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2016年7月31日日曜日

みんなで踊ろう! MMD動画の傑作「ハイファイレイヴァー」

 「ハイファイレイヴァー」は、「EasyPop」さんが、2012年に発表したボカロ曲です。歌は「巡音ルカ」「GUMI」「初音ミク」の3体のボーカロイドが歌っています。で、この曲が、他のボカロ曲と少し違っているところは、もの凄く沢山のMMD動画及び人間の「踊ってみた動画」がアップされているということです。
 曲のノリが良いのもありますけれど、振り付けが良くできているんですよね。そこで、今回は、このMMD動画の傑作「ハイファイレイヴァー」を踊り比べていただこうというわけです。

 では、最初に人間の女の子にお手本を見せてもらいましょう。気の遠くなるほどたくさんある動画からセレクトさせていただきました。歌っているのは、ボーカロイドのようです。


 まず、MMD動画の1番手は、「艦これ」から「天津風」です。歌っているのは、有名な歌い手さん「96猫」さんですね。
 先ほどは、ボーカロイドの歌で人間の女の子がダンスをしましたけど、これは、人間の歌でCGがダンスしてますから、ちょうど反対になりますね。


 カメラの移動が無いので、オジさんにとって、とっても優しい動画だと思います。それにしても、動画の滑らかな動きには驚きます。MMD動画もここまで進歩しているんですね。ネットのスペックと共に進化する、日本のオタク文化恐るべしです。

 続けて、ボーカロイド代表「IA」ちゃんです。歌は、やはり歌い手さんのようです。「IA」ちゃんは、歌唱力も抜群ですので、是非とも、自身で歌って欲しいところですけど、致し方ありません。


 あと、エフェクター掛けまくりの動画でしたね。「IA」ちゃんの可愛らしさと格好良さがよく出ていたと思います。「IA」ちゃんは、日本では、初音ミクの影に隠れて、知名度も活躍もイマイチですけど、海外では、絶大な人気を誇っています。昨年の北米ライブに続いて、今年は、上海でもライブを開催するとのことですが、是非とも、日本でも再開催していただきたいものです。

 最後は、再び「艦これ」から駆逐艦「天津風」と「島風」さんです。2体でダンスをする場合、コピーにするか、鏡にするかで、雰囲気も変わってくるんですけど、この動画は鏡になってます。歌は、ボーカロイドですね。


 動きも滑らか、2体を重ねて踊らせる場面もありますし、カメラワークもスイッチを多用するのでなくって、ズームや移動が主体なので、オジさんでもあまり目が回らず見やすいです。なかなかの技術をお持ちの方とお見受け致しました。
 ただ、僕的には、艤装を着けて踊って欲しいです。やっぱり艤装あっての「艦これ」だと思うものですから。

 実際の駆逐艦「島風」については、このブログで紹介させていただきました。駆逐艦「天津風」の方ですが、陽炎型の九番艦として建造されるのですが、新型のボイラーを搭載し、新型駆逐艦「島風」建造のためのデータを収集したとあります。だから、「島風」と「天津風」がペアを組んで踊っているんですね。さすがの細かいこだわり。勉強になります。
 「天津風」は、3度の沈没の危機を乗り越えたり、米国海軍の巡洋艦を沈めたり、爆撃機を撃墜するなど、帝国海軍の駆逐艦の中では、多くの戦果をあげています。海上自衛隊の護衛艦に「天津風」の名前が使われているのは、そのあたりの験を担いでいるのでしょう。
  


 これだけの技術と時間があれば、もっと世の役に立つものを作れそうな気がするんですけど・・・w

2016年1月31日日曜日

ボーカロイド「IA」と「菊ちゃん」の意外な接点 「Circuit DISCO」「My Soul, Your Beats!」

 最初に貼り付けさせていただく動画は、「Circuit DISCO」のMVです。国内の自動車レースシリーズの1つである「SUPER GT」とのコラボCDのために書き下ろされた楽曲とのことです。


 この曲の制作を担当したのが「小松一也」氏で、他に「Kaz」という名義でも活動しているアレンジャーさんのようです。ボーカロイドの楽曲というのは、アマチュア投稿が大きなウエイトを占めているのですが、このようなCM作品やコラボ作品などは、プロの音楽家が起用されることが多くなってきたようです。
 で、この方、実は、w-inds.の楽曲に数多く関与していて、2005年以降にリリースされたw-inds.のほとんどの楽曲と橘慶太氏のソロ楽曲は、全て小松氏が編曲している、とありました。

