2019年3月18日月曜日

「POLU」丸山純奈ワンマンライブ at KIWA天王洲 ~あくまでも個人の感想です概要編~

一年足らずの間に、天王洲に3回も通うことになるとは思いませんでしたよ。
勝手知ったる道を歩いていくとだんだん人通りが少なくなって、「楽水橋」を渡れば「ふれあい橋」はすぐそこです。

ライブ会場は「KIWA」というところです。行けば分かるだろうと思って、気の向くままに歩いて行ったのですが、それらしいところがありません。たいして広くもない天王洲で迷ってしまいました。
で、ライブ会場は、橋を渡ってすぐのところでした。何を思ったか、左に曲がっちゃったのが悪かったようです。

早速、1列になって細長く伸びている物販の列に並びました。まったり待つこと30分で、サイン入りのCD「NEXT」を買うことができました。大きなライブでは、ネットによる事前購入が主流ですけど、それじゃあテンション上がらないし、拡声器を持ったスタッフの兄ちゃんに、前に詰めろとか、横に広がるなとか云われながら並ぶことが多かったですからね。
段ボール箱の手動ガチャとか、のんびりムードが何とも云えません。

天王洲を再び一回りした後、今度は入場待ちの列に並びます。再びまったりです。この様子では、時間通りに始まるのは無理でしょう。

入り口の階段下にあった看板です。


あれっ、この写真を使うんですか・・・4人いますけど。

「KIWA」は、思っていた以上にコンパクトなライブハウスでした。僕の整理券番号はかなり後ろの方なのですが、それでもスクリーンが目の前にあります。観客はスタンディングで200人とのことですが、まだ余裕がありましたし、ぎゅうぎゅう詰めにされて身動きできなかった「Zepp」とか云う場所と比べると天国です。

ライブは14分遅れで始まりました。

まずは「新色」「空と青」「Lily」と3曲続けて演奏です。スタートからダッシュをかけてきました。
ところが・・・悪くは無いんですけど、何となく「?」です。あれぇ、この程度だったっけ?って云うか、探り探りな感じって云うか。
で、「Lily」の最後の方で、声を張り上げたあたりから、イイ感じになってきました。何だったんでしょう。

もしかして、マイクの音量のせい?
冒頭の2曲については、ボーカルがバンドに負けていたのかしらん。小さなライブハウスですから、ケイタさんのドラムの音なんて、アンプを通した音だけでなくって、直接こっちに響いてきますからね。でも、皆さんのTwitterによると、会場の音響は抜群だったそうですから、僕の思い違いなのかもしれません。


バンドメンバーの紹介の後、「夢の中なら」。
この曲いいですよね。バラード系ですけど、テンポもあって。CDを聴いていて、改めて思いました。純奈さんの歌唱の良さが、十分に引き出されているように思います。こういう歌を歌えるのが、彼女の最大の強みであって、同年代に歌ウマの子は多かれども、此手の曲を歌わせれば丸山純奈こそが№1だと確信した次第です。

で、恒例の1.2.3.の練習がありまして、「夢見る虹色」「ピッタマスク(これからの景色)」と続きました。

「これからの景色」を歌い終えると衣装替えのために、純奈さんがはけました。渋谷のワンマンと同じ流れですね。残ったバンドメンバーでの演奏が続きます。果てしなく続くケイタさんのドラム・ソロ。すーちゃんのために時間を稼いでいたのでしょう。

髪の毛をポニーテールにして、ブレザーを着て再登場です。ブレザーは一番小さいサイズだそうです。でも、身長は1cm伸びて146cmになったそうですよ。
でも、バンさんより背が高く見えるのは、すーちゃんがお立ち台に立っているからです。


スクリーンが降りてきて、クイズ・コーナーです。3問目の「すーちゃんの好きな飲み物」は、難問でしたね。インタビュー記事で、好きな食べ物については知っていましたけど、飲み物って何でしたっけ?

徳島から来ていた「あおぐみ」さんたちでさえ分からなかったみたいですから、ガチな難問だったようです。「水」って答えが出たときの「えっ?」っていう会場の雰囲気がなんとも面白かったです。
インタビューでも「水!」って答えているとのことで、(その割には記事になってないような)バンさんから、「ウーロン茶はノドの油分を流してしまうから、飲まないんですよ」「ストイックなんですよ」とのフォロー。

「おまもり」「19才のブルース」と温和しめの曲が2つ。


「残り3曲」という発言と、メンバーそれぞれがPOLUとしての二年半を振り返る言葉。

続いて「Breakin' Dawn」「Sing」
Downだと思っていたらDawn(夜明け)なんですね。勉強になります。

「Sing」はアカペラがガンガン響いてきました。時には、1stアルバムのアコースティックバージョンも聴いてみたいと云う気持ちもありますけど、オーディションを勝ち抜いただけあって、やはりインパクトがあります。丸山純奈、此処にアリですね。

本当に最後の曲ですと「home」。
この曲、サブタイトルか、仮称だかが「ヒヨコより愛を込めて」だったそうです。

バンさんの顔がくしゃくしゃになっています。そういえば、「すーちゃん」泣きませんねえ。もともと喜怒哀楽は顔に出さないタイプのようですけど、まあ、本当のラストは、徳島でのフェスでしょうから。

僕的には、この卒業ソング「home」が、今日のベストテイクでした。
サビの部分がキャッチーだから、ドラマの主題歌なんかになりそうだし、メジャーデビュー曲としても通用するような良曲だと思います。ちなみ「Home」だとアンジェラ・アキさんですね。「HOME」は?

アンコールでは、早めの再登場。これは助かります。ライブによっては、延々と手拍子しなくちゃならない時がありますからね。マジカル・ミライなんて、3分以上やらされます。まあ、そんな時は、若いのに任せて年寄りは座って水飲んでます。

アンコールの1曲目は、「ドラマ」。POLUとしては、初めての演奏となるそうです。確かに、渋谷のライブではカラオケ伴奏でした。歌い出しが難しそうでしたけど、その後の安定感は抜群です。

で、「ミズイロ」でお終いです。僕は、「ミズイロ」で始まって「新色」で終わるのかなって思っていましたけど、反対でしたね。
これもまた素晴らしかったですよ。MVのテイクとかも、この歌唱と差し替えて欲しいくらいです。


全部で13曲でしょうか。全曲オリジナルでした。渋谷の時は、カバーが7曲ありましたから、それはそれで楽しかったけれど、やはり「全曲オリジナルでワンマンライブを開催する」というのは、バンドとして最高の目標でしょうから、二年半の活動の集大成としても、全曲オリジナルは譲れない構成だったのでしょう。

全体的な印象としては、ラストライブ感は全然無くって、淡々と進んでいったように思いました。心の内には熱いモノがあったのかもしれませんけど、しっかり歌おう、しっかり演奏しようという律儀さが優先されてたように思います。
ラストライブなんて云うと、涙、涙で歌えない、みたいな状況を勝手に想像しますけど、丸山純奈というボーカリストは、如何なる状況下でも、ぶれることなくきっちり歌い切ってしまう歌手なんでしょう。ですから「淡々と」というのは・・・つまり、彼女らしいということに思います。


僕は、徳島のフェスには参戦いたしませんから、これが僕にとってのPOLUのラストライブになります。ライトアップされた「ふれあい橋」を渡りながら、いろいろと考えたんですけど・・・それはもう少し考えがまとまってからにします。

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