2016年2月21日日曜日

CMを何気なく見ていたら泣けてきた 「BOSS北海道新幹線篇」

 宇宙人ジョーンズのCMです。もう何本制作されたのか想像もつきませんけど、最新作「北海道新幹線編」良いですねえ。何気なく見ていたら、敬礼するラストシーンで、本当に泣いてしまいました。

 60秒バージョンです。


 30秒バージョンです。60秒版が、ちょっと説明的になってしまっているんで、こっちの方が良いかもって思います。しかし、CMって上手くまとめるものですね、いつもながら感心してしまいます。


 CMでも云ってますけど、何故か新幹線ってテンションが上がりますよね。

 この世の中って、ロマンで動いているって、僕は信じているんですよ。何も北海道まで新幹線をつなげる必要なんてないし、赤字になるに決まっているし、もっとお金を使わなければいけないことがこの世の中には沢山有るだろうけど、でもやっぱり、ロマンじゃないですか。

 最近話題の「重力望遠鏡」だって、「天体観測衛星」だって、そうそう「初音ミク」だって、そんなことやって何になるって云われながら、たくさんのお金と労力を使って、熱中しているんですよね。
 そして、全ての事業は、決して一人の力、もっと云えば、一世代の働きだけでできているものでも無いわけで、CMに出てくるサブちゃんみたいに、命がけでトンネル掘っただけで、その役割を終えてしまう世代の人たちがいて、でもそういう人たちからバトンを受けついできたからこそ、新幹線が北海道まで繋がっていったわけですよね。
 単純に良いなあって思います。僕は、結局ロマンに溢れる仕事にも就けなかったし、これが僕のロマンですなんて云えるものにも出会えなかったけど、でも、こういうものを見ているだけでも、幸せな気分になれるんですよ。みんな頑張れなんて、そこまで思い入れることは無いけれど、見ているだけで良いんです。

 まあ、ミクは関係ないですかねw

 では、もう1つ。九州新幹線の伝説のCMを貼り付けさせていただいてお終いにしますね。リアルタイムで、テレビで1回だけ見た記憶があります。え、何これって感じでしたね。合成映像かなって思いましたよ。沿線に集まった人たちは、1万5千人と云われていますが、JRもどのくらいの人が実際集まったのか、正確には、把握できていないようです。
 JRは、集まらなかった時のことも考えて、所々に仕込んでいたようですけど、集まった人たちのパフォーマンスは、仕込み以上だったそうです。あと、カメラは、進行方向左側って告知が有ったみたいですけど、それを知らずにかなりの人たちが右側にも集まっていたとかw。ネットには、24分FULLバージョンなんてのもありますけど、別に親戚が映っているわけでもありませんから、今回はこちらで。どれが仕込みか分かりますかw


 このCMが放送された直後に、東日本大震災が起きて、結局ほとんど放送されずに終わってしまいましたけど、今思えば、あんな時だからこそ、こういう映像を流すべきだったんですよね。

  やっぱり、新幹線っていいですよね。今度、敬礼しちゃおうかな。

2 件のコメント:

アヤまる さんのコメント...

まさに北海道新幹線にかかわってきた友人がいて、いつも笑顔だし、彼の日常の仕事の話しが小説にしてもできすぎなぐらい抱腹絶倒なんですが(聞く側にとってはですよ)、北の大地を愚直に守る鉄道屋さん達の話しは心を熱くするものがありますね。

JR北海道はどうにもならない構造的赤字です。北海道全土で7千人の社員が頑張っても東京駅一つ分の売上に及ばない。だから人を減らすしかない。昔から比べたら半分です。事故があるたびに杜撰な管理体制とか叩かれるけど本当に良く耐えてやってますよ。

そこには汗と涙とドラマがあって、私みたいな第三者から見ると男のロマンだなって思うんですが、そんなこと言ったら怒られちゃうかも知れません。当事者は給料上がらず仕事ばっかり増えてその何かあれば上叩かれてるわけですから。

大sansanさんの仕事も、他の人から見たらロマンだなーと思われてるかもしれませんよ。

さんのコメント...

コメントありがとうございます。
北海道新幹線にJR北海道がどれくらいの負担をするのか知りませんが、
新幹線をつなげたからって、北海道が発展する保証はありませんし、
それだけのお金があるんだったら、在来線の保守点検に回してくれと言う意見もきっと、あるのでしょうね。
X線観測衛星を1つ打ち上げるお金で、何千人もの難民が救えるわけで、
ブラックホールを見つけるのと、人の命とどっちが大切かって云ってる人、絶対いると思います。
人間って、足元のこともちゃんとできないのに、夢ばかり追いかけてるんですけど、
まあ、第三者は、そこに無責任なロマンを感じてしまうわけですw