2015年9月16日水曜日

槇原敬之「LOVE LETTER」 松浦亜弥VS初音ミク ~遂に実現、カバー対決~

 3月21日の投稿記事でボーカロイドのファーストソングが槇原敬之氏の「LOVE LETTER」であることを紹介させていただきました。合わせて、ボーカロイドによるカバーを探してみたのですが、その時は、残念ながら見つけることができませんでした。

 で、遂に見つけたんですよw。アップしてくださったのは、「SWitch off!!」さんという方で、ニコニコ動画とYouTubeにカバー作品がアップされてました。

「LOVE LETTER」は槇原敬之氏が1996年にリリースしたアルバム「UNDERWEAR」に収録されている曲で、シングルカットはされませんでしたが、2008年にNTT東日本のコマーシャルで使用されたため、知名度は高く、たくさんの人に好まれている楽曲です。
 で、ヤマハの社内プレゼンテーションで、この曲を開発中のボーカロイドにデモソングとして歌わせたのが、2001年。このことによって、ボーカロイドの開発プロジェクトが正式にスタートしたのですから、正に記念すべきファーストソングなんです。


 いかがですか、槇原ファンや松浦ファンの皆様にとっては、「?」な感じかも知れませんが・・・w
 まあ、僕としても、手放しで絶賛しているだけでは、作成者様に、逆に失礼かと思いますので、感想を述べさせていただきます。
 
 まず、調教については、ほとんどベタ打ちなように思います。ミクもバージョンを重ねて、いろいろと改良されてきましたが、滑舌に関しては、まだまだ不十分ですので、そこのところをフォローできたら良いかなと思います。それから、抑揚もある程度は、つけてあげた方が良いと思います。
 あと、声質なんですけど、僕は、この可愛らしいスタンダード版が一番好きなんですが、この曲に関しては、ちょっとキツくって、明るすぎるように思いました。例えば「Append Dark」で歌わせるとか、いっそのことミクでなく、ヤマハの「MIZKI」に歌わせても面白いんじゃないかなんて思いました。
 だったら、お前がやれと云われそうですけどwww

 オケは、自作なんでしょうか。アレンジは、オリジナルに沿っているようですが、ボーカロイドの伴奏としては、音数など丁度良いように思います。コーラスも可愛らしくできていますし。

 では、松浦亜弥さんのテイクを改めて貼り付けさせていただきます。


 今更、何もありませんねw。

 今回、表題に「VS」と付けましたけど、勝敗など初めから明らかなこと。僕が望んでいることは、ただ1つ。ミクも、いつの日か、こんな風に歌えるようになって欲しいってことなんです。何が足りないのか、何が劣っているのかを1つ1つ突き詰めて、松浦亜弥の歌唱に一歩一歩近づいて欲しいってことなんです。それは簡単なことではないし、直ぐにできるようなことでもありませんが、決して不可能なことでもないと信じているんですよ。
 
 初音ミクのライブでも明らかなように、最近のミクは、その歌唱能力よりも、CGキャラクターとしての側面ばかりが注目されています。
 9月23日のミュージックステーションに初音ミクが出演するそうですけど、話題になっているのは、どうやって歌っているのかということでなくって、どうやって姿を映すのかってことばかりです。しかし、本来「初音ミク」とは、「ボーカロイド」とは、CG技術のことではなくて、人工的に歌わせるシステムのことなんですから。

0 件のコメント: