2017年1月31日火曜日

KAITOが歌う槇原敬之「もう恋なんてしない」が似すぎで笑える

 小ネタです。まあ、聴いて下さい。


 どうですか。似てね~って言われればそれまでですけど。

 最近の槇原氏でなくって、若い頃の歌声です。これを物真似って言っちゃって良いのか分かりませんけど、こういうのって最初のワンフレーズで決まるじゃないですか。
 裏声で伸ばすところなんか、もう激似だと思います。ヘッドフォンかけてパソコンの前でニヤニヤしていたら、家族から変に思われてしまいました。

 「GUMI」や「がくっぽいど」のように音声データの提供者とボーカロイドが似るのは、当たり前ですけど、槇原氏と全然関係の無いKAITOをここまで似せるのは、神調教と云って良いと思います。

 それから、オケも自作されているように思います。BGMとして聞き流したりすると気づかないんじゃないでしょうか。まあ、似ている似ていないということよりも、ボーカロイドをここまで違和感なく歌わせているというところに敬意を表したいと思います。

 物真似(?)と御本家を比べるのは、野暮なことですけど、一応ご参考までに。


2017年1月29日日曜日

欅坂46 「二人セゾン」withボーカロイドアカペラカバー

 昨年10月に投稿させていただいた「原田知世」さんの記事の時に「欅坂46」とのコラボ動画を紹介させていただきましたが、その時から密かに気になってはいたんですよね。

 デビュー作は、インパクトありましたし、乃木坂との差別化という点でも成功しているかと思いましたが、なんだかナチスの親衛隊みたいでしたからね。別にナチスファッションが悪いというわけではないんですけど、せっかく普通に可愛いのに勿体ないって感じでした。
 2曲目は、良い曲なんでしょうけど、朗読以外は、あまり印象に残らないって感じでしたね。その朗読も聞いているこっちが恥ずかしくなってしまう感じで・・・。オジさんにはちょっと正視できませんでした。

 で、3曲目が「二人セゾン」です。

 これ、良いですよね。歌詞の内容は、若干意味不明な部分もあるんですけど、サビのところとか、キャッチーですし、何だか分からないんですけど、聴いているうちに感動すら覚えてしまいました。
 作詞は云うまでもありませんが、作曲は河田総一郎氏と佐々木望氏の連名になっていました。デビューからの3曲全て彼らの作品だったんですね。

 では、オフィシャル動画を、


 オフィシャルでフルサイズの動画を流しちゃうんですね。まあ、CDは握手券を入れておけば売れますから、ちゃんと商売として成立しているんでしょう。だったら、最初から券だけを売れば資源の無駄遣いにならないように思いますが。

 東京の女子高校のサークル活動みたいです。振り付けは、相変わらず(?)なところもありますけど、まあ、何をやらせても一番可愛らしい年頃ですから。エンディングの手を重ねるところとか格好いいし。2017年のアイドル界が欅坂を中心に動いていくことは間違いないようです。

 「二人セゾン」は、メリハリのある楽曲なので、ボーカロイドカバーにも向いていると思います。ただ、リリースしてからまだ2ヶ月ですから、カバー作品がYouTubeに出てくるのはもう少し先になりそうです。

 で、今回紹介させていただくのは、ボカロアカペラカバーというジャンルの作品になります。


 ヴォイスパーカッションは、制作者さん自身のようですね。リードボーカルと3パートに分かれているコーラス部分が初音ミクとのことです。
 初音ミクのリードボーカルは、なかなか可愛く歌わせていると思います。こんなことを云ってしまうと身も蓋もありませんが、このミクの歌唱をカラオケ伴奏にのせただけでも、十分に楽しめると思います。
 コーラスについては、やはりミクの声だと幼いので、ネタっぽく聞こえてしまいます。ホントにミクって奴は、歌にしてもダンスにしてもセンターしか務まらないキャラクターに思います。
 ベースの男声は、ボーカロイド「Fukase」とありました。「Fukase」は、ヤマハが販売しているボーカロイドで、「SEKAI NO OWARI」の「深瀬 慧」氏の音声データから作成されているそうです。
 「Fukase」については、コイツに歌わせた「セカオワ」のカバー作品が、あまりに神調教であったため本人の歌唱だと思われ、著作権侵害で削除されてしまった、というエピソードが伝わっております。

