2022年7月23日土曜日

黒島結菜 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」 ~沖縄戦回想編~

相変わらず、ネットで酷評されている「ちむどんどん」ですが、視聴率は16%台を維持。番組視聴が生活サイクルに組み込まれている、岩盤視聴者層の存在が大きいとされています。

で、僕の実家の両親も、その岩盤視聴者であります。先日、話をする機会がありましたので、「今の朝ドラどう?」ってそれとなく聞いてみましたら、「前のほうが、面白かったかな。」「言いたいこと云って、それが通るってのもねぇ。」「でも、見てるよ。」という典型的な回答を得ました。「主演の女優どう思う?」って聞きたいところでしたけど、それは、止めときました。

そんな、笑えないコメディドラマ「ちむどんどん」ですけど、この一週間は別のドラマかと思えるような展開でした。僕の最大の不満は、「ちむどんどん」が沖縄復帰50年ドラマとされてるのに、全く沖縄を描かないというところにありましたから、この一週間は、これが見たかったんだよ~って感じで、ちゃんと視聴させていただきました。でも、回想シーンなんかじゃなくって、ちゃんと本編でやって欲しかったってのが、正直なところです。

最近のドラマは、伏線回収が話題になりますけど、潜伏期間の長い伏線ってどうなのかなって思います。母親が長男に甘すぎる伏線だって、今頃回収してどうなるものでもないし。遺骨収集だって、みんな知っていて兄弟だけが知らないなんてオカシイし。長編ドラマになるほど、時系列に沿って、丁寧に描いていくべきではないかと思いました。今回の沖縄戦回想編を半年間かけて描いていって、最終回のラストが、沖縄の美しい海辺での二人のキスシーンだったら良かったのに・・・。

NHKなんだから、「やればできる」と思うんだけどなぁ。

黒島結菜「よっちゃん」と沖縄戦

来週からは、いつものグダグダ展開が再開されそう。あと2ヶ月も残ってるんで、悪い予感が当たらないことを祈るばかりです。

2022年6月5日日曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台を巡る その4 ~「北条氏邸跡」「願成就院」~

「鎌倉殿の13人」第21話では、久しぶりに伊豆が舞台となりました。奥州合戦をあっさり済ませる一方で、韮山の「願成就院」は丁寧に描いてくれて嬉しい限り。住職役にベテラン声優の「緒方賢一」さんを起用したり、「相島一之」さん演じる運慶のキャラもしっかり立っていて話題性にも事欠きません。

さらに、八重姫=阿波局という大胆な仮説で物語を進めてきて、こういう演出で八重姫伝説に着地させてくるとは恐れ入りました。これで、眞珠院の「梯子の御供え」も面目が立つでしょう。


では、最近整備された「北条の里」駐車場(無料)に車を止めて散策を始めます。ここを起点に、史跡巡りをしながら守山の麓をぐるりと1周する道がありますので歩いてみましょう。


駐車場に隣接している素敵な佇まいの寺院が、2代将軍「源頼家」ゆかりの「光照寺」です。頼家病相の面が奉納されているとのことですが、拝観寺院ではありませんので観ることはできません。

狩野川に向かって歩いていくと、右側の草原が、室町時代の史跡「伝堀越御所跡」。堀越公方「足利政知」と「茶々丸」の本拠地であります。左の道を入ったところにあるのが「政子産湯の井戸」。写真でお分かりの通り、典型的なガッカリ観光地です。その西側に隣接する草原が「北条氏邸跡」で、立派な説明板ができていました。今は、ただの草原ですが、史跡公園として整備する計画もあるようです。

伊豆の国市の公式チャンネルの紹介動画です。公開から3ヶ月で視聴回数38回とありました。応援しましょう。 


発掘調査では、鎌倉時代前期の館跡や中国陶磁器などが見つかったそうです。館が使われていたのは3代執権「北条泰時」の時代までだそうで、その後の北条氏は出身地である伊豆との関わりは無くなってしまったようです。

鎌倉幕府が滅亡した後、執権「北条高時」の生母「円成尼」が、生き残った一族の女性たちと、館の跡地に寺を建てました。これが「円成寺」の始まりとされています。守山の北麓に、「北条氏邸跡」「円成寺跡」「堀越御所跡」という平安末期、室町前期、戦国時代の3つの史跡が重なっているわけです。


