河ドラマ「いだてん」ですが、黒島結菜さんが出演した第22回放送にて、大河ドラマ最低視聴率記録を更新したそうです。もちろん、「いだてん」の低視聴率は、黒島さんのせいではありません。だって、「アシガール」以下なんですから。
お話としては面白かったと思うのですが、大河ファンというのは、女学生が走ったりテニスをしている話には興味が持てないのでしょう。

で、今回は、黒島結菜さんがヒロインを演じた「時をかける少女2016」についてです。

日本テレビにて、2016年に連続5回のドラマとして制作されたとありましたが、視聴率は期待されたほどではなかったようです。もちろん、黒島さんのせいではないと思います。そういえば、黒島結菜さんが出演した「ごめんね青春」は、静岡県三島市で撮影されていて地元でも期待の作品だったんですけど、視聴率は期待されていたホドではなかったようです。って、これも黒島さんのせいではないと信じています。

さて、このドラマに関しても、前回と同様、ファンの方が作成したと思われる編集動画がアップされておりました。


あれっ。こちらのBGMはアニメ映画版「時をかける少女」の挿入歌、「奥華子」さんの「変らないもの」じゃないですか。

主題歌は、ちゃんと別にあるはずなんですけど、これはこれで良い雰囲気です。しかし、「アシガール」の動画の時と同じ奥華子さんとは・・・偶然の一致とは思えませんですね。
2015年に公開された、黒島結菜さんヒロインの映画「あしたになれば。」の主題歌は、奥華子さんの「君がくれた夏」だそうですから、お互い引き合うモノがあるのかもしれません。

しかし、これって、「時かけ」の何作目なんでしょうか。黒島結菜さんが速球のキレで勝負するタイプとすれば、原田知世ちゃんが投げる球は、山なりの超スローボール。50年前に書かれたSF小説が、何人もの女優さんでドラマや映画化され続けているのは凄いことですが、まあ、胸キュンは昔も今も変らないってことなんでしょう。

でも、場面設定は微妙に変わっていて、そこには50年という時の流れを感じます。登場人物の名前にしても、「菊池風磨」君が演じる未来人ケン・ソゴルは、深町一夫から深町翔平へ。「黒島結菜」さんが演じるヒロイン芳山和子は、芳山未羽へと変っています。確かに、平成の女子高生に和子なんて名前の子はいないでしょう。「竹内涼真」君が演じる幼なじみの堀川吾朗は浅倉吾朗です。同じ吾朗ちゃんなら、ここはそのままでイイと思うんですけど、格好いい涼真君には、堀川より浅倉が似合うってことでしょうか。(全国の堀川さんゴメンナサイ)                 

ただ、どう見ても、深町君と吾朗ちゃんは、キャスティングが逆だと思います。誠に申し訳ないのですが、僕には風磨君のチャラサが、どうにも馴染めません。
それにしても、今をときめく「竹内涼真」君が、フラれる役どころとは・・・「過保護のかほ子」でブレイクする直前、2016年の段階では、このくらいの扱いだったってことでしょうか。

と思ってたら、こんな動画がありました。黒島結菜さんと竹内涼真君の胸キュンな場面を集めた動画です。BGMは同じく奥華子さんの「変らないもの」です・・・って、何でだ?

で、良いことを思いついたんです。奥華子さんに2度も登場いただくのも申し訳ないので、「丸山純奈」さんの歌唱と差し替えてしまおうかと。
アナログ的編集ですので、音質と画質の悪さはお許しください。二度押しで再生スタートです。

では、あおぐみのみなさん、
「丸山純奈」×「黒島結菜」×「竹内涼真」ですよ。



ジャニーズファンの方々には申し訳ありませんが、僕的には、こっちの方が断然良いです。

だって、よくよく考えてみればですよ。幼なじみとの淡い想い出を、催眠術を使って乗っ取って、女の子を自分のモノにしようとする「深町」って、卑怯極まりない奴じゃないですか!

実は、このドラマは、静岡県の沼津市をメインのロケ地にして撮影されていたんです。伊豆半島の付け根にあたる沼津市静浦・内浦地区は、たくさんのCMやMV、映画やドラマのロケ地として使われていて、以前、静浦の方とお話ししたときも、いろいろ撮影にきてるよ、って話してました。いろいろの中には、乃木坂のMVとか、このブログで紹介させていただいた、山本舞香さん主演の映画「桜の雨」とかがありますし、実写ではありませんけど、「ラブライブ!サンシャイン」の設定地にもなっています。

そして、各ロケのメインとなっているのが、統合によって廃校となった「旧静浦中学校」であります。つい最近まで現役の中学校として使われていて、学校備品などもそのまま。高台にあって屋上から海が見えるなど景色は抜群。周囲には民家もあまりなくって、夜間ロケもOK。すでに廃校ですからネガティブ撮影も可。そして何より首都圏に近いということが魅力なんだそうです。レンタル料は一日3万円だそうですよ。物語の舞台設定が、とある海辺の小さな町の学校だったら、ほぼ旧静浦中学校で間違いないかと思います。

