主演は山本舞香さん、相手役は浅香航大さん、とある海辺の小さな高校の合唱部が舞台の青春映画だそうです。主人公の名前がミクということ以外は、ボーカロイド色の無い、普通の映画みたいですね。
ロケは、静岡県の沼津市で行われました。西浦、内浦、静浦あたりでしょうか、伊豆半島の付け根にある地区です。この辺は、何回か行ったことがあるんですけど、駿河湾の入り江を利用して鰺の養殖をしたり、山の斜面では、温暖な気候を利用して蜜柑の栽培をしたりというのどかなところです。
実は、この地区は今、人口流失が大きな問題になっているそうです。東海地震がおきれば、この海沿いの地区は、大規模な津波被害が予想されているからで、集落の高台への集団移転も計画されていますが、なかなか難しいみたいです。海の向こうには富士山も見えて、旅行で訪れる分には、とっても良い所なんですけどね。
正直云って、僕は、こう云うやり方に反発をおぼえていました。ボカロ人気にあやかって、ボカロ曲として発表し、その後、ボカロ色を打ち消していくって云うやり方です。
でも、考えてみれば、これが正しいって云うか、こういう使い方を想定して作られたのが、ボーカロイドだったんですよね。歌を歌えない奴がボーカロイドでデモテープを作って、認めてもらえたら、ちゃんと人間が歌って形にするっていうふうに。それが、たまたま初音ミクのキャラクター戦略が成功して、ボーカロイドを人間扱いすることが商売になっただけ。本来の機械としての領分をわきまえれば、ここで僕が熱くなることが可笑しかったわけです。
「桜の雨」は、確かにボーカロイドの楽曲として発表されたけど、みんなが卒業式で歌って、小説になって、映画になって、こんな可愛い女優さんに初主演というチャンスをプレゼントできたんです。今更、この曲はボカロ曲なんだって叫ぶことに何の意味があるんでしょうか。
だから、もう此所に、初音ミクの「桜の雨」は、貼り付けないことにしました。この曲は、確かにボカロ曲として世に紹介されましたけど、たくさんの人たちに繋いでもらって、スタンダードな楽曲になったんですから。
って、格好良く締めくくって、こっそり映画を見ようかなって思ったんですけど、この辺りでは公開している映画館が無くって。いくら何でも映画を見るために東京まで行くわけにもいかないし・・・w
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