 しかし、なかなかの力作に思います。1番と2番、リピートもすべてアレンジを変えてきているんですよね。テクニックの全てをつぎ込んでいるかのような気迫を感じる作品に思えました。
 オリジナルへの愛、ボカロへの愛、そしてア・カペラへの愛、全てが揃っているからこそ作れる作品だと思います。

2017年1月28日土曜日

インフルエンザに過剰反応する社会

 寒中お見舞い申し上げます。


 寒い日が続いております。今年もインフルエンザが本格的に流行してきたようですが、いかがお過ごしでしょうか。

 僕は、おかげさまで風邪をひくことも無く、グダグダと毎日を送っております。何かあるとすれば、ブログの更新をサボっていたことでしょうか。年末年始のお休みの中、いつでも更新できるという思いがありまして、気づいていたら一ヶ月もほったらかしだったという次第です。
 まあ、「兎と亀」のウサギの昼寝状態ってことですけど、ウサギが最後までレースを放棄しなかったように、このブログもまだまだ続けていこうと思っています。

 さて、僕の周りにもインフルエンザに罹る人が出てきました。僕らの世代は、学校で強制的に予防接種をさせられた世代です。熱があっても無理しても学校に行くことが美徳とされ、インフルエンザで試験を休んでも再試験なんてしてもらえない時代を生きてきましたから、「羽生結弦」君がインフルエンザで全日本選手権を欠場なんてニュースを聞くと、時代も変わったものだと思います。

 僕は、インフルエンザというものは、人が呼吸している生き物である限り、罹るときは、何をしても罹るものと考えております。
 マスクというものは、無病息災のお守り程度の効能と考えておりますので、インフルエンザが流行しているからといってマスクをしたりしません。もちろん、自分が咳をしている状態の時は、一応マスクをしますが、それは、あくまでも、世間体を考えてのことです。そもそも、インフルエンザの「予防」にマスクをしましょうって根拠は、全て観念的なものばかりです。マスクをした群としない群の罹患率に統計的有意なほどの違いがあるとも思えません。

 っていうか、マスクって、人のためにするものなんでしょうか、自分のためにするものなんでしょうか。

 こんなことを書くと、インフルエンザを舐めているってお叱りを受けそうですけど、手洗いうがいとマスクがあればインフルエンザを予防できるなんて考えている方が、よっぽどインフルエンザの感染力を舐めていると思います。
  まあ、最近は、「顔面引き籠もり」なんて云う言葉もあるようですし、マスク様に守られている感の中で生活するのは、精神的安定による免疫力向上に有効である可能性もありますので、そういう意味でのマスク着用ならば理解できます。

 それから、僕は、「リレンザ」や「タミフル」がある現代において、インフルエンザに罹ったら、この世の終わりみたいな風潮が理解できません。

 熱が出て、医者にかかって、検査をしてもらって、「シロ」だったときに、インフルエンザでなくって良かったね、みたいなことを云いますけど、発熱の原因が不明なのに良かったね、なんて可笑しな話です。むしろインフルエンザであったほうが、リレンザ吸って寝てれば良いんですから、よっぽど安心です。インフルエンザでないからといって、全然効かない風邪薬を持たされ帰されるほうが、よっぽどツラいです。
 インフルエンザならば、熱が下がってもしばらくは堂々と欠勤して自宅バカンスできるのに、単なる原因不明の熱病だと無理してでも出勤して来いなんでことになりますから、絶対インフルエンザの方が良いです。

 家族にインフルエンザに罹っている人がいて、本人が39度の熱が出ているのに、検査でシロだとインフルエンザではありません、という診察を平気で下す医者がいることも理解できません。どう考えてもインフルエンザっぽいのに、検査結果のみを根拠に診察を出された結果、高熱が何日も続いて苦しむはめになったなんて人もいます。「タミフル」なんて出し惜しみするような薬とも思えませんから、とりあえず抗生物質出しとくくらいなら、何でもかんでも「タミフル」飲ませちゃった方が良いように思います。
 だいたい、検査結果が黒ならタミフル出して、シロなら抗生物質出すなんていう仕事で医者が務まるんだったら、僕にだってできます。

