2021年10月31日日曜日

米津玄師の「Lemon」を歌った「丸山純奈」の進化

この歌を聴くために、ちゃんとNHK+に登録しましたよ。MCを別撮りにするなど、コロナ禍での苦労が窺えた放送でした。公開収録でありながらのノーレスポンス・ライブですから、音楽祭っぽさは感じられませんでしたけど、開催できて何よりです。丸山純奈さん(すーちゃん)は、収録のステージでは2曲歌ったとのことでしたが、放送されたのは米津玄師氏の「Lemon」のみ。まあ、よくある話であります。


さて、「Top-Girls1」さんが、歌唱テイクを上げてくださいましたので、早速、視聴させていただきましょう。確か、埋め込み不可ですので、リンクになるかと思います。東京の高校3年生が、アコースティックバンドをバックにして歌う「Lemon」ですよ。

なんか、ドクターの声が聞こえてきた気がしますけど、それ必要かなぁ。

で、3年前、徳島の中学3年生の「Lemon」が、こちらになります。こちらも生バンドですね。さて、進化の具合は如何でしょうか。

真っ先に気付いたのは、キーを上げたことでしょうか。前のは、一番高い音を地声で出せるキーに合わせといて、出だしの低音を頑張るっていうチャレンジングな歌唱でしたけど、今回は、低い音を無理なく出せるキーにして、高音は裏声を使う正攻法の歌唱に変えてきました。歌を聴かせるか、声を聞かせるかってところですけど、感情を込めやすい今回の方が、無難な選択かと思います。歌怪獣さんだったら、きっと地声で張り上げてくるでしょうね。

最後のレモンの「レ」は、難しいですね。地声だと上がりきらないし、裏声だと戻すのが大変そうです。たくさんの歌自慢がカバーに挑戦してますけど、皆さん苦労しているところでした。

後は、ブレス音が少し気になったでしょうか。まあ、楽曲によってはワザと入れる時もありますから、良い悪いの話ではないんですけど。それから、最後の方で時々視線が下がるのは歌詞のプロンプターでも見てたのかなぁ。

すーちゃんは、前回歌った「ハナミズキ」とか、TikTokに投稿した「糸」みたいなバラード系の方が良さを出せるとされていたし、その通りだと思っていたから、「Lemon」を歌ったと聞いた時は、ちょっとビックリしました。でも、歌うだけで精一杯になりそうな曲を、情感込めて歌えたのは、さすが、すーちゃん。特に、歌の出だしからサビ前のところが良かったです。あんな優しい声で歌うことって、今までなかったように思います。サビから先は、いつもの純奈節になりましたけど。

ただ、びっくりするくらい上手くなっているかって云われると、どうなんだろう。確かに、発声とかは安定していると思うけど、高校1年生の時から、このくらいは歌えてたような気もしないではありません。

同じ三年間だったら、高校の3年間よりも、POLUのボーカルとして活動していた中学の3年間の方が、歌唱は確実に進化したと思います。歌唱力を向上させる一番の方法は、ステージに立って人前で歌うことでしょうから。でも、あのまま、歌い続けていたら、今頃は燃え尽きていたかもしれません。

僕は、すーちゃんの進化の時計は、それほど進んでないと思います。でも、それは、これから進化していくために、つまり、内面を成長させるための必要な停滞なんだと思いますし、そうあって欲しいです。

インタビューでは、デビューの話もしてくれました。見出しが「デビュー控える高3シンガー」ですから、来年のデビューは、ほぼ確実(!?)のようで、嬉しい限りです。なにせ、事務所は天下の「トライストーン」。小栗旬さんとのバーターで、大河ドラマに村娘の役でカメオ出演したり・・・妄想は膨らむばかりです。

すーちゃん、中学2年生の歌唱を貼り付けさせていただいてお終いにします。小柳ゆきさんの「あなたのキスを数えましょう」ですけど、この時は、山田姉妹(妹)に惨敗したそうですよ。

上手いかも知れないけど、それだけですかね。一本調子になっているのは、感情の込め方が分からないのかなぁ。でも、「Lemon」を歌った今のすーちゃんだったら、きっと良い勝負になると思います。

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