狩野川の堤防には、見事な桜並木があります。ここの桜は、今流行の河津桜ではなく、ソメイヨシノであります。昔からある桜並木で、だいぶ老木になりましたけど、まだまだ元気。桜が咲く頃には、河川敷が駐車場に解放されて、地元の人たちで賑わいます。

狩野川の向こうが「江間」です。北条(江間)義時の屋敷があったところで、大河ドラマでは、ガッキーさんが住んでいましたね。舟で川を渡るシーンもありました。

堤防に沿って南に進むと、八重姫ゆかりの「眞珠院」。そこから守山の麓をまわり込んで北へ向かうと「願成就院」を経て、駐車場に戻ることができます。

過去ログへのリンクです。お時間があれば。

「鎌倉殿の13人」の舞台を巡る その1 ~「眞珠院」「北條寺」~

「願成就院」は何度かお参りさせていただいているので、今回はスルーさせていただきました。吾妻鏡によると、北条時政が1189年に奥州合戦の戦勝を祈願して建立したとありますが、仏像に納められていた銘札には、造仏を始めたのが1186年と書かれておりますので、戦勝祈願というのは後から付けた話のようです。時政は、平家が滅亡した1185年に京都守護として上京しているので、その時に新進気鋭の天才仏師「運慶」と知り合い、北条一族の氏寺のために仏像の発注をしたのかもしれません。


その後、北条氏の勢力が大きくなるにつれて寺域も広がり、大きな池を配する浄土様式の寺院になったようです。寺院は、戦国時代の戦乱などで焼けてしまいましたが、運慶作の仏像は、今日へと伝えられました。現在は、耐火建築の収蔵庫を兼ねた大御堂に祀られています。

こちらが、老住職に書いていただいた御朱印であります。今のは、もっと映える朱印に変わったようです。御朱印代は300円が相場ですが、願成就院は、当時からチョットお高めの400円。拝観をお願いすると、仏像について簡単に説明してくれて、あとは、ご自由にどうぞとなって、触れるくらいまで近づくことができました。正面に阿弥陀如来坐像、右に毘沙門天立像、左に不動明王と2躯の童子像が並びます。運慶作を自称する仏像は、日本に数え切れないほどありますが、正式に認定された像は、数えるほどしかありません。願成就院の諸仏は、運慶三十歳代の作で、2013年に国宝に指定されております。

大河ドラマでは、仏像は、京で粗方造ってきて、現地で仕上げるみたいなことを云ってました。仏像はどこで造られたのか、運慶自身は伊豆に来たのかとかは、「運慶の下向・非下向問題」として学会でも論争になっていますが、地元民としては、運慶さんには是非とも下向していただきたいところであります。半丈六や等身大の仏像群を運ぶなんて、物騒だし大変なこと。台座とか光背もとなると、仏師が現地にやってきて造った方が理にかなっていると思います。

実は、初めて願成就院の運慶仏を見たとき、正直言って、嘘っぽ・・・斬新過ぎると思いました。阿弥陀さんは兎も角、毘沙門天と不動明王は、どう見ても鎌倉時代の仏像には思えませんでした。両像は、江戸時代の修復によって綺麗に漆が塗られていて、まるで現代のブロンズ像のよう、でも、それ以上に感じたのは、両像の独特な造形でした。まるで、ディズニーや手塚治虫氏の漫画から飛び出てきたみたいで、あまりにも現代っぽく感じました。恐れ多くて誰も云わないみたいですけど、制吒迦童子なんて、白雪姫の七人の小人に見えてしまいます。

不動明王の「天地眼」や「牙上下出相」などの儀軌を完無視したシュールな造仏などは、都だったら貴族たちから嘲笑されたでしょう。運慶も、東国武士の無知につけ込・・・信仰心を利用して、実験的な試みをしたのかもしれません。

毘沙門天のクールな様式は、運慶が勇猛な鎌倉武士と出会うことで生まれたとする考え方がありますが、どうでしょうかね。左手を前に、右肘を横に突き出すことによって、より立体的に空間を作り出しているところなどは、これぞ運慶仏に思います。この格好良さは、現代にも、そして海外にも通用するでしょう。2017年に東博で開催された興福寺主催の展覧会「運慶」にも出品されて、なんと図録のウラ表紙に採用されております。(ちなみにオモテ表紙は無著像、興福寺主催ですから)ディズニー的には、バズライトイヤーってところでしょうか。

