2016年1月31日日曜日

ボーカロイド「IA」と「菊ちゃん」の意外な接点 「Circuit DISCO」「My Soul, Your Beats!」

 最初に貼り付けさせていただく動画は、「Circuit DISCO」のMVです。国内の自動車レースシリーズの1つである「SUPER GT」とのコラボCDのために書き下ろされた楽曲とのことです。


 この曲の制作を担当したのが「小松一也」氏で、他に「Kaz」という名義でも活動しているアレンジャーさんのようです。ボーカロイドの楽曲というのは、アマチュア投稿が大きなウエイトを占めているのですが、このようなCM作品やコラボ作品などは、プロの音楽家が起用されることが多くなってきたようです。
 で、この方、実は、w-inds.の楽曲に数多く関与していて、2005年以降にリリースされたw-inds.のほとんどの楽曲と橘慶太氏のソロ楽曲は、全て小松氏が編曲している、とありました。

 先日、投稿したLiaさんの記事で、バックバンドに菊池真義氏が参加しているとtonwgoさんから教えていただいたのですが、「IA」「Liaさん」「小松氏」「橘氏」「菊池氏」という人脈(?)が存在するようで、その中核となっているのが、小松一也氏ではないかと考えられます。

 だからどうしたって云われてしまうと、それまでなんですが、僕が期待しているのは、ボーカロイド「IA」のライブの伴奏を菊池真義氏が担当する可能性があることなんです。
 ボーカロイドは、コンピュータプログラムのアウトプットにすぎませんけど、それを中心にして、生バンドと観衆が会場に作り出す雰囲気は、決して作りものでも、偽物でもない、本物のライブといって良いと思います。
 でも、ボーカロイドって、伴奏に合わせて歌うってことを絶対しませんから、バンドがボーカロイドに合わせるしかないんですよね。で、そういう状況で、伴奏にアドリブを入れたりするのって、並みのミュージシャンじゃ、なかなか出来ないんですよ。当たり前のことですけど、ボーカロイドってどんなライブでも常に同じに歌うんで、余計にバックバンドの差が出ちゃう。だから、ボーカロイドのライブに参戦するオタクたちは、常に最高のバンドに担当してもらうことを夢みているんです。「初音ミク」に「THE39'S」があったように、「IA」に「菊ちゃん」がいてくれたら最高だなって思ったんです。

 で、実は、部分的ですが実現していたんですよね。「Lia」さんのライブに「IA」がゲスト出演した時のテイクです。ボーカロイドと音声データの提供者のデュエットという面白い演出なんですが、後ろでギターを弾いているのが菊ちゃんで、あとドラムの高尾さんとキーボードの桜井さんも出ています。曲は、「My Soul, Your Beats!」。テレビアニメ「Angel Beats!」のオープニングテーマだそうです。


 中の人とボーカロイドの共演って、有ることはありますけど、ガチでデュエットする動画は珍しいです。ただ、ちょっと気になるんですけど、「Lia」さんが、あまり楽しそうに見えないんですよ。こう云うのって、本人の前でモノマネされているのと同じで厭なものなんでしょうかね。

2016年1月29日金曜日

松浦亜弥コンサートツアー2005春「101回目のKISS~HAND IN HAND~」

 フライデーの熱愛報道により、あやオタの8割が死滅したといわれています。

 2005年は、松浦亜弥さんにとって、どんな年だったのでしょうか。

 2005年は、年始めの恒例だった新しいアルバムのリリースがありませんでした。もちろん、これは、熱愛報道とは全く関係の無いことです。代わりに3月になって、発売されたのが「松浦亜弥ベスト1」です。一般的にベスト盤は、お買い得感がありますので、売れるものなんですが、このアルバムは、オリコンで1位をとることが出来ませんでした。
 ベスト盤にもいろいろありますが、「松浦亜弥ベスト1」は、シングル盤を集めたタイプのアルバムです。最初からのファンは、そんな音源は既に持っているし、今更、昔のアイドルソングを買いたいなんていう、新しいファンもいなかったということなんでしょう。

 それから、秋のコンサートツアーが開かれませんでした。かわりに開催されたのが、「ハロ☆プロ パーティ~!2005 ~松浦亜弥キャプテン公演~」(5月21日 - 6月26日)と「ハロ☆プロパーティー! 2005 〜松浦亜弥キャプテン公演NEO〜」(9月3日 - 11月27日)です。春だけでなく秋にも開かれたってことは、よっぽど評判が良かったのか、よっぽど楽しかったのか、ソロではお客が入りそうにもなかったのか・・・。


 松浦亜弥コンサートツアー2005春「101回目のKISS~HAND IN HAND~」は、2月25日にハーモニーホール座間で始まり、ファイナルは5月7日の大阪厚生年金会館とありました。全国9ヶ所で21公演。概ね1会場で2公演ずつの開催で、DVDは、5月5日の中野サンプラザの公演が収録されているようです。
 ですから、フライデーは、ツアー中に発売されたということになります。こういう場合、よくライブの最初にお詫びMCみたいなのがあるんですが、実際のところ確認できませんでした。このへんの経緯は、当時のファンの方々の証言を頂きたいところです。
 
 オープニングは、Remix版の「めっちゃホリデ-」、それから「GOOD BYE 夏男」「ね~え?」と盛り上げていきます。なんか昔の「あやや」に戻ってしまったような構成ですが、亜弥オタさんたちは、変わらない「あやや」に安心したかもしれません。

 で、MCを挟んで、静かめの2曲。「ずっと 好きでいいですか」「渡良瀬橋」です。



 今更云うのも変ですが、やっぱり歌が上手いですね。2004年から、さらに安定感が増しているように思います。ただ、このビジュアルどうにかならなかったんでしょうか。多少のポッチャリは良しとしても、この衣装と、この化粧はないと思いますよ。だって、この時、まだ18才でしょ。同じ年に開催された「ハロ☆プロパーティー」の格好が年相応の可愛い感じで好感が持てただけに、あまりにも残念です。

 「ナビが壊れた王子様」は、3枚目のアルバムに収録された曲で、確か、本人もライブで歌うのが楽しみみたいなことを言っていたようですが、この時が初披露になるようです。


 凄い盛り上がりようですね。中野サンプラザという最も一体感が出せる大きさの箱の中に、あややに何があってもついて行くというコアなヲタクだけが集まっているのですから、この異常な盛り上がり、やけクソ気味の熱気も納得できます。まあ、悪く言えば、内輪だけで盛り上がっているのですが。

 このツアーでは、再び「メロン記念日」と共演しています。で、お互いの持ち歌を交換して歌うという演出だったようで、メロン記念日が「奇跡の香りダンス」を、松浦亜弥が「赤いフリージア」を歌っています。


 唖然とするしか有りませんね。これ他人の持ち歌ですよ。YouTubeでも異例の視聴数40万回越えで、今も伸び続けているようです。

 表情のつけかた、振りのつけかた、正にアイドル歌唱のお手本だと思います。もっとも、今のグループアイドルは、振りが揃うことばかりを気にしますし、そもそも、こんな大きく振ったら、周りのメンバーとぶつかってしまうので、お手本にはならないかもしれません。

 「恋愛戦隊シツレンジャー」は、ハロプロのユニット「後浦なつみ」の楽曲です。松浦亜弥さんは、ユニットなどで歌った楽曲をソロで歌い直すことが多いですよね。多分、ユニットだと不完全燃焼な気分になるのでしょう。


 同じ曲を、後藤真希さんもソロライブで歌っていますが、後藤さんは、ゲストのメロン記念日と歌割りをして歌っていました。松浦さんは、同じくメロン記念日がいるのにも関わらず、独りで全部歌っちゃうんです。本当に彼女は、根っからのソロ歌手なんだなって思いました。

 ラストソングは「100回のKiss」。

 MCでは、デビュー前に、同じ中野サンプラザで歌った「100回のKiss」について語っています。何か、遠い過去の話のように語っていますけど、たった4年前のことなんですよ。
 ただ、2つの動画を見比べると、確かに遠い過去の出来事のようにも思えます。女の子って、わずか4年で、こんなにも変わって行くものなんですね。


 生き残ったコアなファンと一緒に、内輪で盛り上がっているライブ。一生をアイドル、元アイドルとして活動していくつもりなら別ですが、これでは、歌手、松浦亜弥の進歩は望めません。進化している松浦亜弥を世に示すことができないと云ったほうが正確でしょうか。
 世間的には、まだまだ露出度も高くて、バラエティ番組なんかに出ていたはずなのですが、何故か、彼女の歌唱力が話題に上ることはありませんでした。「松浦亜弥がこんなに歌が上手いとは知らなかった。」YouTubeの動画に寄せられたコメントの多くが、こう書かれています。

