まあ、百読は一見にしかずということで、「Love涙色」です。
「あやや」の歌をハロプロの若い子たちがいろいろとカバーしてくれても、その動画を最後まで見ることなんてなかったんです。「あやや」の歌を「あやや」以上に歌える子はいない、ってことを確認するだけのことでしたから。
でも、これは最後まで見ちゃったんですよね。お目めパッチリ系のイマドキのアイドルなんですけど、ただそれだけじゃないような気がして。
で、気づいたんですけど、この子、ノーテクニックなんですよね。偉大なる先輩「松浦亜弥」の楽曲を、ただ、元気いっぱいに歌っているだけなんですよ。ああ、これが奴らの云うところの透明感ってことなのかって。あややの振りマネもぎこちないんですけど、これだけ堂々とやれるのは、たいしたステージ度胸です。
身長152cmですから、だいぶ小柄ですけど、小顔ですし、それでいて華奢な体型ではなく、振りが大きいのでステージ映えします。このへんは、「あやや」とも共通しているところでしょうか。ちょっと前の資料では身長150cmとありましたから、まだ伸びている途中みたいですね。
上國料さんは、「アンジュルム」というグループに在籍しているそうです。そんなグループありましたっけ、と思ったら、「スマイレージ」が改名したんだそうです。で、スマイレージってなんでしたっけ?
こんなテイクもありました。森高千里さんの「この街」のカバーですね。出身が同じ熊本県だから選んだのかな。
Bメロで「かーみこオイ!」とか、完全に昭和のアイドルのノリじゃないですか。こんな世界が今も残っていたとは。
普通に可愛い子が、普通に出てきて、一生懸命歌う。そりゃあアイドルですから、どう振る舞えば可愛く見えるかとか計算しているのでしょうけど、それをアザとく感じさせないのもアイドルの大切な才能の1つです。
彼女、オーディションに合格して上京するまでは、熊本の県立高校に通っていて、サッカー部のマネージャーをしていたそうです。ってことは、1年前までは普通の女子高生。○○アクターズスクールとか、○○研修生出身とかで無いのも魅力の1つですね。このへんも「あやや」と共通するところです。
こんなテイクもありました。ミュージカルでは、新人ながら、主演に抜擢されたそうです。可愛いは、人生最強のアドバンテージってことでしょうか。
こういうのって、音をとるのも難しいように思うんですけど、なかなか良いんじゃないでしょうか。
ハロヲタたちが、素直な歌声とか、透き通った歌声とか、褒め称えてますけど、ハロプロ独特の歌い癖が付いていないってことを評価しているのだとすれば、研修生制度って何なのかってことになりますが。
で、何かのご褒美で、ソロで一曲歌えることになった時に、この「渡良瀬橋」を選曲したのも、森高千里さんを意識してのことでしょう。でも、アレンジは松浦亜弥ヴァージョンですよ。
松浦亜弥さんは、大人になって、どんどん歌が上手くなっていきましたけど、渡良瀬橋については、どんどん似合わなくなってしまったように思います。
そりゃあ、上國料の歌は、松浦亜弥さんの足元にも及びません。でも、大人になった「あやや」が失っていった世界観を、この子は持っているように思います。
特別なトレーニングを受けて無くって、デビュー1年でこのくらい歌えるのなら、まだまだ上手になりそうです。でも、この世界観は、いつまでも失わずにいて欲しいものです。
久し振りにアイドルらしいアイドルに出会えたって感じです。そして何より嬉しいのは、彼女が、ファンが支えるタイプでなくって、ファンを惹きつけて引っ張っていくタイプであるということです。
何度も云いますけど、アイドルの社会的存在価値って、世の中に元気を与えるってことに尽きます。会社でイヤなことがあった奴とか、学校で虐められた奴とかを、癒やしたり励ましたりして、まあイイかって気にさせてくれるのが、アイドルですよね。松浦亜弥さんが、「あやや」と呼ばれてた頃、彼女に救われたって奴は、たくさんいたはずです。
「上國料萌衣」は、「アンジュルム」の中心メンバーとして、そしてアイドルとして、ヲタクどもに元気を与え続けて欲しいと思います。
で、この子、うまく育っていけば、大人になってもマルチなタレントさんとして、活躍できるような気がします。まあ、一番の心配と云えば、ハロプロだってことでしょうか。
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