そもそも、初音ミクにカバーさせるには、それなりの労力が必要ですので、好きでなくてはできません。良いカバー作品が生まれるためには、ミクのヲタクであり、尚且つ、あややのファンでもある人物が必要なんですが、どうやら、ミクとあややは、世代的にも嗜好的にもあまり重ならないようです。
でも、せっかくですから、ちょっとだけ紹介させていただこうかと思います。
伴奏を耳コピで作られたということで、かなりの努力賞です。静止画の選択もなかなか可愛くっていいと思いますが、肝心の歌の方は、松浦亜弥ファンの皆様にはどう聞こえますでしょうか。松浦さん本人のライブでさえ駄目出しをしてしまう、あやヲタさんたちですから,決して褒めていただけるとは思いませんけど・・・貴重なカバー作品なのでお手やわらかに・・・ですw。
いかがでしたか、「LOVE涙色」を数え切れない程、聴き込んでいるファンにとっては、たとえ僅かな歌い間違いでも気になってしまいますよね。僕は、このテイクを聞いて、ミクのカバーを広く受け入れていただくのが、いかに難しいかということを改めて考えさせられました。
ちゃんと歌えてそうなところも、何となく違和感があるんです。「・・別れたってことを、聞きたくなかったな・・」のところも、音は合っているはずなのに何か変ですよね。「あやや」ってどう歌っていたかなって聞き直したりしても、よく分からないんです。
で、考えたんですけど、この歌って、かなり歌いづらいんじゃないかと。カラオケで歌ってみると分かるかもしれませんけど、音を外してないのに変ってことは、メロディーラインそのものが変ってことですよねww。コンピューターにやらせると、融通が利かない分、いろいろと分かることもあるんだなって考えた次第です。
ニコニコ動画の方には、「笑顔」なんかもありましたけど、やはり数的には、かなり少ないですね。
これは、ついに私の出番でしょうか、ってミクを購入する小遣いぐらいはありますけど、家族の理解は得られそうもないです。現状でもかなりピンチなものですから・・・w。
4 件のコメント:
面白いです。
初めて最後まで初音ミクを聴けました(笑)
今まではスタートをしたものの途中で諦めることが多かったのですが、今回が初体験です。すみません。
わたしそんなに悪くないと感じましたよ。ていうか、カバーってこんなもんじゃないですか?
カバーと言うのは元歌の歌手を完全コピーすることではなくて、自分の歌い方をすることなのでこれが初音ミクの歌い方だと聴けば問題がないように思います。ただ初音ミク側がこれに満足がいっているかどうか、ということなんでしょうね。
松浦さんもカバーは物まねではなくてその歌を自分のものにして歌ってますし、それを聴く側が自分に合うかどうかと判断しています。
聴く側は、ただただ自分の趣味趣向にそって聴いてるのでそれに叶っているかどうかですよね。
松浦亜弥ファンの中でも松浦さんの歌唱の好みが分かれていますので、ましてや初音ミクのこのLOVE涙色をすべての聴く人の満足を得るのは難しいでしょうか。
たぶん松浦亜弥に興味のない人は、こんなもんじゃないのと通り過ぎるんだと思います。
言えるのは歌っている初音ミク側がこのカバーに満足しているかどうか、そして聴く側は自分の趣味に合っているかどうか。
初音ミクがこれに満足していればそれでよし、聴く側もまたこれに満足をすればそれでよし。
もしかしたら、大sansanさんは両方の想いがあるのでそれが自分の中でぶつかって葛藤しているのではないですかね。
初音ミクはこんなもんじゃないという想いと松浦亜弥はもっと歌が上手いのにという想い。
わたしなんぞは単に聴く側ですから差し出されたものが自分に合ってるかどうかを感じるだけですので、そう意味で話しは早いですね(^_-)
この歌は結構唄い難いと思います。
つんく♂さんは、この曲のテーマとして上昇音階にこだわったようで、様々なパターンが出て来ます。
まず冒頭サビの、あなたのメールを「読みました」の部分。そしてAメロの、Ahきっぱり「あなたの」と、そう思って「とぼけて」が続き、この二つの音階が同じではないことに驚きます。そしてAメロが異なる歌詞で繰り返された後、さらに「くやしいわ」と続き、「そんなわた」しの性格、とダメ押し。そして再びサビ。
この「 」の中が全て上昇音階のバリエーションとなっていて、これらが正しく歌えたら凄い!って事になります。
多分歌えている人はあややくらいしかいないんではないでしょうか。
ふくちゃんさんから好意的なコメントをいただき、大変嬉しいです。
ミクにどういう歌わせ方をさせるのかは、ヲタさんの考えしだいなんですが、
それ以前の、言葉の切れ目とか、音符に言葉をのせる段階で違和感があるのは、何とも残念だなって思っていたんです。
しかし、人間だって、カバーするときに歌い方が崩れたりするので、これも、歌い方の個性だって考えれば良かったんですね。
初音ミクを購入するのは、自分の作ったオリジナル曲を歌わせようとする人だけではありません。というか、作詞・作曲など誰でも簡単にというわけにはいきませんから、既存の楽曲をミクに歌わせて楽しむという使い方の方が多いと思います。
バージョンが上がって、改良されてきているとはいえ、やはり初心者は、上手に歌わせられませんし、上手に歌わせるには、技量とかセンスも必要になります。
ピアノだって、上手下手がありますけど、酷い演奏を聴かされたときに、ピアノが悪いって誰も云いませんよね、演奏者が悪いって言うでしょ。でも不思議なことに、ミクが下手な歌を歌うと、ミクのせいにする人が時々いるんですよ。
でも、そこがミクの面白いところなんです。
ネット上にある、膨大なカバー動画の中から、これは良いと思う作品を見つけるのが、最近の自分の楽しみの一つになっています。
もう少し、早く出会ってれば、僕も作り手の中にいたかもしれませんwww
「あやや」が何でもないかのように歌っていて、それを自分が当たり前のように聴いていたので、ミクの歌を聴くまでは「LOVE涙色」がこんな変わっているメロディーラインだったなんて知りませんでした。
この歌を「あやや」のように上手に歌わせるには、何かが足りないのだと思います。
音を外さずに歌える=上手に歌を歌っている。ではないんですよね。
もちろん松浦さんは、理屈なしに歌っているのでしょうし、松浦さんでなくとも人間はいちいちそんなことを歌っているときに考えてないと思います。
ミクは、それをブレスの微妙なタイミングとか、ビブラートやアタックのかけ方とか、具体的な操作を通して実現させようとするわけです。
ですから、ミクに上手に歌わせるためには、おいちゃんさんのような、歌に対する論理的な分析力が必要なんだと改めて思いました。
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