で、この5番目のシングル曲である「桃色片想い」なんですが、リリースが2002年の2月6日ってなっていますから、今からちょうど14年前になります。資生堂シャンプーのCMとタイアップして盛んにTVでも流されていました。
楽曲としては、典型的な昭和的なアイドル曲ですよね。この時期は、アイドル不遇のというか、アイドル否定の時代ですから、若い歌手は皆さん、いかにしてアイドル色を消そうかって、必死になっていた時代です。ですから、楽曲もアーティスト志向のものばかりだったと思います。そんな中で、この曲ですからね。まっピンクの衣装で、皆さんご一緒にとか言って、「あーやや・・・」ですよ。
3曲目の「Love涙色」にしても4曲目の「100回のKiss」にしても、いわゆるアイドル曲って云うだけでなく、「あやや」の歌唱力をそれとなくアピールしてきた感のあるつんく♂氏ですが、ここでは、松浦亜弥さんの歌唱力とか将来性とか、とりあえず隣に置いといて、アイドル性を前面に押し出していこうって考えているように思います。
で、結果として、最大ヒット。次作の「めっちゃホリ」と、この2曲で松浦亜弥の世間のイメージを完全に形作ってしまいました。
しかし、面白い現象ですね。一昨年の秋は、松浦さんの「クリックユーリンクミー」が注目されて、アイドルフィルターで彼女を見ていたことへの反省が盛んに述べられていたと思ったんですけど、今回は、逆に、アイドルイメージを決定づけた曲が若い人を中心に注目されているんですから。
ちなみに、PVを集めたDVDってのが、2枚ほど発売されておりまして、恥ずかしながら僕も持っております。特典映像には、お約束のメイキング映像なんてのが付いているんですけど、このころの「あやや」のPVは、CGとか使わずに、ちゃんとセットを組んで撮っているんですよね。同じ時期の「ミキティ」のPVを見ると、可哀相なくらいお金をかけてもらって無いんで、その依怙贔屓度は歴然です。
で、このPVでは、「あやや」が一人3役を掛け持ちしているみたいです。1つ目は、桃の缶詰工場で働いている女の子ですよね。それから、桃の缶詰のCMに出ている女の子。どっちもピンクの似たような衣装なんでこんがらがっちゃうんですけど。えっ、工場で働いてる子が自らCMに出演したという設定なんですか。失礼しました。
それから、シャワーを浴びている女の子です。シャワーのシーンは、この歌がシャンプー「ティセラ」のCMで使われましたので、その関係でしょうか。かなり強引な挟み方ですけど、こういうちょっと嬉しい映像を入れると云うのも、大切なファンサービスですよね。まあ、こういう映像が、変にいやらしくならないと云うのがこの時期の「あやや」の良いところであります。
ビデオに出てくる、ぬいぐるみは、「モモゾー」と「ピーコ」って云うそうです。まあ、どうでも良い話ですね。
このPVの視聴回数が早いところ500万回を越えて、この上にある目障りな2つの動画を早く追い抜いて欲しいものですww
2 件のコメント:
Twitterを見ていても感じるんですが、今の若い子が結構あややにはまってるんですね。AKB48が出てきたときに、○○さんとか、××さんが人気があると聞いて、あーもう自分には若い子の美意識が理解できなくなったんだなと思ったんですが、Twitterを見てるとYouTubeで亜弥ちゃんを見て、今のアイドルよりよっぽどかわいくて歌うまくて、この時代に生まれたかったというのが結構あるんですよ。
今、松浦亜弥がデビューしたらあの頃以上のことになってるかもしれません。
あの頃でさえ、あのくらいのインパクトがありましたから、
今だったらどうでしょうかねw
今の若い子たちならば、
もっとちゃんと彼女の歌を聴いてあげられたでしょうか。
最近、AKBの楽曲なんかもそうですけど、
昔は良かった的と云うか、昭和っぽい雰囲気のものが、多いみたいですから、
「あやや」が注目される理由もそんなところにあるのかも知れませんね。
松浦亜弥さんの再活動には、特に影響を与える現象では無いでしょうが、
注目されることは、素直に嬉しいですよね。
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