で、後半は、お約束のミニライブ。客席と舞台も近くって、ファンにとっては、かなり楽しみなステージだったようです。ただ、マナーの悪いファンもいたようで、ちゃんと演技を見て欲しい、ちゃんと歌を聴いて欲しいという、松浦亜弥さんの想いとのギャップが窺い知れます。まあ、レコードよりも水着の写真集の方が売れていたという当時の現状では、致し方ないのかもしれません。
このあたりから、松浦さんは、オタク切りとも云うべき言動が出てきますが、離れていくのは、まともなファンばかりという悪循環に陥っていったようです。
まあ、こんな話は、ここまでにして、楽曲を貼り付けさせていただきますね。「ねーえ」と「風信子」、ミニライブでは、この2曲を続けて歌っていますので、ここでも2つ続けて聴いていただましょうか。
松浦亜弥さんって、ここいら辺に、タレント活動のピークを持ってきちゃった感じですね。そりゃあ、誰でも17・8才っていうのは人生で一番パワーがある頃に違いありませんが・・・。
で、僕が注目したいのは、この極端に曲調の異なる2曲を歌い分ける才能なんですよ。こういった流れのセットリストは、松クリスタルなどにも、「めっちゃホリディ」→「トロピカ~ル恋して~る」→「渡良瀬橋」とか、「奇跡の香りダンス」→「ね~え?」→「風信子」ってのがあります。
松クリスタルの「渡良瀬橋」は、YouTubeでも高評価ですけど、その前に「めっちゃほり」「トロ恋」って歌った流れの中でのテイクだって知ったら、一般の皆さん方きっと驚くと思います。
先日の、「LOVE涙色」の記事でも同じ事を云いましたけど、この「静」と「動」とも言える、両面を完璧にこなせるところが、彼女の凄いところですよね。しつこいようですけど、何度でも強調したいと思いますw
ただ、残念なことに、アイドル時代は、「静」の部分が余計なもの扱いになっちゃたし、大人になってからは、「動」の部分のイメージが邪魔になっちゃってるんですけど、でもこの2つがあってこその、松浦亜弥だと思います。
当時のライブレポートには、ノリノリになってきたところで、いきなりテンポを落とされるので、やりにくくって困る、なんてコメントがありましたけど、当時の亜弥オタっていうのは、「俺たちのご主人様は、そこいらのアイドルとは違うんだ」というプライドがあったようですから、そのへんも含んで楽しんでいたのでしょう。
それから「風信子」なんて、もしかしたらこれがベストテイクじゃないかってくらい、良いデキだと思います。ちょっとコブシを効かせたような感じもいいですよ。
よくYouTubeにそのへんのところを揶揄するかのようなコメントがありますけど、やろうと思えば何でもできるという、彼女の才能を素直に認めたいと思います。
松浦亜弥さんは、演歌歌手だったとしても大成したと思います。今思えば、そのほうが、末永く活動できていたかもしれませんね。
4 件のコメント:
お疲れ様です。
わたしは過去のライブリポートをつぶさに見ていないので当時のファンが何を考えていたのか知らないのですが、静動の歌を歌いこなす松浦さんに非凡さを見付けていたファンは少ないのでしょうか。元々の性分がアイドルファンで「あやや」だからという優位性を持たないファンははしゃぐ方が先に立つのも仕方がないことで、歌より芝居より自分が楽しむ方を優先するファンもファンであり、そんなファンにも松浦さんが支えられていたことは現実ですもんね。
そこのジレンマに嵌まってしまったようですが、このジレンマは松浦さん自分自身の存在意義につながるのでさぞかししんどかったことでしょう。
松浦さんが演歌歌手だったらというのはわたしも考えていました。
ド演歌ではなくたぶんニュー演歌(こんな言葉ありましたっけ?)みたいなのが合ってたのでしょうか。一昔前、POPS系アーティストが演歌を作っていたことがありましたよね。そんなんがええのですかね。
兎に角松浦さんはストレートに歌うだけでなく、間をタメたり音をずらしたりコブシも入れたり色んなことが出来るのは「歌を聴かせる」と言う意味で演歌向きですよね。
ま、演歌歌手というのは極端に言い過ぎたかもしれませんが、アーティスト界には「歌を聴かせる」先輩歌手はいくらでもいますし早く松浦さんもその仲間に入って欲しいです。
しかし何とも悩ましいのは、アイドルで出発しなければ今の松浦さんが存在したのかしなかったのか、松浦さんに出会えたのか出会えなかったのか、ここが問題なのです。
どう思いますか???