狩野川を渡る永代橋とか、今やシャッター通りとなっているアーケード街とか、動画に見慣れた街や風景が出てきて、そこに、あの竹内涼真君や黒島結菜さんがいると不思議な気分になります。

竹内涼真・黒島結菜と穏やかな伊豆半島の景色。そして、バックに流れているのが13歳の丸山純奈が歌う「変らないもの」なんですから、悪かろうはずがありません。

ただ、高校生になった「丸山純奈」は、人を好きになることを知った「丸山純奈」ならば、このシーンにどんな歌唱を合わせてくれるんだろうと、動画を視聴しながら、ちょっと考えちゃった次第であります。

ということで、今日はお終いです。

2019年6月9日日曜日

「黒島結菜」2つの超時空ラブ・ストーリー 其の壱「アシガール」

「黒島結菜」さんは、野菜生活とかのCMや、NHKのドラマに多数出演してる女優さんです。先日も、大河ドラマ「いだてん」に大正時代の女学生の役で出ていました。「槍」投げてました。ちょい役ながら、結構インパクトのある役どころです。


その前は、NHK土曜ドラマ「アシガール」で「刀」を背負って原野を走りまくってたようです。で、素敵な編集動画を見つけたんですよ。騙されたと思って是非。


なんと、BGMは、「奥華子」さんの「ガーネット」じゃないですか。「ガーネット」といえば2006年に制作されたアニメ映画版「時をかける少女」の主題歌。超時空ラブ・ストーリーつながりだからでしょうか、全然関係ない楽曲なのに、まるで、このドラマのために作ったかのようです。視聴していたら、大人げもなく泣きそうになりましたです。

なるほど、これが「胸キュン」ですか。

こちらが番組のPR動画です。本編の他に、1年後に放送されたSP版があったようですね。

     
         
何が「超!好き!!」だよ。

でも、オンデマンドがあって良かったぁ。便利な世の中になりましたです。

時代劇の造りは、さすがNHKですね。冒頭の合戦シーンなど、民放の追随を許さない、ほぼ大河ドラマのクオリティーでしたよ。

NHKの通常ドラマとしては、異例の高視聴率(と云っても数%ですけど)で、全12話が、オンデマンドで1位から12位を独占するという快挙を成し遂げたそうです。再放送も高視聴率で、DVDの売り上げもまずまずとありました。後追いで人気が上がってくるドラマというのは、そうあるものではありません。番組公式サイトの掲示板は先月で受付終了になりましたけど、2万通近くの感想が寄せられてました。今月からは、CSでも再放送をするらしいです。

NHK時代劇の主演女優がこれですから。


原作もちょびっとだけ見たんですけど、よくぞ見つけてきたというキャスティング。それにしても、足軽姿がサマになってますね。

お話としては、コミック原作ならではの、滑稽なほどに一途なラブ・ストーリーなんですけど、知らず知らずのうちに、応援しちゃってる自分がいました。黒島結菜という女優さんが、良い意味で色気が無いんで、かえって清々しさを感じさせてくれるんですよね。「そんなのありえねーだろ~」ってパソコンの画面にツッコミを入れながら見ていたんですけど、見終わった後には、何とも云えない心地良さがこみ上げてきました。何年も忘れていたような。


こんなふうに、キレのあるストレートを、ど真ん中にがんがん投げ込んでくるような女優さんって、イマドキ貴重な存在だと思います。

二人は同い年だそうで、一時期、黒島結菜さんと伊藤健太郎君がお付き合いしているのでは、という噂がネットで流れたそうです。まあ、これは、そうあって欲しいというドラマのファンの想いから出たモノなんでしょう。

そうそう、番組掲示板の投稿者って、ほとんどが中年女性だったんですよね。で、皆が皆、「アシ・ラバ」とか健太郎ファンっていうわけでもないみたいです。同性の大人に好かれる女優さんってことなんでしょうか。

最近は、ちょっと大人っぽくなって、大学生とか、新社会人の役とかやってますけど、まだまだ高校生役もOKですし、着物姿も可愛いですし、時代劇のカツラとかも似合いますから、活躍の場もたくさんありそうです。朝の連続ドラマとか、似合いそうなんですけど・・・そしたら、オンデマンドで。

2019年6月1日土曜日

「紀平梨花」新シーズンの3連続ジャンプの破壊力

国内最大のアイスショー「Fantasy on ICE」が始まりました。1ヶ月間、全国4会場で12公演とのことですから、アイドルのライブツアーもびっくりのスケジュールです。
ファンタジー・オン・アイスと云えば、出演者の顔ぶれが豪華なことで有名です。参戦したいのはヤマヤマなんですが、羽生君が出演するとあってチケットは大争奪戦となってましたし、地方公演は交通費もかかりますからね。