 2005年は、松浦亜弥さんにとって、どんな年だったのでしょうか。
 
案外、ご本人は、楽しい一年間だったなんて思っているのかもしれません。なんだか、松浦亜弥さんだったら、そうあって欲しい気がしてきました。

2016年1月25日月曜日

Lia「鳥の詩」 ~ボーカロイドカバー特集~

 「鳥の詩」(とりのうた)は、2000年にKeyから発売されたゲーム「AIR」の主題歌です。当初は、18禁のアダルトゲームだったそうですが、その秀逸なストーリー性が評判になり、アニメ化されたり、全年齢対象版が発売されたりして広まっていきました。今では、元アダルトゲームであったことを知らずにファンになっている子も多いと聞きました。

 テーマ曲「鳥の歌」をレコーディングした時、Liaさんは未だデビュー前、アメリカ在住の学生さんだったそうで、レコーディングに至る経緯も本当に偶然だったようです。
 ゲームやアニメが大ヒットすることによってテーマソング「鳥の詩」も広く知られるようになり、アニソンのランキングでは、常に上位にランクされ、現在では、アニメ界の「国歌」と云う扱いを受けているそうです。

 まずは、御本家にお手本を示していただきましょう。2014年とありましたから、比較的最近のテイクのようです。


 さすが、「クリスタルヴォイスの歌姫」と云われるだけありますね。Liaさんは、どちらかというと声を聴かせるタイプの歌手のように思います。
 ゲームのオープニングテーマでこのクオリティ。さすが日本が世界に誇る文化です。それからもう1つ、彼女の声質は、周波数と振幅の2つで1/fゆらぎを所持すると紹介されていました。

 「1/fゆらぎ」は、自然界に存在する半不規則なノイズ成分で、ちょっと前まで、人に安らぎを与えるとして話題になりました。「1/fゆらぎ」機能が付いた扇風機が自然の微風を再現しているとか云って一頃売られていましたよね。
 確かに規則的なノイズというのは、人には気持ちの悪いモノなんですが、不規則成分を加えた「1/fゆらぎ」がどれほどの癒やし効果があるのかは、科学的に証明するのは難しいようです。川のせせらぎの音が心地よくって昼寝をしてしまう人もいれば、気になって仕方がないって思う人もいるわけで、まあ、使っている本人に満足感があれば、周りでとやかく言うのは、無粋だと云うことなんでしょう。
 ただ、ボーカロイドのビブラートなどは、ある程度のゆらぎ成分を加えた方が、自然な感じに聞こえると思いますので、研究する価値はありそうです。

 で、「鳥の詩」ですが、さすがにアニメ界の国家というだけあって、ありとあらゆるボーカロイドカバーが投稿されています。その中から幾つかセレクトさせていただきました。

  1つ目は、やはり「IA」のテイクから始めたいと思います。


 ご本人が音声データの提供者ですから、似ていて当然なんですけど、これってアリなんでしょうかw。
 今回は、Liaさんのテイクがライブ動画なんで区別が付きますけど、CD音源だともっと似ています。本当に「IA」の歌なのか心配になってしまいました。まさかご本人の音源って云うこと無いですよね。
 MMD動画も良く出来ています。PVとしても十分に使えると云うか、本家を越えてる感すらありますね。

 2つ目は、「結月ゆかり」のテイクになります。
 
 「結月ゆかり」は、声優の「石黒千尋」さんの音声データから作成されたボーカロイドで、ボカロPのクリエイター集団「VOCALOMAKETS」の企画により「AHS」が2011年12月22日に発売したボーカロイドです。文章を入力すると読み上げてくれる、話し言葉用の音声合成技術(ボイスロイドと云うそうです)が同梱されているのが特徴のようです。

 キャラクタ-設定は、年齢18歳、身長159cmとありましたから、大人びた情感の強い歌声をもつボーカロイドで、中低音の響きに評価が高いようです。
                                                        
 た行が少し舌っ足らずになっているような気がしますが、いかにも芯の強い大人の女性の歌声っていう感じがします。楽曲の雰囲気にもピッタリですね。
 アニソンとボーカロイドの相性が良いというのは、よく言われることなんですが、それにしても上手に歌うものだと思います。この曲そのものが、ボーカロイドが歌い易いつくりになっているのかも知れませんね。
 
