で、僕らがハマっていたのがウォーターラインシリーズのプラモデルでした。玩具メーカー4社で共同企画した1/700のプラモデルです。お小遣いをもらう度に、1隻、1隻と買い集め、最盛期には、机の引き出しを開けると、日本海軍の連合艦隊がぎっしりと集結してましたw
で、4社の中でもタミヤのモデルは秀逸でした。他のメーカーは、細かい部品になると「そのへんに付けといて」みたいな感じになるんですが、タミヤのモデルはどんな細かい部品でもビシッと付けることができました。きっと良い金型を使っていたんでしょうね。だからとても作りやすくて、「やっぱり模型はタミヤに限る」なんて生意気なことを云ってました。
僕は、無骨な戦艦よりもスマートな巡洋艦が好きでした。最大速力35ノット。主砲の他に魚雷発射管も備えた攻撃力。その美しいシルエットに、中学生だった僕は魅了されていました。
そのウォーターラインシリーズが、最近売れていると言うんです。「艦これ」人気のおかげで。
その「艦これ」のことを聞いたとき、僕は、よくぞ考えついたなと思いましたよ。コンピューターで戦争シュミレーションゲームというのは、昔からありますけど、艦艇に萌えキャラの女の子をあてはめるって、これは絶対ウケると思いました。
ゲームのスペックも結構リアルで、このへんのこだわりは、さすがですね。僕がもう少し若かったら、かなり入れ込んでいたと思います。
で、その萌えキャラを今度はMMDでアニメーションにして、ニコニコ動画に投稿してるっていうんです。こうなると、日本のヲタク文化の集大成って感じですよね。
さて、気の遠くなるような膨大な動画の中から、貼り付けさせていただいたのは、ボーカロイドの巡音ルカとGUMIが歌う「ハッピーシンセサイザ」。ダンスは、「艦これ」の「鈴谷」「熊野」です。
何でこれにしたかって?・・・僕の大好きな巡洋艦だからです。
ポシェットと足に付けているのは、主砲の20cm連装砲ですね。腕に付けているのは、12.7cm連装高角砲でしょうか。よく考えるものですね。
調子に乗ってもう1つ。踊らせかたが上手いですね。2人の振り付けを微妙に変えたり、ずらしたりしているのが分かりますか。
調子に乗ってもう1つ。踊らせかたが上手いですね。2人の振り付けを微妙に変えたり、ずらしたりしているのが分かりますか。
で、本物の重巡「鈴谷」なんですが、ミッドウエー海戦などに参戦した後、レイテ沖海戦に参加。米空母艦載機の攻撃により魚雷発射管の魚雷が誘爆し沈没。戦死90名、行方不明564名とありました。
同型艦「熊野」も、太平洋での各海戦に参戦した後に、同じくレイテ沖海戦で被害を受けます。修理のため日本への帰路の途中、米航空機の執拗な攻撃を受け沈没、戦死者498名とありました。636名いた生存者もその後、陸上部隊に編入されるなどして終戦までに497名が戦死したとされています。
皆さんは、何を考えましたか。「艦これ」は戦死者の魂を冒涜している。そうかもしれません。確かに「艦これ」は、平和ボケの産物。僕らがこんなにお気楽に暮らしていることに、きっと呆れていることでしょう。だけど、冒涜だというのなら、日本を再軍備して勇ましい国にすることの方がよっぽど冒涜していことになりませんかねえ。
では、もう1つ。人気キャラの高速戦艦「金剛」です。なるほど、金剛山にひっかけて修験者の衣装なんですね。えっ巫女さんですか?
ボーカロイドの楽曲ですが、歌い手さんは誰でしょうか?
ボーカロイドの楽曲ですが、歌い手さんは誰でしょうか?
あの・・・・やっぱり冒涜していると思います。
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