2015年6月30日火曜日

渡辺麻友  ~もう一人のアイドルサイボーグ~

 情熱大陸で、AKB48の渡辺麻友さんの特集をしていました。僕は今まで、AKBについて関心はなかったのですが、トップアイドルの素顔みたいな感じで、興味深く視聴させて頂きました。ネットでもかなり話題になっているようです。番組は、とても良くできていて、渡辺麻友さんの好感度は、確実にアップしたと思います。僕は、彼女のことを詳しく知っているわけではありませんから、偉そうなことは言えないんですけど、番組を見ていて感じたことをツラツラと書かせていただきます。

 渡辺麻友さんの愛称は「まゆゆ」ですよね。最後の文字を重ねる愛称の付け方は、「あやや」が最初だと聞きました。それからもう一つ、彼女も「アイドルサイボーグ」と呼ばれているそうです。渡辺麻友さんと松浦亜弥さん、タレントのタイプとしては、正反対とも思える2人が、意外なところで共通項をもっていたんですね。

 常にカメラを向けられている生活。撮られていると感じた瞬間に自分が最も可愛く映る角度に反射的にポーズを取る。レンズの動きで、引きか寄りかも分かると言っていました。カメラが彼女の足に向けられた瞬間、彼女は、さっと足の指を隠しました。ネールがしてありませんでしたから。
 そういえば、松浦亜弥さんも、同じようなことを言っていました。反射的に口角が上がるとか。上目遣いでカメラを見る癖がついていたようですし、それから、撮らせていたのは、顔の右側でしたっけ?
 
 渡辺麻友さんが番組内で話していた数々のコメント。多くは、誰かが云っていて、どこかで聞いたことのあるような言葉でしたが、現在のトップアイドルである彼女が言うと、やはり重みがあります。
 「AKBは、努力した者が報われるところではない。」名言だと思いますよ。人一倍努力したと自負できる者だけが言える言葉です。
 
 「アイドルサイボーグ」という称号には、典型的なアイドル像を演出している子という意味が込められていると思います。ただ、「あやや」がそれに加えて、ステージで見せる、どれだけ動き回っても決して音を外さないなどの、人並み外れた才能に対する畏怖の念が込められていたのに対して、「まゆゆ」には、そういう+αの部分があるようには思えません。
 渡辺麻友は、「アイドルサイボーグ」になることで、AKBで勝ち残ってきました。というか、これといった才能を持ち合わせていない彼女が勝ち残るためには、「アイドルサイボーグ」になるしかなかったと言った方がいいかもしれません。

 番組の最後に「生まれ変わってもアイドルになりたいか?」という質問がありました。十代の彼女だったら「なりたい」と言っていたでしょう。それが世間が求めている言葉だからです。松浦さんは、もちろん「No!」と即答するでしょうね。でも、彼女は「なりたくない」と言う代わりに「猫になりたい」と言いました。この辺のさりげない配慮が彼女の素敵なところだと思います。
 実は僕、この質問を聞いた瞬間に「猫って言うかも」って思ったんです。そしたらビンゴだったんで自分でもびっくりしましたw。番組では、「猫」という回答をいかにもアイドルらしいと結論づけていましたが、僕は、別な感想を持ちました。彼女は、猫について「自由気ままでいい」みたいなことをいっていましたが、もう一つあります。それは、「猫は人に好かれるための努力をしない」ということです。
 
 彼女は、自分自身と自分が置かれている状況を冷静に見つめていました。アイドルとして自分に期待されていることを理解し、ストイックにその要求に応えていました。

 渡辺麻友さんは、僕が考えていたよりもずっと大人の女性でした。

 そして、ちょっと疲れていました。

2015年6月29日月曜日

鏡音リン&レン「残酷な天使のテーゼ」

 アニメで続けてもう一つです。

 アニソンでランキングをとれば必ず1位になるであろう、エヴァンゲリオンの主題歌「残酷な天使のテーゼ」。ネット動画にもボカロに歌わせた、たくさんのカバーが投稿されています。
 前、ラジオでアニソンの特集番組なるものを放送していましたが、それによると、アニソンは「俺様こそ一番」な世界観に支えられている楽曲とのことでした。だから、やたらとテンションが高いこと、主人公の名前を連呼すること、必殺技をだすこと、などが重要なんだそうです。
 ところが、「天使のテーゼ」は、エヴァンゲリオンの「エ」の字も出てきません。その解説者?の言葉を借りると、「こんなのはアニソンじゃない。」ということになるんだそうです。

 で、数ある投稿作品の中から、選んだのは、やっぱりこれです。


 もともとアニソンとボカロは相性がいいのですが、これほど見事にハマっている作品も珍しいと思います。何と云っても、アレンジがいいですよね。若干コーラスが大きいのが気になりますが、このシンプルな格好良さこそ、ボカロに歌わせるための伴奏として重要なところだと思います。

 僕は、「エヴァ」世代ではありませんので、実は、テレビ放送版を知りません。でも、一応コミックは持っておりますし、映画も、さすがに劇場へは足を運びませんけど、テレビ放送を録画して見るくらいのことはしております。まあ、一般的な日本人としての常識程度の知識っていうところでしょうか。

 ただ、ロボットアニメにしては、ちょっとグロいところが昭和の人間として若干馴染めないところではあります。まあ、進撃の何とからよりは、ずっとマシですけど・・・。
 しかし、登場する女の子が、皆さん魅力的で可愛いくなっていったのは、この作品あたりからでしょうか。レイ派、アスカ派、ミサト派、リツコ派などいろいろとファンが付いているようですけど、強いて言うのならば、僕はアスカ派ということにしておきましょうw


 そうそう、1つだけ疑問があるんですけど・・・、最後どうなりました? 

2015年6月28日日曜日

「サマー・オブ・ラブ」で繋がる「交響詩篇エウレカセブン」と「初音ミク」

 僕がAmazonで買った古本、柴那典氏の著書「初音ミクはなぜ世界を変えたのか?」で、柴氏は、初音ミクが世に出た2007年を、音楽を媒介として若者が起こした社会現象である「サマー・オブ・ラブ」の時代に見立てています。1967年の「サマー・オブ・ラブ」と1987年の「セカンド・サマー・オブ・ラブ」について分析し、現象は、20年ごとに起きたとして、2007年に初音ミクとそれに影響された若者達が引き起こしたネット上での様々なできごとを「サード・サマー・オブ・ラブ」と名付ました。
 
 まあ、世界中でこんなこと云っているのは、たぶん柴氏だけだと思います。もっとも、僕は、どのサマー・オブ・ラブの時も現場に立ち会ってるわけではありませんから、詳しいことも、偉そうなことも何も言えないんですけどw。

 で、何でこんなことを持ち出したかって云うと、「サマー・オブ・ラブ」って聞いたときにアニメ「交響詩篇エウレカセブン」を思い出したんです。ということは「サマー・オブ・ラブ」繋がりで堂々とこのブログで「エウレカ」を語れるってことじゃないですかw。