 僕らって、2009年の新型インフルエンザ流行の時も、何故か罹らなかった世代です。あの時は、家族に患者が出たというだけで、出勤停止になったなんていう会社もありました。で、罹った人の話では、タミフル飲んだらその日のうちに熱が下がって、そのあと暇でしようがなかったそうですから、馬鹿馬鹿しい限りです。死者が出たとか騒いでましたけど、どんな病気だって死ぬ人はいます。今思えば、あの騒動って、マスコミが不安を煽った感が多分に感じられます。

 自己免疫で治すしか術が無かった昭和の時代とは違い、素晴らしい薬があって、堂々と休めるという現代にもかかわらず、インフルエンザに対して過敏に反応するのは、この頃から始まったように思います。これもマスコミが盛り上げる年中行事の1つなんでしょう。
       
  では、OSTER projectさんの「恋色病棟」でお終いにします。僕、彼女のファンなんですけど、最近、ボーカロイドのお仕事をしていないみたいで、寂しいかぎりです。元々は初音ミクのオリジナル曲なんですけど、可愛いからという理由で、今回はこちらを。
       
         
         
 イベントはこれから佳境に入ります。くれぐれもご自愛下さいますよう。

2017年1月8日日曜日

「Be Alive」道重さゆみ ~ソロパートなきリーダーと涙~

 モーニング娘8代目リーダー「道重さゆみ」さんが無期限休業に入って2年あまり。この2年間は、ほとんど音信不通で、どこで何をしているのか、事務所関係者も分からなかったそうです。
 ところが、その道重さんが、今年の春から活動を再開すると云うのです。彼女は、常々「芸能人にではなく、アイドルにでもなく、モーニング娘になりたかった」と語っていたそうですから、今回の芸能界復帰という突然のニュースは、オタクたちにとってもかなりのサプライズだったみたいです。

 で、彼女の再出発を祝して、ってことになるのか分かりませんけど、「Be Alive」貼りつけさせていただきます。
 SMAPに「オリジナルスマイル」があるように、モーニング娘には「Be Alive」あり。「モー娘」もヘンテコなコミカルソングばかりでなくって、人気のあった頃から、こんな曲を織り交ぜて歌っていれば、その後の展開も変わっていったように思うのですが。


 道重さんと云えば、ネット投稿記事「道重さゆみ伝説」が有名ですが、百読は一見にしかず。彼女の魅力は、この動画の通りです。もちろん、彼女のソロパートがある歌も、ソロで歌っているテイクもちゃんとあるんですけど、僕は、この動画に惹かれてしまいました。最初、涙を見せていた彼女が、歌が進むにつれて、吹っ切れたように笑顔に変わっていくのが、何とも素敵なんですよね。

 歌割りは全て後輩たちがさらっていっても、「道重さゆみ」は、モー娘の絶対的リーダーでした。久しぶりにテレビの歌番組に出演したときも、道重さゆみの名前は世間の記憶に残っていましたし、モー娘の栄光を経験している彼女の存在は大きかったと思います。アイドルとして完璧に精錬されたAKBに対して、若いメンバーを率いて孤軍奮闘する姿は、貫禄を通り越して凄みさえ感じられました。

 長く低迷が続いたモーニング娘を、紅白出場確実か、というところまで盛り上げた彼女の功績は、オタクたちによって長く語り継がれることと思います。
 まあ、レコード売上げ増は握手会の、メデイアへの露出増は大手広告代理店のおかげと云ってしまえばそれまでですけど、過去のファンを呼び戻し、新規のファンを獲得したのは紛れもない事実ですし、評価は、実績を残した者に与えられるべきものですからね。
 思えば、2013年の紅白は、最大の、そして彼女にとっては最後のチャンスだったと思います。落選が決まったとき、若い後輩たちは、来年は絶対と決意を語りましたが、彼女の口から出た言葉は、モー娘からの卒業宣言でした。

