「高田みづえ」は、不思議な歌手でした。演歌歌手のようでいて、アイドル歌手のようでいて、ヒット曲は、ほとんどがカバー曲でした。で、これからって感じの時に、相撲取りと結婚して、いきなり引退しちゃったんですから。現役8年間で紅白出場7回。今は、名門二所ノ関部屋のおかみさんだそうです。
「私はピアノ」は、1980年に桑田佳祐氏が奥様の原由子さんのために作り、高田みづえさんがカバーした昭和の名曲です。桑田氏の歌は、どうも好きになれないという人でも、この曲は昭和の人間なら誰でも好きなんじゃないかと思います。今回は、いろいろあるテイクの中からこちらを貼り付けさせていただきました。
またまた消えてましたんで別テイクですw
登場してきた時に有線マイクのコードが引っかかって、ちょっと笑う仕草が何ともいいですよね。
改めて見ると、思っていた以上にシンプルなんでびっくりしました。何て言うのかなあ、普通に上手いんですよね。
僕は、松浦さんのカバー曲について「素直な歌唱にさりげない感情」って云い方をよくするんですけど、全く同じことがみづえさんにも言えるんじゃないかって思います。カバーが受け入れられる歌手って、こんな共通点があったんだって、今日は、大発見をしたような気分なんですw
それから、いろいろ見比べて分かったのですが、昭和の歌番組の伴奏って、バンマスが自分のバンドに合わせて作るので、ちょとずつ違っているんですよね。
あと、時間が押しているときなど、いつもよりテンポが速くなったりして、こういう環境の中で、昔の歌手って鍛えられていったんだなって思いました。でも、出だし間違えてもさりげなくフォローしてくれるし、手作り感満載だったんですね。
桑田氏は、当時(今もそうかもしれませんが)他人に楽曲提供をしなかったので、カバーという形をとるしかなかったようです。
でも、ふくちゃんさんの言葉を借りるなら、この曲は、みづえさんに歌ってもらって幸せだったと思います。原さんは、独特の世界観がありますが、若干歌唱力に難がありますし、桑田氏は、何を歌っても全部桑田節にしてしまいますからww
で、一応、当ブログは初音ミクのブログですので、こっちも貼り付けさせていただきます。初音ミクAppend DARK によるカバーです。
「初音ミク Append」とは、初音ミクの追加音声ライブラリーで、DARKは、「落ち着きがあり、少し憂鬱な表情の声」となっています。カラオケでエコーを効かせたような声ですね。ヲタさんの中には、この声がお好みな方もいるようで、時々使われています。僕的には、もっと普通に歌わせた方がいいかな、なんて思うのですが、この方が確かに雰囲気はでてます。オケは既存のカラオケ音源でしょうか。
みづえさんに敵うはずもありませんが、頑張りだけは、認めてあげてくださいw
結局、先週末は、高田みづえ三昧でした。
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