2016年4月13日水曜日

初音ミク「エンヴィキャットウォーク」の伴奏を聴き比べてみる ~武道館VS東京ドームCITY HALL~

 初音ミクは、コンピューターの歌唱です。調教を更新しない限り、歌い方が変わることはありません。また、その姿はCGですから、ダンスもプログラミングを変えない限り、全く同じに踊ります。
 では、ミクのライブは、毎回同じ事の繰り返しになるかと云うと、そうとも云えません。ライブというのは、ステージと観客が共に造り出すものだからです。
 そして、もう1つ、重要な役割を担っているのが、バックバンドです。通常のアイドルライブは、歌唱が生歌であっても、伴奏はカラオケであることが多いのですが、ミクのライブは、歌唱は、コンピューターによるものですが、伴奏は、生バンドで行うというのが慣例というか、ポリシーになっています。
 
 で、今回は、「エンヴィキャットウォーク」を題材に、バックバンドの演奏を聴き比べてみようというわけです。ミクは、同じCGを使い回していますので、比べやすいと思います。まあ、これはこれで、手抜きなので困ったことなんですけどね。

 では、最初に、元の曲がどういうものか、分かっていたけるように、オリジナル動画を貼り付けさせていただきます。


 まあ、こんな感じの楽曲ですw
 2013年に「トーマ」さんが投稿した楽曲で、いわゆる中毒系といわれるジャンルになるかと思います。

 続いて、昨年おこなわれた、武道館でのライブ動画です。編成は、ドラム、ベース、キーボード、ギター2本でした。


 いかがですか、比較的オリジナルに忠実なアレンジで、原曲の雰囲気は、良く出ているかと思います。伴奏の音は、ほとんどがバンドのものだと思いますが、もしかしたら部分的に被せているところがあるかもしれません。ギターが2本というのは、アレンジの幅が広がっていいのですが、両方でガチャガチャ弾かれると何が何だか分からなくなるときがあるように思います。
 
 次は、2014年に「東京ドームCITY HALL」でセガが主催したイベントライブの動画です。演奏は、「The 39'S」。編成は、ドラム、キーボード、ベース、ギターの4人です。ストリングスのお姉さんたちは、この楽曲では、演奏していないようです。


 特にソロパートは、完全に演奏者のアドリブになっています。それから、これは、DVDの編集の仕方にもよるかもしれませんが、楽器の1音1音が明確になっているように思いました。もしかしたら、一部の音は被せになっているかもしれません。

 会場では、大音響で流れてますから、伴奏の違いなどそれほど気にならないのですが、DVDになって改めて聴いてみると、よく分かります。

 アイドル系ライブのバックバンドの立ち位置というのは、難しいですよね。特に初音ミクのライブでは、人間は、バンドだけですから、出過ぎるとウザいってことになるし、出なければ、MVの上映会みたいになってしまいます。
 今年のマジカルミライは、9月に「幕張メッセ」で開催されるそうです。どんな楽曲で、どんなバンドが担当するのか楽しみです。

 最後に、この曲を人間が歌うとどうなるか、聞いてみましょう。数ある「歌ってみた動画」からこれをセレクトしたのは、単に再生回数が多かったということだけですので、視聴はあくまでも自己責任でお願いしますww


0 件のコメント: