「艦これ」は、艦艇の大きさと、キャラクターの設定年齢がリンクしているようで、戦艦や航空母艦は、ちょっと大人っぽいイラストになってます。巡洋艦は高校生キャラのようです。で、駆逐艦になると、中学生キャラなんですよね。日本アイドル史を研究している自分としては、このあたりが気になるところですw。
誓って云いますが、僕は、決してあぶないオヤジではありません。純粋に,日本のオタク文化を研究しているだけです。
まずは、駆逐艦娘たちによる、マイケル・ジャクソンの「スリラー」を貼り付けさせていただきます。
日本のオタクの総合力の高さを示している作品です。これ作るのに、どれくらいかかるのでしょうか。是非とも、教えていただきたいところです。
駆逐艦は、艦隊では護衛や哨戒の任務が主ですから、数多く建造することが求められます。したがって、量産することを重視した設計になっていますが、日本は、条約や工業力の関係などで、欧米のように大量生産ができません。ですから、1隻、1隻を比較的丁寧に建造していたそうで、日本の駆逐艦は性能も良く、1対1の対決ならば、負けなかったと云われています。
ただそれは、あくまでも、対艦攻撃についてのこと、潜水艦や航空機に対する戦闘能力は、やはり脆弱で、開戦時、百隻以上あった艦艇は、そのほとんどが終戦までに失われるか、破壊され、健在だった艦は10隻にも満たなかったと云われています。
次に貼り付けさせていただく動画は、「五月雨」と「涼風」による「ハイファイレイヴァー」です。この曲は、いろいろなキャラクターで動画が作られていますが、この「涼風」「五月雨」コンビのダンスが最高に可愛いと思います。一応申し上げておきますと、髪の毛の長い方が「五月雨」です。
背中にしょっているのは、61cm4連装魚雷発射管。左手に持っているのは、主砲の12.7cm連装砲ですね。
五月雨は白露型の6番艦。有名な「キスカ島撤退作戦」の他、数多くの艦艇護衛や補給任務の後、在留邦人の救援活動中にパラオ近海で座礁。B-24の空襲や米潜水艦の雷撃により大破、放棄されたとありました。夜戦で味方の戦艦に機銃を誤射して、高射砲で反撃されたり、嵐の中で艦隊から落伍して迷子になり、巡洋艦が探しに行ったなどのエピソードから、「艦これ」でも「ドジッ娘」キャラ設定となっているようです。さすが「艦これ」、オタク心をくすぐってきます。
涼風は同じく白露型の10番艦。ガダルカナルへの輸送、戦艦や空母の護衛、非武装船団の護送などに従事した後、ポナペ島沖北東で輸送船団護衛中に米潜水艦の雷撃を受け轟沈。艦長以下、乗組員のほとんどが涼風と運命を共にし、231名が戦死、生還者は14人だけだったそうです。
いつもながら、史実とキャラクターのギャップが凄いです。ご冥福をなど、軽々しく言えたものではありません。しかし、不謹慎極まりない発言ですが、このギャップこそが「艦これ」の魅力とも云えます。
最後は、装備を降ろした「涼風」と「五月雨」による「独りんぼエンヴィー」でお終いにします。
装備があったほうが良いですかね。やはり、艤装こそが艦娘が艦娘である所以ですから。
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