 3つ目は、ちょっと変化球で「蒼姫ラピス」です。

 「蒼姫ラピス」は、2012年4月6日に発売されたボーカロイドで、キャラクター設定は、「記憶喪失の身長15cmの妖精族の少女」だそうです。まあ、妖精だというのは良しとしても、なぜ記憶喪失でなくてはいけないのか分かりません。
 ボーカロイドもキャラクターで商売していかないと、やっていけない状況にあるというのは、悲しいことなのですが、初音ミク独り勝ちの現状では、致し方ないかも知れません。
 歌声のキャッチフレーズは、「あどけなさが残る愛らしい声」とのことですから、さっそく確かめてみましょう。音声データ、いわゆる中の人は、一般公募で選ばれた、ニコニコ動画歌い手の「江口菜子」さんとのことです。


 予想以上の変化球でしたね。ラピスちゃんは、オタクの世界でしか生きられない妖精なのかもしれません。

 では、4つ目、「初音ミク」でお終いに致します。いくつかある中で、Append版のDarkによるテイクをセレクトしました。Darkの落ち着いた歌声が、楽曲の雰囲気によく合っていると思います。


 さすがですね。初音ミクの底力を感じます。この情感は、調教のなせる技なのでしょうが、それだけの積み重ねが、ミクには有ると云うことなんでしょう。

 この他にもたくさんの「鳥の詩カバー」が投稿されています。面白いテイクを見つけましたら、また投稿させていただきますね。

2016年1月23日土曜日

ボーカロイド「IA(イア)」が初音ミクを越える日

 僕は、可愛くって歌の上手い子が好きです。人間かどうかは問いませんw

 で、今回、取り上げさせていただく動画は、ボーカロイド「IA」(イア)のテイクです。僕は、最近まで「アイエー」って読んでましたが、イアが正しいようです。「IA」は、「1st PLACE」社から2012年1月27日に発売されたVOCALOID3用の音声ライブラリで、音声データの提供者、いわゆる、中の人は、同じ1st PLACEに所属する歌手の「Lia」さんです。
 Liaさんは、松浦亜弥さんと同じ2001年のデビューで、ゲーム音楽やアニソンで活躍し、自身もオリジナルアルバムを発表している方のようです。初音ミクなどのクリプトンのボーカロイドが、声優さんの音声データを使用しているのと対照的ですね。

 1曲目は、「TeddyLoid」氏による「Shooting Star」です。楽曲ももちろんですが、素晴らしい出来のMVだと思います。MV制作についての記事がありましたので、リンクを貼っておきますね。



 どうですか、最新の3音素連鎖(triphone)を駆使した歌声は。「IA」は違和感の無い歌い方をすると聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。しかもメチャメチャ可愛いじゃないですか。

 続けて、「如月アテンション」です。「カゲロウプロジェクト」には、さすがに世代の壁を感じていましたが、この楽曲などは、楽しく聴けました。今回は「IA」の記事ですからカゲロウプロジェクトのPVでなくって、MMD動画の方を貼り付けさせていただきます。
 「一般人にはあまり分からない、1人のアイドルの悩み。そんな散々な日々に転機をもたらした、突飛な出会い」を歌った楽曲だそうです。


 このボーカロイドの歌声を、中高生はちゃんと聞き分けられるそうですが、さすがにオジさんには辛いです。歌詞を字幕で入れていただけると大助かりなんですが。
 それにしても、「ちょっと・・」のところ、何であんなに可愛く歌わせられるんでしょうかね。

 3曲目は「SEE THE LIGHTS」です。自動車レース「SUPER GT」のイメージソングとして作られたMMD-PVだそうです。凝ったつくりで、MMDもついにここまできたかって感じです。もちろん「IA」も可愛く踊れていると思いますよ。


日本よりも海外での評価が高いというのも分かるよな気がします。
 で、折角、可愛くキャラクターデザインをしていただいたのに、こんなことを云うのも失礼なんですが、あまりにもスタイルが良すぎるように思います。動画を見ていると、何だか骸骨ダンスに思えちゃうんですよね。もう少し、肉付きがあっても良いかと・・・w

 最後は、ライブ動画です。

  2015年9月19日に「赤坂BLITZ」で開催された「IA」の国内初のワンマンライブの映像です。曲は、3周年記念楽曲の「Diamond Days」。此の手のバラードは、初音ミクもたくさん持っているんですが、滑舌と発音の良さは群を抜いていますね。ボカロに興味の無い方々も、騙されたと思って是非聴いていただきたいです。