 僕は、世代的には全然合っていませんが、「エウレカセブン」は見てました。
 大空を舞台に、変形ロボットが出てきて、ビームとミサイルを撃ちまくるという、ロボットアニメはこうでなくっちゃっていう作品でした。

 早速,オープニング映像を、貼り付けさせていただきます。1つめは、Flowの「Days」ですね。サビのところでLFOが発進する場面が最高です。


 2つめは、HOME MADE 家族の「少年ハート」。ミサイル撃ちまくりです。この自動追尾するタイプのやつは、マクロスからの伝統ですよね。エウレカのスタッフには、マクロスを手がけたクリエーターの方々も多く参加していたようです。


 3つめは、エンディング、素敵な女の子の2人組HALCALI の「Tip Taps Tip」です。現在は写真家、モデルさんとして、それぞれの道で活動されているようです。


 このアニメは、1年間、4クール、全50話という異例の長丁場でした。ただ、面白くて大人の鑑賞に堪えられていたのは、はじめの半年間まで、後半は、だんだんと子ども向けアニメになり下がっていったように思います。
 
 せっかくですから、「Days」と「少年ハート」のオリジナルテイクも貼り付けておきますね。



 昔、「Days」をカラオケで歌ったんですが、途中でラップがあるのを知らなくって、大失敗したことを思い出しました。

2015年6月27日土曜日

アマチュア無線

 理系小僧だった僕は、当然のようにアマチュア無線に憧れました。中学生の時に資格を取り、高校生になると同時に無線局を開局しました。コールサインは、「JE」から始まる伝統ある?ものでしたが、更新を怠っていたので、とっくの昔に流してしまいました。使わなくなっても更新だけはしておけばよかったと後悔しています。
 
 僕が出ていたのは、50MHz帯、6mバンドと呼ばれている周波数でした。アンテナは、最初は、6エレ八木、後にSQ(スイスクワッド)。無線機は、ナショナルのRJX -661でした。661は、当時は、珍しかったオールソリッドステート、いわゆる真空管を1本も使っていないタイプの無線機でした。逆に言えば、この頃まで無線機には、まだ真空管が使われていました。当時は、高周波高出力型トランジスタの動作がまだまだ不安定だったので、トランジスタ化が進む中でも、最後の出力管だけは、真空管に頼っていたからだと思います。
 で、試しにYouTubeで検索してみたらありましたよw  これです。


 結構、デカいでしょ。でも、これって中はスカスカなんです。つまみもたくさんありますけど、ほとんどは、一度調整すれば動かす必要のないやつです。今と違って、当時は、松本零士の漫画のみたいに、デカくて、つまみやメーターがたくさんあるのが格好いいっていう時代でしたから。

 50MHzは、超短波ですから世界中の仲間と交信というわけにはいきませんでしたけど、「Eスポ」 が発生した時などは、それはもうお祭り騒ぎで、北は北海道から、南は、沖縄まで交信することができました。部屋の壁に大きな日本地図を貼って、交信した都市には、ピンを刺したりして、一人で悦に入っていました。47都道府県制覇できたかどうか忘れてしまいましたが、100都市以上とは、交信していたはずです。

 今は名称が変わってしまったようですが、電信級(モールス信号)のアマチュア無線技士の資格もとりました。僕は手打ちで、トンはできるだけ短く、ツーは少しだけ長めに打つようにしていたんですけど、ある時、ベテランの無線局長さんに、「君の信号は綺麗だな。」なんて褒められて、めちゃめちゃ嬉しかったことを覚えています。
 そうです、思い出しました。当時の僕の特技は、「綺麗なモールス信号を打つこと」でした。

 ローカル局同士でラウンドを組んで、徹夜でたわいもないことを延々と話しました。今で云うと「ライン」みたいなものでしょうか。でも、公共の電波でやってるんで、誰でも自由に割り込めましたし、誰でも自由に傍受してました。ネットの繋がりより、ずっとオープンで健全だったように思います。

 仲間と実際に会う「オフ会」のルーツも、アマチュア無線にありました。だいたいの場所だけ分かれば、家を訪ねるのは、簡単なことでした。だって、家には、必ずアンテナが立っていましたから。ネットは文字だけの付き合いですが、無線は声だけの付き合いです。実際に会ってみると、ほとんどの場合、局長さんは、声からイメージしていた人物と全く違っていました。
 実際に会っている時でも、お互いはコールサインで呼び合っていました。ローカルの無線仲間(ちょびっと不良で暇な大学生たち)と集まって、トラックに無線機とアンテナを積み込んで、キャンプしながら移動運用したこともあります。晩熟な高校生だった僕にとって、年上の大学生との遊びは、刺激的でもありました。

 僕のアマチュア無線人生は、その後、両隣の家のテレビに電波障害が出て、あっけなく挫折してしましましたが、今でも、町を歩いていて、アマチュア無線のアンテナを立てている家を見つけると、昔のことを思い出して懐かしくなります。
 
 アンテナは、無線局のシンボルです。アンテナを見れば、そこの局長さんがどのくらい熱心で、技術力があるのか大体分かります。無線屋にとって性能の良いアンテナを立てることは、最大の夢であり、相手がどんなアンテナを使っているかは、最大の関心事でした。

 だから、僕だって、最初に、無線機より、アンテナの方を先に紹介してたでしょ。これが、一端の無線屋気取りってやつなんですよwww

2015年6月25日木曜日

亜弥VSあやや 「絶対解ける問題 X=♡」

 確か第4弾でいいんだろうと思いますが、「亜弥」さんと「あやや」の対決です。
 
「絶対解ける問題 X=♡」は、ファーストアルバムの収録曲。単純に盛り上げるには、使える曲ですので、大人になってからのライブでも比較的歌われていたようです。でも、活動の場がマニアックライブやコットンクラブになってからは、スタンディング禁止とかサイリュームご遠慮いたしますってことで、ご無沙汰になってしまい、寂しい限りです。

 で、先手は、歌って踊って、僕らを煽ってくれる、今はもう会うことのできない、「亜弥さん」です。


 この歌でいう、X²-9=0は、中学3年生で習う数学の計算問題ですね。ちなみに
   X²-9=0
     X²=9     (-9を右辺に移項)
           X=±3   (平方根をとる)     となります。-3を忘れないでくださいね。

  そうそう別解がありましたw
      X²-9=0
   (X+3)(X-3)=0     より、 X=3、X=-3      です。   

 さて、後手は、とっても可愛くって、歌って踊って、僕らを煽ってくれる、今は、もっともっと会うことのできない、「あやや」です。


 いつも不思議に思うんですけど、なんでこんなに動き回っていて歌えるんでしょうか。

 このテイクは、僕の大好きな2002年のサマーライブからなんですが、このライブで唯一の切り取り動画なんです。なぜこの曲だけが今も残っているのか、これもまた不思議です。
 で、ファーストコンサートと比べるとよく分かるんですが、動きがまったく同じなんですよ。全ての動きは、かけ声も含めて、振り付けと同じで、決められたものです。だからこれをもって、煽りが上手いとか云えないんですけど、16歳のアイドルらしい、素敵なステージだと思います。

