2020年7月11日土曜日

黒島結菜「みうらはんと~のんびり週末旅~」のハラハラ感が堪らない

黒島結菜さんだけど、ネット記事で取り上げられることが多くなって嬉しい限りである。先日も、ネット配信ドラマ「呪怨:呪いの家」の宣伝関連の記事に、インタビューが掲載されていた。それによると、自粛期間中で暇だったときは、自宅でお菓子作りに挑戦したり、星を眺めたりしてたらしい。
でも、お菓子というのは食べてくれる人がいるから作る気になるものだし、星空だって一人で眺めるのは余程のモノ好きだ。きっと、作ったお菓子を食べてくれたり、一緒に夜空を眺めて流れ星を数えてくれる人がいたんだろうと勝手に想像してしまう。まあ、自粛期間中も充実した生活が送れたようだし、推しが幸せそうなのはファンとしてもこれまた嬉しい限りではある。

さて「みうらはんと~黒島結菜ののんびり週末旅~」は、テレビ朝日のミニ番組だ。関東地区限定放送だけど、番組内容が京急の公式チャンネルからアップされているので有り難い。


番組の中で、彼女自身が収録日を6月5日だと云っているから、自粛開けの最初の仕事が、三浦半島でのロケだったのだろう。ミニ番組とはいえ、番組名に名前が付いた、いわゆる冠番組であるから大したものである。現在第4回まで放送されているが、ずっと同じゴリラ(猿の惑星らしい)のTシャツを着ているので、1回のロケで何話分もまとめて撮ったんだろう。

番組のイメージとしては、「ぶらり途中下車の旅」を細切れにしたような感じだが、とにかくユルい。旅番組というのは、旅先で偶然出会ったような演出でも、実際は何日も前から担当ディレクターが現地に入って、ぜーんぶ構成済みなのが普通だ。だから出演者は、台本に沿って旅人を演じていればいい。ガチで、ぶっつけ本番旅をしているのは、驚異的な知名度に支えられた「鶴瓶の家族に乾杯」くらいだと思う。

「みうらはんと」だって、京急電鉄がスポンサーになっている三浦半島のPR番組だから、どこで何をするのかなんて全て決まっているはずなのに、とにかくユルい。恐らく、舞台だけは設定しておいて、あとは黒島結菜さんにお任せという演出なんだろう。でも、これは心配だ。今まで、彼女が気の利いた返しやアドリブを披露したところなんて見たことが無い。得意だったら、もっとバラエティー番組に出ていたはずだ。(もし、台本とかきっちり決まっているのに、このユルさを醸し出しているのであれば、それはそれで驚異的なことである。)

で、番組に漂うユルさの1つが彼女のしゃべり方である。素で喋っているときの彼女は、前の言葉の語尾まできちんと話さずに、次の言葉を被せてくる癖があって、いわゆるハキハキとしてない。
あと、自分の発言に対して、自分で照れてしまうのもユルさの要因だ。トマトジュースを飲んだ時も、食レポっぽいことを云おうとして、自分でツッコミを入れてしまった。
まあ、その醒めたような自信の無さが彼女の魅力であるし(と周防正行監督も云ってたような・・・)インスタに自撮りを上げないというところにもつながっているのだろう。

と考えると、サブタイトルが「のんびり週末旅」になっているのも納得である。まったり週末旅でも良かったかもしれない。(担当が浜辺美波ちゃんみたいなタレントさんだったら、きっと「わくわく週末旅」って副題を付けていただろう。)
ただ、ファンとしては、そのハラハラドキドキ感が楽しみでもあるし、これは黒島結菜のプロモーション動画だと思えば良いのだが、一般の視聴者的にはどうなんだろうと、勝手に心配してしまった。


でも、食レポは成ってないが、食いっぷりは素晴らしい。眉毛の動きとか、眉間にシワを寄せて食べるところとか、黒島結菜さんの顔芸・・・表情の演技は最高である。
確かに、本人も云っているように、彼女は「おいしい」と「あま~い」しか云っていない。実は、高校時代に撮った映画「あしたになれば」で葡萄を食べている時も、アシガールで干菓子を食べている時も、「おいしい」と「あま~い」しか云っていない。
でも、彼女のオイシイは、実にバリエーションが豊かである。予想どおりの美味しさなのか、意表を突かれたオイシイなのか。マグロの刺身と、鮪のカツの美味しさの違いは、ちゃんと伝わってくる。

リポーターが語彙力で美味しさを表現するのが仕事ならば、役者は演技にて美味しさを伝えれば良いのだ。今週の放送は、「葉山の名物プリン」だそうだ。マネージャーさんのインスタによると、ハンバーガーを食べるロケもしていたようである。これからも、これぞ女優の食レポというべき、見事な食べっぷりを披露してくれるだろう。

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