2022年3月19日土曜日

みんなで歌おう「My Days for You」~真野恵里菜・藤本美貴・道重さゆみ・鈴木香音・上國料萌衣・中島卓偉~

「My Days for You」は、真野恵里菜さんのソロ通算13枚目のシングルで、2011年6月29日発売、オリコン10位、作詞「NOBE」作曲「中島卓偉」編曲「鈴木俊介」とありました。作曲を担当した「中島卓偉」氏は、アップフロント系事務所に所属するロックミュージシャンで、事務所内アルバイトとして「アンジュルム」の「大器晩成」などハロプロアイドルの楽曲を提供しています。

この曲は、推し(アイドル)からファンへのありがとうソングですから、ライブのお終いに歌うことが多いようです。世に知られたヒット曲・・・ではありませんが、なかなかの良曲なので、今でもハロプロの子たちに歌い継がれています。もちろんYouTubeにも、たくさんのライブ動画がアップされています。今回は、その中から独断でセレクトさせていただいた5本の動画を貼り付けさせていただきました。



トップバッターは「真野恵里菜とMy Days for You 歌ってみた藤本美貴」であります。ミキティーのYouTubeチャンネルにあった動画で、半年間での再生回数は、16万回とありました。

すっかりお母さんになった藤本さんですけど、コブシ回しとかは、やっぱりミキティー。全然変わりませんです。最近、精力的に歌唱動画を配信しているようです。GAM時代の楽曲も歌っているようですが、松浦亜弥さんとのコラボは実現していません。もう、お付き合いしてないのかなぁ。

真野ちゃんは、女優としてイイ感じに売れてきた時に、いきなりのサッカー野郎との結婚でしたからね。勿体ない話ですけど、こればかりは致し方ありません。スペインに住んでいると聞きましたが、時々、帰国してお仕事をしているようです。真野ちゃんも、今年で31才とのこと。人妻になっても相変わらず可愛いですね。現役アイドル時代と比べると、歌唱の尖った部分が無くなったように思います。



続きましては、元モーニング娘「鈴木香音」さんのテイク。ソロイベントでしょうか。

ファンの声援に泣きそうですけど、見ているこっちまで泣きそうになりました。ズッキ、どこで何をしているんでしょうか。一般人として頑張っているのかなぁ。



こちらは、現在のハロプロの稼ぎ頭、「上國料萌衣」さん(かみこ)のソロライブ。このブログでも、何回か貼り付けさせていただいたテイクです。


この安定感、さすがです。ソロで通用するアイドルというのは、どこか違うモノを持っているんですよね。ハロプロの後輩たちと比べると、ホントに普通に歌っているのが分かります。そこそこブレイクしてきた「かみこ」ですが、アイドルは二十歳過ぎてからが勝負。このチャンスをどう生かしていくのか、応援していきたいと思います。



続きまして、「モーニング娘。」の八代目リーダー「道重さゆみ」さん(さゆみん)のテイクです。YouTubeには、さゆみん単独の動画もアップされているのですが、1曲丸ごと「さゆみん」の歌唱というのも何ですので、真野ちゃんとのコラボ動画で如何でしょうか。

この二人、ヲタ君たちの間では、似ていると云われていたそうですけど、タイプ的には正反対のアイドルに思います。で、この動画では編集されてますけど、単独のテイクを見ると、さゆみんはCメロの出だしのところで歌詞を飛ばしています。そして、明らかに落ち込んでいます。ステージの後で大泣きしたという話も伝わっています。これだけ音を外しているんだから、ちょっとくらい歌詞を飛ばしちゃってもドンマイだろうって思うんですけど、彼女もアイドルとして、プライドをもってパフォーマンスしているってこと。そういうプロ意識が、ファンを惹き付けているのでしょう。



お終いは「中島卓偉」氏に登場していただきましょう。コットンクラブでのライブ動画とかもアップされているんですけど、ラストにピッタリなのは、ギター弾き語りのこちら。

機会があったら、僕もカラオケで歌ってみようかな。

2022年3月14日月曜日

NHKプロフェッショナル ~究極のバーチャルシンガー「初音ミク」~

NHKプロフェッショナル~仕事の流儀~で「初音ミク」が取り上げられました。NHKさんの初音ミク愛は、尋常でないですね。きっと制作側(それも、かなり偉い人)の中にボカロファンがいるんでしょう。

番組は、IBMコンピューターの「デイジーベル」から始まり、YAMAHAのプロジェクトへという展開でしたが、開発の話はここまで。その後は、ずっと「ボカロP」を取り上げていました。つまり、今回のプロフェッショナルとは、開発したエンジニアたちではなく、初音ミクを使って音楽制作に携わっている「ボカロP」さんたちのことだったようです。

ヲタク文化としてのボカロも、ちょっとだけ触れられていて、歌い手さんも紹介されていました。初音ミクに影響されたアーティストとして、「YOASOBI」「ヨルシカ」「Ado」さんたちも出てきました。短いながらも、ちゃんとインタビューもしていて、さすがNHKの人気番組です。

全体な印象は、現在のボーカロイドと周辺の情況が良くまとめられていたな、と云う感じでしょうか。

お約束の「プロフェッショナルとは?」という問いに対して、社長さんは、「Everyone Creator」みたいなことを云ってましたけど、それは、2007年の発売時から数年間のことであります。今だって、誰でもボカロPになれますが、相手にしてもらえるのは、ほんの一握りの有名ボカロPだけ。番組では、その彼らを「プロ」として取り上げていたように思います。

で、そのプロのお仕事・・・制作風景が紹介されていました。登場したのは、顔出しNGの「Mitchie M」氏と「DECO*27」氏、それから、教祖こと「きくお」氏でした。商業ベースの仕事をこなし大御所感満載の「DECO*27」氏と、独特の世界観で海外に多くのファンをもつ「きくお」氏という、二人のボカロPを対照的に取り上げていたのが面白かったです。

僕は、初音ミクの楽曲でも、「DECO*27」氏の作品はよく聴いてましたが、「きくお」氏の曲は馴染みがありませんでした。今回、ちょびっと勉強させていただきました。

誕生から15年。ボカロに対する差別や偏見が無くなったと同時に、熱量とプレミアム感も無くなりました。今では、初音ミクが歌っているとしても、「だから何?」って感じですし、ボカロPも特別で怪しい存在ではありません。ミュージシャンが、たくさんの音楽表現ツールの1つとして、ボーカロイドを選択しているに過ぎないのです。15年たって、本来のあるべき姿になったということでしょう。