2020年6月30日火曜日

「紀平梨花」選手のコーチにオーサー氏就任で、ちょっびっとイヤな予感

フィギュアスケートは7月が年度初め、いよいよ新シーズンが開幕です。昨シーズンは、3月の世界選手権が中止になり、さらに春のアイスショーも全て中止で、不完全燃焼のまま終了してしまいました。現在、選手たちは、練習を少しずつ始めているようですが、新プログラムへの取り組みなどは、だいぶ遅れているようです。11月のNHK杯は大阪、12月の全日本選手権は長野での開催が決定されましたが、GPシリーズが本当に開催できるのかとか、今後のことは、全く予想できない状況にあります。

シーズンオフには、ジャンプに関するルール変更が発表されたと思ったら、いきなりの白紙撤回。さらにISUアワードをめぐるゴタゴタとか、がっかりさせられるような話題ばかりでした。

そんな中で、紀平選手のコーチ変更のニュースが飛び込んできたモノですから、びっくりしました。ただ、4月に強化選手を発表した時に、彼女の所属が未定となっていたので、コーチが変わるのではないかと云われてはいたんですよね。
ファンからしてみると、昨シーズンはSPもフリーも、へんてこりんな楽曲でしたし、4回転も跳ぶのか跳ばないのかブレブレの一年でモヤモヤしていたのも事実。頻繁にコロラドで練習していましたからね。関西大学KFSC内のモラハラ騒動とかもあって、集中して練習できる場が欲しかったのだと思います。

新コーチは、あの羽生結弦君の師でもあるブライアン・オーサー氏だそうです。濱田美栄氏が従来通りにメインコーチを務め、オーサー氏は第2コーチだという話や、紀平選手は、夏季合宿に参加するだけではないかって話もあったんですけど、所属が「関西大学KFSC」から「N高東京」に変わったことを考えると、伝えられているよりも本格的な移籍ではないかと思われます。濱田氏がメインコーチだったら、宮原選手と同じで、ジャンプ担当のジスラン・ブリアン氏もゲスト・コーチとして登録されている「木下スケートアカデミー」の所属になればいいわけですし。
ただ、フィギュアスケートの所属チームとか、コーチとの契約とかは、かなり複雑で、新参者のファンにはよく分からないことも多く、まあ、あっちこっちの顔を立てつつ、円満に移籍するための方便なんだろうなって、勝手に想像しております。北京オリンピックのことを考えると、彼女にロシアのコーチが付くことは有り得ないし、結局のところ、オーサー氏の一択だったようにも思います。全ては、演技の後のキス&クライで、隣に誰が座るかでハッキリするでしょう。(恐らく、強引に濱田コーチが座ると思うけど)

通信制高校の「N高」にしてみれば、名義貸しをすることで知名度アップと云ったところでしょうか。心配なことは、新型コロナの影響で練習拠点のトロントに行けてないこと、同じチームで最近評判が芳しくない「メドベージェワ」選手から虐められなければいいなってこと、それから、オーサー氏がかつてキム・ヨナ選手のコーチだったことで、アンチが騒ぎださなきゃいいけどってことでしょうか。(これが一番心配だったりして。)

今シーズンの目標は、北京五輪のプレシーズンを見据え、サルコーとトーループの2種類の4回転ジャンプの習得だそうです。これで3アクセルを2本入れれば、彼女的には上限いっぱいの構成となります。ここまで頑張れれば十分過ぎですからね。全力で応援したいと思います。

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