 道重さんは、黄金期を経験している唯一のメンバーであり、そのことは、彼女にとっても、モー娘にとっても、ファンにとっても大きな拠り所だったと思います。しかし、彼女がいる限り、モーニング娘は、道重さゆみとその他大勢という構図にならざるをえません。彼女の卒業は、過去の栄光という呪縛から解放されるためでもありました。

 アイドルという職業がこの世にあるとすれば、彼女もまたプロのアイドルでした。才能は、プロに至るまでの長短に関わるだけのこと。彼女をプロのアイドルに至らせたのは、その場数と彼女がおかれた立場でした。顔がむくまないように、12年間うつ伏せで寝たことがなかったという彼女。アイドルというのは、そこまでストイックな職業だと云うのでしょうか。
 彼女の12年間のアイドル人生は、サクセスストーリーでありながら、必ずしもハッピーエンドとは云えない終わり方など、出来すぎたコミックのストーリーのようにドラマチックに思います。

 まあ、元アイドルで、二年間休業していたと云っても、まだ、27才とのことですから、これからも末永く活躍してくれることを願わずにいられません。ちなみに所属は、「M-line club」とのことです。
 でもね、本当のところを云うと、彼女には、芸能界復帰なんかじゃなくって、幸せな結婚をして欲しかったんですよ。何で戻ってきてしまうんだろうって・・・。
 
お終いは、「赤いフリージア」。横浜アリーナでの卒業公演でのテイクのようです。


 本当の本当のところを云うと、このテイクと松浦亜弥さんのテイクを並べて講評しようって書き始めたのが、この投稿なんです。でも、「Be Alive」の動画を見たら、そんなことを考えていた自分が情けなくなってきて・・・。
 って、アイドルの涙には、気をつけなければいけませんね。

2016年12月30日金曜日

SMAP「オリジナルスマイル」 ~今こそ、この曲を彼らに捧げたい~

 SMAPが解散します。世界中のファンが嘆き悲しんでいるようです。まあ、解散したと云っても、すでに事実上の解散状態でしたし、これからも個々に芸能活動を続けていくそうですから、そんなに思い詰めなくても・・・と思っていたんですけど、こんなCMを見させられると、やっぱり5人揃ったときのオーラは凄かったんだなって思います。何もしなくてもいいから、解散だけはしないで欲しいというファンの声も分かるような気がしてきました。


 SMAPの代表曲っていうと、「世界で1つだけの花」ってことになるんでしょうが、あれって聴いているうちに、学校の先生に叱られているような感じがしてきて、何となく苦手なんですよね。だからソフトバンクのCMから「オリジナルスマイル」が流れてきたときは、ちょっと嬉しかったんです。この曲って、励ましソングとしても単純に明るくって前向きだし、何よりも1番SMAPらしさが出ているように思っているんですよ。

 では、敬意を表して、ボカロカバーを。歌っているのは、ボーカロイド「GUMI」です。


 声を伸ばした時のビブラートが、ちょっと強めで気になりますが、このへんは、好みの問題でしょうか。あと、伴奏は打ち込みのようですね。音数が少ない感じですけど、コンピューターに歌わせるには、このくらいが丁度良いように思います。

 次も敬意を込めて、初音ミクのテイクになります。「世界で・・・」のカバーはたくさんありますけど、「オリジナルスマイル」のカバーって貴重なんですよ。


 彼らが解散に至るまでの分析や考察は、ネット上に溢れていますから、ここでは取り上げませんけど、「ファンにハッピーエンドを見せて、勇気と希望を与えなきゃだめだ。でないと、Youたち2年後に必ず後悔する。」と諭したと云われている、ジャニー喜多川氏の言葉が印象的でした。
 でも、SMAPって、ジャニーズの所属タレントでありながら、全然ジャニーズらしくなかったですよね。他のグループとからむ場面なんて全然無かったし、完全に独立していて、全てが特別扱いだったと思います。まあ、年寄りの云うことは聞いておくものだと云いますから、ジャニー喜多川氏の忠告通り、2年後には後悔するかも・・・って大きなお世話ですね。