2015年6月22日月曜日

「奏」 初音ミクVS松浦亜弥 ~遂に実現!夢のカバー対決~

 スキマスイッチさん、お元気ですか。僕は、スキマスイッチさんを初めて見たとき、これは、「ゆず」や「コブクロ」より良いかもって思いました。ピアノとギターの組み合わせも格好良かったし、NHKで放送された、小田和正氏とのコラボでの「全力少年」は、最高でした。
 最近、お目にかかることが無いような気がしますが、くだらない炎上騒ぎが活動に影響を及ぼしているなんて、僕の思い違いであればいいのですが。
 
 で、「奏」は、スキマスイッチの2枚目のシングル。発売した当初は、それほど注目されませんでしたが、スキマスイッチが有名になるにつれ、広く知られるようになり、今では、「全力少年」と並んで、彼らの代表曲になっています。
 昨年、アニメ「一週間フレンズ」のエンディングテーマに使われ、声優で歌手の「雨宮天(あまみやそら)」さんが、カバーしたことにより、若い世代にも知られるようになりました。

 先手は、初音ミクのカバーです。スキマスイッチというよりは、雨宮さんのカバーの方を意識して作成されているようです。


 なかなかのデキだと思います。囁くように淡々と歌わせたのが良い雰囲気を出しています。歌のテンポを若干ずらしているのでしょうか、これがリアルさを演出しているように思います。ハモりも効果的で。コンピューターにバラードを歌わせて、ここまで心に響くのは滅多にありません。若干ピアノの音が安っぽいんですが、音楽室の古いアップライトピアノみたいで、木造校舎の画と合うかもですww。
 
 後手は、松浦亜弥さんです。スキマスイッチ→橘慶太氏→松浦亜弥さんという繋がりでしょうか。松浦亜弥さんは、スキマスイッチの曲を何曲か歌っているようです。
 で、この動画、貼り付けてもいいのかなあって悩みましたが、限定公開とかでもないし、公開から2年以上だし、視聴回数5万回以上だし、今更悩んでいたところで、何か起きるときには起きるし、ということで。


 初音ミクとは違って、感情入ってますね。泣かせにきてますよね。上手いですよ。感動しますよ。

 でも、この曲に関しては、僕は、ミクの方がしっくりきていると思うんですよ。何て云うのかなあ。ミクの歌は、押しつけられた感動じゃなくって、時計の針を逆回転させられたような感じで、頭の中で勝手に回想が始まってしまうんです。まあ、少数派でしょうけどwww

 最後は、御本家登場ですが、PVをそのまま貼り付けるのも芸がありませんので、この曲をカバーした雨宮天さんとのコラボを貼り付けさせて頂きます。もう一人いますけど、良しとしましょうw。


 雨宮天さんは、現在21歳の声優さんだそうです。最近は、声優さんも可愛らしくって、お歌が上手でないとやっていけないようですね。いろいろとメディアにも出ているとのことで、これといって何のお力にもなれませんが、ご活躍をお祈りしたいと思います。

2015年6月21日日曜日

松浦亜弥VSあやや 「私のすごい方法」

 亜弥VSあややシリーズの第3弾は、「私のすごい方法」です。

 先手「あやや」。めっちゃライブからのテイクです。ハート星の某だそうですが、このノリについて行くのは、当時のファンであっても、ちょっとキツいのではと思います。それにしても、似合わない衣装だと思いますけど、何をしたかったんでしょうか。


  後手「亜弥さん」。マニアックライブⅢからのテイクです。アレンジが楽曲にピッタリ。


 この曲って結構ファンからの支持も多くて、僕も大好きな曲の一つなんですが、よくよく聞いてみると、歌詞の内容と曲の雰囲気が、何となくアンバランスな気がするんですよ。詩の内容は、「あやや」の方が合っているんだけど、曲の雰囲気ってちょっと大人っぽいですよね。

      こんなものね 人生って 楽しまなきゃそんだね 
     学校も時々さぼって、気が向けばお掃除したり 
     平凡な女の子みたいな フリした日もある  
      私じゃないとできない方法 此の手で摑んでやる
 
 「オシャレ!」の時もそうでしたけど、この陰気なw雰囲気が、大人になっても歌えるポイントかもしれません。

 この曲って、あの「DEATH NOTE(デス・ノート)」のトリビュート・アルバムに収録されたそうです。どういういきさつで、この曲をアルバムに突っ込んだのか分かりません。トリビュート・アルバムといっても、金儲けの便乗商品であることも多いので、何とも云えませんけど、まあ、ファンとしては、広く世間に知ってもらえるチャンスであったわけで、それなりに嬉しかったでしょう。でも、インパクトってあったのでしょうか。一つだけ変なのが混じっている、なんて言われてなければ良かったんですけど・・・。今頃こんなこと心配しても、遅すぎますねww    

 勝敗をつけるとしたら、僕的には、今回は、亜弥さんに軍配を上げたいと思います。
 
 あと不思議なことなんですが、どちらのテイクも、視聴回数に比べてコメント数がやたら少ないんですよ。有無を云わさぬ雰囲気を持っているのかなあw。

2015年6月19日金曜日

初音ミク  不思議な隣人と「39(サンキュ-)」

 今回の記事は、僕のくだらない妄想です。今日まで誰にも話してなかったし、心の中にずっとしまっておくつもりだったんです。書いた後で後悔することも分かっています。でも、今日は、お話ししたい気分なんですよ。なぜかって?ちょっと嬉しいことがあったものですから・・・w

 昨年の9月、マジカルミライのライブで東京体育館に行った時のことです。僕の左隣に中年の男性が座っていました。両手にオフィシャルのLEDライトを持ち、ミクの半被を着ていたので、かなり年季の入ったファンの方のように思えました。ただ気になったのは、帽子を深々と被り、マスクで顔を覆っていて、最後まで、それらを外すことがなかったんです。
 その方は、大きな声を出すわけでもなく、LEDライトの振りも少し控えめでした。ただ、1曲終わるとすぐライトの色をチェンジしていましたから、セットリストはだいたい頭の中に入っているようでした。そして何より、ライブを心の底から楽しんでいるように思えました。

 3ヶ月ほどたった頃でしょうか、僕は、ある記事をよんでハッとしました。「こち亀」で有名な漫画家、秋本治氏がマジカルミライに参戦していたというのです。氏は、ボーカロイドの熱烈なファンで、ボーカロイドを題材にした作品も描いているそうです。

 いやいや、そんなはずはありません。秋本氏のような超有名人が、ライブに行きたいと、一言言えば、当然招待席に案内されるはずです。何より、一般人に混じって、それもたった一人で、たいして良席でもないスタンド席なんかにいるはずがないじゃありませんか。でも、確かに

