DVDは、ツアー終盤に行われたNHKホールでのテイク。昼の部と夜の部では、セットリストを2,3曲、入れ替えたみたいです。
オープニングは、「奇跡の香りダンス」。シャンプーのCMとタイアップした期待の新曲ですね。
オジさんの耳には、歌詞の1割も聴き取れません。カラオケみたいにモニターに歌詞を映して欲しいところなんですが、元気な姿が見られたんで、良しとしましょう。
この「奇跡の香りダンス」から始まって「オリジナル人生」「恋してごめんね」までの3曲が、このライブの聴きどころです。特に2曲目の「オリジナル人生」は、この曲のベストテイクだと思います。この前まで、YouTubeにあったんですけど、残念ながら消えちゃいました。
どれも、17才なんて思えなくって、お前何才だよってツッコミたくなるテイクなんですよね。おもいっきり背伸びしている感が有り有りで、私歌上手いでしょうオーラも全開で、同姓、同年代からは、反発されたかもしれませんが、僕は、オジさんなんで全て許せますw
では、3曲目「恋してごめんね」、貼り付けさせていただきます。
これぞ「松浦亜弥」ですよ。アイドルであること、歌が上手いこと、格好良いこと、この3つを同時に表現できるタレントなんて滅多にいるものでは有りません。
で、ライブでは、初めてのことだと思いますが、6曲目がメドレーになっています。「I Know」から始まって「ドッキドキLOVEメール」又は「トロピカ~ル恋して~る」、続いて「オシャレ!」
で、「I Know」に戻るって作り方なんですけど、これがいただけません。当時のライブレポートなどでも評判は悪かったようですね。
紅白歌合戦などでも、スペシャルメドレーなんてやりますけど、僕は、理解できないですね。そんなに欲張らなくっても、どれか1曲を普通に歌えば良いって思います。しかも、このメドレー、一体性がないって云うか、僕だってもう少しマシに繋ぐ自信がありますよw
この頃になると、ファンの中にも、しっかり歌を聴きたいという人たちが増えてきたようです。彼らは、ただ騒いでいるだけの観衆を邪魔だと考えていたし、バラード系の歌にまでコールをかけることに疑問を持っていました。こういうファンが、早い段階で主流になっていれば、違った展開が期待されたかもしれません。
続いて「ね~え?」のテイクです。
分かりましたか?これ、恐らく口パクです。
口パクは、2003年秋のライブなど、他にも時々あったようです。特に「トロ恋」と「ね~え?」は、振り付けしながら歌うのがだいぶキツイようで、口パク率が高いみたいです。とは云っても、DVD収録のテイクでは珍しいですね。
でも、そこまでして、この曲をやる必要があるんですかね。出だしの4曲で、あれだけ飛ばすことができるんですから、これくらい歌えるような気もするし、っていうか、もう、前半であれだけ飛ばしてくれたんだから「ね~え?」じゃなくって、もっと負担のかからない曲を歌っても良かったんじゃないでしょうか。
ライブレポートによると、歌詞飛ばしをしたのに、歌が流れていたという醜態を曝してしまったこともあったようです。ならば尚のこと、歌う必要など無かったと僕は思います。他のアイドルコンサートならともかく、松浦亜弥のライブに参戦しようって奴なら、口パクかどうかなんて直ぐに気がつくし、そんな「あやや」を見たいとは思わない筈です。「THE LAST NIGHT」とか「100回のKISS」とか「私と私と私」などをじっくり聴かせれば良かったんじゃないのかなって思います。
次は、アンコールで歌われた2曲です。
僕は、「The美学」だけは、どうも好きになれないです。「田中れいな」さんにあげちゃって欲しいくらいですw
でも、このライブテイクは、なかなかだと思います。この曲のベストテイクかもしれませんね。「あやや」が歌に追いついたってことでしょうか。って云っても、まだ17才なんですけどね。
続けて「可能性の道」です。ラストソングは、今まで「笑顔に涙」か「I Know」だったんですけど、しっとり終わる初めての試みですね。