阿弥陀如来座像は、螺髪や指などに破損があり、特に顔は彫り直しがされているとのことで、面相の違和感は致し方ありませんが、毘沙門天のように分厚く漆を塗っていないので、古さは実感できます。ドラマでは、出来たての金ピカになっていましたね。NHKの美術さん渾身の作品に思います。これは是非とも伊豆の国市で譲り受けて、大河ドラマ館に展示すべきでしょう。


こちらが、本物の阿弥陀さんです。両手を前に組む説法印が特徴であります。やはり、前に突き出すことによって、空間を作っています。NHK仏と比べて思うことは、衣の彫りの深さと胸板の分厚さでしょうか。まるで力士の体型で、現役時代の貴乃花関のようです。

同時代の仏師「快慶」の阿弥陀立像が「安阿弥様」として後世のお手本となったのに対して、運慶の様式が継承されることはありませんでした。鎌倉時代に於いても、運慶の仏像というのは、唯一無二で、真似した途端にチープになってしまう特別な存在だったのでしょう。

東国武士からすれば、都の有名仏師が、殺生を生業とする自分たちを極楽浄土に導いてくれる仏様を造ってくれるというだけで有り難かったはず。願成就院の仏像は、どうやら御家人の間でも話題になったようで、時政のライバル「和田義盛」が全く同じ仏像セットを運慶工房に発注しております。(子供みたいですね)こちらは、現在、横須賀の「浄楽寺」に収蔵されていて、何年か前に予約拝観をさせていただきました。拝観料は志納で、奥様に収蔵庫を開けていただいた記憶があります。様式は瓜二つでありますが、彫りは簡素化されていて、少し温和しい印象がありました。このころは運慶もたくさんの注文を抱えて忙しくなってきたので、運慶の監修の元、弟子たちが中心となって造仏したのではないかと云われております。当時は「和田義盛」とか云われてもピンときませんでしたが、ドラマを視聴して鎌倉武士にも少し詳しくなりましたので、三浦半島の寺院を再訪してみたくなりました。

現在、願成就院は、国際結婚をされた娘さん(副住職)夫婦が、やりくりをされています。寺の番犬、秋田犬のロッキー君が人気とのこと。仏像は撮影禁止ですから、皆さん犬を撮って来訪の証としてSNSにアップしているようです。犬だけなら拝観料はかかかりませんが、御朱印は受け付けていただけないようです。

聞くところによると、拝観料も御朱印代も値上げされて、コロナ禍の影響でしょうか、仏像にも近づけなくなり、拝観時間を制限されたりと、ネットでの評判が芳しくありません。大御堂の耐震工事とか、阿弥陀さんの光背や台座を新調したりとか、まあ、値上げは致し方ないとしても、以前のようにノンビリ拝観できるようになって欲しいものです。

2022年5月29日日曜日

「木蓮の涙」 丸山純奈

丸山純奈さん(すーちゃん)の活動が全然見えてきません。昨年の11月23日に渋谷gee-ge.で2年8ヶ月ぶりのライブ活動があって、その後、ライブ活動の告知が三回。そのうちの2つを体調不良でキャンセルして以降、トライストーンのホームページでの更新がありません。いったいどうしたんでしょうか。高校は卒業したはずなんですけど、何の情報も出てこないのが心配です。しかも、「配信版ウダガワガールズコレクション」については、当日キャンセルでしたから心配です。何事も無きことを祈るばかりです。

さて、丸山純奈さんの活動再開を祈念して、今回貼り付けさせていただいたのは、「木蓮の花」の音楽チャンプでのテイクであります。何と云っても、すーちゃんを全国区に押し上げたテイクですからね。

もう1つ、こちらは、今から5年前。すーちゃん13才のテイクで、大阪京橋ライブハウス「Arc」とありました。歌い終わった後で、「歌詞は間違えませんでした」としらばっくれてますけど、しっかり間違えていますよ。

すーちゃんも18才ですから、大人の仲間入りです。待つのは構いませんけど、見通しが無いのがツラいところ。大人になったすーちゃんの「木蓮の花」を聴かせて欲しいです。

2022年5月18日水曜日

黒島結菜「ちむどんどん」~子役編・沖縄編~

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」を見ている。リアタイは無理なので録画でと思っていたのだが、NHK+があることに気がついた。NHK+ならば視聴率に貢献できるだろうと、アカウントをもらい、隙間時間にスマホで見ている。

僕は、彼女が朝ドラの主演に決まったときから、ずっと不安しか無かった。ヒロインの妹とか親友役くらいが、ちょうど良いのにって思っていた。予感は、悪い方で当たった。ただ、ドラマの評判は散々だけど、彼女自身へのバッシングは、あまり無いようで、ちょびっとだけホッとしている次第である。

