オリジナルは、ハイトーンボイスで有名な「広瀬香美」さん。現在は、ライブ活動の他に、音楽学校を経営したり、著書も多数出したりしているとのことです。
広瀬さんは、今でもライブでは、キーを下げずに歌っているそうで、4オクターブの音域を維持されているとのことでした。聞くところによると、3日トレーニングを怠けると、2音下がってしまい、元に戻すのには1週間かかるそうです。歌手として必要なのは、毎日の積み重ねって、・・・どこぞの育休中の元アイドルに聞かせてやりたい話です。
もっとも、どこまで高い声が出せるかって云うのは、本来は男が競うモノで、女性であれば、どこまで低い声が出せるかが勝負だと思います。高い音で歌うだけなら、初音ミクでもできますからね。
このテイク、オリジナルより2音くらい下げて歌っています。で、その結果、サビ前が低くて辛くなっちゃいましたね。
稲葉貴子さんとのデュオというと、2003年の「松リングPink」が思い出されます。あの頃は、「あやや」もまだセンが細くって、ステージングに関しては、稲葉さんに一日の長があったように思います。
ライブでの立ち振る舞いも、稲葉さんから教わったなんてことを言ってました。2003年というと、松浦亜弥さんにとって、いろいろと苦しい頃だったはずですし、良いときも悪いときも見守ってくれていたのが、稲葉さんでしょうから、(僕が云うのも変ですけど)亜弥さんにとっては、大恩人ではないかと思います。
で、今頃気づいたんですけど、このテイク、歌は別録りですよね。
YouTubeの動画では映像と音声がズレることはありますけど、これは、明らかに合っていません。そう思って見てみると「歌ドキッ」って、別録りかもって云うテイクが、結構あるように思います。何となく違和感を感じていた「ひこうき雲」も、別録りな気がしてきました。
まあ、別録りだからといって、本人が歌っていることには、変わりありませんし、レコーディングのように、何度も録り直して、良いところだけつなげるなんてことをしているとも思えません。それに、松浦亜弥さんは、何回も歌わせられるのはイヤでしょうから、絶対、一発OKにしたがるはずです。自分の持ち歌でもないのに、何でこんなに「余裕ブッこいて」歌えるでしょうか。まあ、稲葉さんは、録り直して欲しかったかもしれませんけど・・・。
さっき、高い声を競うだけなら初音ミクでもできるって云いましたけど、これこそ、人間の歌ですよね。歌声に表情が出ている。もちろん広瀬さんの突き抜けるような高音も魅力的ですけど、これはこれでアリだと思います。広瀬香美さんは声を聞かせ、松浦亜弥は歌を聴かせる。ってところでしょうか。
お終いに、一つだけ云えること。松浦亜弥さんは、音楽学校の講師には、絶対不向きだと云うことだと思います。
2 件のコメント:
いつもとは別のところからの投稿になります。
実はパソコンが突然クラッシュして、IDもパスワードもメールアドレスも忘れてしまって自分のアカウントに入れないというお粗末。
それにしても亜弥さんの自由奔放な歌いっぷりにほれぼれします。
音を外してはいないんでしょうが、なんでこんなに好き勝手に歌えるんだろうと。
稲葉さんだって十分うまいわけですが、やっぱりはじけっぷりが違うんですね。
これは性格の奔放さも影響しているかもしれません。
これもまた音をはずさないのと同様、
やりたい放題にして良妻賢母という絶妙なバランス。
歌同様に生き方も天才だなと思うわけですが
いつごろ、どんなキャラで、何を見せてくれるか
凡人には想像もつかないところがまた魅力かと。
人生最大の楽しみです。
ハジけているんだけど、音は外さない。
その通りですね。
ちゃんと歌を歌っていて、+αとして、ハジけているから、
聴いていて不快にならないのだと思います。
そして、この歌は、はじけてみようとか、自由奔放さを出してみようとか
全て、意図的にやっているようにも思えます。
可愛らしくアイドルソングを歌うとか、
バラードで感動させるとか、
ありますけど、
こういうテイクこそ、松浦亜弥さんらしいし、
他の歌手では、決して表現できないところだと思います。
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