週末のスポーツニュースでは、羽生選手と「ToshI」さんとの共演を大きく取り上げていました。で、紀平梨花選手はと云うと、新シーズンのSPをお披露目したようです。


ジャンプの構成は、①2A ②3Lz ③3Fとなっています。

実際の試合では、最初の2Aが3Aになるはずです。(僕は2回転半のままでも十分だと思いますけど)あと、どちらかのジャンプに3Tを付けて、コンビネーションにするはずです。(こちらはルールですからね)昨シーズンは、フリップの方が連続ジャンプだったので、それでいくと、3番目が連続ジャンプということになります。連続ジャンプを最後にすれば、基礎点はちょびっと上がりますけど、失敗したときにリカバリーができなくなります。かといって、2番目のルッツをコンビネーションにすると、昨年度よりもほんのわずか、基礎点が下がってしまいます。まあ、結果的には、昨年と同じ構成になるのではないでしょうか。ジャンプを難しい順に上から3つ選んで跳んでるわけですから、変えようも無いですしね。

曲は、「Breakfast In Baghdad」で、衣装もガラッと変えてきました。スカートで無いことを嘆くファンもいるようです。彼女の最大の良さである、美しいスケーティングを生かすならば、もう少しゆったりと滑ってほしいところですが、昨シーズンのSPは完全に失敗癖がついていましたから、気分一新、180度変えてみたと云ったところでしょうか。

しかし、SPについて、1ヶ月前の段階では、何も決まってないみたいに云ってましたから、わずか2・3週間で作り上げてきたということになります。凄いですね。

もう1つ、コロラド合宿でのフリー演技の動画がアップされています。こちらの方が、ファンの期待値は高いみたいですね。全体的には、昨シーズンの「A Beautiful Storm」と同じような印象を受けます。「O Virtus Sapientae」という曲だそうです。


動画のファイル名が「Sneak Peakとなってましたけど、「Sneak Peekの間違いでしょうか。隠し撮りみたいな動画で、複数の映像をつなぎ合わせているようです。

冒頭は、宣言通りの4サルコウ。2番目は、3アクセルと2トゥループのコンビネーションになっていました。連続ジャンプにしているということは、後半にもう1回、単独の3アクセルを入れるつもりなんでしょう。

動画での最後のジャンプは、3ループのようですから、ここから予想されるジャンプ構成は次のようになります。

①4S ②3A+2T ③3Lz+3T ④3Lz ⑤3A ⑥3F+1Eu+3S ⑦3Lo

もし、完成すれば、前回のソチ・オリンピックの男子メダリスト並の構成ですね。もちろん、これは考えられる最高難度の構成です。3アクセルを2つ、しかも、1つは後半というのは、かなり厳しいと思いますから、実際の試合では、もう少し難易度を落としてくるかもしれません。

3アクセル+2トゥループと2アクセル+3トゥループの基礎点の差は、1.8点しかありませんから、何が何でも3アクセルを2つ入れる必要は無いと思いますし、ショートプログラムでの得点差とかを考えて、構成を変更していくという戦い方もありますけど、それじゃあ梨花ちゃんらしくないですからねぇ。

で、最も注目すべきは、3フリップ+1オイラー+3サルコウのコンビネーション・ジャンプを練習しているところですね。オイラー(ハーフループ)を挟んでの3連続ジャンプは、全日本選手権の時に、リカバリーで3Lz+1Eu+2Sを跳びましたけど、正式に投入するのは、ジュニア時代を通しても初めてだと思います。

従来の+2T+2Loの3連続ジャンプと比べて、基礎点で2点ほどアップさせることができますし、終盤にもっていくと、得点も1.1倍になります。
でも、そんなこと以上に、この3連続は、とにかく格好良いです。女子選手で、3連続ジャンプの中に3回転を2つ入れるというのは、凄いことですし、プログラム後半で決めることができれば、8回裏のダメ押しホームランって感じで、盛り上がること間違い無しでしょう。

オイラーを挟んでの3連続ジャンプをまとめた動画がありました。


イマイチな選手は、2番目のオイラーが「おっとっと」って、着地が乱れているように見えてしまいます。これを、ちゃんとした繋ぎのジャンプに見せるというのは意外と難しいみたいです。で、この動画・・・全日本の男子よりも、ロシアの女の子たちの方が基礎点が高いジャンプを跳んでいるのがお分かりいただけたでしょうか。

では、改めて、梨花ちゃんの3連続ジャンプを見てみましょう。2分35秒からです。


なかなかの安定感ですね。さらに完成度を高めて、振り付けの中に溶け込ませていけば、最高のプログラムになるかと思います。実戦での投入が楽しみです。