SNSでは、いろいろと云われているようだ。多いのは、「役者さんは好きなのに、脚本が酷すぎるので脱落しました」ってやつだ。このタイプの呟きは、ドラマのコメント欄に必ずあるやつで「脱落厨」と云わせていただこう。勿論、見ないのは、個人の自由だ。でも、レストランで食事をしているときに、隣の席で「この料理マズいねぇ」なんて大声で言われたら、不快なこと此上ない。役者が好きなんてのは、誹謗中傷扱いされないための予防線だ。本当に好きなら、簡単に脱落なんてしない。脚本が酷いことは、否定しないけど・・・。

朝ドラは、15分ずつの細切れ番組である。普通のドラマは、1話の中にフリとオチがあって「承・転・結・起」の構成で進んで行く。けれど、朝ドラはフリだけで終わってしまうことが多く戸惑ってしまう。1週間分まとめて見れば良いのだろうけど、NHK+は一週間で配信が終わってしまうし、有料オンデマンドは解約中だから、細切れで見るしか無い。

で、最近になって、ようやく気付いた。これって「ホームコメディ」だったんだ。突っ込みどころ満載なのも、そのため。あまり笑えなかったので、コメディだってことに気付くのが遅くなった次第である。薄っぺらい人物設定も、重みの無い展開も、コメディならば許せなくもない。

「黒島結菜」さんのお芝居の方は、何をやっても既視感満載であるが、子役の「稲垣来泉」ちゃんの走りっぷりの良さには感心してしまった。「逃走中」にも出演していたようだが、そういえば見たような気がする。「戸次重幸」さんは、ネット配信ドラマ「シェアハウさない」の印象が強すぎて、演じている「青柳史彦」をどうしても信じることができない。あとは、親友の「前田早苗」を演じた「高田夏帆」さんが良かったかな。

さて、沖縄編の感想であるが、コメディであっても、当時の沖縄をきちんと描いて欲しかった。沖縄の海が綺麗なこととか、琉球料理が美味しそうなことは伝わったんだけど、それだけだったら、沖縄復帰50年記念ドラマなんて謳う必要などなかったように思う。

沖縄の話題が出ると、僕の母親は、今でも首里高校の「甲子園の土」の話をする。僕が生まれる前の話だけれど、よっぽど印象に残っていたのだろう。本土復帰前後の沖縄は、それだけで大きなドラマが作れるほどの出来事であったはずである。ヤンバルで暮らす家族だって、無縁ではなかっただろう。

脚本を作るにあたっては、それなりに時代考証とかしているんだろうけど、見ている側に伝わってこないのがモドカシイ。「琉球新報」には、ドラマに合わせて「ちむどんどん」キーワード集という特集記事があるが、こういう話をナレーションだけでもいいから、ドラマの中に織り込んで欲しかった。

ツイッターに「#ちむどんどん反省会」っていうのがある。呟きの多くは「脱落厨」によるものであるが、中には共感できる書き込みもある。もっと、1960年代の沖縄に向き合って欲しかったと思っているのは、僕だけではないようだ。それから、これは多くの視聴者が指摘していることであるが、貧乏の描き方が雑で中途半端である。っていうか、この設定、必要だったのかなぁ。

共感できるネット記事を見つけたので、リンクを貼らせていただこう。

本土復帰を残念に描いた「ちむどんどん」          

云いたいことは、おおよそ書いてあったので、この話は、お終いである。

ドラマは、早くも鶴見編が始まった。見知らぬ土地で彷徨って、親切な人に拾われる設定は、完全に「アシガール」。コメディだと思って努めて楽しく視聴させていただこうと思う。

2022年4月17日日曜日

「松浦亜弥」がネスカフェ エクセラ「はずむ気持ち」で11年振りのCM出演だって!

