2020年10月18日日曜日

「筒美京平」作曲「AMBITIOUS JAPAN !」TOKIO&JR東海

作曲家「筒美京平」さんが10月7日、80歳で逝去されました。僕らは、筒美京平さんと都倉俊一さんの曲を聴きながら大きくなった世代ですから、やはり、筒美さんには特別な思いがあります。

でも、亡くなられたというニュースを聞いて、どんな方だったかなぁって思い返しても、思い出せなかったんですよね。写真を見てもピンとこない。都倉俊一さんは分かるのに何でだろうって考えたんですけど、メディアには全く出なかった方だと知って納得しました。だから曲と名前しか知らなかったんだって。

ちょっとググっただけでも、知っている曲が次から次へと出てきて、今更ながら驚いた次第です。で、どの曲を取り上げさせていただこうかなって、リストを眺めていたんですけど、「また逢う日まで」とか「魅せられて」だと世代的にはちょっと上な感じだし、近藤真彦は個人的に許せないし、なんて思っていたら、「AMBITIOUS JAPAN !」が出てきたんですよ。これもそうだったんだって、再び驚いた次第です。

2003年10月リリースっていうから、筒美さんが60才過ぎてからの作品だったんですね。恐らくこれが、最後のビックヒット曲になろうかと思います。

作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平とありましたから、大企業のJR東海が、旬をとうに過ぎた大御所を引っ張り出してきて作ってもらった曲、っていうイメージなんですけど、疾走感のあるメロディーが新幹線にバッチリはまって格好いいこと此の上ありません。TOKIOにとっても、バンドとして一番格好良かった頃でしたから、全てが見事にはまったんだと思います・・・っていうか、筒美さんが、はめたんでしょうね、きっと。御本人は、してやったりって思っていたかもしれません。

どんなに才能のある人でも、多産な時期を過ぎると、創作能力がだんだんと衰えてくるものなんですけど、63才でこんなに格好いい曲をかっ飛ばした筒美京平さんって、本当に凄かったんだなって、三度驚いた次第です。

この辺の奴らってのは、子どもの頃から毎日、富士山と新幹線を見て育ってきたんで、逆に、新幹線には特別な想いってのが無いんですけど、自分や家族や周りにも通勤や通学に新幹線を使っている人がたくさんいるので生活の一部みたいになっています。東京に出かけるときも、行きは東海道線や高速バスを使って節約しても、帰りは疲れるから新幹線でってことも多いんですよ。

でも「AMBITIOUS JAPAN !」は、「のぞみ」のCMソングで、静岡県には、のぞみは1本も停車しません。駅のホームで「こだま」を待っているときに、颯爽と通過していく「のぞみ」を見て格好いいなぁって憧れてるのが、僕ら静岡県人なんです。まあ、疾走する「のぞみ」をこんなに間近に見られるのが、静岡県人の特権・・・ということにしておきましょう。小田原駅とかで、通過する「のぞみ」を待つために、10分近く停車させられている時は腹立ちますけどね。

で、YouTubeに溢れている「AMBITIOUS JAPAN !」の新幹線動画からセレクトしたのは、これ。テーマは、静岡県を通過していく「のぞみ」です。

車内清掃が終わるのをホームで凍えながら待ち、乗り込むと音も無く発車。車内放送から流れてくるオルゴール調にアレンジされた「AMBITIOUS JAPAN !」。

筒美さんが亡くなり、TOKIOは空中分解しちゃったけど、700系が走り続ける限り、このメロディーは流れるんだろうな。


で、思ったんですけど、僕、新幹線には何十回、もしかしたら何百回って乗っているんだけど、「のぞみ」って1回も乗ったことが無いかもです。岡山に行った時も「ひかり」だったし・・・(悲)

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