「FREELY TOMORROW」は 2011年に投稿された「Mitchie M」氏 の2本目の作品になります。キャッチフレーズは「調教すげぇ」。氏は、ゲーム音楽を手掛けるプロのアレンジャーで、いわば音作りのプロです。その調教は、「神」と呼ばれ、いったいパラメーターの何をどう設定すれば、ミクをあんなに滑舌良く歌わせることができるのか、マジックとしか云いようがありません。
FREELY TOMORROWは、ニコニコ動画において、投稿から僅か20日間で再生回数100万回を越えましたが、この記録は、ボカロオリジナル曲では最短とされています。
では、早速、貼り付けさせていただきます。2013年、横浜アリーナで行われた「マジカルミライ2013」からのライブテイクです。歌は22秒後からです。
振り付けも、奇抜な動きなどなくって、アイドルっぽさを出しています。ノリやすい曲なんで、会場のオタクの一体感も良く出ていますね。若干CGがアニメっぽいところが気になりますが、アイドルライブとしては、なかなかの出来だと思います。
もっとも、この平成の時代に、こんな風にちゃんとライブができる人間の女の子って、果たして何人いるのか分かりませんが。
この楽曲は、2014年の東京体育館のライブでも演奏されたんですが、楽曲が始まった瞬間「ああ。これがFREELY TOMORROWか」と感動で泣きそうになりましたよw
折角ですので、もう1つ、ゲーム版です。
何処が違うのかと聞かれると、困ってしまうのですが、伴奏が生バンドからDTMになったことと、会場のサイリュームを振っている観衆がオタクと呼ばれる人間から、CGに変わっているところでしょうか。
氏の作品は、今までもこのブログで取り上げさせていただきましたが、若干意味不明な歌詞を聞き流せば、これほどライブに向いている楽曲群は、他に無いと云えましょう。
ボーカロイドによるアイドルライブをどう捉えるのかっていうのは、人それぞれで、人間の女の子の代用品とする意識も否定できません。しかし、キモいオタクの集まりとして、のっけから否定的に扱われたり、興味本位で極端な一面だけを報道されたりしている現状を考えると、ライブ会場に集まった老若男女の多彩なファンを見て、ライブを支える技術と音楽に対する情熱を直に感じた者として、世間の誤解を少しでも解消していこうとした、このブログの初心を思い出し、改めて決意を強くした次第ですww
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