2020年4月26日日曜日

テレビ東京「行列の女神~らーめん才遊記~」の「黒島結菜」がイラ可愛い

テレビ東京の新作ドラマ「行列の女神」。鈴木京香さんと黒島結菜さんのW主演で、初回の視聴率は5.1%。テレ東の「ドラマBiz」枠では平均的な数字だそうですが、視聴者の評判はマズマズのようです。


オープニング曲は、「LOVE PSYCHEDELICO」さんの「Swingin’」って曲だそうです。コミカルでお洒落なドラマの雰囲気にピッタリですね。


発音が素晴らし過ぎて、オジさんの耳には、全部英語に聞こえますです。

で、何より嬉しいのは、「黒島結菜」さん演ずる「汐見ゆとり」を叩くコメントが、(常に一定数存在しているアンチを除くと)ほとんど無いことであります。これは精神衛生的にも助かります。

黒島結菜さんといえば、「死役所」で「三樹ミチル」を演じたときも、「スカーレット」で「松永三津」を演じたときも、とにかく叩かれまくっていましたからね。
で、今回の「汐見ゆとり」も、前の2つと同じような役柄だし、やっている芝居も相変わらずの学芸会(良い意味)ですけど、いったい何が違うと云うんでしょう。
確かに、スカーレットの時は主人公の旦那の不倫相手という先入観がありましたけど、それだけじゃない気がするんです。

と云うわけで、同じ芝居をしているのに、「アシガール」の「速川唯」と「行列の女神」の「汐見ゆとり」は受け入れられて、「死役所」の「三樹ミチル」と「スカーレット」の「松永三津」は叩かれる。お節介ではありますが、その理由を考えて見ました。


ゆとりちゃんを叱ってくれる人がいる

1つは、「ゆとり」ちゃんの非常識な振る舞いを、叱ってくれる役がいるということでしょうか。男性陣は振り回されっぱなしですけど、「高橋メアリージュン」さん演じる「夏川」や、特に「鈴木京香」さん演じる「芹沢社長」の強烈なツッコミが痛快です。
アシガールで云うと、「ともさかりえ」さん演じる「おふくろ様」でしょうか。よく「戯けっ」って云われてましたからね。

「スカーレット」では「八郎」がその役回りだったかと思いますけど、多少たしなめる程度。スカーレットの出演者は、皆さん人間的にデキた人たちという設定でしたからね。それが、視聴者からすると、勝手な言動を繰り返す「三津」を、のさばらせている印象を与えていたように思います。

黒島さんは、「行列の女神」の番宣で、お芝居をしていても、周りにかわされているような感じで難しかった、みたいなことを云ってました。空気が読めないキャラクターを演じるというのは、芝居がかみ合わなくって、やりにくいんでしょうね。だとすると、スカーレットの時なんて、もっと浮き上がってましたからね。ボケでもツッコんでもらえないって、かなりツラかったのでは、って思いました。


ゆとりちゃんも頑張っている

以前、「文春オンライン」で、スカーレットの脚本を担当された「水橋文美江」さんのインタビュー記事が掲載されてたんですけど、その中で、黒島結菜さん演じる「松永三津」についてのコメントがあったので、引用させていただきます。
(三津が嫌われていることは)全然知らなかったんです。三津が「かわはら工房」から去った週に、内田さんが「最終的には三津を好意的にとらえてくれた人が多くて、ほっとしました」とメールをくれて、それで私は初めて「えっ、受け入れてもらってなかったの?」ってびっくりして。松下さん(八郎)に「三津って嫌われていたんですか」と聞いたら、「そうなんですよ。もう2人きりになるだけで……」とか仰ってて。もう一度「えっ」と(笑)。私としては、そのシーンをずっと前に書いているので、どうにもならないんですけど驚きましたね。
これは、或る意味衝撃的な話でした。

松永三津が、制作者の思惑を越えて、逆に云うと、難しい役ではあるが、嫌われ役では無いという設定であった松永三津が、何故、あそこまで嫌われてしまったのかってことです。

その一番の原因は、三津が真面目に頑張っているシーンがほとんど無かったことにあると思います。内弟子として家事や雑用もしているし、陶芸の修行もそれなりにしているはずなんだけど、それが見ている側に伝わってこないから、コイツ何しに来てるんだっ、みたいに思われてしまう。

もしかしたら、脚本の段階では、そういう描写もあったのかもしれません。また、収録していたのに編集の段階でカットされたって可能性もありますけど。

一方、ゆとりちゃんは、生意気な問題発言を連発しますけど、決して口先だけでは無いんですよね。徹底的に掃除しろ、と云われれば、丸二日間徹夜で掃除する。オマエやってみろと云われれば、自分なりに考えて行動する。ちゃんと頑張っているシーンがあるんです。
まあ、これは、主役ですから、当然と云えば当然ですけどね。


ゆとりちゃんには才能がある

アシガールの速川唯には、めちゃくちゃ足が速いという才能がありました。ゆとりちゃんも料理に関して非凡な才能がありますよね。

ごく平凡な女の子が主人公ってのもアリかもしれませんけど、それが成長物語だとしても、ヒロインは魅力的であって欲しいものです。


さて、らーめん才遊記は、「ビッグコミックスペリオール」に連載されていたグルメ漫画が原作ですが、芹沢社長が男性から女性に変更されているなど、その改作に違和感を持つファンも多いようです。原作とドラマの関係って、歌で云うと、オリジナルとカバー曲の関係と通じていて、これはこれで面白そうなテーマですので、いつか取り上げてみたいと思います。