 済みません、このくらいにしておきます。

  で、何も貼り付けないわけにもいきませんので、今回は、その「マジカルミライ2014」から、ラストソングに演奏した「39(サンキュー)」を貼り付けさせていただきます。

 動画からはよく分からないかもしれませんが、ミクの誕生から今までの歩み、みたいなのがモニターで流れていました。CGだとか、バーチャルだとか分かってはいるんですけど、それでも一応ライブなんで、ラストソングともなれば、それなりに感動するものなんですよ。
 で、会場からダブルアンコールとかがかかるんですけど、プログラミングされてなければ、アンコールなんかに応えてくれるはずもなく、あっさりと終わってしまって。「あっ、やっぱりコンピューターだった。」って、そこで思い知らされるんですよねww。

 では、感動のラストソングを・・・・・w


 そうそう、今年の武道館ライブ、かなりの激戦みたいで、追加公演とかしてくれないと大変なことになりそうです。

2015年6月18日木曜日

松浦亜弥の国歌独唱 ~「君が代」日本最大のカバー曲~

 2000年、プロ野球の巨人開幕戦でSMAPの中居さんが「君が代」を独唱したことが問題になりました。国歌を冒涜しているらしいです。その様子が動画としてアップされていますが、確かに下手ですけどw、ふざけているようには見えませんでした。下手だから冒涜してる、というのもおかしな話ですが、笑いをとるためにワザと中居君に歌わせたのならば、批判は、やむを得ないところでしょう。

 このように、「君が代」は、政治思想問題も絡むので、このブログで取り上げるのもどうかと躊躇していたんですけど、おいちゃんさんのところでも、いろいろと勉強する機会がありましたので、今回、1つのカバー曲として考えてみようと思ったわけです。

 まず始めに、ネットで絶賛されている「野々村彩乃」さんの第82回選抜高校野球大会におけるテイクです。全日本学生音楽コンクールの声楽部門で高校生の第1位になった子が選抜甲子園で歌う、というきまりになっているみたいですが、どちらも毎日新聞が絡んでいるからなのでしょう。
 これ以前も、高校生が歌っていたんでしょうが、なぜか「野々村彩乃」さんの時は、奇跡の歌声とか云われて、話題になっているんですよね。拝聴させて頂きましょう。


 現在は、プロのソプラノ歌手としてご活躍のようですが、これ以来、あっちこっちで、君が代を歌っているようです。若干過熱気味な気もしますんで、余計なこととは思いますが「野々村彩乃」=「君が代」というイメージが、彼女のこれからの歌手活動の負担にならないことを願ってしまいます。

 で、どこが良いんでしょうか。
 僕は、大きな声で堂々と歌っている、ということに尽きると思います。変に曲想を付けようとしなかったことが、かえって聴き手に感動をもたらしたのかもしれません。
 クラシックの歌唱法って、声を聴かせることに徹していると思うんです。自分の声を楽器にしているというか、だから、たまーにオペラとか聴いても、悲しい歌なのか、楽しい歌なのか、僕には、よく分かりません。ただ、良い「声」だなーって思うだけなんです。でも、案外これが大事なんですよね。
 だから、「野々村彩乃」さんの時も、国民は、「君が代」に感動したというよりは、誠心誠意歌っていて、甲子園エコーで響き渡る、まだ高校生の女の子の彩乃さんの「歌声」に感動したんじゃないかって思うんです。

 で、次は、korouさんやおいちゃんさん推薦の、「谷口まりあ」さんのテイクです。野々村さんの翌年、国旗が半旗になっていることからも分かるように、震災直後の大会でした。


「まりあ」さんは曲想も豊かで、まるで、お母さんの子守歌を聴いているようです。前年のインパクトが大きかったので目立たなかったのかもしれませんが、歌で感動させるという点では、確かに彼女の方が伝わるものがあるように思います。

 次は、やはり評価の高い「海上自衛隊東京音楽隊、三宅由佳莉3等海曹」のテイクです。


 現在は、陸上自衛隊も含めて4名もボーカル担当の自衛官がいるそうです。軍楽隊のコンサートでは、ファンサービスで最近のヒット曲も歌うでしょうから、オールラウンドな歌唱が要求されているのでしょうね。しかも、一応自衛官ですから、鉄砲持って行軍訓練なんかもするわけで、お勤めご苦労様です。
 ちょっとテンポが速いような気もしますが、これが本来の速さでしょうか。そう言えば、子どもの頃に音楽の先生から「さざれ石」は1つの言葉だから一息で歌え、なんていう無理難題を強いられたことを思い出しました。でも、この速さならできるかもですww
 
 さて、このブログは、「あやや」のブログですから、登場していただかないわけにはいきませんね。
 15歳の「あやや」の君が代です。6月18日現在、視聴回数44万回、高評価535、低評価177、低評価率25%です。ちなみに、中居君のテイクの低評価率は、27%です。


 許してやって下さいよ、アイドルなんですから。野球場の真ん中で、アカペラで、幼気な女の子が一生懸命歌っているんですからw。でも、ネットでは酷評されてますけど、歌い方も素直だし、そんなに音が外れているわけでもなくて、一応ちゃんと歌えていると思うんですけど・・・・いかがでしょうか。
 これでも、計3回のテイクの中では、一番良い方だと思います。神宮球場のテイク、あれはダメです。あれって、最初は、何となくアーティストっぽく崩し気味に歌い始めて、で、うまくいってないと分かった瞬間から一気にやる気がなくなって、最後は、何でもいいから早く終わらそうって感じに聞こえます。だいたい、2010年って松浦亜弥さんの歌唱力が最も評価されている頃でしょ。「そんなに嫌ならオファーなんて受けなけりゃいいだろ!」って言ってやりたかったです。何か断り切れない大人の事情でもあったんでしょうか。

 最後に、タレントさんの中では、評価の高い、「倉木麻衣」さんのテイクでお終いにしたいと思います。何ていうのかなあ、全体的なバランスが良いのかなって思います。アーティストっぽく崩しちゃうことがなくって、声楽家みたいに堅苦しくもなくって、普通に素直で上手いと思います。


 若い女の子ばかり出てくるって?  