 先日、投稿したLiaさんの記事で、バックバンドに菊池真義氏が参加しているとtonwgoさんから教えていただいたのですが、「IA」「Liaさん」「小松氏」「橘氏」「菊池氏」という人脈(?)が存在するようで、その中核となっているのが、小松一也氏ではないかと考えられます。

 だからどうしたって云われてしまうと、それまでなんですが、僕が期待しているのは、ボーカロイド「IA」のライブの伴奏を菊池真義氏が担当する可能性があることなんです。
 ボーカロイドは、コンピュータプログラムのアウトプットにすぎませんけど、それを中心にして、生バンドと観衆が会場に作り出す雰囲気は、決して作りものでも、偽物でもない、本物のライブといって良いと思います。
 でも、ボーカロイドって、伴奏に合わせて歌うってことを絶対しませんから、バンドがボーカロイドに合わせるしかないんですよね。で、そういう状況で、伴奏にアドリブを入れたりするのって、並みのミュージシャンじゃ、なかなか出来ないんですよ。当たり前のことですけど、ボーカロイドってどんなライブでも常に同じに歌うんで、余計にバックバンドの差が出ちゃう。だから、ボーカロイドのライブに参戦するオタクたちは、常に最高のバンドに担当してもらうことを夢みているんです。「初音ミク」に「THE39'S」があったように、「IA」に「菊ちゃん」がいてくれたら最高だなって思ったんです。

 で、実は、部分的ですが実現していたんですよね。「Lia」さんのライブに「IA」がゲスト出演した時のテイクです。ボーカロイドと音声データの提供者のデュエットという面白い演出なんですが、後ろでギターを弾いているのが菊ちゃんで、あとドラムの高尾さんとキーボードの桜井さんも出ています。曲は、「My Soul, Your Beats!」。テレビアニメ「Angel Beats!」のオープニングテーマだそうです。


 中の人とボーカロイドの共演って、有ることはありますけど、ガチでデュエットする動画は珍しいです。ただ、ちょっと気になるんですけど、「Lia」さんが、あまり楽しそうに見えないんですよ。こう云うのって、本人の前でモノマネされているのと同じで厭なものなんでしょうかね。

2016年1月25日月曜日

Lia「鳥の詩」 ~ボーカロイドカバー特集~

 「鳥の詩」(とりのうた)は、2000年にKeyから発売されたゲーム「AIR」の主題歌です。当初は、18禁のアダルトゲームだったそうですが、その秀逸なストーリー性が評判になり、アニメ化されたり、全年齢対象版が発売されたりして広まっていきました。今では、元アダルトゲームであったことを知らずにファンになっている子も多いと聞きました。

 テーマ曲「鳥の歌」をレコーディングした時、Liaさんは未だデビュー前、アメリカ在住の学生さんだったそうで、レコーディングに至る経緯も本当に偶然だったようです。
 ゲームやアニメが大ヒットすることによってテーマソング「鳥の詩」も広く知られるようになり、アニソンのランキングでは、常に上位にランクされ、現在では、アニメ界の「国歌」と云う扱いを受けているそうです。

 まずは、御本家にお手本を示していただきましょう。2014年とありましたから、比較的最近のテイクのようです。


 さすが、「クリスタルヴォイスの歌姫」と云われるだけありますね。Liaさんは、どちらかというと声を聴かせるタイプの歌手のように思います。
 ゲームのオープニングテーマでこのクオリティ。さすが日本が世界に誇る文化です。それからもう1つ、彼女の声質は、周波数と振幅の2つで1/fゆらぎを所持すると紹介されていました。

 「1/fゆらぎ」は、自然界に存在する半不規則なノイズ成分で、ちょっと前まで、人に安らぎを与えるとして話題になりました。「1/fゆらぎ」機能が付いた扇風機が自然の微風を再現しているとか云って一頃売られていましたよね。
 確かに規則的なノイズというのは、人には気持ちの悪いモノなんですが、不規則成分を加えた「1/fゆらぎ」がどれほどの癒やし効果があるのかは、科学的に証明するのは難しいようです。川のせせらぎの音が心地よくって昼寝をしてしまう人もいれば、気になって仕方がないって思う人もいるわけで、まあ、使っている本人に満足感があれば、周りでとやかく言うのは、無粋だと云うことなんでしょう。
 ただ、ボーカロイドのビブラートなどは、ある程度のゆらぎ成分を加えた方が、自然な感じに聞こえると思いますので、研究する価値はありそうです。

