2015年6月9日火曜日

初音ミク&イナメトオル 「からくりピエロ」「トリノコシティ」

 僕の大好きなボカロPの一人、「40mP」さんが、シンガーソングライター「イナメトオル」としてデビューされたそうです。ネットに、過去に発表してきたボカロ曲をセルフカバーしたMVが公開されています。

 ボカロPがプロの作曲家になることは今までもありましたが、自分自身の唄を売り物にする、シンガーソングライターになるというのは、珍しいと思います。だって、自分で歌えるんだったら、最初から初音ミクなんかに歌わせる必要ないですからw

 40mPさんの楽曲は、ピアノアレンジが特徴で、独自の世界観、メッセージ性の強い歌詞などで、最近多い、中高生ウケを狙っているようなボカロ曲とは、一線を画しています。
 もっとも、ミクに歌わせているときも「僕」という一人称を使っていて、ミクのために作曲しているというよりは、自分の代唱として、ミクを使っていた傾向がありましたから、このような展開は、ある程度予想できたことでは、あります。

 では早速、「コンピューター」VS「ご主人様」の対決、じゃなくって、共演をお届けいたしますね。
 1曲目は、40mPことイナメトオルさんの人気曲「からくりピエロ」。初音ミク、「マジカルミライ2014大阪ライブ」からのテイクです。

 次は、いよいよご主人様の登場、イナメトオルさんです。歌は55秒あたりから。出てくる女の子は、「池田 愛」さんという女優さんだそうです。こんな子を待たせる男なんて許せないですねww


 で、僕は、このMVで、イナメトオルさんを初めて見ましたが、なかなかの好青年でさらにびっくりしました。これも珍しいと思います。だって、ネットの住人っていうのは、リアルな世界でモテない男と決まってましたからww

 楽曲提供者が後にセルフカバーする、ということ自体は、普通にある話です。松浦亜弥さんに関していえば、「気がつけばあなた」「YOUR SONG〜青春宣誓〜」などは、つんく♂氏も歌っています。
 でも、これって、カバーされた側の心情ってどういうものなんでしょうね。歌手同士がカバーするのとは、また違った感覚なのではないでしょうか。もっとも、ミクは、コンピューターですから、感覚も感情も関係ありませんけど・・・。

 2曲目。これも、ボカロファンから絶大な支持を受けた楽曲「トリノコシティ」。ミクのテイクは、[ミクパ IN KANSA 2013」からです。




 今までのボカロPなど、ミクに関わっている方たちは、ネット世界独特の匿名性の強い存在で、姿だけでなく、性別さえも明かさない方もいたぐらいだったのですが、ボカロP=ヲタクという図式は、完全に過去の物になっていたんですね。

 で、イナメトオルさんについてですが、ボカロファンとしてだけでなく、彼の音楽を愛好する一人として、今後とも応援させていただきます。
 でも、これでミクへの楽曲提供がなくなる、なんてことのないように、くれぐれもお願いしたいものです。

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