あわよくば世界選手権出場。でなくても四大陸選手権という目標で臨んだであろう全日本選手権でしたが、SPのミスが響いて総合10位以内には入れず、代表入りは成りませんでした。まあ、相変わらず、あっちが痛いとか、こっちが痛いとか云ってますから、無理をせずにじっくり調整、休養していただきたいものです。
と云うわけで、もう大きな大会に出場することもないでしょうから、少し早いとは思いますが、今シーズンを振り返ってみたいと思います。
さて、こちらが、ジャンプの練習を再開して2週間で参戦したという「中部選手権」のジャンプ構成であります。
①3S+2T ②2A+2T ③2Lo ④1A(転倒) ⑤3S ⑥1A+2T ⑦2Lo
この後、グランプリシリーズに参戦することが決まっていたので、この予選さえ通過できれば、全日本の出場権をもらえることになっていたみたいです。3回転は、サルコウのみという構成。4番目は単独の2アクセルを跳ぼうとしてたんでしょうか。2トゥループを3回跳んでるってことは、最後のはノーカウントだったのかなぁ。
日本のエース、メダル候補と云われていた選手の構成としては寂しい限りでありますが、これが復活への出発点ということですね。
第2戦が「ジャパンオープン」でした。
①3S+2T ②2A+2T ③2Lo ④3T ⑤3S ⑥2A+1Eu+2S ⑦2Lo
新たに3回転トゥループが入りましたね。単独のトゥループなんて、あまり見る機会がないので、何のジャンプだったのか、リピートして見直してしまいましたよ。1つジャンプが増えただけで構成がかたちになってきました。あと、後半の3連続ジャンプ、2回転でしたけど、跳べただけでも凄いなと思いました。
2つの大会を編集した動画がありましたので、貼り付けさせていただきましょう。
次に、グランプリシリーズ「スケートカナダ」に出場しました。フリースケーティングでは、3位に入る得点で、オーサコーチも「アメイジング」と喜んでいましたね。スケーティングにスピート感が戻り、ジャンプ以外は、いつもの梨花ちゃんの演技に戻ってきたようです。オーサコーチのところで良かったです。YouTubeにも動画が投稿されていますので、早速、視聴させていただきましょう。
① 3S+2T ② 2A+1Eu+2S ③ 3Lo ④ 3T ⑤ 3T+2T ⑥ 2A ⑦ 3S
ここでは、新たに3回転ループが入ってきております。
GPシリーズの2戦目のフィンランド大会です。3フリップが入って、総合でも4位になり、表彰台まであと一歩であります。1番目のジャンプは、2トゥループを付けての連続ジャンプにしたかったのだと思いますが、3ループのところでリカバリーしてきましたね。「3Lo+2T」というのは、普通の試合では見られない組み合わせですから、練習なんてしてないと思うんですけど、いきなりやっても出来るんですね。
① 3S ② 2A+1Eu+3S ③ 3Lo ④ 3Lo+2T ⑤ 3F ⑥ 2A+2T ⑦ 3T
あとは、連続3回転ジャンプが戻ってくれば、OKですね。
で、万全を期しての「全日本」であります。こちらが、事前に提出してあった構成表です。3ルッツ1本と、3フリップ2本の構成で、実現すれば、全日本だけでなく、世界でも通用するプログラムになっていました。
① 3S+3T ②3F+2T ③ 2A ④ 3F ⑤ 3Lz ⑥ 2A+3T+2T ⑦ 3Lo
で、こちらが、実際に演技した構成です。結局、ルッツは回避でした。
① 3S+3T ② 3F ③ 2A ④ 3Lo+2T ⑤ 3Lo ⑥ 2A+2T+2Lo ⑦ 3S
「3S+3T」が着氷できて何より。これがSPで成功していれば四大陸選手権の代表が取れていたかと思うと、残念であります。予定表に入っていた「2A+3T+2T」の3連続ジャンプは、梨花ちゃんの演技では、見たことがないので、入れてくるのを楽しみに待ちたいと思います。あと、右足首の負担を考えると、ルッツは、今シーズンは無理かなぁ。3アクセルの方が、先に入るかもしれませんね。
如何でしたでしょうか、どれも「タイタニック」の演技なんですけど、試合ごとに、ジャンプの構成が違うのが、面白いですね。リピートとかしちゃいそうですけど、よく間違いなく出来るものです。
今回は、ジャンプの話ばかりになってしまいましたけど、動画を改めて見て感じたことは、梨花ちゃんのスケーティングの可愛らしさです。今の梨花ちゃんは、エキシビションでは、ジャンプは1つか2つしか跳ばないんですけど、それでも彼女の魅力は十分に伝わってきます。
羽生君がプロに転向してから、観客席はガラガラのようです。当日券とかたくさんありそうだから、久しぶりに応援に行こうかな。
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