先日、「マシュー南の部屋の中のマシュー」で9年ぶりにメディア出演したと思ったら、今度は、11年半振りにCM出演だそうだ。しかも「ネスカフェ・エクセラ」である。誰もが憧れるであろう超一流CMである。それにしても、キャラクターイメージが重要な嗜好品のCMに、完全休業中のタレントを起用するなんて、ネスレさんも随分思い切ったことをするものだ。「旦那の稼ぎが悪いから出てきた」みたいな書き込みにw-inds.ファンが怒っていたが、出てくれるんだったら何でも良い。まあ、活動再開にあたって、家族の後押しがあったことは確かだろう。

CMのコンセプトが「忙しい毎日のなかでも、やりたいことを自分らしく上手にやり遂げたい方に。」だそうだから、子育てや仕事に忙しくって、朝からレギュラー珈琲とか、ゴールドブレンドなんて飲んでる暇の無い「後期ヤングアダルト世代」をターゲットにしているようだ。お洒落だけど、ちゃんと生活感があり、かといって、毎日の生活に振り回されているわけではないという、憧れの日常を演出したいんだろう。

CM動画は、ホットとアイスの2本立てで、それぞれ30秒編と15秒編、それにネット配信用の6秒編が用意されている。アイスもあるってことは、暫くの間、流され続けるんだろう。で、45秒のフルバージョンがこれ。

出てきたのは、満ち足りた毎日を送っている幾つになっても素敵な元アイドル「松浦亜弥」である。

公開から4日間で60万回再生とあった。CM動画というのは、(YouTubeとかで強制再生されるのは別として)それほど回るモノではないので、この数字はインパクト大。(TOKIOの3人が出演しているゴールドブレンドの動画再生数と比べてみると分かる。)ネスレさんにしてみれば、してやったりと言ったところだろうか。

で、ファンの立場から考えると、このCM出演には、いくつかの重要な(?)ポイントがあるように思う。

1つは、ネスレという大企業(?)のオファーを受けたことである。少なくとも、「ちょっと出てみようかな」って感覚ではないだろう。これは活動再開について、彼女が「本気」であると信じたい。

2つめは、CMソングを本人が歌っているということである。小曲であるが、歌うからには、それなりの覚悟が必要だ。歌手としての需要があり、再び歌手として活動する気持ちがあることが確認できたのは、嬉しい限りである。

3つめは、どうでもいいことであるが、松浦亜弥さんの影がダンスするシーンがあることだ。恐らく、踊って欲しい制作側と、踊りたくない松浦さんの妥協点が、シルエットにするってことだったと推測する。

それにしても、2013年のあの時に、9年後にこんなことがあるなんて、誰が考えただろうか。27才の「あやや」には、世間の需要は無かった。だから、ネスレのCMをするなんて考えられなかった。でも、35才の松浦亜弥さんには需要がある。もう、登場する度にBGMで「めっちゃホリデー」を流されることもないだろう。

次に起きることは何。期待は高まるばかりである。

2022年3月19日土曜日

みんなで歌おう「My Days for You」~真野恵里菜・藤本美貴・道重さゆみ・鈴木香音・上國料萌衣・中島卓偉~

「My Days for You」は、真野恵里菜さんのソロ通算13枚目のシングルで、2011年6月29日発売、オリコン10位、作詞「NOBE」作曲「中島卓偉」編曲「鈴木俊介」とありました。作曲を担当した「中島卓偉」氏は、アップフロント系事務所に所属するロックミュージシャンで、事務所内アルバイトとして「アンジュルム」の「大器晩成」などハロプロアイドルの楽曲を提供しています。

この曲は、推し(アイドル)からファンへのありがとうソングですから、ライブのお終いに歌うことが多いようです。世に知られたヒット曲・・・ではありませんが、なかなかの良曲なので、今でもハロプロの子たちに歌い継がれています。もちろんYouTubeにも、たくさんのライブ動画がアップされています。今回は、その中から独断でセレクトさせていただいた5本の動画を貼り付けさせていただきました。



トップバッターは「真野恵里菜とMy Days for You 歌ってみた藤本美貴」であります。ミキティーのYouTubeチャンネルにあった動画で、半年間での再生回数は、16万回とありました。

すっかりお母さんになった藤本さんですけど、コブシ回しとかは、やっぱりミキティー。全然変わりませんです。最近、精力的に歌唱動画を配信しているようです。GAM時代の楽曲も歌っているようですが、松浦亜弥さんとのコラボは実現していません。もう、お付き合いしてないのかなぁ。

真野ちゃんは、女優としてイイ感じに売れてきた時に、いきなりのサッカー野郎との結婚でしたからね。勿体ない話ですけど、こればかりは致し方ありません。スペインに住んでいると聞きましたが、時々、帰国してお仕事をしているようです。真野ちゃんも、今年で31才とのこと。人妻になっても相変わらず可愛いですね。現役アイドル時代と比べると、歌唱の尖った部分が無くなったように思います。