 で、「鳥の詩」ですが、さすがにアニメ界の国家というだけあって、ありとあらゆるボーカロイドカバーが投稿されています。その中から幾つかセレクトさせていただきました。

  1つ目は、やはり「IA」のテイクから始めたいと思います。


 ご本人が音声データの提供者ですから、似ていて当然なんですけど、これってアリなんでしょうかw。
 今回は、Liaさんのテイクがライブ動画なんで区別が付きますけど、CD音源だともっと似ています。本当に「IA」の歌なのか心配になってしまいました。まさかご本人の音源って云うこと無いですよね。
 MMD動画も良く出来ています。PVとしても十分に使えると云うか、本家を越えてる感すらありますね。

 2つ目は、「結月ゆかり」のテイクになります。
 
 「結月ゆかり」は、声優の「石黒千尋」さんの音声データから作成されたボーカロイドで、ボカロPのクリエイター集団「VOCALOMAKETS」の企画により「AHS」が2011年12月22日に発売したボーカロイドです。文章を入力すると読み上げてくれる、話し言葉用の音声合成技術(ボイスロイドと云うそうです)が同梱されているのが特徴のようです。

 キャラクタ-設定は、年齢18歳、身長159cmとありましたから、大人びた情感の強い歌声をもつボーカロイドで、中低音の響きに評価が高いようです。
                                                        
 た行が少し舌っ足らずになっているような気がしますが、いかにも芯の強い大人の女性の歌声っていう感じがします。楽曲の雰囲気にもピッタリですね。
 アニソンとボーカロイドの相性が良いというのは、よく言われることなんですが、それにしても上手に歌うものだと思います。この曲そのものが、ボーカロイドが歌い易いつくりになっているのかも知れませんね。
 
 3つ目は、ちょっと変化球で「蒼姫ラピス」です。

 「蒼姫ラピス」は、2012年4月6日に発売されたボーカロイドで、キャラクター設定は、「記憶喪失の身長15cmの妖精族の少女」だそうです。まあ、妖精だというのは良しとしても、なぜ記憶喪失でなくてはいけないのか分かりません。
 ボーカロイドもキャラクターで商売していかないと、やっていけない状況にあるというのは、悲しいことなのですが、初音ミク独り勝ちの現状では、致し方ないかも知れません。
 歌声のキャッチフレーズは、「あどけなさが残る愛らしい声」とのことですから、さっそく確かめてみましょう。音声データ、いわゆる中の人は、一般公募で選ばれた、ニコニコ動画歌い手の「江口菜子」さんとのことです。


 予想以上の変化球でしたね。ラピスちゃんは、オタクの世界でしか生きられない妖精なのかもしれません。

 では、4つ目、「初音ミク」でお終いに致します。いくつかある中で、Append版のDarkによるテイクをセレクトしました。Darkの落ち着いた歌声が、楽曲の雰囲気によく合っていると思います。


 さすがですね。初音ミクの底力を感じます。この情感は、調教のなせる技なのでしょうが、それだけの積み重ねが、ミクには有ると云うことなんでしょう。

 この他にもたくさんの「鳥の詩カバー」が投稿されています。面白いテイクを見つけましたら、また投稿させていただきますね。

2016年1月23日土曜日

ボーカロイド「IA(イア)」が初音ミクを越える日

 僕は、可愛くって歌の上手い子が好きです。人間かどうかは問いませんw

 で、今回、取り上げさせていただく動画は、ボーカロイド「IA」(イア)のテイクです。僕は、最近まで「アイエー」って読んでましたが、イアが正しいようです。「IA」は、「1st PLACE」社から2012年1月27日に発売されたVOCALOID3用の音声ライブラリで、音声データの提供者、いわゆる、中の人は、同じ1st PLACEに所属する歌手の「Lia」さんです。
 Liaさんは、松浦亜弥さんと同じ2001年のデビューで、ゲーム音楽やアニソンで活躍し、自身もオリジナルアルバムを発表している方のようです。初音ミクなどのクリプトンのボーカロイドが、声優さんの音声データを使用しているのと対照的ですね。

 1曲目は、「TeddyLoid」氏による「Shooting Star」です。楽曲ももちろんですが、素晴らしい出来のMVだと思います。MV制作についての記事がありましたので、リンクを貼っておきますね。