2015年6月14日日曜日

「恋の予感」玉置浩二feat. 初音ミク

  玉置浩二氏について、「日本で最も過小評価されているミュージシャン」というコメントがありますが、私生活を含めた今までの言動を鑑みれば、過小評価もやむを得ないところでは、ありますw。しかし、あれだけ勝手なことをしていても、見捨てられることがないというのは、逆に言えば、彼の才能を世間が認めているからに他なりません。
 
 で、氏に付けられているもう一つのコメントが「日本一歌が上手いミュージシャン」です。では、早速その歌声を貼り付けさせていただきます。


 玉置氏は、ドラマなどにも出演していて、ご本人は、役者扱いをされるのを嫌っていますが、評価は高いようです。まあ、どちらも同じ表現者なのですから、一流のミュージシャンは、一流の俳優にもなれるということなのでしょう。
 
 ここまでのアーチストになると、並の歌手では、おいそれとカバーなどできませんよね。同じ路線では、敵うわけありませんし、結局、奇をてらうしか道がなくなってしまいます。
 で、奇をてらうとすれば、これ以上の奇はないだろうってことで・・・・w。


 これ、BGMに最適なんですよ。仕事や運転の邪魔にならないしwww。ミクが歌うのを聴いていて、改めて思ったんですけど、サビの部分って、こんなにも高音域だったんですね。コンピューターがこんなに苦しそうに歌うのも珍しいw。このあたりを無理なく聴かせられる玉置氏はやはり凄いと思います。彼の歌からは、俺こんな高い声出るんだぜ、っていう雰囲気があまり感じられないんですから。

 では、お終いに、同曲の最近のテイクを貼り付けさせていただきます。ここまでくると、現在のボーカロイド技術では、とても対応できませんね。


 そうそう、玉置氏が歌っている「君が代」の動画があります。期待通りと云えば期待通りのテイクでした。国歌にたいしてもやりたい放題、完全に別の歌にしちゃってますからww

2015年6月13日土曜日

「踊り子」村下孝蔵 feat. 「VY1」

 「踊り子」は、僕の大好きな村下孝蔵さんの楽曲です。ミクのカバーもあったんですが、なんとなくイマイチで、貼り付けさせていただく自信がなかったんです。で、「VY1」を聴いてみたら、しっくりきたものですから、今回、投稿させていただこうと考えた次第です。

 「VY1」は、ヤマハから発売されている、純正VOCALOIDです。現在出ているのはVer.4。声の性質は松任谷由実に似てるため松任谷の曲のカバーが結構多いってありますけど、よく分かりませんw。ただ、天真爛漫なミクに比べると、圧倒的に落ち着いている大和撫子です。当初はキャラ設定をしないということでしたが、最近は、「MIZKI」と呼ばれ、イラストなども出ているようです。
 あと、僕でも分かるところは、滑舌のよさ。ですから、歌詞を大事にする、フォークや演歌系の歌唱に適しているのではないでしょうか。
 ただ、多少ツッコミ難いキャラではあります。ミクだと「お前下手くそだな」なんて気軽に言えるのですが、彼女だと何だか落ち込んでしまいそうで・・・w。

 とりあえず、聴いてみてくださいますか。


 「踊り子」は1983年、大ヒット曲「初恋」の半年後にリリースされた、村下さんの6作目のシングルです。
 僕は、歌うことは嫌いではないのですが、カラオケというものが苦手でして、人の歌を聴いていることの方が多いんです。でも、何となく歌わなくちゃイケない空気になってきたときに、よく歌っていたのが、「村下孝蔵」でした。


 村下孝蔵さんが歌手デビューしたのは、27歳の時。フォークの時代は、とうに終わり、ルックスもイマイチな村下氏のデビューに難色を示した者もいたといいます。そんな中、30歳にして発表した5枚目のシングル「初恋」が、オリコンチャートで最高3位を記録する大ヒットとなります。しかし当時、体調を壊していた彼は、その最大のチャンスであり、最も大切な時期に、テレビ出演もできない状態だったといいます。
 その後は、「初恋」を上回るヒット曲を出すことはできず、1992年、渾身の自信作「ロマンスカー」をリリースしますが売り上げは芳しくなく、時代の巡り合わせの不運を嘆くようになっていきます。
 では、18枚目のシングル「ロマンスカー」です。

                    村下孝蔵 「ロマンスカー」

 動画に寄せられたファンの方々のコメントから、この曲に対する熱い想いが伝わってきます。村下氏も、この曲が完成したときに「やっと納得する作品が出来た。」と語ったそうです。

 しかし、申し訳ありませんが、僕は、この歌を知りませんでした。もちろんボーカロイドによるカバーなどありません。この楽曲を素晴らしいと、口先で絶賛することは簡単です。でも、僕は、「これが売れなきゃおかしい」とまで語った村下さんの想いに、苦しいまでの哀しさを感じてしまいます。大好きな、村下さんにこんなことを云うのは、失礼で、辛いのですが、この曲は、・・・・・やはり売れないと思います。

 村下さんが、時代の流れに逆らいながら立ち続けられたのは、その才能、心揺さぶる懐かしいサウンド、優しく甘い歌声、実直そうな人柄によるものでした。しかし、ここから新しい流れを生み出すには、彼は、あまりにも孤立無援でした。
 
 1999年、村下さんは、失意の中、コンサートのリハーサル中に倒れ、帰らぬ人となります。
 享年46。再び時代が彼に巡ってくるのを待つにしても、彼が時代に合わせて変わっていくにしても、まだ十分に時間はある。そういう年齢でした。

初音ミク「恋ひたる辻占煎餅」 ~祝「指原莉乃」CP返り咲き~

 指原が、2013年の総選挙でセンターポジションを獲得したときのインタビューで「私、『あやや』になりたい。」って発言しました。そしたら、囲んでいた芸能レポーター達のリアクションが「?」な感じでしたね。世間でも、「そういえば松浦亜弥っていたなあ」みたいな感じになって、あれのインパクトって意外とあったんですよ。あの頃から、目指すアイドル像としての松浦亜弥が再認識されたのは事実ですし。
 
 今年の総選挙、僕は見なかったんですけど。指原が返り咲いたと聞いたものですから、便乗することにしましたw。「恋するフォーチュンクッキー」って改めて聴くと、ヒットしただけあって結構良い曲ですよね。老若男女親しみ易いし。
 振り付けは、パパイヤさんだったんですね。

 僕の町でも恋チュンアップしてたんですけど、この記事を書くにあたって初めて見ました。知った顔も出てましたけど、感想は特にないですw。
 では、御本家を・・・視聴回数7600万回。関連動画も合わせるといくつになるんでしょうか。


 で、ミク関連で云うと、「恋チュン平安バージョン」ってのが、ニコニコに投稿されています。僕、こういう大人の遊びって大好きなんですよ。で、文法的にツッコミをしてくる奴なんかもいて・・・。
  では、初音ミクによる、AKB48 恋するフォーチュンクッキー平安ver「恋ひたる辻占煎餅」です。

 

  意訳しながら文字数を合わせるって意外と難しいんですよね。っていうか、これってどっちも日本語でした。
 ちなみに、フォーチュンクッキーは、日本の辻占煎餅がルーツだというのは、本当の話のようです。

 で、こういうのが必ず出てきますよね。

 行く末さほどわろくあらじ 幸ひ呼ぶには笑まひを見するのみ

 明日もガンバロー!!!

