2020年11月27日金曜日

「白いページの中に」柴田まゆみ

 「白いページの中に」(作詞・作曲:柴田まゆみ)は、1978年、第15回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会の入賞曲です。

40年以上も前の曲なんですけど、今でも時々、地元のコミニティラジオで流れてきます。で、先日も流れてきて、カバー曲が、現在公開中の映画「ホテル・ローヤル」の主題歌になっているって紹介されたんですよね。今頃!って思ってしまいました。びっくりです。(ジャケットの写真にも)

この作品は、柴田さんが、高校のフォークソング部に所属していた時に作った曲が元になっているそうです。ポプコンの1978年春大会で入賞したのですが、その時の優秀曲賞が「佐野元春」さんで、同じ入賞曲に長渕剛さんの「巡恋歌」があったそうですから、凄いレベルの大会だったようです。

柴田さんは、この曲でデビューしましたが、シングルを一枚リリースしただけで、音楽活動を休止してしまいます。ポプコンは想い出作りで出場しただけで、元々プロになるつもりも無かったそうです。まあ、一発屋ってことですけど、1打数1安打で1ホームランですからね。ボカロ曲にもありますけど、アマチュアが繰り出す渾身の1曲ってのは、時に、名曲が飛び出てくるようです。

この曲で印象的なのは、サビ前の「長い長い坂道を、今、上ってゆく」のところ。ここからサビの盛り上げ方が秀逸で、正にコンクール向けの楽曲に思います。この曲が、どハマリする世代ってのは、アラウンド6だと思うんですけど、埋もれることが無かったのは、楽曲のデキの良さと、たくさんのカバー作品のおかげではないでしょうか。

たまたま尺が同じだったのであわせました。



柴田さんは、作詞の能力は評価が高かったようですし、歌唱力だってあるじゃないですか。まあ、周りが凄すぎたってことなんでしょうか。もったいないように思いますけど。

さて、「ホテルローヤル」は、2013年に集英社から刊行され、第149回直木賞を受賞した「桜木紫乃」さんによる小説短編集とありました。釧路湿原を見下ろすロケーションに建つラブホテルが舞台で、「波瑠」さん主演で映画化されています。

物語の内容に主題歌が、どう合っているのかイマイチ分からないんですけど、予告編を見ると、共演者が「松山ケンイチ」さんで、他に「伊藤沙莉」さんとか、「岡山天音」君や「正名僕蔵」さんが出演するんですよね。最近、映画も観てないし、行ってみようかなって思ったんですけど、止せば良いのに、映画評価のレビューを見ちゃったんです。あれって、悪口しか書いてないじゃないですか、で、一気にテンションが下がってしまったという次第です。主題歌に惹かれて映画を見に行った人っているのかなぁ。

伊藤沙莉さんが家出した女子高生役だなんて、これにもびっくり・・・女優さんって凄いですねぇ。まあ、テンション充電中ということで。

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