突然ヘンな書き込みですいませんが
今回と前回の亜弥さんの記事だけ
firefoxだと動画部分だけが消えて見えます。
IEで見ると全然問題ないのですが
なんとも不思議です。
(ただ、IEでも、動画右クリックのメニューが
亜弥さんの記事だけ他と違う表示になってしまいます)
私個人のPC環境だけの話かもしれませんが。
亜弥さんが演歌歌手だったらという想定については
個人的にはどうかな?と思います。
あの綺麗な声質が生きてこない気がして。
あと、亜弥さんとは
今現在のこういう出会いしか考えられないと思っています。
まあ、これは大きな意味で、その人の人生観、世界観に依ることなので
いろいろな考えがあって当然でしょうけどね。
14才の女の子が、楽曲を自作するわけでもない女の子が、
歌手デビューするのであれば、アイドルになるしかなかったと思います。
でも、今、活動しているタレントさんたちだって、
アイドル出身の俳優さんとか普通にいますし、
浜崎あゆみさんだって、もともとは、モデルや女優で活動していて、
歌い始めたのは、芸能界に入って何年かしてからです。
みなさん、タレントになってからもいろいろと路線変更しながら活動しています。
ましてや、アイドルでデビューしたからといって、
ずっとアイドルでいられるわけもありませんよね。
松浦亜弥さんが、14才でデビューしてから、22才くらいまでの流れは、
なるべくしてなっていった道だと思います。
というか、10代のタレントの歩みとしては、王道とも云えますし、
他のタレントさんと比べれば、もの凄く恵まれていたと思います。
一番の問題点は、その後に一気にテンションが下がって、
世捨て人みたいになっていったことです。
まあ、元アイドルが20代になって無期限休業なんて、
珍しくもない普通のことですから、松浦亜弥さんもそこまでだったのかもしれません。
ただ、彼女に歌手を続ける気が本当にあったのなら、歌い続けていたのなら、
歌手としての路線変更は、十分に可能だったと思います。
よく、「アイドルイメージが妨げに・・・」、という話がでてきますけど、
松浦亜弥さんならば、そんなイメージを覆すのは、
それほど難しいことでは、なかったと思います。
ですから、僕は、「彼女はできなかった」のではなくって
「やらなかった」だけだと思います。
あと、「向いてなかった」とも言えるかも知れません。
「才能はあるのに、向いてない人」っているんだなってことです。
演歌歌手といっても、ド演歌一筋の歌手は、今では少数派で、
大抵は様々なジャンルの歌を歌っています。
昔だったら、歌謡曲歌手ですよね。
「美空ひばり」「由紀さおり」「和田アキ子w」「研ナオコw」みんな演歌歌手じゃないですよね。今は、歌手って云うと「アイドル」と「演歌」の2極になっちゃいましたけど、
本来は、そういうものではないし、
逆に、今は、そういう守備範囲の広い、
ちゃんと歌える歌手が求められているんじゃないのかなって思います。
バレちゃいましたかw
貼り付けている動画は、YouTubeにリンクしているのと、
ブログ記事用にアップロードしているのがあります。
再生する時は、どちらもYouTubeのプレーヤーを使うことになりますけど。
別物です。
でも、firefoxで再生できないのは知りませんでした。
まあ、ド演歌はさすがに向いてないと思います。
「石川さゆり」にはなれないですね。
でも「高田みづえ」にはなれると思います。
松浦亜弥さんに「私はピアノ」を歌って欲しいですw
「草原の人」「風信子」の路線で押しまくっていたらどうなってましたかねww
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