2015年6月12日金曜日

松浦亜弥 「桃色片想い」  逆カバー集

 初めにお断りしておきますが、今回貼り付けさていただいたテイクの再生につきましては、あくまでも、自己責任でお願いいたします。
 視聴のコツとしましては、まあ、どこかの学校の文化祭の余興だと思っていただければ、腹も立たずに楽しめるのではないかと思います。

 トップバッターは、「あやや」カバーの第一人者「ももち」です。


 さすがですね。こんなデビュー直後の頃から、すでに期待を裏切らないパフォーマンスです。

 次は、異色のコラボ、夏焼雅&稲葉貴子のパフォーマンスです。雅さんも、デビュー直後のテイクではないでしょうか。やはり、「桃片」は、デビュー直後の若い子が歌って似合う楽曲だと思います。


 このライブの前後の様子が分からないので、何とも云えませんが、何故ここで稲葉さんなのか全く理解できません。何かの罰ゲームだったのでしょうか。
 で、「夏焼雅」さんですが、Berryz工房無期限活動停止後について、しばらくの休養ののち、新しい音楽活動を開始するとのことです。Berryz工房の皆さんも、それぞれで第2の人生を模索しているようで、ご健闘をお祈りいたします。

 最後は、「はしのえみ」さんカバー、というかモノマネです。以前あった動画は、あっという間になくなってしまいましたから、これも見るのなら今のうちだと思います。モノマネとしては、かなり好意的なほうですね。


 じつを云うと、この記事を書く気になったのも、この動画を見つけたからですw。一回り以上、年上の方にマネされて、可愛いなんて言われるタレントも珍しい(する方もされる方も)のではないでしょうか。しかも、今では一回り以上「下」のほうが、過去の人扱いですからw
 2004年春ライブDVDに「あやや」が「はしの」さんに間違えられたというMCが収録されていますが、はしのさんのモノマネがどのくらい似ているか、最後は、ご本人に登場してもらいましょう。




2015年6月9日火曜日

初音ミク&イナメトオル 「からくりピエロ」「トリノコシティ」

 僕の大好きなボカロPの一人、「40mP」さんが、シンガーソングライター「イナメトオル」としてデビューされたそうです。ネットに、過去に発表してきたボカロ曲をセルフカバーしたMVが公開されています。

 ボカロPがプロの作曲家になることは今までもありましたが、自分自身の唄を売り物にする、シンガーソングライターになるというのは、珍しいと思います。だって、自分で歌えるんだったら、最初から初音ミクなんかに歌わせる必要ないですからw

 40mPさんの楽曲は、ピアノアレンジが特徴で、独自の世界観、メッセージ性の強い歌詞などで、最近多い、中高生ウケを狙っているようなボカロ曲とは、一線を画しています。
 もっとも、ミクに歌わせているときも「僕」という一人称を使っていて、ミクのために作曲しているというよりは、自分の代唱として、ミクを使っていた傾向がありましたから、このような展開は、ある程度予想できたことでは、あります。

 では早速、「コンピューター」VS「ご主人様」の対決、じゃなくって、共演をお届けいたしますね。
 1曲目は、40mPことイナメトオルさんの人気曲「からくりピエロ」。初音ミク、「マジカルミライ2014大阪ライブ」からのテイクです。

 次は、いよいよご主人様の登場、イナメトオルさんです。歌は55秒あたりから。出てくる女の子は、「池田 愛」さんという女優さんだそうです。こんな子を待たせる男なんて許せないですねww


 で、僕は、このMVで、イナメトオルさんを初めて見ましたが、なかなかの好青年でさらにびっくりしました。これも珍しいと思います。だって、ネットの住人っていうのは、リアルな世界でモテない男と決まってましたからww

 楽曲提供者が後にセルフカバーする、ということ自体は、普通にある話です。松浦亜弥さんに関していえば、「気がつけばあなた」「YOUR SONG〜青春宣誓〜」などは、つんく♂氏も歌っています。
 でも、これって、カバーされた側の心情ってどういうものなんでしょうね。歌手同士がカバーするのとは、また違った感覚なのではないでしょうか。もっとも、ミクは、コンピューターですから、感覚も感情も関係ありませんけど・・・。

 2曲目。これも、ボカロファンから絶大な支持を受けた楽曲「トリノコシティ」。ミクのテイクは、[ミクパ IN KANSA 2013」からです。




 今までのボカロPなど、ミクに関わっている方たちは、ネット世界独特の匿名性の強い存在で、姿だけでなく、性別さえも明かさない方もいたぐらいだったのですが、ボカロP=ヲタクという図式は、完全に過去の物になっていたんですね。

 で、イナメトオルさんについてですが、ボカロファンとしてだけでなく、彼の音楽を愛好する一人として、今後とも応援させていただきます。
 でも、これでミクへの楽曲提供がなくなる、なんてことのないように、くれぐれもお願いしたいものです。

2015年6月7日日曜日

松浦亜弥 「dearest.」

  先日、逆カバー集を投稿させていただきましたが、肝心な松浦亜弥さんの「dearest.」の記事が未投稿だったことに気づきました。というわけで、早速始めさせていただきます。

 「dearest.」は、2006年11月29日 にリリースされた「Naked Songs」に収録されたのが最初でしょうか。ファンなら誰でも知っていて、皆が好きな曲にもかかわらず、世間的には、全く認知されていません。こんな楽曲も珍しいのではないでしょうか。

 で、御本家、松浦亜弥「dearest.」のテイクから、いろいろと貼り付けていこうと思ったんでですけど、この歌って、結果的に、歌っている期間がスゴく長くなっているので、たくさんのテイクがあるんですよね。で、今回も完全に独断で3テイク選ばせていただきました。

 まずは、2009年「想いあふれて」リクエストコーナーからのテイクです。
 菊池真義氏のギターで始まるこのテイクは、心を打つものがあります。っていうか、こんな陳腐な表現しかできない自分が情けないですw

  見所は、片膝をついて、菊ちゃんの楽譜をのぞき込みながらベースを弾く梶やん。かな。


 このライブでは、「dearest.」は、セットリストに入れてませんので、リクエストがかかることは、大いに予想できる、というか、確信犯的な匂いもしてきます。しかし、もしリクエストがなければ、せっかくライブに行っても、こんな素晴らしい演奏が聴けないわけで、実際DVD収録日も、昼公演では歌いましたが、夜公演では歌っていないようです。でも、この時期のファンの方々なら、「DO YOU LOVE ME」なんかよりも、絶対「ダブルレインボウ」や「dearest.」を聴きたかったと思うんですけどね。

 次は、「マニアックライブ2008」からのテイクです。このライブ、他のマニアックライブと比べても、エコーぎんぎんで、頭に響くし、あまり評価してなかったんです。
 ところが、今回改めて聴いてみて、おやって思いました。直前のMCで、この曲は、「誰か一人に向けて(誰かはわかりきってますけどw)歌ってる」って言ってますよね。で、そういう、いわば自己暗示にかけてから歌っているせいか、他のテイクより情感が、それも好きな男の前で可愛く振る舞っているかのような雰囲気がでているように思えたんです。


 ・・・考えすぎですかね。暗示にかかっているは、僕の方だったりしてw

 この他にも、最も有名な「マニアックライブⅡ」やアコースティック伴奏の「コラボ&ラボ」のテイクなどあって、いろいろ悩みましたけど、最後は、題名のない音楽会のオーケストラバージョンで賑やかに終わりたいと思います。羽田健太郎氏のユルイ感じの演奏も素晴らしい。