エンディング曲は、THEイナズマ戦隊の「WABISABIの唄」って云う曲だそうです。リンクになります。


聴いた瞬間に、ウルフルズっぽいって思ったんですけど、こんな時だからこそ、前向きソングが必要なのかもしれません。朝から晩までコロナ関連の番組ばかり見ていると、体にも心にも悪いようですし。


それにしても、黒島結菜さんってリクルート・スーツがお似合いだと思います。聞くところによると「ドラマBiz」は大企業のお偉いさん方も結構見ているそうですから、リクルート関連のCMオファーとか来るかもしれませんね。

ドラマ視聴率というのは、宣伝効果が現れる初回は高くって、その後は、脱落者が出てきて少しづつ下がっていくのが普通だそうです。これが、初回を見た視聴者が離れること無く、新規の視聴者が現れれば、つまり視聴率が2回目から右肩上がりになればヒット作ということになります。次回の視聴率がどうなるのか、ちょっと楽しみであります。

2020年4月13日月曜日

みんなで歌おう「ドッキドキ!Loveメール」~松浦亜弥デビュー19周年記念~

4月11日は、松浦亜弥さんのデビュー記念日でしたね。忘れてました。19周年だそうです。まあ、休業している間を年数にカウントするかどうかは別として、19年前に中学3年生、当時14才の松浦亜弥さんがデビューしたということです。

デビュー曲は「ドッキドキ!Loveメール」。2001年と云うと、ソフトバンクが「iPhone」を発売する7年も前。都市部でも携帯が圏外になるところがあったような時代だったんですね。
新生活に希望を膨らませる、ひたすら前向きな歌詞。このような時期だからこそ、聴きたい楽曲と云えます。

では、まず御本家にお手本を見せて頂きましょう。どのテイクにするか悩むところですが、2002年に富士急ハイランドの特設ステージで開催された「サマーライブコンサート」で如何でしょうか。


はいっ、完璧ですね。デビューして一年余りで、このパフォーマンス、恐れ入りますです。

次は、ハロプロの後輩である「アンジュルム」の「上國料萌衣」さんに歌って頂きましょう。ブレイク確実と云われていた「かみこ」も、いつの間にか二十歳なんですね。


如何でしょうか。「かみこ」は、そこそこ歌える子だと思ったんですけど、この曲って意外と難しいんですかねぇ。
動画のタイトルに2018年とありましたから、2年前のテイクのようです。アイドルとして今ひとつ振り切れて無い感がありますが、まあ、この普通っぽさが彼女の良いところでもあります。まるで昭和のアイドルを見ているような気分。この子の一番良いところは、本当に楽しそうに歌うところ。僕の爺さんも「歌は楽しく歌うもんだ」って口癖のように云ってましたし。

そう云えば、ピザーラのCMが「成田 陵」君に盗られちゃいましたね。ピザーラさんは、ハロプロの女の子たちを使ってくれる貴重なスポンサーさんだったのに残念です。
最近のアンジュルムって何してるのかなぁ。このまま続けていっても・・・って、今日はネガティブな話は無しにしましょう。

続いて貼り付けさせていただくのは、「櫻井佑音」ちゃん。「子どもアイドル」って云うんでしょうか、小学生がアイドルの真似事をして、オジさんたちが応援しています。犯罪スレスレの行為にも思えますが、その気持ちも分からないではありません。と云うのは、子どもに歌を歌わせて、それを鑑賞するというのは、古来より人類普遍の文化だからです。

櫻井佑音ちゃんは、この世界では有名な女の子のようです。動画は2年前のもので、小学校4年生10才とありました。


今回紹介させて頂いたテイクの中では、一番お色気があるかもですw

YouTube上には、彼女のいろいろなステージがアップされていて、ハロプロ系の歌をたくさん歌っています。きっと親御さんがハロプロファンで、そのような楽曲に親しむ環境が家庭にあるのでしょう。
この他にも「想いあふれて」とか、面白いテイクがありましたので、またいつか紹介させていただこうかと思います。

トリは、この方「辻 希美」さんに登場していただきましょう。ママタレとして、バラエティー番組出演の他にも、ブログやインスタ、YouTubeと大活躍ですね。先日の「おんぶゴチ」も無敵の強さでしたし、夫婦仲もホントに良さそうで何よりです。


凄いですねえ。驚きです。アイドルとして完全に振り切っていながら、ここまで歌いきれるのは流石。正にプロのパフォーマンスと云えましょう。トリを飾るに相応しいテイクに思います。
で、「櫻井佑音」ちゃんのテイクって、この動画を下敷きにしているような気がするんですけど・・・。

さて、御本家「松浦亜弥」さんも、このままでは終われないでしょうから、大トリとして再登場して頂きましょう。お終いは、2004年秋の「代々木スペシャル」からのテイクです。
「あやや」って、大勢の前に立っても、ちゃんと一人一人を見てるんですよね。ファンが手を振ってきても完璧にレスしている。これを歌いながら、踊りながらやるんですからプロですよねぇ。
では、日本のタレント史上、類を見ない「可愛くって、格好良くって、歌が上手い」という三つの要素を、どれも蔑ろにすること無く、共立させたタレント。「あやや」のパフォーマンスでお終いに致します。