 では、お終いに5人で歌っているテイクを貼りつけさせていただきます。2007年とありましたから、個々の活動へと軸足が移っていった頃かと思います。

 SMAPの歌割りって、歌唱力が皆無なのにもかかわらず、一人一人がソロで歌って、合わせるのは、サビのところだけってのが多いですよね。ダンスも基本的なところだけ揃えておいて、後は、それぞれがアドリブでって感じだし。ホントにチームワークの感じられないグループだったんだなって思います。でも、見せ方に関しては、ホントにプロですよね。
 

 なんか、こんな終わり方も有りなのかなって気がしてきました。「ビートルズ」を引き合いに出すのもナンですけど、グループって、その存在が偉大になればなるほど、綺麗になんか終われるものではないし、仲良く手をつないで、さよならコンサートなんて開いたら、ナンでやめるのってことになるでしょ。本当にギリギリまでやってきたからこそ、こんな終わり方しかできなかったんだろうなって、思えてきました。

 キー下がってますけど、って大きなお世話ですね。

2016年12月21日水曜日

松浦亜弥「横浜ロンド」 ~切なくも、ちょっとオシャレで、かわいくて~

 少し前の話になりますが、職場の仲間でカラオケスナックに行きました。カラオケボックスに行くことはあっても、カラオケスナックなんて、本当に何十年ぶりって感じです。
 今時、カラオケスナックに行く人なんているのかなって思ってたんですけど、地元のお年寄りが結構来ていて、おもいのほか繁盛してました。カラオケボックスと違って、お客さんみんなで1本のマイクを共用するわけですから、3時間くらいいても、何曲も歌えるわけではありません。だけど、他人の歌に拍手したり、知らないオジさんから「お兄ちゃん、なかなか良い曲だね」なんてお世辞を云われたりして、楽し懐かしかったです。

 とは言っても、僕は、カラオケが得意ではありません。歌うことは嫌いではないのですが、マイクを回されても、曲を決められないんです。上手く歌えなかったらどうしようとか、こんな曲を歌って変に思われないだろうかとか、余計なことばかり考えてしまうので、面倒になって、聴く側にまわることが多くって、まあ、妙なところにプライドがあるって云うか・・・。
 で、その時もマイクがまわってきたんですけど、ふと、自分が松浦亜弥と初音ミクのファンであることを思いだしたんです。いつもなら、場がシラケたらどうしようとか、グチグチ考えちゃうんですけど、あの時は、何故か、ちょっと歌ってみようかなって気になったんですよね。

 で、1曲目にこれを入れたんです。


 何百回、何千回(?)って聴いてきた曲ですけど、声に出して歌ったことなんて1回も無かったんで、ほんとにぶっつけ本番でした。前奏が始まってから、キーのことを全然考えてないことに気がついて・・・。松浦亜弥さんって、女性の中でも、一際キーが高いじゃないですか。こりゃマズいって思ったんですけど、始まったらそれなりに歌えてるんですよ。気がついたら、1オクターブ下げて歌ってました。キーが高いおかげで、オクターブ下げたら、オジさんにちょうど良かったんです。

 で、イイ気になって、2曲目に入れたのがこれです。このテイク、前にも言ったことがありますけど、右手でリズムをとるところとか、松浦亜弥さんにそっくりなんですよ。


 こいつもキーがメチャメチャ高いですけど、オクターブさげたら、やっぱりピッタリでした。「からくりピエロ」は、ネット上に歌ってみた動画が溢れていますけど、オクターブ下げて歌っている動画は、1つも無かったですw

 「横浜ロンド」を歌った時の反応ですか?

 正直、スルーってとこでしょうか。でも、お年寄りの皆さんからも拍手してもらいましたし、お世辞と分かっていても、声を掛けてもらえば嬉しいですし、最近は、他人というのは煩わしい存在みたいな感じだったんで、妙に温かかったです。
 まあ、松浦亜弥さんに関しては、「めっちゃホリデー」でも歌えば盛り上がったかもしれないけど、そう云う役回りでもありませんし、そこまで吹っ切るには、アルコールの助けが必要ですからね。

 で、歌ってみて、改めて実感したんですけど、「横浜ロンド」って、淡々と歌うしかない曲なんですよね。歌詞で多くを語るわけでもないですし。だから、その分、歌い手さんのキャラクターの魅力が反映されるように思いました。


