まずは自慢しよう。僕は「上國料萌衣」さん(かみこ)を、3年半前から注目していた。ちゃんと、証拠のブログ記事もある。
かみこに関する一本目のブログ記事がこれ。
で、ブレイクする兆しが、一向に無い中で投稿したのがこの記事である。
デビュー以来、ハロヲタから絶大な支持を集めていた彼女だが、ブレイクする兆しも無いまま5年が過ぎていた。それがだ、「あざとカラオケ」で大ブレークとネットニュースに書かれているではないか。
まあ、大ブレークは盛り過ぎかも知れないが、注目を浴びているのは確かなようだ。でも、何で「あざとカラオケ」なんだろう。何を何処でどう間違ったのか分からないが、贅沢は云ってられない。売れるんだったら何でも良い。
番組の公式動画を見てみると、普通に歌っているだけで小聡明いとは思えないんだけど、これに山ちゃんとかのコメントが入った番組動画を見ると、あざとく思えてくるから不思議だ。心理学のナンとか効果ってやつだろう。付けられているコメントは、上から目線っぽいんだけど、山ちゃんの(否定しない)職人芸的ツッコミのおかげで楽しく見られる。動画を見ながら「可愛いねぇ」ってコメントを被せたって、面白くもナンともないんだが、「あざといねぇ~」って云うと、笑いに昇華できるから不思議だ。
皆で「あざとい」「あざとい」と云っているから、「あざとアイドル」なんてキャラが付いたらどうしようと思ったんだが、コメントを見ると、視聴者の皆さんはちゃんと分かっているようで安心した。
どうやら番組での「あざとい」とは、好きな人に振り向いてもらいたいと、健気に可愛く振る舞うことらしい。その行動を見透かした上で、好意的にとらえるってことか。
この言葉、ネットで好んで使われるようになってから、肯定的な意味合いが強くなってきたようだ。元々あった「可愛い」という言葉が、何にでも使われるようになって、可愛いの持つ意味が広く薄くなってしまったから、その代わりとして「アザとい」が登場したように思う。何年か後には「ヤバい」と同じように、「アザとい」も褒め言葉になって、素敵なお洋服や幼気な子猫に向かっても、「あざと!」なんて云う時代が来るかも知れない。(もう来てる?)
では、折角だから、公式動画を貼り付けさせていただこう。まずは「森高千里」さんの「私がオバさんになっても」である。熊本出身のかみこは、デビュー間もない頃から、森高先輩の楽曲を好んでカバーしているが、だんだん様になってきたように思う。
次は、ヒット曲「NiziU」の「Make you happy」だ。
ハロプロのアイドルならば、このくらい歌えて普通とも云えるんだが、かみこの歌唱はハロプロ独特の癖がないので、一般受けする要因になっているのだろう。ブレイクと云ったって再生回数は100万回未満だから、大騒ぎするほどでも無いんだけど、今までが今までだったから、ファンにとっては涙ものに違いない。
出演のきっかけは、ハロプロのライブで「LOVE涙色」を歌っている「かみこ」を、動画で見た番組Pがオファーしたらしい。僕が彼女を知ったのも、同じ動画だ。出演が決まったとき、「あざといってどうやるの?」ってアンジュルムの後輩に聞いたという話も、如何にも彼女らしくてありそうなことだ。ハロプロのライブで場数は踏んでいても、カメラ目線で歌を歌うことなんて無かったんじゃないだろうか。小聡明さに無縁だった彼女があざとく演じるから洒落になるわけで、番組Pもそれが狙いだったんだろう。
「マックフルーリー® なんでだろう feat.上國料萌衣(アンジュルム)」の公式動画だ。
「ピザーラ」のCMを成田陵君に奪われてしまった時は悲しかったが、2年連続でマックのCMに起用されて嬉しい限り。いつの間にかハロプロの稼ぎ頭だ。
これをきっかけに、知名度を上げていくのだろうか、この流れがどこまで続くのか分からないけれど、この数年間頑張って足元を固めてきた彼女だから、流されてしまうこともないだろう。かみこも21才、安心して見てられる。アイドルも女優も二十過ぎてからが、本当の勝負ってことか。
お終いは、やっぱりこの曲にしよう。かみこの魅力は、昭和の正統派アイドルを彷彿とさせる明るさだ。「ぶりっこ」「萌え」「あざと」・・・言い表し方は変遷しても、やっていることは変わらない。
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