2015年9月9日水曜日

初音ミク 武道館レポートⅡ 「愛Dee」「エンヴィキャットウォーク」

 夜公演の観衆は、ファミリーの姿もなく、若者中心の構成でした。
 
 初音ミクのライブの特徴は、何と言っても、その客層の幅広さです。そのため、どのファン層もイニシアティブが取れない状態になってしまい、どうも盛り上がりに欠けるという欠点があります。ライブが始まっても、立つのかどうかも周りの様子を見ながら、パラパラと立ち始めるような感じで、全然立っていないブロックもあるくらいでした。

 まあ、そのユルさが良いところでもあるんですけどね。やっかいな慣例とか掟とかないし、ペンライトだって思い思いに振ってるだけですし。こんなに敷居の低いアイドルコンサートもないと思います。

 しかし、夜公演では、始まっていきなり総立ちで、声も出ていて、のっけから全開って感じでした。まあ、昼夜両方出ている奴は、昼で様子が分かったんで、夜は思いっ切りはっちゃけようって決めてる奴も多かったと思います。僕なんかもそうでしたけどw

 で、僕は、西ブロックの立ち見席という、これ以上ない末席でした。スタンド席なら段差がありますから、前の奴が立っても、自分も立てば見れるんですけど、立ち見席って、前の席と同じ高さなんで、立たれると前の奴の頭しか見れなくなっちゃうんですよ。で、みんな手すりに乗っって見てるんです。これで金取ろうってんですから酷い話ですww

 ただ、幸いなことに、僕は、一番端っこだったんです。武道館の急な階段の一番上に陣取ったって感じでした。だから、柱があるんで視界は狭いんですが、横にズレれば、ステージを見下ろすこともできました。何より、自分が一番後ろの一番端っこという安心感がありますから、やりたい放題でした。また、仕切りを隔てた隣のブロックの立ち見のお兄ちゃんたちが、かなり元気の良い集団だったんで、つられちゃって、楽しく盛り上がることができました。
 もう一度、この席でも良いなってくらい楽しかったですww

 さて、ライブは、中盤からは初期のヒット曲中心でした。みんなでかけ声を出して、大盛り上がりってことなんですけど、結局、初期の曲じゃないとコールも揃わないんです。昔の曲じゃないと盛り上がれないというのも考えものですよね。
 そんな中でも「愛Dee」は、新しい曲(といっても2012年ですけど)の中では、楽しく聴けました。「Mitchie M」さんの楽曲は、相変わらず歌詞の意味がよく分からないんですけど、ノリやすいんでライブには最適ですね。


 ライブ版のCGも良くできていました。ミクとルカの2人が出てくるんですけど、ルカがスタンディングキーボードを演奏している隣で、ミクが歌っているという演出で、可愛くって格好良かったですよ。

 ミクの楽曲って、ボカロPさんが全力で作ってくるのが多いんで、やたら変調したり、変則的なリズムにしたりで、ライブだとサイリューム振り難いことこの上ないんです。アイドル用の楽曲だと「ここでコール入れて」みたいに、曲の間をとってくれたりするでしょう。そういう配慮も全くないんでw

 で、「エンヴィキャットウォーク」です。この曲は、セガのライブで演奏されたことがあるんですけど、マジカルミライでは、初めてでした。貼り付けさせていただく動画は、上手すぎるバックバンド「THE39’S」のテイクです。


 今回のライブでやってくれるとは、思わなかったんで、前奏を聴いたときは、「おおっ」って思ったんですけど、残念ながら、バンドのパフォーマンスは、やや劣っていた感じです。ベースのソロもそうですけど、どうしてもギターがコードをストロークしているだけになっちゃうんです。会場で大音量でやっている時は、わからなくても、DVDになってヘッドホーンで聴いたりすると差は歴然としてくるんじゃないでしょうか。

 この曲でペンライト振るのって凄く難しいんですよww

 今日は、ここまでです。

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