 リアル感を出すために、息継ぎ音を入れていますね。僕はどちらかと云うと、息継ぎは聞きたくない派なんですけど、作りものであるボーカロイドの息継ぎは、生臭さが感じられないんで嫌な感じがしませんw
 ちなみに、松浦亜弥さんは、そういう時はマイクを外して、息継ぎを聞かせないタイプの歌手ですよね。

 バックの映像が、ライブのダイジェストになっているんで、大体の様子が分かるんですけど。なかなか楽しいライブだったようです。
 ライブレポートによると、観客は、男性9割で、ノリとしては、初期の初音ミクライブに近かったとのことです。透過スクリーンは比較的透明度の低いタイプで、プロジェクターは1台とありました。ミクの場合は、最低でも2台を重ねて、お互いをバックアップさせるんですが、武道館公演の時のように電源が落ちてしまうと何台あっても同じなんで、1台でもOKということなんでしょうか。リース代もバカにならないようですし。トラブルがあったら即お終いなんですけどねw

 生バンド伴奏や、ダンサーなどの人間たちとの共演など、演出もかなり凝っていて、気合いも感じられます。何か皆で最高のモノを創りあげようって気持ちが伝わってきます。初音ミクの、あの2010年頃の熱気に共通するモノを感じます。欧米での公演も予定されているようですけど、是非とも国内で再演していただきたいです。
 
 「IA」が「ミク」を越えるのは、正直、難しいと思います。ミクが発売された2007年は、奇跡的というくらいに様々な幸運が重なっていましたからね。だけど、「1st PLACE」社の意気込みは、買いたいと思います。そこに、今の初音ミクが失ってしまった「熱い想い」を感じるからです。このライブで儲けが出たなんて思えません。だけど、ミクだって最初は、そうだったんですよ。良いものを作りたいって、それだけをひたすら考えていた。それが、売れるようになって、努力せずに売れるようになってくると、手抜きを始めるんです。オタクを舐めてはイケません。

 今まで、ボーカロイドは、初音ミクのクリプトンの一人勝ちの感が強かったんですけど、新しい流れが出来てくるのは、大歓迎だし、全力で応援したいと思います。やっぱり、何事も、競い合ってこそ発展するものですからね。
 早くIAがミクを脅かす存在になって欲しい。そして、ミクと共に新しい時代を切り開いてくれることを、僕は切に願っているんです。

2016年1月22日金曜日

松浦亜弥コンサートツアー2004秋 「松 クリスタル」 後編

 後半は、至高のメドレー「The美学~桃色片想い~100回のKISS~LOVE涙色~ドッキドキ!LOVEメール」から始めますね。


 このテイクについては、以前にもとりあげさせていただきました。どう頭を捻っても、同じ文章しか思いつかなかったものですから、繰り返しになりますけど、一部流用させていただきます。

 過去のヒット曲を組み合わせてメドレーにするというのは、よくある演出ですが、たいていは、イマイチです。これだったら、1曲でいいから最後までちゃんと歌って欲しいなって思うのがほとんどなんですが、このメドレーは別です。The美学(4位)、桃色片想い(1位)、100回のKISS(6位)、LOVE涙色(2位)、ドッキドキ!LOVEメール(10位)とCD売り上げベスト10以内のヒット曲を惜しげもなくつなげてしまったんですから。
 しかも、ただつなげただけじゃなくって、リフトを使った演出、振り付けも新しくしたり、曲順などの構成もよく考えられていると思います。

 僕がこのテイクで、好きな場面は、2つあります。 
 1つは、「あやや」がアリーナの中央に立って、スポットライトを浴びているときに、カメラが思いっ切り引いて撮っている瞬間です。特に「ドキLove」の前奏のあたり。
 もう1つは、やはり「ドキLove」を歌いながらファンの声援に応えながら花道をスキップしているところです。

 「あやや」って、こんなに大勢の観衆の前に立っても、ちゃんと一人一人を見てますよね。彼女、ファンが手を振ってきたときに、ちゃんと視線を合わせて振り返しているでしょ。いわゆるレスっていうやつなんでしょうけど、これを歌いながら、踊りながらやるんですよ。こういうところが、プロのアイドルといわれる所以だと思います。

