2016年12月30日金曜日

SMAP「オリジナルスマイル」 ~今こそ、この曲を彼らに捧げたい~

 SMAPが解散します。世界中のファンが嘆き悲しんでいるようです。まあ、解散したと云っても、すでに事実上の解散状態でしたし、これからも個々に芸能活動を続けていくそうですから、そんなに思い詰めなくても・・・と思っていたんですけど、こんなCMを見させられると、やっぱり5人揃ったときのオーラは凄かったんだなって思います。何もしなくてもいいから、解散だけはしないで欲しいというファンの声も分かるような気がしてきました。


 SMAPの代表曲っていうと、「世界で1つだけの花」ってことになるんでしょうが、あれって聴いているうちに、学校の先生に叱られているような感じがしてきて、何となく苦手なんですよね。だからソフトバンクのCMから「オリジナルスマイル」が流れてきたときは、ちょっと嬉しかったんです。この曲って、励ましソングとしても単純に明るくって前向きだし、何よりも1番SMAPらしさが出ているように思っているんですよ。

 では、敬意を表して、ボカロカバーを。歌っているのは、ボーカロイド「GUMI」です。


 声を伸ばした時のビブラートが、ちょっと強めで気になりますが、このへんは、好みの問題でしょうか。あと、伴奏は打ち込みのようですね。音数が少ない感じですけど、コンピューターに歌わせるには、このくらいが丁度良いように思います。

 次も敬意を込めて、初音ミクのテイクになります。「世界で・・・」のカバーはたくさんありますけど、「オリジナルスマイル」のカバーって貴重なんですよ。


 彼らが解散に至るまでの分析や考察は、ネット上に溢れていますから、ここでは取り上げませんけど、「ファンにハッピーエンドを見せて、勇気と希望を与えなきゃだめだ。でないと、Youたち2年後に必ず後悔する。」と諭したと云われている、ジャニー喜多川氏の言葉が印象的でした。
 でも、SMAPって、ジャニーズの所属タレントでありながら、全然ジャニーズらしくなかったですよね。他のグループとからむ場面なんて全然無かったし、完全に独立していて、全てが特別扱いだったと思います。まあ、年寄りの云うことは聞いておくものだと云いますから、ジャニー喜多川氏の忠告通り、2年後には後悔するかも・・・って大きなお世話ですね。

 では、お終いに5人で歌っているテイクを貼りつけさせていただきます。2007年とありましたから、個々の活動へと軸足が移っていった頃かと思います。

 SMAPの歌割りって、歌唱力が皆無なのにもかかわらず、一人一人がソロで歌って、合わせるのは、サビのところだけってのが多いですよね。ダンスも基本的なところだけ揃えておいて、後は、それぞれがアドリブでって感じだし。ホントにチームワークの感じられないグループだったんだなって思います。でも、見せ方に関しては、ホントにプロですよね。
 

 なんか、こんな終わり方も有りなのかなって気がしてきました。「ビートルズ」を引き合いに出すのもナンですけど、グループって、その存在が偉大になればなるほど、綺麗になんか終われるものではないし、仲良く手をつないで、さよならコンサートなんて開いたら、ナンでやめるのってことになるでしょ。本当にギリギリまでやってきたからこそ、こんな終わり方しかできなかったんだろうなって、思えてきました。

 キー下がってますけど、って大きなお世話ですね。

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