続きましては、元モーニング娘「鈴木香音」さんのテイク。ソロイベントでしょうか。

ファンの声援に泣きそうですけど、見ているこっちまで泣きそうになりました。ズッキ、どこで何をしているんでしょうか。一般人として頑張っているのかなぁ。



こちらは、現在のハロプロの稼ぎ頭、「上國料萌衣」さん(かみこ)のソロライブ。このブログでも、何回か貼り付けさせていただいたテイクです。


この安定感、さすがです。ソロで通用するアイドルというのは、どこか違うモノを持っているんですよね。ハロプロの後輩たちと比べると、ホントに普通に歌っているのが分かります。そこそこブレイクしてきた「かみこ」ですが、アイドルは二十歳過ぎてからが勝負。このチャンスをどう生かしていくのか、応援していきたいと思います。



続きまして、「モーニング娘。」の八代目リーダー「道重さゆみ」さん(さゆみん)のテイクです。YouTubeには、さゆみん単独の動画もアップされているのですが、1曲丸ごと「さゆみん」の歌唱というのも何ですので、真野ちゃんとのコラボ動画で如何でしょうか。

この二人、ヲタ君たちの間では、似ていると云われていたそうですけど、タイプ的には正反対のアイドルに思います。で、この動画では編集されてますけど、単独のテイクを見ると、さゆみんはCメロの出だしのところで歌詞を飛ばしています。そして、明らかに落ち込んでいます。ステージの後で大泣きしたという話も伝わっています。これだけ音を外しているんだから、ちょっとくらい歌詞を飛ばしちゃってもドンマイだろうって思うんですけど、彼女もアイドルとして、プライドをもってパフォーマンスしているってこと。そういうプロ意識が、ファンを惹き付けているのでしょう。



お終いは「中島卓偉」氏に登場していただきましょう。コットンクラブでのライブ動画とかもアップされているんですけど、ラストにピッタリなのは、ギター弾き語りのこちら。

機会があったら、僕もカラオケで歌ってみようかな。

2022年3月14日月曜日

NHKプロフェッショナル ~究極のバーチャルシンガー「初音ミク」~

NHKプロフェッショナル~仕事の流儀~で「初音ミク」が取り上げられました。NHKさんの初音ミク愛は、尋常でないですね。きっと制作側(それも、かなり偉い人)の中にボカロファンがいるんでしょう。

番組は、IBMコンピューターの「デイジーベル」から始まり、YAMAHAのプロジェクトへという展開でしたが、開発の話はここまで。その後は、ずっと「ボカロP」を取り上げていました。つまり、今回のプロフェッショナルとは、開発したエンジニアたちではなく、初音ミクを使って音楽制作に携わっている「ボカロP」さんたちのことだったようです。

ヲタク文化としてのボカロも、ちょっとだけ触れられていて、歌い手さんも紹介されていました。初音ミクに影響されたアーティストとして、「YOASOBI」「ヨルシカ」「Ado」さんたちも出てきました。短いながらも、ちゃんとインタビューもしていて、さすがNHKの人気番組です。

全体な印象は、現在のボーカロイドと周辺の情況が良くまとめられていたな、と云う感じでしょうか。

お約束の「プロフェッショナルとは?」という問いに対して、社長さんは、「Everyone Creator」みたいなことを云ってましたけど、それは、2007年の発売時から数年間のことであります。今だって、誰でもボカロPになれますが、相手にしてもらえるのは、ほんの一握りの有名ボカロPだけ。番組では、その彼らを「プロ」として取り上げていたように思います。

で、そのプロのお仕事・・・制作風景が紹介されていました。登場したのは、顔出しNGの「Mitchie M」氏と「DECO*27」氏、それから、教祖こと「きくお」氏でした。商業ベースの仕事をこなし大御所感満載の「DECO*27」氏と、独特の世界観で海外に多くのファンをもつ「きくお」氏という、二人のボカロPを対照的に取り上げていたのが面白かったです。

僕は、初音ミクの楽曲でも、「DECO*27」氏の作品はよく聴いてましたが、「きくお」氏の曲は馴染みがありませんでした。今回、ちょびっと勉強させていただきました。

誕生から15年。ボカロに対する差別や偏見が無くなったと同時に、熱量とプレミアム感も無くなりました。今では、初音ミクが歌っているとしても、「だから何?」って感じですし、ボカロPも特別で怪しい存在ではありません。ミュージシャンが、たくさんの音楽表現ツールの1つとして、ボーカロイドを選択しているに過ぎないのです。15年たって、本来のあるべき姿になったということでしょう。