手掛けた編曲の数も、もの凄く多くって、これもあれもって感じなんですが、これなども、きっと皆さんご存じと思います。
端っこの方で、控え目にピアノを弾いているのが、武部氏ですね。NHKから番組主題歌の相談を最初に受けたのが、武部氏のようで、氏からスガオシカオ氏にオファーをかけたようです。
「プロフェッショナル」は、僕のよく見ていたんですけど、番組の最後で、プロフェッショナルとは、という問に出演者が答える場面がありますよね。まあ、ありきたりな答えが多いんですけど、何かのクリエーターさんが「プロとは・・・明日、仕事があること」って答えたのが印象に残っています。
では、松浦亜弥さんに登場していただきましょう。お馴染みのファクトリーライブからなんですけど、ピアノを弾いているのが武部氏です。曲のアレンジも当然、武部氏が手掛けていると思います。
再生の時には、ボタンを2回押して下さいね。
歌っていうのは、基本的には、「大きな声で元気よく」歌うものですから、声量がある=歌唱力があるって思われがちなんですけど、声量を抑えても感情を表現できてこそ、一人前の歌手だと思います。このライブは、松浦亜弥がアイドルとしてだけでなく、ビジュアルに頼ることもなく、1人の歌手として存在できると云うということが証明された、記念すべきテイクだと思います。
次のテイクは、それから2年後のものになります。武部氏は、フジテレビ系の音楽番組「僕らの音楽」の音楽監督を務めていたとのことす。曲は「2台のピアノ伴奏によるLove涙色」。ピアノ伴奏は、松任谷正隆氏と武部聡志氏という豪華な組み合わせです。
こちらもボタンの2度押しで願います。
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この動画、悲しいことにYouTubeで行方不明になって久しいです。
前回のテイクより更に小さな声ですね。ちょっとやり過ぎ感もあります。私、歌上手いでしょうオーラも出ています。でも、右手に有線マイクを持って、左手でコードの中程を持って歌う姿がなんとも良いんです。
武部聡志氏は、ももいろクローバーZコンサートの音楽監督も務めていて、ファン(モノノフでしたっけ?)からも高く評価されていいるようです。ライブでは、バックバンドとして自らキーボードを演奏していると聞きました。間もなく還暦を迎えるそうで、大御所としてふんぞり返っていても許される立場だと思いますが、やっぱり、ライブは一度やったら一生やめられないんでしょうね。尊敬すると同時に、生涯現役な人生に羨ましい限りです。
2 件のコメント:
「2台のピアノ伴奏によるLove涙色」は始めて聞きました。ありがとうございます。
2年後というと17歳ぐらいでしょうか、圧巻ですね。
亜弥さんの感情表現は多彩で実にうまく、私なんかいつも第一声で秒殺されてますが、その中でも少女らしい「切なさ」とか「儚さ」は18歳ぐらいまでがピークかなと思います。
そのあとは上手さや色気や迫力や、いろんなものがありすぎて「切なさ」が、ややかき消されたような気がします。もっとも亜弥さんのことだから「切なさ」を前面に出そうと思えばできるのかもしれませんが。
脂の乗り切った鰤ももちろん好きですが、ワカシやイナダのさっぱりした味も好きなんで、またこういうのがありましたら紹介してください。
フジテレビ系の番組動画は、短命なものが多いようで、
この動画も、1度無くなって、
再アップされたものも、再び行方知れずになっているようです。
まあ、それが普通で、動画が消えない方が異常かもしれません。
個人的には、ストレートに歌っているファクトリーライブの方が好きなんですが、
何とかして、殻を打ち破ろう頑張っているこの頃のテイクも評価したいと思います。
一流と云われている音楽家のサポートや評価を受けていたのに関わらず、
17・8才の頃の松浦亜弥を見誤り、
応援してあげられなかったことを悔やむばかりです。
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