冨田勲先生は、初音ミクのライブにも参戦されたことがあるそうで、サイリューム(先生は、ライトペンと仰っていましたが)もお振りになったそうです。シンセサイザーの神様がご存命の間にミクのライブをご披露できたことは、ミクファンの一人として嬉しいがぎりですw。
で、先生は、「イーハトーブ」のコンサートを開くにあたって、「ミクを指揮に合わせて歌わせて欲しい」という無理難題をいとも簡単に要望されたそうですが。ナント今回の公演では、指揮者に合わせて、マニピュレーター?がミクを操作するという新システムを導入したそうです。なんでも言ってみるものですねw。
ダイジェスト版や切り取り動画を見た限りの感想ですが、曲も親しみやすそうだし、話の筋も分かっているし、堅苦しさもない楽しそうな公演のようですね。
こちらは、交響曲のBlu-ray盤で映像付きです。CD盤を買うのであればちょっと付け足して、こっちの方が良いかもしれません。せっかくの初音ミクなんですからww
で、冨田勲氏といえば、何と云っても、組曲「惑星」のシンセサイザーアレンジですよね。僕もこのレコード聴きましたよ。本家のオーケストラよりも先に聴いてしまったので、こっちの方が刷り込まれたって感じです。あと、「展覧会の絵」もシンセサイザーの方が先だったような気がします。
パピプペポで歌う男声が出てきますけど、今思えば、ボーカロイドの始まりといってもいいかもしれませんw。
ウィキペディアによると「冨田のシンセサイザー作品群は、すべての音色づくりはもちろん、全パートの演奏、録音、編集までを含めて冨田自身の一人の手による制作であり、現在のパーソナルスタジオによる音楽制作の先駆けであったといえる」とありますから、まさに、現在のボカロPの先駆けであり、履歴を読めば読むほど、先生の業績の偉大さに感服するばかりです。
イーハトーブ交響曲は、日本では2013年にも再演されましたが、残念ながら今後の予定は、ないようです。再々演されれば話のタネに一度は、参戦・・・失礼しました、鑑賞させていただきたいと思います。
100人のフルオーケストラ+200人の合唱団+初音ミクでS席9500円だそうですから、ミクのライブのアリーナ席9000円がいかにぼったくりか分かりますねww
4 件のコメント:
富田勲は高校時代によく聴いていました。
シンセサイザー音楽に関して本当のところを言えば
当時はどこがいいのかよく分からなかったのですが
これからはこういう新しい音楽になっていくはず、という期待感だけで聴いていました。
これなんか懐かしい ↓
「Snowflakes Are Dancing(ドビュッシー)」
https://www.youtube.com/watch?v=oz3wNCT4JAc
今聴いても古びていないのがさすがです、
「ジャングル大帝」とか「新日本紀行」とかのオープニングテーマも秀逸です。
本当に凄い人なんですが
知らない人は全然知らないかもしれないので
その点は残念ですね。
此所でコメントいただけるとは、さすがkorouさんですね。
シンセサイザーについての期待感、僕も分かります。
今は、コンピューターの打ち込み伴奏などより生バンドっていうところがありますけど、確かに、あの頃は、新しい時代がやってきたみたいな感じでした。
キース・エマーソンなんてのにも憧れましたし、
で、テクノポップなんかも出てきたように思います。
冨田先生、若い人は、知らないのでしょうかね。
「惑星」や「展覧会の絵」は一時期、シンセサイザー音楽で、もてはやされましたね。
私はオーケストラ演奏を初めに聴いていたので、正直言って当時は違和感を禁じ得ませんでした。
幼い頃聴いたジャングル大帝のテーマ曲に、途方も無い雄大さを感じていた私は、当時、冨田氏がシンセサイザーに進んでしまった事を残念に思っていました。
今、改めて冨田氏の作品を聴いてみると電子音楽の先魁として多くの事に挑戦していたのだと感じ取れます。
当時は、まだコンピュータは大型機械しかなく、カードパンチャーやテープリーダーが当たり前で、PCなど想像も付かなかった時代だったと思います。
詳しいことは分かりませんが、音を作り重ねるのは大変な作業だったでしょうね。
(少ない音で音楽を構成する努力が彼処に見受けられます)
そして今もなお、様々なものにチャレンジしている氏の姿には脱帽です。
冨田勲氏のウィキペディアの記述を見ると、偉業に驚くばかりです。
もっとも、あれだけのことを調べあげて記述する人も凄いですがw
特に、冨田氏とモーグ・シンセサイザーとの関わりについての件には、
感動すら覚えます。
冨田氏が、初音ミクに興味を持つのは、いわば当然の成り行きだと思いますが、
80才になっても尚、ライブにまで、足を運ばれていたとは思いませんでしたw
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