 ライブレポートによると、「あやや」がリフトに乗っていた時に、位置によっては、下からスカートの中が覗けたようです。で、DVDをよく見ますと、リフトの動きに合わせて、下にいるオタクたちが右に左に動くんです。覗こうとして位置を変えているみたいなんですよね。まあ、見えたからってどうってことないんですが、こう云うさり気ないファンサービスも「あやや」の魅力の1つなんでしょうw。

 「初恋」も代々木のライブがベストテイクに思います。


 「風信子」のカップリング曲であり、映画「ほたるの星」の主題歌とのことですが、単独の楽曲としても良曲だと思います。シングルカットするほどのインパクトは無いかもしれませんが、ライブの中盤でこんな風に歌ってくれると、良い感じでのアクセントになります。

 ビデオ放送を利用した衣装替えのあとの1曲目が「奇跡の香りダンス」です。


 ハロオタさんは、「あやや」の振り付けを完コピして、一緒にやるのが当時の習わしだったそうで、この歌は、途中でキックするところがあるんですが、会場のオタクたちも、一緒にキックしていたそうです。
 あと、所々歌詞を間違えているそうですけど、何を言っているのか全然聴き取れていないんで、僕には確認のしようがありません。

 で、続けて「ね~え?」です。この2曲を生歌で続けられる歌手は、「あやや」しかいないでしょうね。


 どうですか、このパフォーマンス。今の松浦亜弥さんは、絶対やってくれないと思いますんで、永久保存しておきましょう。
 
 エンディングなんですけど、CDは、「あなたが好きだからよ」「あなたが好きだからよ」の繰り返しですが、2003年の秋頃から、ライブでは。会場に「あややが好きだからよ」って歌わせておいてから、「皆が好きだからよ」って応えるようになったみたいです。それをCDと同じように「あなたが・・・」って歌っちゃったものだから、声が被ってしまい、そのため、「皆が好きだからよ」が歌えなくなって、ゴメンナサイになったみたいです。でも、会場のファンの多くは、何が起きたのか全然分からなかったようで、新しいパフォーマンスだと思ったみたいです。
 
 アンコールは、「シャイニング デイ」です。長いし、単調だし、眠くなっちゃうんですけど、「生活環境植樹 HAND IN HAND」のサポートソングなんですよね。社会貢献事業のイメージキャラクターもアイドルの重要な仕事の1つなんですからしっかり応援しなくてはいけません。
 で、この HAND IN HAND活動は、愛・地球博をきっかけに始まったようで、現在も続いているみたいです。愛・地球博といえば、松浦亜弥さんも閉会式で皇太子殿下の御前で「Friends Love Believing」を歌っていますから、そんな縁でこの曲を歌うことになったのでしょうか。

  ラストソングは、前回のライブに引き続き「可能性の道」です。ただ、代々木以外の公演では、歌うことがなかったそうで、特別に付け加えた1曲のようです。


 ラストソングにも関わらず、良く声も出ています。春のライブに比べるとちょっとあっさり歌っている感じがしますが、やり過ぎ感が無くって、僕は、こっちのテイクの方が好きなんです。

 とにかくどの楽曲も、ほとんど全てがベストテイクじゃないかって云うくらい素晴らしい出来のライブだったと思います。もし、松浦亜弥さんに興味を持ってくれる人に出会って、1枚だけDVDをお貸しするとしたら、僕は、迷うことなく、この「松クリスタル」を紹介します。男も女も、アイドルファンもそうでない人も、先入観なしに聴いてくれる人なら、このライブの魅力を分かってくれると信じています。

 アイドル松浦亜弥の人気絶頂期は、2003年あたりだったと思いますが、この2004年は、アイドル松浦亜弥の完成期だと云えます。それは、日本のタレント史上、類を見ない「可愛くって、格好良くって、歌が上手い」という三つの要素を、どれも蔑ろにすること無く、共立させたタレント、「あやや」が完成した記念すべき瞬間だったんです。

