2019年1月5日土曜日

術後3年目の大腸カメラと、院内レストランの話。

正月の3日目は、箱根駅伝の放送をBGMにして、パソコンで動画ばかり見てました。
天気は良かったのですが、どこにも出かけずに、レトルトの検査食を食べて一日を過ごしました。
お馴染みの「クリアスルー」ってやつです。
ビーフシチューが入ってるセットですが、最近、クリームシチューのセットがあることを知りました。
うちの病院の売店では扱ってないので、今度Amazonで買おうかと思います。
特に、クリームシチューが好きなわけではないのですが、食べていないものがあると気になってしまう悪い癖です。

そして、昨日、1月4日は大腸カメラの日でした。
朝から「モビプレップ」を飲みます。
2L飲めと云われてますけど、無理です。
1.5Lでキレイになったと云うことにして、ギブアップです。

前回は検査中に、よせばいいのに、自分のポリープを取るところをモニターで見ていたものですから、貧血症状を起こしてしまいました。
今回は、静かに目をつむって終わるのを待つことにします。

前回、具合が悪くなったことは、カルテに書かれているようです。
そしたら、検査医さんが、
「気分が悪くなる原因の1つに、痛み止めの副作用がありますから、今回は、半分にしておきましょう。様子によっては、痛み止め無しでもできるかと思います。」
って云うんですよ。
僕は、
「絶対気分悪くなりませんから、痛み止めはやめないでください!」
って(心の中で)叫びました。

途中で何が起こってもいいように、最初から、点滴の針を刺した状態で検査をすることになりました。
ポリープをとってもらいました。
結果は、主治医の先生が、問診の時に教えてくれるはずです。

検査後は、いつものように、病院の最上階にあるレストランで昼食をとりました。
此処に来るのが楽しみで、「モビプレップ」を頑張って飲んでいるようなものです。

レストランと云っても、社員食堂を経営している外食産業のレストランですから、一番高いメニューでも1,500円くらいです。
でも11階からの景色は抜群ですから、ちょびっと高級感があります。

僕は、消化器系の手術をしましたから、入院中に此処に来ることはなかったのですが、食事制限の無い入院患者さんが、お見舞いの人と一緒に食べに来ているのをよく見かけます。

僕の前の席に、若いファミリーが座りました。
小学校低学年くらいの女の子と、幼稚園生くらいの男の子の姉弟です。
男の子は、松葉杖をついていて、毛糸の帽子を被って、マスクをしていました。
小児ガンの子だと分かりました。
ドラマとかで見ることはあっても、本当の患者さんに会うことなんて滅多にありませんから、失礼なことと知りながらも、ついチラチラ見てしまいます。

やがて、料理が運ばれてきました。
失礼なこととは重々承知しているのですが、小児ガンの子が何を食べるか気になります。

パパさんは、天ぷら蕎麦でした。
お姉ちゃんは、お子様ランチでした。
ママさんはサンドウィッチでした。
男の子の料理は、運ばれて来ませんでした。
もしかしたら、お母さんのサンドウィッチを半分もらうのでしょうか。

少し遅れて料理が運ばれてきました。
それは、このレストランで一番高いメニュー、サーロインステーキでした。

近年、小児ガンの治癒率は向上しているそうです。
子どもは大人より細胞の再生力が高い、つまり、生きる力が強いから、大量の放射線や抗がん剤を投与できるからだそうで、でも、それは、結果として、重篤な副作用を引き起こすことにもなります。

病気の子を持つ親の気持ちは、簡単に理解できるものではありませんが、親が子どもにしてあげられることなんて、幾つも無いんだろうなって思いました。

そういえば、ステーキ系のメニューは未だ食べたことがありませんでした。
今度来たときは、サイコロステーキにしようかと思います。

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