高知県民文化ホールで行われた「もっと四国音楽祭2021」の公開収録は、無事終了したとのことである。今は、10月29日の放送にむけての編集作業を行っている頃だろうか。
コロナ禍での収録となった今回は、観覧者数がかなり絞られていたようだ。元所属事務所のアクアチッタさんも落選したらしい。(僕的には、落選したことよりも、応募したことの方が驚きでしたけど)
「あおぐみ」さんたちも観覧希望の葉書を出したものの、ことごとく落選との報告があった。そのため、収録時の情報が全然伝わってこなかったのだが、番組のテーマソングである「ふるさとの色」と米津玄師氏の「Lemon」を歌ったらしいことが分かった。情報元は、公開収録に参戦されていた「三山ひろし」さんのファンの方とのことで、感謝である。
「Lemon」は、過去にも歌っているし、米津氏は徳島県の出身ってこともあるから、完全な予想外ってわけではないんだけど、ちょっと意外な選曲ではあった。
で、誰?
音楽祭も今年で4回目だから、四国を一巡したことになる。丸山純奈さん(すーちゃん)は、皆出席(昨年はVTR出演)だ。公開収録された歌は、過去2回ともカットされていないから、今回も大丈夫と信じている。
すーちゃんは、最近は精力的にTikTokへの投稿を行っていたようだ。僕もいくつかは、聴いてみたんだけど、どれも声を張り上げるだけの似たような歌唱に思えた。まあ、これは、60秒間という制約のなかで歌を披露しているからであろう。そういう意味でも、すーちゃんが、1曲丸ごとちゃんと歌うというのは、本当に久し振りのことなので大変楽しみである。
放送は四国限定のようだが、BSかオンデマンドで流して頂けると信じている。
NHKの金曜日の7時30分というのは、ローカル局の時間帯である。先週の静岡放送局では、新東名の浜松SAに置いてある街角ピアノに定点カメラを設置して・・・なんて番組をやっていた。それなりに面白かったんだけど、60才でピアノを始めました、なんていうオジさんの拙い演奏を県民に聴かせるんだったら、ちゃんとお金をかけて制作した、歌怪獣さんや、けん玉演歌歌手さんのステージを放送した方がずっと良いと思う。29日の放送が、街角ピアノの続編とかだったら悲し過ぎる。
さて、すーちゃんは、3年前の、2019年2月9日のライブでも「Lemon」を歌っていて、母上様が歌唱の一部をツイッターに投稿してくださっている。
当時のブログの記事を再掲させていただこう。
ついこの間までのテイクだと、低音は厳しいかなと思ってしまう場面があったのだが、確実に成長しているのは、嬉しい限りである。歌手の世界では、高音が出せる男と、低音が出せる女こそが無敵だからだ。そして、特筆すべきは、Cメロの部分であろう。時間制限のあるTwitter動画で、この部分を選んで貼り付けたのは、このCメロを聴いて欲しかったからに違いない。この歌は、渇ききった無機質のような世界観が特徴で、米津氏の歌唱も正にその通りなのだが、歌詞の内容は、それとは真逆の昭和の演歌調であるところが面白い。多分、そのギャップが、彼と、この歌の魅力なのだろう。米津氏のそれと比べると、彼女の歌唱は、切なく重く湿ぼったい。そして、血の通った人肌の温もりを感じる。これが純奈節である。純奈節である限り、彼女の歌唱はモノマネにはならない。実は、歌詞の世界観からすれば、こちらの歌唱の方が自然だと云えなくも無い。もちろん、米津氏のファンからすれば、こんなの「Lemon」じゃないとなるだろうが、虫の音と鳥のさえずりのように、質的に異なるわけだから、どちらが好みかということはあっても、どちらが良いかという比較は意味を成さないのだ。彼女は、このステージから一週間後のライブでは、「Lemon」は歌わなかったらしい。これだけ完成度の高いカバーを、たったの1回しか披露しないと云うのだろうか。ファンからすれば勿体ない話だが、彼女にしてみれば、これも数ある挑戦曲の1つに過ぎないのだろう。
もっと四国音楽祭のステージでは、どんな歌唱を披露してくれるのだろう。3年間の進化を実感できる日が楽しみである。
本当にあの(東京っぽい?)お姿で出演したのかなぁ。
#丸山純奈 #もっと四国音楽祭2021
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