 CHINOさんのコーラスもホントに良い感じです。マニアックライブのⅣ番って、「腑抜けなくらいが丁度良い」っていう亜弥さんの言葉通り、軽い感じで歌っているライブのように思えるんですが、この曲については、ばっちりハマっていると思います。

 2年前、Yahooトップに松浦亜弥再評価記事が出て「Click you Link me」がちょっとだけ売れたってことがありましたけど、「横浜ロンド」は、そのアルバムの中での数少ない新曲の1つです。ただ、ファンからの評判も良かったのに、肝心の松浦亜弥さんが、どうもお好みではないようですね。次に発表した「Subject:さようなら」は、ネット上に幾つかのライブテイクがありますけど、こちらは、マニアックライブのⅣ番と、アルバム発売記念ライブの2つだけなんですから。

 熱唱系の楽曲で歌唱力をアピールするのは簡単ですけど、此の手の曲をライブで歌いこなすのって、なかなかできるものでは無いと思います。例えば「dearest.」だったら歌自慢の素人さんが歌ってもサマになるかもしれないけど、「横浜ロンド」はどうでしょうか。
 歌い手のキャラクターの魅力が反映されるってことは、オジさんがオクターブ下げて歌ったら全然お話にならないってことですからね。まあ、ブスが歌っ・・・・.失礼しました。

 今、ライブでこの曲を歌って似合う歌手さんって誰でしょうか。

 そりゃあ、歌っていうのは、歌い手さんが自分の解釈で歌いこなすものですから、50過ぎてアイドルソングを歌っても何ら問題はないんですけど、何にでも、旬ってものがあるじゃあないですか。そう考えると、この時の松浦亜弥さんこそ「横浜ロンド」に選ばれし歌手だったように思います。
 この曲が収録されたアルバムがリリースされたのは2010年。「Click you Link me」は、その4年後にネットでちょっと騒がれて、そこそこ売れましたけど、当初から企画盤なんかじゃなく、オリジナルアルバムとして、もっとベターな状態でリリースできていれば、その何倍も売り上げることができたと思います。いえ、売れることはなくても、地道に歌い続けていけば、もう少しは世に広まったはずです。4年後の再評価?そんなものにどんな価値を見いだせばいいんでしょうか。
 「横浜ロンド」と24才の歌手「松浦亜弥」は、最高の巡り会いを、最悪のタイミングでしてしまったんだと思います。

 この曲を聴く度に感じる切なさは、そんな、何もかもが遅すぎたという想いからきているんじゃないかって・・・。

 お終いにこちらも、もう、これで全部です。

2016年12月17日土曜日

炭焼きレストラン「さわやか」

  「さわやか」は、静岡県限定のファミリーレストランです。大変繁盛しているお店ですが、静岡県内にしか店舗がありません。そして、一度でも「さわやか」に行くと、もう他の店には行けません。静岡県人は、みんな、自分の町に「さわやか」が開店してくれることを夢みています。新規開店の噂が流れると、みんなその話で持ちきりになります。我が町に来て欲しいお店のNo.1が「さわやか」です。ちなみに、2番は「スターバックス」です。

  「さわやか」については、最近メディアに取り上げられることが多いので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
 先日も、「秘密のケンミンSHOW」で、「相川七瀬」さんが、大阪出身にもかかわらず、「さわやか」のファンだと発言していました。また、「福山雅治」氏が、長崎出身にもかかわらず、仕事で静岡に行ったら必ず立ち寄ると、ラジオで発言して話題になったこともあります。どうやらミュージシャンと云われている方たちにファンが多いようです。

  「さわやか」は、ハンバーグがメインのファミリーレストランです。メニューの種類は多くありません。開業当初は、いろいろとあったようですが、みんなハンバーグばっかり頼むものですから、メニューを絞り込むようになったようです。値段は、ライス込みで1000円前後です。
 人気メニューの「げんこつハンバーグ」は、まん丸に焼かれたハンバーグを、バイトのお姉さんが、目の前で半分に切って、最後の仕上げ焼きをしてくれます。でも、こんなの「ビッグボーイ」とか「ブロンコビリー」でもやってますから、全然珍しいことではありません。
 肉は、オーストラリア産です。決して「何とか牛」みたいな銘柄品ではありません。だって、1000円ですから。

