このテイクについては、以前にもとりあげさせていただきました。どう頭を捻っても、同じ文章しか思いつかなかったものですから、繰り返しになりますけど、一部流用させていただきます。
過去のヒット曲を組み合わせてメドレーにするというのは、よくある演出ですが、たいていは、イマイチです。これだったら、1曲でいいから最後までちゃんと歌って欲しいなって思うのがほとんどなんですが、このメドレーは別です。The美学(4位)、桃色片想い(1位)、100回のKISS(6位)、LOVE涙色(2位)、ドッキドキ!LOVEメール(10位)とCD売り上げベスト10以内のヒット曲を惜しげもなくつなげてしまったんですから。
しかも、ただつなげただけじゃなくって、リフトを使った演出、振り付けも新しくしたり、曲順などの構成もよく考えられていると思います。
僕がこのテイクで、好きな場面は、2つあります。
1つは、「あやや」がアリーナの中央に立って、スポットライトを浴びているときに、カメラが思いっ切り引いて撮っている瞬間です。特に「ドキLove」の前奏のあたり。
もう1つは、やはり「ドキLove」を歌いながらファンの声援に応えながら花道をスキップしているところです。
「あやや」って、こんなに大勢の観衆の前に立っても、ちゃんと一人一人を見てますよね。彼女、ファンが手を振ってきたときに、ちゃんと視線を合わせて振り返しているでしょ。いわゆるレスっていうやつなんでしょうけど、これを歌いながら、踊りながらやるんですよ。こういうところが、プロのアイドルといわれる所以だと思います。
ライブレポートによると、「あやや」がリフトに乗っていた時に、位置によっては、下からスカートの中が覗けたようです。で、DVDをよく見ますと、リフトの動きに合わせて、下にいるオタクたちが右に左に動くんです。覗こうとして位置を変えているみたいなんですよね。まあ、見えたからってどうってことないんですが、こう云うさり気ないファンサービスも「あやや」の魅力の1つなんでしょうw。
「初恋」も代々木のライブがベストテイクに思います。
「風信子」のカップリング曲であり、映画「ほたるの星」の主題歌とのことですが、単独の楽曲としても良曲だと思います。シングルカットするほどのインパクトは無いかもしれませんが、ライブの中盤でこんな風に歌ってくれると、良い感じでのアクセントになります。
ビデオ放送を利用した衣装替えのあとの1曲目が「奇跡の香りダンス」です。
ハロオタさんは、「あやや」の振り付けを完コピして、一緒にやるのが当時の習わしだったそうで、この歌は、途中でキックするところがあるんですが、会場のオタクたちも、一緒にキックしていたそうです。
あと、所々歌詞を間違えているそうですけど、何を言っているのか全然聴き取れていないんで、僕には確認のしようがありません。
で、続けて「ね~え?」です。この2曲を生歌で続けられる歌手は、「あやや」しかいないでしょうね。
どうですか、このパフォーマンス。今の松浦亜弥さんは、絶対やってくれないと思いますんで、永久保存しておきましょう。
エンディングなんですけど、CDは、「あなたが好きだからよ」「あなたが好きだからよ」の繰り返しですが、2003年の秋頃から、ライブでは。会場に「あややが好きだからよ」って歌わせておいてから、「皆が好きだからよ」って応えるようになったみたいです。それをCDと同じように「あなたが・・・」って歌っちゃったものだから、声が被ってしまい、そのため、「皆が好きだからよ」が歌えなくなって、ゴメンナサイになったみたいです。でも、会場のファンの多くは、何が起きたのか全然分からなかったようで、新しいパフォーマンスだと思ったみたいです。
アンコールは、「シャイニング デイ」です。長いし、単調だし、眠くなっちゃうんですけど、「生活環境植樹 HAND IN HAND」のサポートソングなんですよね。社会貢献事業のイメージキャラクターもアイドルの重要な仕事の1つなんですからしっかり応援しなくてはいけません。
で、この HAND IN HAND活動は、愛・地球博をきっかけに始まったようで、現在も続いているみたいです。愛・地球博といえば、松浦亜弥さんも閉会式で皇太子殿下の御前で「Friends Love Believing」を歌っていますから、そんな縁でこの曲を歌うことになったのでしょうか。
ラストソングは、前回のライブに引き続き「可能性の道」です。ただ、代々木以外の公演では、歌うことがなかったそうで、特別に付け加えた1曲のようです。
ラストソングにも関わらず、良く声も出ています。春のライブに比べるとちょっとあっさり歌っている感じがしますが、やり過ぎ感が無くって、僕は、こっちのテイクの方が好きなんです。
とにかくどの楽曲も、ほとんど全てがベストテイクじゃないかって云うくらい素晴らしい出来のライブだったと思います。もし、松浦亜弥さんに興味を持ってくれる人に出会って、1枚だけDVDをお貸しするとしたら、僕は、迷うことなく、この「松クリスタル」を紹介します。男も女も、アイドルファンもそうでない人も、先入観なしに聴いてくれる人なら、このライブの魅力を分かってくれると信じています。
アイドル松浦亜弥の人気絶頂期は、2003年あたりだったと思いますが、この2004年は、アイドル松浦亜弥の完成期だと云えます。それは、日本のタレント史上、類を見ない「可愛くって、格好良くって、歌が上手い」という三つの要素を、どれも蔑ろにすること無く、共立させたタレント、「あやや」が完成した記念すべき瞬間だったんです。
しかし、アイドル歌手、松浦亜弥の第2幕は、予期せぬ形で幕を降ろすことになります。
2004年12月28日、関西テレビで現役フライデー記者が2人の交際を断言。
2005年 3月 4日、フライデーに熱愛スクープ掲載。
2 件のコメント:
後編ありがとうございます。はじめはあややには興味がなく、ボーカリスト松浦亜弥さんにしびれていましたが、途中からあややの別物の魅力にはまりました。
あややを見ていると、どうしてもお父さん気分になってしまいますが、よく聴くとすでに完成の域に達していて、むしろ松浦亜弥さんには出せない少女の透明感やひたむきさがありますね。
それにしても一人カラオケで1万人を熱狂させるわけですからある意味バケモノです。それがこのあとどうなっていくのか続編がありそうですので楽しみにしております。
才能有る子が、活躍する姿を見るのは、楽しいです。
可愛い女の子なら尚更のことです。
それは、アイドルでもスポーツでも同じことだと思います。
続編については、あまりプレッシャーかけないでくださいねww
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