2020年10月25日日曜日

四国音楽祭で歌わなかった「丸山純奈」が、「糸」の弾き語りをSNSに投稿した話

 NHKの歌番組「もっと四国音楽祭2020」が10月23日に四国地区限定で放送されたようだ。丸山純奈さん(すーちゃん)は、この音楽祭に2018・2019と2年続けて出演していたので、もしかしたらと淡い期待を抱いていたのだが、今回は歌無しのVTR出演だった。ステージで歌わなかったのはコロナ禍のためと思うのが普通なんだろうけど、今のすーちゃんは充電中(休業中?)だから、コロナ禍でなくとも、歌わなかったかもしれない。もし、歌うのであれば、やり方なんて幾らでもあるわけだから、歌わなかったのは、やはり大人の事情によるものなんだろう。

VTRのすーちゃんは、垢抜けようとしていたし、話す言葉にも淀みがなかった。徳島の中学生だった頃と印象が違ったのは、お化粧よりも、徳島訛りを封印していたからだろう。

自粛中は、ギターの練習をしたり、曲作りに取り組んでいたらしい。皆に聞いてもらえるように頑張るとのことなので、気長に待つこととしよう。

で、これだけだったら特に取り上げることもなかったのだが、10月17日に母親のアカウントから鼻歌・・・弾き語りを投稿したりするものだから、何事かと驚いてしまった次第である。

どうやら、現在公開中の映画「糸」を見て感動したので、主題歌を口ずさんでしまったとのようだ。「糸」といえば、菅田将暉さんと小松菜奈さんのW主演映画で、二人がリアルでもお付き合いしているとの報道でも話題になった作品である。

僕は、ドラマでも映画でも、人を泣かせることを目的とした作品は苦手なので、この5分間のMVで既にお腹イッパイなのだが、良い映画なんだろうなってことは分かる。

映画「糸」は、中島みゆきの楽曲をモチーフにして制作された映画とある。楽曲の「糸」が作られたのは1992年だそうだから、28年も前の話だ。このアルバム収録曲は、様々なアーティストにカバーされながら、じわじわと広まり、職場の忘年会でカラオケにいくと、誰かが必ず歌うという神曲へと成長した。僕は、最初に聴いたとき、中島みゆきが久し振りに新曲でも出したのかと思った。そういえば、音楽チャンプで「琴音」さんも歌っていたと思う。


丸山純奈さん(すーちゃん)は、自身のSNSを突然停止した後、しばらくして、母親のアカウントで発信するようになった。発信するんだったら、ちゃんと自分のアカウントですれば良いのにって思うんだが、何か大人の事情でもあるのだろう。だからと云って、母親のアカウントなら良いと云うのも可笑しな話であるけど。

で、今までの発信は、東京での高校生活を満喫してます的なものだったが、今回、鼻歌とはいえ歌唱を投稿したのは、サプライズだった。丸山純奈さんは、休業中とはいえ、トライストーン・エンタテイメント所属のタレントである。僕の感覚では、プロの歌手が鼻歌をSNSに投稿するなんてのは、通常有り得ないことだ。これは、何かの前振りなのであろうか。

投稿された歌は、劣悪な環境で録音されたものにしては、良く歌えてる方だとは思う。ただ、ファンは喜ぶかも知れないが、その程度のデキに過ぎない。これを絶賛してはいけない。

SNSもそうだけど、やるんだったらちゃんとやって欲しい。ステージには立たないけど、鼻歌は投稿しますなんてオカシな話だ。僕は、デビューするまで待てと言われれば待つし、歌を聴きたければ金を払えと云われれば払う。その変わりプロとして恥ずかしくないものを提供して欲しい。それがタレントとファンとの普通な関係だろう。

とは云っても、すーちゃんが自分の歌を聴いて欲しいと思っていることが確認できたのは、嬉しい限りだ。もしかしたら、「糸」は四国音楽祭で歌うつもりで準備していた曲だったのかもしれない。で、ステ-ジで歌えなくなったので、SNSに投稿したとか・・・そうかもしれないし、そうあって欲しい。すーちゃんも、もうすぐ17才だ。と云うことは、この投稿は、丸山純奈さん16才の唯一の歌唱になるかもしれない。

「糸」がロングヒットしているのは、性別や年齢を問わず、その時々の歌い手に似合う曲だからである。きっと、すーちゃんは、歌手「丸山純奈」として、ちゃんとしたステージで、この歌を歌い直してくれるだろう。楽曲もまた、彼女の登場を待っている。

2 件のコメント:

subway walls さんのコメント...

彼女の才能と実力を高く評価すればこそ、正式なステージでのフルの歌唱が聞きたかったですね。もったいないですよね。

それでも、ヤッパリ歌声が聞けて嬉しかったのですが、鼻歌或いは弾き語りと言うには十分過ぎるほど唱ってました。

純奈さんに限らず、幼い頃からステ-ジなど人前で頑張ってきた方達は、本人が思っている以上に唱ってしまうんでしょうね。

純奈さん友達で、同様にライブハウスなどで活動してきた子も、歌番組の企画で同年代の女の子とコラボしてましたが、声量を絞ってもなお圧倒的な音圧で、実力の違いを見せてしまい却って不評を買ってしまったように思えた可哀想なケースもありました。

さんのコメント...

コメントありがとうございます。

丸山純奈さんのSNSの扱い方なんですけど、ちゃんとデビューすれば変わるんでしょうかね。まあ、何も無いよりは良いんで、これ以上は云いませんけどw

「糸」は聴けば聴くほど、四国音楽祭で歌わなかったことを残念に思います。
本当に勿体ないですよね。
17才の歌声は、ちゃんとステージで披露して欲しいものです。