2024年3月3日日曜日

JR東海 新CMが「静岡」愛に溢れているらしい。

JR東海「新幹線」の新CMが公開されました。JR東海のCMは、素敵なものが多いですよね。まあ、新幹線は、走っているだけで格好いいからCMも作りやすいのかもしれません。過去に何度も貼り付けさせていただいてますが、新幹線と云えば、やはりこれでしょう。

で、この前まで使われていたのが、「賀来賢人」さん出演のこちら。

格好いいですよね。良いCMであることは間違いありませんが、まさか、この曲が車内チャイムになるとは思いませんでした。

さて、今年もダイヤ改正に合わせて、CMが新しくなりました。キャッチフレーズは、「いこう。待ってる人がいる。」。出演は、大河女優「吉高由里子」さんです。

新CMは静岡駅が舞台。インタビュー記事によると「今回、静岡駅は3月のダイヤ改正で16年ぶりに『ひかり』が増えて、ますます便利にご利用いただけるタイミングにもなっているので・・・」だそうです。

改正と云っても、東海道新幹線のダイヤはガチガチですから、ほとんど変わることがなかったのですが、今回の改正では、静岡県東部の僕らにも嬉しいことがあったんですよ。

今までは下りの始発が6時51分だったんですが、それが6時14分発になりました。凄いでしょ、30分以上早くなりました。で、そのまま「こだま」に乗ってても良いんですけど、静岡駅で「ひかり」に乗り換えると、何と8時13分に新大阪に着けるんですよ。京都には8時前に着くことができます。今までは、この「ひかり」に乗ろうとすると、東海道線の始発鈍行で1時間かけて行くしかなかったんですから、利便性爆上がりです。

CMとしては、前作の方が良かったように思いますけど、どうでしょうか。吉高さんの出番が少ないのは、今回のCMコンセプトが「待っている人」ですから、致し方ないところでしょう。


さて、この吉高さんのシーンは、実際に走行している「のぞみ」の1両を貸し切って撮影したそうです。JR東海が、自社の車両を使って撮影するときも、貸し切りって云うんですね。けど、「のぞみ」に乗って降りてくるのが、静岡駅の改札口ってのも・・・

そして、静岡駅の改札口のシーン。牧瀬里穂さんの時は、旧名古屋駅の終電後に撮影したそうですけど、今回は、自然な光の中で、ということで日中に撮影を行ったそうです。スタッフは、エキストラを入れて総勢80人。つまり、周りにいる乗降客は全てエキストラさんであります。そりゃそうですよね。周りで「あっ、吉高だ!」みたいなリアクションとられたら撮影になりませんから。でも短い時間とはいえ、県庁所在地の駅で、営業中に改札口を止めても大丈夫ってのも複雑な気分です。

静岡市は、全国に20ある政令指定都市の中では人口69万人と最小で、若者を中心に人口流失が止まりません。沿線の自治体では、首都圏の大学に新幹線通学する場合は、補助金を出しているそうです。東京に下宿しちゃったら、もう戻ってきませんからね。

CMでは、他にも静岡愛に溢れたシーンがあるとのことでしたが、画面に映っていた「うなぎパイ」と「治一郎」は浜松じゃなかったかなぁ。折角、静岡を出すのなら、例えば・・・?

まあ、ツッコみどころはいろいろありますけど、「1本早いので帰れそう」とか「乗ったらラインしてね」なんてのは、新幹線を普段使いしている人たちのあるあるですし、「直接会うのは、初めて」なんていう台詞も今を表していて面白かったです。

東海道線の鈍行も昔よりは速くなりましたし、高速バスも安くて便利ですけど、やっぱり新幹線が良いです。行きは高速バスでも、帰りは新幹線でってことも多いですしね。新幹線乗客歴50年以上、0系の頃から新幹線と暮らしてきましたから、JR東海が静岡愛に溢れているように、静岡県人、特に沿線の住人は、新幹線愛に溢れているわけです。

お終いに「UA」のフルコーラスバージョンを。


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