 この時は、「LOVE涙色」「砂を噛むように... NAMIDA」も演奏していますが、2007年4月OAということは、羽田氏が肝細胞癌で亡くなったのは、この僅か一月半後。ハネケンさんの演奏としては、最後に近いものになると思います。


2015年6月6日土曜日

松浦亜弥 「ドッキドキ!Loveメール」

 まずは、僕の尊敬する先輩ファン、Sunshine Moonlightさん作成の動画からです。ファンの方なら、もちろんご存じだと思いますが、年代順に動画を繋いだ、ライブヒストリーになっています。このライブヒストリーは、何作品かあるのですが、この「ドッキドキ!LOVEメール」が、一番の僕のお気に入りなんです。14才から22才までの「あやや」の成長ぶりが一番良く伝わってきます。と云ってもたったの8年ですけど、女の子ってこんなにも変わっちゃうものなんですね。


 今日は、これ一本で十分ですねw。

 僕は、記憶がないのですが、この曲のリリースに関しては、大量のCMが投下されていたそうです。PVの作りもかなり凝っていますよね。ミニチュアの中を「あやや」が歩くシーンとか、地球に乗っているシーンなんて、CGじゃなくって、一応、特撮のセットを組んでいますし。
 これと比べると、翌年デビューした「ミキティー」のPVなんて本当にお金かけてもらえてなくって、可哀相なくらいです。

 では、豪華な?PVをお届けいたします。


  「あやや」のデビューについては、かなりの大金を注ぎ込んでいたようで、モーニング娘が稼いだお金を、そっくりそのまま松浦亜弥の宣伝につかった、なんて云われていました。つんく♂氏の楽曲提供に関する依怙贔屓などもあって、デビュー時から松浦さんは、「モー娘。」及び「モー娘のファン」から妬まれたり叩かれたりしていたそうです。
 アイドルデビュー作でのオリコン10位、8万枚というのは、巨額な投資と比べると若干物足りないともいえますが、アーチスト全盛の時代の中では、まずまずの成功だったと思います。

 で、姫路から上京してきたばかりの「あやや」は、下北沢なんて知らなかったようですが、一般的には、大学・高校に合格して、地方から上京してきた女の子が、引っ越ししてから学校が始まるまでの間、3月下旬から4月の初めの情景を歌っています。初めての一人暮らし、早々と彼氏もできて、あれもしよう、これもしたいって感じで、人生で一番希望に満ちている時期ですよね。将来を期待されているアイドルが、希望に満ちた歌を歌う。「人々を元気づけ、社会を明るくする」というアイドルの社会的使命に正にピッタリのデビュー作だったと思います。

  最後に、変化球を1つ。

         Dokki Doki! LOVE Mail (Tb & W.Bass & B.cla & Tuba) - Aya Matsuura

 この、私って歌上手いでしょオーラ全開のテイク、歌い終わった後のドヤ顔。2003年秋の体調絶不調から半年、彼女が自分で考え、自分の意見を通し、やりたいようにやり始めた頃だと思います。一番の生意気盛りだった、この頃の松浦亜弥を、僕は、一番可愛く思うようになりました。
 この時こそ、僕たちおじさんファンの最初の出番だったんですよ。この時の彼女に気づいてあげられなかったこと、そして認めてあげられなかったことが残念でなりません。

2015年6月4日木曜日

松浦亜弥「dearest.」逆カバー集 

 以前、「ね~え!」の逆カバー集を投稿させていただきましたが、これ、何故かページビューの数では、断トツの1位なんですよ。でも、ちょっと微妙というか・・。だってここは、「あやや」と「ミク」のブログですよ、なのに、一番見られているページが「道重」と「辻ちゃん」と「ももち」のテイクを貼り付けたページだっていうんですから。

 で、性懲りもなく、第2弾です。
 今回は、松浦亜弥さん後期の名曲「dearest.」。この曲は、たくさんのハロプロのメンバーによってカバーされていますが、今回も完全に独断で3テイク選ばさせていただきました。

 1番手は、℃-uteの「鈴木愛理」さんです。


 なかなかの美人さんだと思ったら、モデルさんもやっているんですね。歌唱力の評価も高いと聞いています。それにしても凄いエコーの効かせかたですね。まるでお風呂で歌っているみたいです。

 2番手は、髙橋愛さんです。


 愛さんについては、説明は不要かと思います。モー娘。の第6代リーダーでエースでセンター。で「あべこうじ」の奥さんですね。歌唱力については、松浦亜弥と並んでの最高評価です。
 ただ、このテイクに関しては、かなり喉の調子が悪いとのことで、リンリンのテイクとどっちを貼り付けようか悩みましたけど、敬意を表してこちらを採用させていただきました。
 この曲の歌い方としては珍しく、かなり抑え気味ですね。この曲を立たないで歌うというのは、あの松浦さんでもやってないと思います。
                                                         
 3番手は、モー娘。の11期メンバー「小田さくら」さんです。14才頃でしょうか。


 私、このテイク、絶賛させていただきます。そりゃあ、いろいろと注文付けたいところもありますし、若干、苦笑いしてしまうところもありますよ。けど「小田さくら」いいですね。評判通りだと思います。
 本来、トップバッターで貼り付けるべきこのテイクを、トリ前の3番手に置いたということからも、僕の評価の高さを読み取ってくださいw

 そういえば、コメントに松浦さんの歌い方に似ている、との意見が寄せられていました。だとすると、僕は、「さくら」に「あやや」の面影を感じていたのとでも云うのでしょうか。デビュー当時の、歌うことが好きだと云っていた頃、とにかく100%で一生懸命歌うだけだった頃の面影を、です。

 あと、どうでも良いことなんですけど、何で、途中でマイクを持ち替えるんだろう?

  では、最後に御本家に登場していただきましょう。いろいろある中で、あえて、このテイクを選んだのは、どことなくトリを務めてるっぽい雰囲気があるからです。


 舞台袖で、ハロプロの若い子たちが、この歌を聴きながら何人も泣いていた、という話を聞きました。もちろん、泣きたいのは、僕らもです。なのに、ご当人は、この表情ですから・・・。こんなに「dearest.」をニコニコして歌っているのは、本家、カバーを通しても、このテイクだけでしょう。
 でも、曲の内容を考えれば、これがこの曲の正しい歌い方だったのかもしれません。

 最後に、YouTubeのコメント文を引用してお終いにさせていただきます。
 
「神様お願いがあります。今一度、彼女のやる気を呼び戻してください。そして再びコンサートを、武道館なんて贅沢は言いません。サンプラザで、聖地!中野サンプラザでもう一度ソロコンサートを・・・早くしないと、取り壊されちゃうよ」