 どうですか、最新の3音素連鎖(triphone)を駆使した歌声は。「IA」は違和感の無い歌い方をすると聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。しかもメチャメチャ可愛いじゃないですか。

 続けて、「如月アテンション」です。「カゲロウプロジェクト」には、さすがに世代の壁を感じていましたが、この楽曲などは、楽しく聴けました。今回は「IA」の記事ですからカゲロウプロジェクトのPVでなくって、MMD動画の方を貼り付けさせていただきます。
 「一般人にはあまり分からない、1人のアイドルの悩み。そんな散々な日々に転機をもたらした、突飛な出会い」を歌った楽曲だそうです。


 このボーカロイドの歌声を、中高生はちゃんと聞き分けられるそうですが、さすがにオジさんには辛いです。歌詞を字幕で入れていただけると大助かりなんですが。
 それにしても、「ちょっと・・」のところ、何であんなに可愛く歌わせられるんでしょうかね。

 3曲目は「SEE THE LIGHTS」です。自動車レース「SUPER GT」のイメージソングとして作られたMMD-PVだそうです。凝ったつくりで、MMDもついにここまできたかって感じです。もちろん「IA」も可愛く踊れていると思いますよ。


日本よりも海外での評価が高いというのも分かるよな気がします。
 で、折角、可愛くキャラクターデザインをしていただいたのに、こんなことを云うのも失礼なんですが、あまりにもスタイルが良すぎるように思います。動画を見ていると、何だか骸骨ダンスに思えちゃうんですよね。もう少し、肉付きがあっても良いかと・・・w

 最後は、ライブ動画です。

  2015年9月19日に「赤坂BLITZ」で開催された「IA」の国内初のワンマンライブの映像です。曲は、3周年記念楽曲の「Diamond Days」。此の手のバラードは、初音ミクもたくさん持っているんですが、滑舌と発音の良さは群を抜いていますね。ボカロに興味の無い方々も、騙されたと思って是非聴いていただきたいです。


 リアル感を出すために、息継ぎ音を入れていますね。僕はどちらかと云うと、息継ぎは聞きたくない派なんですけど、作りものであるボーカロイドの息継ぎは、生臭さが感じられないんで嫌な感じがしませんw
 ちなみに、松浦亜弥さんは、そういう時はマイクを外して、息継ぎを聞かせないタイプの歌手ですよね。

 バックの映像が、ライブのダイジェストになっているんで、大体の様子が分かるんですけど。なかなか楽しいライブだったようです。
 ライブレポートによると、観客は、男性9割で、ノリとしては、初期の初音ミクライブに近かったとのことです。透過スクリーンは比較的透明度の低いタイプで、プロジェクターは1台とありました。ミクの場合は、最低でも2台を重ねて、お互いをバックアップさせるんですが、武道館公演の時のように電源が落ちてしまうと何台あっても同じなんで、1台でもOKということなんでしょうか。リース代もバカにならないようですし。トラブルがあったら即お終いなんですけどねw

 生バンド伴奏や、ダンサーなどの人間たちとの共演など、演出もかなり凝っていて、気合いも感じられます。何か皆で最高のモノを創りあげようって気持ちが伝わってきます。初音ミクの、あの2010年頃の熱気に共通するモノを感じます。欧米での公演も予定されているようですけど、是非とも国内で再演していただきたいです。
 
 「IA」が「ミク」を越えるのは、正直、難しいと思います。ミクが発売された2007年は、奇跡的というくらいに様々な幸運が重なっていましたからね。だけど、「1st PLACE」社の意気込みは、買いたいと思います。そこに、今の初音ミクが失ってしまった「熱い想い」を感じるからです。このライブで儲けが出たなんて思えません。だけど、ミクだって最初は、そうだったんですよ。良いものを作りたいって、それだけをひたすら考えていた。それが、売れるようになって、努力せずに売れるようになってくると、手抜きを始めるんです。オタクを舐めてはイケません。

 今まで、ボーカロイドは、初音ミクのクリプトンの一人勝ちの感が強かったんですけど、新しい流れが出来てくるのは、大歓迎だし、全力で応援したいと思います。やっぱり、何事も、競い合ってこそ発展するものですからね。
 早くIAがミクを脅かす存在になって欲しい。そして、ミクと共に新しい時代を切り開いてくれることを、僕は切に願っているんです。