赤レンガ倉庫での有料ライブに向けて調子も万全そうな丸山純奈さん(すーちゃん)。心配なことは、当日の天気くらいでしょうか。ボクも体調には気をつけて、当日を迎えたいと思います。
さて、今回取り上げさせていただくのは、9月26日に歌舞伎町シネシティ広場で行われた「歌舞伎町ミュージックライブ vol.21」のテイクであります。この日も絶好調で、オリジナルの2曲はもちろんのこと、ピアノ伴奏ヴァージョンでの「炎」とか良い感じで唱えてたようです。その中でも印象的だったのが「鬼束ちひろ」さんの「流星群」です。
流星群は、以前、高崎でも歌っていたようですが、その時は特に思わなかったんですよね。何が違っているのか聴き比べてみますと、歌舞伎町の方が自信をもって歌えてるように感じました。自信が伴えばオーラも付いてくるってことでしょう。この半年でもだいぶ調子を上げてきたんだなぁっと実感しました。
「流星群」は鬼束ちひろさんが作詞・作曲、2002年2月6日に発売された6枚目のシングルです。鬼束さんは、2000年19才の時にシンガーソングライターとしてデビュー。楽曲が深夜ドラマ「TRICK」のエンディングテーマに使われるなどいきなりの活躍でしたが、その後は、体調不良によるツアー中止とかいろいろあって休業、2009年に活動再開とありました。20代という一番大事な時期を棒に振っちゃってたんですね。最近話題になったのは、救急車を蹴っ飛ばして逮捕(不起訴)されたことでしょうか。流星群の歌詞を読んだだけでも、希有なソングライティングの才能の持ち主であることを伺い知ることができますから、勿体ない話であります。
御本人が歌っている動画もYouTubeにいくつかあったので、聴きに行ってきたんですけど、思いの外、普通に歌っていたのでビックリしました。名前とか佇まいから、もっと個性的なシンガーさんかと勝手に思い込んでいましたよ。すーちゃんも決して個性的ではないし、普通に唄っているだけなんですけどね。そのすーちゃんよりも、さらに普通な印象でした。
では、たくさんアップされている動画から、今回は「ストリートカメラマン」さんの動画を貼り付けさせていただきます。
今現在のシンガーで、此手の楽曲を歌うのであれば、すーちゃんが一番だと思いますよ。上手な歌手ってたくさんいますけど、楽曲の良さを伝えるというのと、優れた歌唱を披露するというのはイコールではありませんからね。
で、こちらは、あべのAステージでのテイクです。2016年8月とありますから、すーちゃんが中学1年生。お誕生日前ですから12才のステージになります。実は、この5日後くらいに別のイベントで唄っている動画もあって、そっちのほうが雑音も無くって聴きやすいんですけど、麦わら帽子が可愛いこちらのテイクを貼り付けますね。
このときは「手紙~拝啓十五の君へ~」「流星群」「雪の華」と3曲歌っていて、「雪の華」が一番できが良かったかなぁ。オーディションに出始めの頃ですから、まだ余裕が無くって、「歌詞間違えたらどうしよう」とか「声がひっくり返ったらどうしよう」とか、とにかく、ちゃんと歌うことしか考えていないように思います。良く云えば「真っ直ぐで純心な歌声」。「人を好きになったことがないから、どう歌って良いか分からん。」って云ってたころ。ただ、気持ちよさそうに唄っているのは、今と同じですね。
歌に気持ちをのせなければ、聴き手が感動しないってわけでもないのも、唄の不思議で面白いところ。未熟だけど生命力に満ちあふれたこの歌唱も、また魅力なのであります。
この後、バンド「POLU」に参加して、Mステのオーデションに参加したのは、さらに、この1年後であります。