2020年5月16日土曜日

黒島結菜「行列の女神~らーめん才遊記~」ゆとりちゃんの艶めかしさにアシラバが抱いた一抹の不安

再放送中のNHKラブコメ時代劇「アシガール」。3年以上前の作品にもかかわらず、NHKの情報誌「ステラ」最新号では、表紙と巻頭10ページの特集記事が掲載されるそうです。コロナ禍での非常時とは云え、何百とあるNHKの過去作品の中から選ばれただけでも、大したものだと思います。


アシラバさんたちは、これを続編制作の布石ではないかと思っているようです。コミックでは次回発売の第15巻が1つのクライマックスになりそうだということで、年末あたりに続編のSPドラマを期待しているファンも多いのではないでしょうか。


で、テレビ東京の新作ドラマ「行列の女神~らーめん才遊記~」も4話まで進みました。今回は、前野朋哉さん(auのCMの一寸法師)演ずるラーメンオタクの須田君が主人公。登場人物のプロフィールもだんだんと揃ってきて、物語も佳境に入りつつあるようです。

今回の格言は「やると云うクライアントに、やるなと云うコンサルティングをしてはいけない」でした。
絶望的な情況の中でも可能な限りの提案を出すのがコンサルの役目。だけど失敗したら100%クライアントの自己責任。ただしコンサル料はしっかり頂戴するってことでしょうか。最終的な判断や責任は全てクライアントが負うってのは、当然と云えば当然ですけど、厳しい話です。


今回は、間借り店舗が舞台でした。僕の街にも、夜はバーで昼はカレー屋さんってところがありました。駅前通りにある、カウンターとテーブル2つくらいの小さなバーで、とってもお洒落な雰囲気なところです。(入ったことありませんけど)で、そこにこだわりのカレー屋さんが、お昼限定で開店したんですよね。お店の構えが、カレー屋さんにも不思議とマッチしていて、如何にも美味しそうなカレー屋さんって感じ、それなりに繁盛していました。

今回の兄ちゃんも、居酒屋を借りての開店でしたけど、いきなりお客さん入れちゃったりして、営業許可とか大丈夫なのかなって、ドラマとはいえ心配になってしまいました。


あとは、新メニューの試作で、焼き味噌ラーメンとかキーマカレー湯麺とかをバンバン作っていたゆとりちゃんが、調理が簡単で原価率を抑えるっていう縛りを受けたとたん、いきなり作れなくなっちゃったところが面白かったです。毛血旺つけ麺とか、コスパなんて全然考えてなかったですからね。まあ、お嬢様育ちの天才料理人ですから致し方ありませんけど。


勉強になったのは、兄ちゃんがグリストラップを詰らせて、居酒屋の店主の大友康平さんを怒らせてしまった場面。清流企画が詫びを入れて清掃するんですけど、あそこで、詰らせた兄ちゃんに掃除させただけだったら、次からは貸せないってなると思います。芹沢社長が自ら出向いて掃除して、トラブルが起きた時は、清流企画がちゃんとフォローしますっていう姿勢を見せたからこそ、大友康平さんの態度も軟化したわけですからね。

人情たっぷりの青春物語のように見せておいて、やる気のあるバカがコンサル会社にとって一番のカモっていうオチも面白かったです。


さて、黒島結菜さんの演技は、相変わらずでしたけど、新メニューを試作しているときの、やつれ髪姿を見てビックリしてしまいました。黒島結菜さんって、良くも悪くも、女性としての色気を感じさせないところが、最大の特徴だと思っていたので、こんな艶やかな雰囲気を出せるなんて思いもしませんでしたから。


艶っぽい女優さんといえば、主役の「鈴木京香」さんもその一人かと思いますが、黒島結菜さんも、そんな女優さんの仲間入りをしつつあるというのは、嬉しい限りであります。

ただ、黒島結菜さんが、大人っぽくなればなるほど、心配になってくるのが、アシラバさんたち。ネット記事にも「アシガールは奇跡の1本。黒島結菜×伊藤健太郎のかけがえのない瞬間がここに」なんてのが出ていました。あの時が奇跡だとすれば、今はどうなんでしょう。健太郎君はまだしも、黒島結菜さんは、もう唯之助を演じられないんじゃないかと不安になってしまうんです。

それから、伊藤健太郎君のサイドも、アシガールに対して何となく前向きじゃない印象を受けるんですよね。

最新号のステラの表紙も、昨年の特集時に撮られたものです。(今回の方が良い感じに思うけど)続編の制作なんて危ういんじゃないかと、どうしても考えてしまうわけなんです。


原作コミックは「新婚編」を連載中ですけど、現実の2人は、もっと大人になろうとしています。それはそれで有るべきことなんだろうけど、再放送を見ていたら何だか寂しくなってしまいました。

「行列の女神」の次回は、高畑淳子さんも再登場して神回の予感。過去に頼らず、推しのタレントさんの活動をリアタイできるだけでも幸せなことなのかな。

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