  「さわやか」は、ただのローカルなファミリーレストランです。でも、いつも混んでます。時間をずらしてもダメです。週末の待合室は、人で溢れていますが、バイトのお姉さんは、決して動じません。常に笑顔で余裕の接客です。まるで、ディズニーランドやUSJのクルーです。まあ、客を待たせるのに慣れきっているってことです。でも、バイトさんがテンパらないおかげで、みんな、イライラすることなくちゃんと待っています。それが静岡県民の気質と云えばそうなんですけど。
 ときどきヤンキーの兄ちゃんもやってきますけど、「40分待ちです」とか言われても「はーい」って言って、スマホをいじりながら温和しく待ってます。その隣では、孫を連れたジイさんバアさんが、その隣には、彼氏と彼女が座っています。週末で、1時間以内に呼ばれると「今日は早くて良かったね」なんて言ってます。
 座席予約なんて云う不公平なシステムはありません。食べたければ待つ、呼ばれたときにいなければ飛ばされる。それだけのことです。僕は、いつも文庫本を持っていきます。この前は、待合室にあった新聞を隅から隅まで全部読み終わった頃に呼ばれました。

 こんなふうに書くと、「馬鹿馬鹿しい、そんなところに絶対行かない」って思うかも知れませんけど、行けば必ずファンになると思います。週末の待合室が、何となくテーマパークの行列っぽい雰囲気を醸し出しているのは、多くのリピーターによって支えられている、そんな共通点があるからだと思います。

  「さわやか」には、ドリンクバーもサラダバーもありません。クーポン券も配りません。もちろん、食べ放題でもありません。
 ですから、ジュースが飲みたければ、注文してお金を払う。そうすれば、厨房で絞って持ってきてくれる。サラダが食べたければ注文してお金を払う。そうすれば、冷やしたお皿に綺麗に盛りつけて持ってきてくれる。
 ステーキも看板メニューのはずですけど、「さわやかステーキ」という1種類しかありません。部位はリブロースだそうです。ただのオーストラリア牛ですけど、自社工場で脂身を外して筋をちゃんと処理しています。店では、お兄ちゃんが炭火で丁寧に焼いてくれる。だから、ハズレがない。全部、美味しく食べられます。
 ハンバーグだって、クズ肉を使ったりしない。だから、他のファミレスのやつと見た目と値段が同じでも、食べると全然違う。ヤンキーの兄ちゃんだって、ちゃんと分かっているから、並んでも食べに来る。付け合わせのポテトは、生のジャガイモを半分に切って焼いたやつです。
 パフェもあるけど1種類だけ。いちごの季節はいちごのパフェ、メロンの季節はメロンのパフェ、ぶどうの季節はぶどうのパフェ。県内で採れた果物で作ってくれる。600円くらいだから、決して豪華ではないけれど、缶詰を使ったりしない。厨房で皮を剥かれた果物が乗ってくる。

 ファミレスといえども、料理と云うからには、食材(料)に手をかけて(理)客に出す物でなくてはならないはずです。最近は、どこのファミレスも差別化をしたいから、何処何処産のナントカみたいに、食材には、一応のこだわりを見せているけど、肝心の調理に関しては、どんどん効率化してしまっている。でも、ちゃんと調理すれば、特別肥育されたアンガス産の高級サーロインステーキよりも、普通のオーストラリア産リブロースの方が美味しく食べられるってことがあるんです。
 つまり、「さわやか」は、今流行の、高級な食材を効率化によって安く食べさせる店ではなくって、普通の食材を手をかけることによって美味しく食べさせてくれるファミレスなんです。

  「さわやか」は、店舗あたりの集客数は抜群に良いのですが、収益率は低いそうです。その原因は、かさんでいる人件費、「さわやか」が県外に出店しないのは、家賃の高い首都圏では、やっていけないからだと云われています。

 今月、30店舗目の「さわやか」が開店しました。県東部の「長泉町」と云うところです。隣接する「沼津市」には、未だに「さわやか」がありません。沼津市民20万人の落胆ぶりは、察するに余りあります。