2021年10月23日土曜日

フィギュアスケート「紀平梨花」~女子4回転の功なき絶望の時代~

紀平梨花選手(梨花ちゃん)ですが、今シーズンから念願のカナダ入りしたかと思えば、あっちが痛い、こっちが痛いと言って、全然試合に出てきません。左足首を痛めて一年近くルッツを封印していたのが昨シーズン、その後は腰を痛め、今度は右足首の「骨軟骨損傷」だそうです。

体が少しずつ変化していく中で、高回転ジャンプの練習ばかりしていましたからね。どこか1カ所を痛めると、その影響で別なところも痛めてしまうなんてことは、よく聞く話です。フィギュア選手は、どこかしら故障を抱えているものだそうですけど、症状が長引いているのは心配です。

夏には、デービッド・ウィルソン氏の振り付けによるフリー演技「タイタニック」の披露がありましたけど、楽曲も振り付けも、それからスケーティングもわくわくしないんで、コメントもスルーしてしまいました。今の梨花ちゃんのスケートは、見ていても全然楽しくありません。きっと梨花ちゃんだって、滑っていても楽しく無いんじゃないかと勝手に思っています。


ダイジェスト映像のようですね。腰を痛めていて、狭いアイスショーのリンクで、これだけ滑れればたいしたものです。わくわくしないと言った前言は、訂正、お詫びさせていただきます。

解説が入っていませんから、代わりに私がジャンプ構成を・・・。
①3S  ②2A+1Eu+2S  ③3S  ④3S+2T  ⑤2A+1Eu+2S
で如何でしょうか。2アクセルとサルコウしか跳んでませんね。絶不調の時の構成であります。まあ、フリーのお披露目にはなってませんけど、アイスショーとして見れば問題ないでしょう。

今になって思うと、代表枠を3つ取れていたのは、良かったです。梨花ちゃんは、NHK杯も欠場して、年末の全日本選手権での一発選考にかけることになるでしょう。結果如何によらず代表に入るでしょうけど、調子が上がらないのに代表決定なんてことになれば、アンチがすぐに騒ぎ出すに違いありません。でも、そのための3枠目ですからね。1,2枠は実力でも、3枠目は大人の事情で決まるというのが、昔からの日本式選考方法です。


イマイチなのは、梨花ちゃんだけではありません。北京オリンピックでは金メダル確実と言われていた「コストルナヤ」選手も本調子ではないし、僕が密かに応援している「シェルバコワ」選手(アーニャ)も怪我の後遺症に苦しんでいるようです。「トルソワ」選手(サーシャ)も怪我をしているとのことです。アメリカも韓国の選手も、みんな全然輝いてません。結局、頑張れてるのは、ベテランの「トゥクタミシェワ」選手(リーザ)と新人の「ワリエラ」選手だけの印象です。ロシアのオリンピック代表枠も日本と同じ3人。これをリーザとワリエラが獲得すると、今まで表彰台を独占してきた「コストルナヤ」「アーニャ」「サーシャ」の中で、オリンピックに出場できるのは、一人だけであります。僕が新横浜で、3人娘を見た時は、本当に輝いていましたからね。こんなことになるなんて予想もしてませんでした。

先月、世界選手権で4Sを女子で初めて成功させた、カザフスタンの「トゥルシンバエワ」選手が引退してしまいました。無理もありません。減量をしながら4回転の練習ばかりしていたら、体に良くないのは素人にも分かります。こんなことをしていれば、誰だって、いずれ怪我をしてしまいます。

怪我をする前、つまりシニアに上がったばかりの年に、運良くオリンピックを迎えられた選手が活躍するという、生年月日でメダルが確定するような情況は、スポーツとして正しいはずがありません。

腰を痛めてから、4回転ジャンプについて消極的な発言が目立つ梨花ちゃんですけど、今回の怪我で、4Sや4Tへの挑戦は完全に無くなったと思います。北京オリンピックまでに、2018年のグランプリファイナルのレベルに戻せれば御の字じゃないでしょうか。グランプリシリーズを欠場したのは、「ブライアン・オーサー」新コーチの指示とも伝えられています。良い結果を期待するばかりです。

恐らく、アーニャは、もう4回転ジャンプを跳ぶことはないと思います。4Lzなどは、ずっとプレローテーションとかで叩かれていて、今までは、ぎりセーフという扱いでしたけど、ジャンプの質が下がってくると、もう見逃してはくれないと思います。昨シーズンの世界選手権は、3Aも4回転も無しでチャンピオンになっていますからね。疑惑の4回転に固執するよりも、演技の質を高めた方が彼女は輝けるし、僕も嬉しいです。

サーシャは跳び続けると思います。彼女にとって4回転はスケートそのものですから。でも、成功の確率は確実に下がっています。強豪揃いの中で3枠しかないロシアの代表権を獲得できるか微妙です。

結局、北京オリンピックで4回転を跳ぶ選手って、ワリエラだけなんですよ。ワリエラのニックネームは「絶望」。相手に勝ち目のない演技を見せつけて絶望に追い込むのが彼女の凄さ。北京オリンピックは絶望の時代になるのは確実とされています。でも、そのワリエラだって、次のオリンピックは分からないわけです。

フィギュアスケート女子に、4回転時代なんて来てたんでしょうか。

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