ただ、此の手のお説教ソングっていうのは、もう少し人生経験を重ねた人が歌った方がしっくりくると思います。「世界に1つだけの花」だってデビュー間もないSMAPが歌ったら全然相手にされなかったと思いますよ。
歌は42秒からです。
2003年秋のテイクでも歌を崩してきてるのが気になりました。でも、あの時は、崩すこと自体を面白がっているって云うか、テクニックに溺れちゃっている気がしたんですよね。
このテイクは、歌詞の内容を表現することを、それなりに考えているように思います。それまでの「あやや」は、アクセルを全開にして、一生懸命頑張って歌っている姿で感動させてきましたが、それとの違いは、明らかだと思います。
この頃から、彼女と彼女の周辺の人たちは、松浦亜弥の歌手としての面を強調していきます。それは、一般的には、脱アイドルだとかアーティスト病だとか言われていますけど、この段階では、アイドルを否定しているようにも思えません。第一、アイドルであることと、人に聴かせる歌を歌うことは、矛盾することでも、両立できないことでもないはずです。
松浦亜弥の歌唱力を前面に打ち出していくやり方は、決して間違っていないし、そうすべきことだったと思います。あとは、世間がそれに応えることできるか、気づいてあげることができるかに、全てがかかっていたんです。
4 件のコメント:
いくら歌唱力があっても、歌詞の内容と年齢のギャップは如何ともし難く、違和感があるというかちょっと痛々しい感じすらしますね。それだけに30歳の亜弥さんにこそ歌ってもらいあたいなあと、切望してます。
書き込むタイミングを少々逸してしまいましたが、お身体の方は回復されたご様子のようで、何よりです。
とはいえ、松浦亜弥さんのこの辺りの時期のことになると、私は余り突っ込んだコメントもできないのですが・・。
この頃のファンの多くは、ずっと可愛い少女のままでいてほしかったのでしょかね。アイドルオタクさんの本心は私は永遠に理解できないのかもしれません。
買ったCDの中に応募葉書だったかが同封されていたことがそもそものきっかけだったらしいですが、当時は、すでにアーティスト路線が持てはやされる時期は過ぎていましたからね。タラレバは禁句ではありますが、もし他の事務所に所属していたら、どうなっていたか。
この頃までに歌っていた楽曲群は、
松浦亜弥さん18才くらいの頃に、
曲の内容や雰囲気と年齢から受ける印象があってきたように思います。
で、せっかく似合ってきたなって思ったら、
今度は、「笑顔」みたいな曲を歌い出したんで、
また、ギャップができちゃったように思います。
で、30才の今頃が、それらの歌の歌い頃だと思うんですけど、
上手くいかないものですね。
ご心配かけました。
職場にも復帰しまして、来週からは、フルタイムでやる予定です。
で、普通、タレントさんは、年をとらないものですよね。
今、話題のSMAPだって、キムタクや中居君が43才だなんて思えないです。
みんな、一番良いときの自分を永遠にキープしたいって思っているんじゃないでしょうか。
だから、「ずっと可愛い少女のままでいてほしかった」ってファンがわざわざ思わなくっても、
タレントの方で「ずっと可愛い少女のままでいたい」って考えるのが普通だと思うんですけどw
タラレバは、難しいですね。
ハロプロに入ったことは、必ずしも悪くないとも思いますし、
エイベックスだったらどうでしょうかね。
ライジングだったらwww
つんく♂氏の楽曲からの卒業のタイミングもそんなに悪くなかったと思います。
キャラクターで売りすぎてしまった感がありますけど、
アイドルならば普通のことですし。
「ダブルレインボウ」「想いあふれて」みたいに2年に1枚アルバム出して、
年に1回ライブ開いて、時々歌番組出て、
みたいなペースでやっていける事務所ならば最高だったかなと思います。
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