 しかし、アイドル歌手、松浦亜弥の第2幕は、予期せぬ形で幕を降ろすことになります。

 2004年12月28日、関西テレビで現役フライデー記者が2人の交際を断言。
 2005年  3月  4日、フライデーに熱愛スクープ掲載。

2016年1月20日水曜日

松浦亜弥コンサートツアー2004秋 「松 クリスタル」 前編

 おかげさまで200本目の投稿記事になります。今回は、僕が松浦亜弥さんのファンになるきっかけとなった、「松クリスタル」についてです。

 「松 クリスタル」は、松浦亜弥さんの2004年秋のコンサートツアーで、9月18日にハーモニーホール座間からスタートしました。大都市中心だった前回とは打って変わって、地方のホールを中心にまわっていたようです。このツアーでは、1会場での2日間公演というのは、あまり無くって、22日で19会場をまわり、11月30日の佐賀市文化会館 がファイナルとありました。21日茨城、23日浜松、25日大分、28日宮崎、30日佐賀と、かなりの強行軍に思えますが、それだけ体調が戻ってきたと云うことなんでしょうか。
 その中で、9月25日と26日に国立代々木競技場第一体育館で3公演行われたのが、DVDになっている「代々木スペシャル」と呼ばれている公演になります。

 つまり、「代々木スペシャル」は、ツアーの最初の段階で開催されたことになります。その後、全国を回っていったのですが、普通、大箱って、ファイナルにもってくるものですよね。9月に代々木でアリーナライブを行うことは、春のコンサート中から決まっていて、松浦さんも「来てねー」とか云ってます。東京で開催された代々木スペシャルと、その後に地方都市で開かれたコンサートツアーのスケジュールがどういう経緯で決められていったのか、興味のあるところです。
 
 オープニングは、「 YOUR SONG ~青春宣誓~」。ミディアムテンポの聴かせる歌系での始まりは、初めてだと思います。新しい松浦亜弥を予感させるオープニングですね。白い衣装も素敵です。


 姫路から来ていた彼女の母親は、観衆で埋まったアリーナやスタンドを見て、感極まり涙を流したといわれています。このエピソードからも、彼女と彼女の周辺がこのライブにかけていた想いを窺い知ることができます。

 この時の代々木第一体育館のキャパは、花道やサブステージが設置されている部分を除くと、1万人くらいだろうと云うことですから、3公演でのべ3万人っていうことになります。まあ、3万人が参戦したというよりは、1万人が3回参戦したと言った方が実情に近いかも知れません。観衆は、ハロプロファンであっても、必ずしも「あやや」が一推しのファンばかりではなかったようですし、スタンド席には、若干空席があったともいわれています。とは云っても、この時期の「あやや」が1万人近く集めるというのは、大変なことだったと思います。

 2曲目は「恋してごめんね」です。事実上のオープニング曲って感じですが、ホントに楽しそうです。僕もアリーナ席に混ぜて欲しいです。みんなと一緒にサイリューム振りたかったです。


 前回に続いてのゲスト無し、ダンサーさんが4人いるだけの、ソロコンサート。バックバンドなしのカラオケコンサート。アイドル歴4年目で、多少慣れているとは云え、たった1人で1万人を相手にこれだけのパフォーマンスをするというのは、並大抵のハートではできません。僕は、一万人の前に一人で立ったことなど無いんで想像もつかないんですが、もの凄い人間圧だと思います。特に「あやや」は、ファンに支えられているのではなく、ファンを引っ張っていくタイプのタレントですから、尚更その凄さがわかります。

 と、思えば、こんなバラードだって歌っちゃうんですよ。


 この守備範囲の広さが「あやや」ですよね。感情込めまくって歌っていますけど、あまり嫌味になってません。この頃が「THE LAST NIGHT」が一番似合っていたときだと思います。
 曲のラストにある沈黙の14秒ですが、ヘッドフォンで聴くとバックで無神経な声援が飛んでます。これについては、「あやオタ」を自称するファンは、かなりのご立腹だったようです。まあ、1万人もいれば色々なスタンスのファンが集まってきますから、仕方の無いことではあります。
 沈黙の時間は、公演をやる度に長くなっていったようですが、さすがに14秒は、長すぎるようにも思います。見ているこっちが心配になりますからw

 と、思えば、今度はこれです。


 良く体が動きますね。これまた、見ているこっちが心配になってしまいます。コミカルソングって云うんでしょうか、此の手の曲で演じることと歌うことを両立させるのって、凄く大変なことだと思います。普通は、歌うだけで精一杯なんで、演じきれないと思います。この曲をカバーしているほとんど全ての後輩たちがそうです。唯一「嗣永桃子(ももち)」だけは、歌を多少犠牲にしてでも、演じることに集中するタイプのようですがw

