丸山純奈さんは、この楽曲のメイン・ボーカルとして音楽祭に参加。番組では、ドクター・キャピタル氏とのデュエットと、参加者全員での合唱と、2回歌っています。
その全員合唱での立ち位置ですけど、島津亜矢さんがセンターで、丸山純奈さんとリト・グリがその両脇という形だと思いますが、その外側のSTUが多人数なんで、島津亜矢さんと丸山純奈さんのダブルセンターみたいな並びに見えます。
7月に、この丸山純奈さんと島津亜矢さんの共演について投稿させていただいたんですけど、今頃になって急にページアクセスが増えまして、不思議に思ってたんですよね。どうやら、島津亜矢さんのファンサイトの掲示板で、僕のブログ記事のことを紹介していただいてたようで、そこからのアクセスだったみたいです。
どこでどうつながるか分からないのがネットですね。悪口を書いてなくって良かったですww
ちなみに、2年前に書いた「クイーン」のライブエイドの記事にもアクセスが来ていますけど、これは、先日公開された映画の影響でしょうか。せっかくのご縁ですから、今度映画館に行こうと思います。
で、この番組では、丸山純奈さんは、「HOME」も歌っています。どちらもアンジェラ・アキさんが故郷をイメージして作った楽曲なのですが、作りはだいぶ異なります。
「ふるさとの色」は、メロディーが歌い易くできています。皆で歌えるように、誰でも歌えるようにという意図が感じられます。
それから、歌詞の内容も平易ですね。(レベルが低いと云ってるのではありませんよ)アンジェラ・アキさんの楽曲にみられる、論理的に飛躍した(?)比喩表現が無くって、ひたすら情景描写が続いています。
そして、四国のテーマソングといいながら、瀬戸内海以外に、具体的な地名が出てくるわけではありませんから、ご当地ソングではないようです。
秋になると、田んぼが黄金色に染まり、木々が紅葉し、冬には山並みが白銀に輝く・・・・。
四国の四季を描写した歌詞とのことですけど、僕が住んでるところだって同じです。秋には、近所の田んぼにはコシヒカリが黄金色に実りますし、冬になれば、南アルプスが銀色に輝いているのを遠望することができます。って云うか、それって日本全国共通の情景ですよね。
番組では、四国の風景の映像をバックに流してましたけど、別に四国の景色じゃ無くっても通用するわけです。この歌は、全国の誰もが共感できる要素を持っていて、四国の人にしか理解できない歌ではありません。日本人共通の想いが歌われた、みんなの歌といえます。
でも、全国どこでも同じということは、似たような歌は、日本中に溢れてるわけです。「四国の新しい歌」っていう触れ込みだけど、同じような曲は、すでに日本全国たくさんある。故郷を描写して、誰にでも口ずさめるような歌を作ろうってなれば、みんな同じ様な楽曲になってしまう。
純奈さんは、番組のインタビューで、この歌は自分と重なるところが多いって云ってましたけど、重なると云うんだったら、日本人みんな重なっているわけです。
だから、こういう曲って、プロらしく歌いこなすのは難しいと思います。ラブソングのように感情移入するものでもないから、個性を発揮できないし、普通に歌ってもアピールできない。
ありそうなのは、超国民的歌手の「嵐」みたいな方に歌ってもらって、歌手のキャラクターに完全に依存してしまうか、どこかの少年少女合唱団に歌ってもらって、歌い手の存在感をなくして楽曲だけの印象にしてしまうかでしょうか。
で、今回の「丸山純奈&ドクター・キャピタル」という組み合わせですけど、なんでドクターが一緒に歌うことになったのかが、よく分かりませんw
確かに、ドクターは、アンジェラ・アキさんとは昵懇の仲ですし、ギタリストとしても一流の方ですから、編曲や伴奏を手がけるのは当然だと思います。でも、なんで「すーちゃん」と一緒に歌うんでしょうか?
たぶん「コノキョク、メッチャエエキョクヤサカイ、フルサトヲオモイウカベテ、ウトーテミタクナッタンヨ」とか云ったんだろうけど、あなたの故郷って、どこ?どこなのっ? って思います。
ところが、改めて聴いてみると、思いの外イイ感じに聴こえてくるんですよね。
中学生の女の子と怪しい外国人・・・(失礼しました)著名な音楽教授という、シュールな組み合わせが、ありふれた普通の曲にイイ感じのインパクトを与えているんです。
だからと云って、島津亜矢さんとドクター・キャピタルではクドすぎです。
つまり、このデュエットは、14歳の「すーちゃん」が純粋無垢に歌っている基盤があり、そこに不思議な外国人という意外な組み合わせがあって成り立っているわけです。今の世に歌ウマ少女は多かれども、此手の歌を唄わせたら、やっぱり「すーちゃん」が一番です。キャラの濃いドクターの代わりはいても、純粋で透明な「すーちゃん」の代わりを見つけるのは難しい。
大ヒットするような曲ではないだろうけど、こういう楽曲が必要とされる時って絶対あるわけで、杉山勝彦さんが、入間市の応援ソング「どこから来たの」のレコーディングを地元の合唱団さんでなく、あえて丸山純奈さんに依頼したというのも、同様のことに思いました。
4 件のコメント:
いゃぁ前半なかなかに辛辣でどうなることかと心配しましたが、後半に至りとても優しい語り口になって安心しました。
僕も最初この歌聞いたときアンジェラ・アキさんの歌詞少し安直じゃないかと思いました。
ふるさとの色の列挙も、平凡であまりに常套的に過ぎると思いました。
でも、だからこそ純奈さんの歌唱の実力が示せたと今では思ってます。
アンジェラ・アキさんの故郷ソングならば、「ふるさとの色」よりも「HOME」の方が、
100倍好きです。
だけど、「ふるさとの色」は、みんなで歌うというのがコンセプトでしょうから、
それに縛られているように思います。
あの「米津玄師」氏も「みんなで歌うソング」を作っていますけど、
彼でさえ、何処にでもあるような楽曲を作ってますから。
「だからこそ純奈さんの歌唱の実力が示せた」
確かにそう思います。
簡単な歌で、感心させるのは、簡単なことではないと思います。
歌手の真の実力が試させるって云うと言い過ぎですかね。
そうですね。誰でも歌えて親しめる歌を作ろうとされたんでしょう。半分成功で半分失敗ってのは厳しすぎますかね。
以下はアホな話なんでスルーして結構です。でも、他で話せる場所がないのでここに書かせていただきます。失礼な話で申し訳ありません。
「ふるさとの色」感度も聞いていると、ついついドクターさんの部分飛ばしたくなるんですが、ドクターさんの後ろにいる女の子があまりに可愛いので躊躇してしまいます。
多分皆さんも同様に感じてると思うんですが、相手が中学生なので自粛されてるんでしょうね。
純奈さんとは、また違った可愛らしさで、優等生的な雰囲気が素敵です。
彼女、間違いなく学級委員長ですね。
幼稚な男子は彼女の気を引こうとして、バカな事を繰り返しやっては、いつも彼女から叱られているのでしょう。
あぁ、中学生っていいなぁ。
お話の件、確認いたしました。
動画を見る楽しみが、一つ増えましたですw
コメントを投稿