2024年5月18日土曜日

「いのちの歌」「Be My Last」covered 丸山純奈 ~横浜マリンタワー「STREET PERFORMER BOX」~

丸山純奈さん(すーちゃん)のストリートライブが、5月4日に横浜マリンタワーで開催されました。このライブは事務所のホームページでも告知されていましたので、公式(?)の活動になるでしょうか。僕、マジで行きたかったんですけど、行動力が足りませんでした。結局、今回も路上ライブ系YouTuberさんのお世話になっております。

それにしても、たくさんの人ですね。ちゃんとした(?)イベントですから、ステージくらい組んであるかと思ったんですけど、これでは後ろの方は、全然見られなかったんじゃないでしょうか。


さて、動画を視聴させて頂いて、まず印象に残った曲は、「いのちの歌」であります。

「いのちの歌」は、双子のタレント「茉奈・佳奈」さんがNHKの連続ドラマで歌った劇中歌で、作詞は竹内まりやさん、作曲は村松崇継さんとありました。この歌は、中学生シンガーの頃もよく歌っていて、(僕は大知直樹先生のギター伴奏にストレスを感じてしまうので、あまり聴いておりませんが)、動画は10万回以上再生されています。いのちの歌は、たくさんのアーティストさんがカバーし、様々な場で歌われていましたが、茉奈・佳奈さんが歌っていたことや、連ドラの劇中歌だったってことは、すーちゃんのカバーを通して知りました。

今回貼り付けさせて頂くのは、music紫乃さんの動画です。music紫乃さんは、すーちゃんの路上ライブを初期の頃からアップしてくださっているYouTuberさんですね。

こういう、普通の歌を普通に歌って聴かせられるのが、すーちゃんの良いところであります。この曲は、合唱曲として学校でも歌われているそうで、このような万人向けで、(例えそれが超ド素人でも)歌い手を選ばない。それが「いのちの歌」が親しまれている理由に思います。

地声とファルセットの使い分けとか、地声からウラ声に上がるところとか、ちょっと雑っぽく感じられましたけど、路上ってこともあるし、最近はそんなに歌い込んでもないでしょうから致し方ありません。もちろん、生で聴いていれば、じゅうぶん感動できると思います。


前回のブログで書き忘れたんですけど、水戸のライブで「この街」の1番を2回歌ってしまい。やり直したテイクがありました。「この街」なんてオリジナル曲だし、何回も歌っているんですから間違えようが無いと思うんですけどね。で、この1番を2回歌うってことなんですけど、「あおぐみ」さんなら分かるかと思いますが、過去にも同じことがあったんですよ。

渋谷のeggmanでの「POLU」ファーストライブ、当時話題になっていた「I Love You」を披露してくれたんですけど、その時も、1番を2回歌ってしまったことがありました。当時のブログ記事です。

丸山純奈が最大の魅せ場「ILove You」でまさかの歌詞飛ばし

この時は、歌詞がとんでしまって、そのまま終わってしまったんですけど、今回は(戸惑いながらも)歌い終えて、その後、ちゃんと、やり直したってところに、すーちゃんの成長を感じました。


で、話を横浜に戻しますと、このライブで僕的に1番良かったと思ったのは、宇多田ヒカルさんの「Be My Last」であります。この曲は、今年の路上ライブでは何回か歌っていたんですけど、この横浜のテイクが最高によかったです。

Wikipediaによると「Be My Last」は、2005年9月28日にリリースされた、宇多田ヒカルの14thシングルで、同年10月公開の映画「春の雪」の主題歌として使用された、とありました。「春の雪」は、「三島由紀夫」の長編小説「豊饒の海」4部作の第1部で、上流階級の若き男女の暴走する恋を描いた作品であります。

たくさんアップされている動画の中で、セレクトさせて頂いたのは、live on-street performance さん投稿の動画です。live on-streetさんは、すーちゃんの高画質・高音質の動画を投稿してくだっているYouTuberさんであります。

この1曲に懸けているっていうか、気魄を感じます。

母さんどうして 

育てたものまで

自分で壊さなきゃならない日がくるの?

Yahoo!の質問箱で、この曲は宇多田ヒカルさんの母親「藤圭子」さんを歌っているのですか。なんていう質問がありました。回答欄では、この曲は映画の主題歌であり母親は関係ありません、と全力で否定していましたけど、歌詞をどう読んでも、原作のイメージは湧いてきません。輪廻転生がテーマである原作の主題歌が、なんでBe My Lastなのか、凡人にも分かるように教えて欲しいです。

宇多田ヒカルが「母さん」と歌えば、そこに「藤圭子」を連想するのは、素朴で当然の発想でしょうし、となれば、この曲を歌いこなせるのは宇多田ヒカル本人だけであり、ファンは彼女以外の者がこの曲を歌うことを認めないと思います。そんな曲に、弾き語りで挑戦するんだから、「すーちゃん」もかなりのチャレンジーといえましょう。

弾き語りというのは、自己で完結していますからね。感情を表現するにこれ以上の方法はありません。大好きな「宇多田ヒカル」さんのカバーでも「traveling」あたりを歌っている時は無難でしたけど、最近は「Gold」のような難曲を歌うことが多くなりました。歌舞伎町の時は、どうなのかなぁって感じでしたけど、横浜での「Be My Last」は、本当にサマになっていて格好良かったです。できることならば、宇多田さん本人にも聴いていただきたいと思った次第です。


「春の雪」に出てくる奈良の門跡寺院は、どう考えても圓照寺しかないし、実際そのようで、映画のロケも圓照寺で行ったそうです。圓照寺は現代では珍しいガチな尼寺ですから、仏像巡りで全国350ヶ寺以上拝観した僕でも、圓照寺には行ったことがありません。まあ、行ったとしても、主人公「松枝清顕」のように門前払いされるのは必至であります。

2 件のコメント:

はま さんのコメント...

こんにちは!
いつもブログ拝見しております!

1点だけご質問させていただきたく、今純奈さんへリクエストを1曲するなら、大さんはどの曲を選曲しますでしょうか?
※オリジナルやPOLU、ドラマを除く

是非大さんのご意見を頂戴したく、よろしくお願いいたします。

さんのコメント...

コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

リクエストは、過去に歌ったことのある曲が良いですよね。

思いつくのは、「One more time one more chance」でしょうか。
新宿で歌った時は街音が入ってましたし、大阪では途中で終えてしまいましたから。
ギターの弾き語りで歌って頂ければ最高かと思います。

それから、これはリクエストにはならないかと思いますが、「キーが高いので1番まで」と云って止めてしまった「Kiss Hug」のバラードヴァージョンが聴きたいです。
自分のキーに合わせてもう一度。ピアノ音源でも、ギターの弾き語りでもです。