 と、思えば、今度は、これです。


 素晴らしいですね。YouTubeでも視聴回数125万回越えです。動画にもたくさんの絶賛コメントが寄せられています。僕も数え切れないくらいリピートしました。この曲のリリースは、10月20日ということですので、このライブでは、リリース前のご披露ということになります。でも、僕は、この後のどのテイクより、この代々木のテイクが好きなんです。他のテイクだと、可愛く歌おうっていう姿勢が透けて見えてしまうんです。代々木のテイクが、一番素直で、一番心に響きます。歌詞の内容から云うと、過ぎ去った恋の物語ですから18才には、ちょっと早い筈ですが、「あやや」自身がお前何才だよって感じですから、このくらいの雰囲気がピッタリに思います。
 そして、何よりも凄いのは、この曲が「Yeah!めっちゃホリディ」→「トロピカ~ル恋して~る」→「渡良瀬橋」という流れの中で歌われていることです。この直交するベクトルともいえる2曲を、同一の歌手が同一のライブの中で歌うということ。それを可能にする松浦亜弥の希有な才能。たった1本の動画で聴く者を魅了してしまう、松浦亜弥というタレント。

 僕は、その世間が忘れ去ろうとしている才能を、もう一度この世に知らしめるために、動画にコメントを寄せ、このブログを開設したのでした。
 この動画に出会わなければ、松浦亜弥の魅力に気づくことも無く、アイドルに関心を持つことが無ければ、初音ミクに出会うことも無く、こんなブログを開設することも無かったわけです。


 あれもこれもっていう感じで1つ1つ紹介していったらキリが無いですね。でも、どれもカットできなくて、だいぶ長くなってしまいました。今回は、前編ということで、ここまでにしておきます。

2016年1月17日日曜日

「チョコレート魂」 松浦亜弥

 歌は1分58秒からです。


 バレンタインのシーズンが始まりました。近所のスーパーでも特設のチョコレート売り場ができています。ただ、近年、若者の草食化などの影響で、バレンタイン商戦は低調なんだそうで、市場規模はハロウィンに完全に抜かれているそうです。このままだと恵方巻きに抜かれるのも時間の問題というか、もしかしたら既に抜かれているのかも知れません。
 
 僕は、甘い物が好きで、チョコレートも大好きなんですが、この時期って、男である僕は、チョコを何となく買い難くなるんです。「けっして、チョコを貰えないから、仕方なく自分で買っているんじゃ無くって、元々、チョコが好きで、いつも買っているんです。」って、声に出せない言い訳をしながら買うことになるんで、どうもイヤなんですよ。

 一昔前には義理チョコとか、ちょっと前には友チョコなんかも云われてましたけど、ホワイトデーが始まってからは、お返しが面倒なんで、僕は絶対欲しくありません。正確に言うと、面倒と云うより、お返しを考えることが辛いんです。こんなのじゃ変に思われるかなとか、考え過ぎちゃって、どんどん自分を追い込んじゃうんですよ。

 そう云えば、もう何十年も前のことなんですけど、1回だけチョコレートをもらったことがありました。まだ義理チョコなんて言葉の無かった昔の話です。

 僕が中学3年生の時のことです。チョコをくれたのは、同じ部活動の1つ年下の女の子でした。ただ、僕は当時、理系小僧のミリタリーオタクでしたので、そういうことには完全に疎い男子でした。僕は、リアクションの取り方が全く分からなかったんです。

 彼女の名前さえ思い出せないくらい昔の話です。ただ、もらったチョコは、赤い箱に入った、大きなハートのチョコでした。もらったことを家族にも話さなかった僕は、机の引き出しに入れたそのチョコを、何日かかけて少しずつ割っては食べていました。

 それからは、そのことを思い出す度に、何ともやるせない気持ちになったものです。誓って言いますが、彼女を作り損ねたことを悔やんでるわけでは無いんですよ。彼女の行動に対して、最低限の礼儀を持って応えることすらできなかった自分が情けなかったんです。
 休みの日に映画に誘う、とまでいかなくとも、何かしらの行動をとるべきたっだのではなかったのか。なのに僕は、スルーするという、相手の気持ちを踏みにじる最悪のリアクションしかとらなかったんですから。

 女の子の方がませている年代ですし、恋に恋する時期ですから、たわいもない出来事なんですけど、この時期になると、たまーーーに思い出します。でも、そういう性格って、幾つになっても変わらないんですよね。

 楽曲についての解説は、おいちゃんさんやkorouさんのブログ記事を参照してくださいw

 今日は、早仕舞いします。