2015年6月3日水曜日

理系ヲタクの初めて物語

 僕らの部室にテレビゲームがありました。伝説の「インベーダーゲーム」が登場する前のことです。当時、テレビゲームの完成品は市販されてなくって、送られてきた部品を自分で組み立てる、いわゆるキットでした。かなり高額だったと思いましたが、先輩の中にお坊ちゃまがいたんで買ってもらえたみたいです。

 ゲームは単純な2人用テニスゲーム。電気屋の息子が家からポータブルテレビを持ってきて、みんなで顔を寄せ合って小さな画面を見ながら遊んでいました。
 ある日、終電まで遊んでいた同級生たちが、翌日、酷い頭痛を訴えて、揃って欠席したんです。で、彼らに付いた診断名は、「眼精疲労」でした。
 恐らく、テレビケームのやり過ぎで学校を休んだという、日本でもかなり早い事例だと思います。

 僕が、初めてパソコンを買って来た時、周りの大人たちは、「そんなもの買ってどうするんだ。」って言いました。確かにゲームか、たわいもないデータを処理させるくらいしかやることなかったですけど、何かに使うから買うんじゃなくって、何だか分からないから買ったのに、全然理解してもらえませんでした。
 で、MS-DOSとかが出てきたら、一気に興味を失ってしまいました。だって、使い方を覚えることほどつまらないことってないでしょ。今では、エクセルとか使うときも「俺、パソコン全然分からないんだ」とか云って、全部若い人たちに任せちゃっているんです。本当は彼らが生まれる前からパソコン使ってたんですけどねw。これって、アイドルに熱が冷めたときのヲタクと同じですよねw

 同じ頃、町の文房具屋さんに東芝の「ルポF1」っていうのが出ているのを見つけました。「1」ですよ。初号機ってやつです。今で云うと「テプラ」をでかくしたようなやつで、七文字しか表示できないんですけど、喜んで買っちゃいました。ワープロって言葉も知られてない時で、店のオヤジさんに「自分で売っといてこんなことを云うのも変なんだけど、お客さん、これ買って何すんの?」って言われたんです。
 FDもない頃でしたから、文書の保存は、ラジカセを使ってカセットテープにしてました。そしたら、周りの人たちから、「手で書いた方がよっぽど早い。」とか言われて、「それより和文タイプの使い方を覚えろ。」って、職場の先輩に本気で言われたんですよw。

 だけど、僕らみたいなヲタクが最初に飛び付いて、せっせと貢いだお金を、NECとか富士通とか東芝がコンピューター部門に投資したわけでしょ。で、今があるわけですよ。
 
 僕は、エンジニアの道には進めなかったけれど、コンピューターに人と同じように歌を歌わせて、CGでダンスをさせるっていう、どうでもいいことをこんなに真剣にやっている人たちの存在を知って、そこに自分が忘れかけていた理系ヲタクの心意気を感じたからこそ、初音ミクなんかに、ここまで入れ込んでいるというわけなんです。

 だから、周囲から「そんなもののどこが面白いんだ。」とか、「人間の方がよっぽどいいだろ。」なんていう言葉を浴びると,逆に嬉しいんですよ。

 だって、新しい文化は、大人たちの無理解から始まるんですからね。

2015年6月1日月曜日

艦これMMD

 僕は、理系小僧であると同時に「ミリタリーおたく」でもありました。中学生の時、英語の単語は全く覚えませんでしたが、旧帝国海軍の艦船の名前は、ほとんど全て覚えてました。今でも、写真を見るだけで艦名を当てることができます。

 で、僕らがハマっていたのがウォーターラインシリーズのプラモデルでした。玩具メーカー4社で共同企画した1/700のプラモデルです。お小遣いをもらう度に、1隻、1隻と買い集め、最盛期には、机の引き出しを開けると、日本海軍の連合艦隊がぎっしりと集結してましたw
 で、4社の中でもタミヤのモデルは秀逸でした。他のメーカーは、細かい部品になると「そのへんに付けといて」みたいな感じになるんですが、タミヤのモデルはどんな細かい部品でもビシッと付けることができました。きっと良い金型を使っていたんでしょうね。だからとても作りやすくて、「やっぱり模型はタミヤに限る」なんて生意気なことを云ってました。

 僕は、無骨な戦艦よりもスマートな巡洋艦が好きでした。最大速力35ノット。主砲の他に魚雷発射管も備えた攻撃力。その美しいシルエットに、中学生だった僕は魅了されていました。

 そのウォーターラインシリーズが、最近売れていると言うんです。「艦これ」人気のおかげで。
 
  その「艦これ」のことを聞いたとき、僕は、よくぞ考えついたなと思いましたよ。コンピューターで戦争シュミレーションゲームというのは、昔からありますけど、艦艇に萌えキャラの女の子をあてはめるって、これは絶対ウケると思いました。
 ゲームのスペックも結構リアルで、このへんのこだわりは、さすがですね。僕がもう少し若かったら、かなり入れ込んでいたと思います。

 で、その萌えキャラを今度はMMDでアニメーションにして、ニコニコ動画に投稿してるっていうんです。こうなると、日本のヲタク文化の集大成って感じですよね。

 さて、気の遠くなるような膨大な動画の中から、貼り付けさせていただいたのは、ボーカロイドの巡音ルカとGUMIが歌う「ハッピーシンセサイザ」。ダンスは、「艦これ」の「鈴谷」「熊野」です。
 何でこれにしたかって?・・・僕の大好きな巡洋艦だからです。


 ポシェットと足に付けているのは、主砲の20cm連装砲ですね。腕に付けているのは、12.7cm連装高角砲でしょうか。よく考えるものですね。

 調子に乗ってもう1つ。踊らせかたが上手いですね。2人の振り付けを微妙に変えたり、ずらしたりしているのが分かりますか。


 で、本物の重巡「鈴谷」なんですが、ミッドウエー海戦などに参戦した後、レイテ沖海戦に参加。米空母艦載機の攻撃により魚雷発射管の魚雷が誘爆し沈没。戦死90名、行方不明564名とありました。
 同型艦「熊野」も、太平洋での各海戦に参戦した後に、同じくレイテ沖海戦で被害を受けます。修理のため日本への帰路の途中、米航空機の執拗な攻撃を受け沈没、戦死者498名とありました。636名いた生存者もその後、陸上部隊に編入されるなどして終戦までに497名が戦死したとされています。
 
 皆さんは、何を考えましたか。「艦これ」は戦死者の魂を冒涜している。そうかもしれません。確かに「艦これ」は、平和ボケの産物。僕らがこんなにお気楽に暮らしていることに、きっと呆れていることでしょう。だけど、冒涜だというのなら、日本を再軍備して勇ましい国にすることの方がよっぽど冒涜していことになりませんかねえ。
 
 では、もう1つ。人気キャラの高速戦艦「金剛」です。なるほど、金剛山にひっかけて修験者の衣装なんですね。えっ巫女さんですか?
 ボーカロイドの楽曲ですが、歌い手さんは誰でしょうか?


 あの・・・・やっぱり冒涜していると思います。